JPS5916541A - 除，吸湿性複合材料（３）

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】本発明は、除、吸湿１機能のある複合材料に関するもの
である。

雰囲気中の湿気の除湿には通常シリカゲルが使用されて
いる。シリカゲルの除湿能および除湿速度は、その表面
積に依存するので、シリカゲルは通常粉粒状のものが使
用され、多孔質１通気性の容器に入れられて使用されて
いる。

したがって現状のものでは、除湿はこの通気性。

多孔質容器を通して行われ、除湿が速やかに行われない
欠点がある。寸だ用途によっては、この様な形態（粉状
体）のものでは使用できない場合がある。自由な形に成
形でき、しかもシリカゲルは直接雰囲気と接触すること
が望ましい。

本発明は、この様なニーズに基づいてなされたものであ
り、湿潤性、吸水性のある多孔質高分子材料で粉粒状の
シリカゲルを結合、固形化したものは、自由な形に成形
でき、しかも吸湿、吸水能が著しく優れているという全
く新しい知見に基づいてなされたものである。

本発明の要旨は。

湿潤、吸水性のある多孔質高分子材と該高分子材に結合
５分散するシリカゲル粉粒体から成ることを特徴とする
除、吸湿性複合材料である。

次に本発明の製造方法について説明する。

（１）　　シリカゲル粉末の調整吸湿能を高めるためには１表面積を大きくすることが必
要である。このだめに本発明のシリカゲルは、微粉砕化
したもの、好しくけ、コロイド状の粒子を使用すること
が望捷しい。粒子がコロイド化することによって、空気
中の水蒸気の吸着が活発になってくる。

（２）成形、焼成バインダーとして、水に対して湿潤作用のある多孔質高
分子を使用して、これを上記シリカゲルの微粉と混合し
、金型で成型する。

成形体′は、多孔質にする必要があるので、成形圧力は
、必要最小限にとどめる。

次にこれを焼成する。温度は、シリカゲルの結晶水の分
解温度以下にする。

本発明で使用する多孔質高分子は１例えば次の様な性質
を有するものである。

（１）臨界表面張力（濡れ性のパラメーター）４８　（
ｄｙｎｅ／ｃｍ　）。

尚テフロンは１８．吸水性のあるナイロン−６は４２で
あり９本発明のものは、これよりも濡れ性は優れている
。

（２）湿潤張力（３ｍｌ水滴）、５７．４　（ｄｙｎＣ／ｃｍ　）　、吸水速度１００
〜１４０　ｍｉ／７ｉ　。

吸水時間　２秒以内。

本発明の多孔質高分子は上記した様に、濡れ性。

湿潤性、共に著しく優れているので、シリカゲルの吸湿
作用を阻害することなく、むしろ吸湿、吸水を積極的に
促進させる働きがある。

しかも高分子内の気孔は、互に連通連結しているので、
雰囲気ガスは内部捷で、容易に拡散、浸透し、除湿が速
やかに促進される。まだ空気中の湿分の吸着能は、臨界
表面張力および湿潤張力と密接に関係しており、臨界表
面張力、湿潤張力共に大きいことが必要である。

本発明材料は色々な形状に成形加工することができるの
で１例えば次の様な用途が考えられる。

（１）各種容器木材そのもので容器を成形加工すると９寸だ小片に加工
して容器内面に貼付すると、除、１〃湿作用のある容器
になる。

（２ン　各種パッケージ木材の高分子材料にはンヨノクアブソーバー的な働きが
あるので、これをパッケージに使用すれば、除服湿性の
あるパッケージになる。従来の発泡スチロ−ルの代りに
使用できる。

（３）各種吸、除湿板押入れの中に貼付したり、タタミの下に敷いて、除湿、
吸湿する。

【特許請求の範囲】