JPS5916512Y2 - 分離過給エンジン - Google Patents
分離過給エンジンInfo
- Publication number
- JPS5916512Y2 JPS5916512Y2 JP4784480U JP4784480U JPS5916512Y2 JP S5916512 Y2 JPS5916512 Y2 JP S5916512Y2 JP 4784480 U JP4784480 U JP 4784480U JP 4784480 U JP4784480 U JP 4784480U JP S5916512 Y2 JPS5916512 Y2 JP S5916512Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- supercharging
- cylinder
- valve
- passage
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は吸気通路とは独立した過給通路をもつ分離過給
エンジンに関する。
エンジンに関する。
自動車用エンジンにおいて、全開出力の向上をはかるた
めにターボチャージャを備え、吸気の全量を過給するよ
うにしたものが知られているが、この全量過給方式では
過給機(ターボチャージャ)の容量が大きく、とくに過
給効率の下がる低中負荷域では駆動に伴う出力損失も無
視できないという問題があった。
めにターボチャージャを備え、吸気の全量を過給するよ
うにしたものが知られているが、この全量過給方式では
過給機(ターボチャージャ)の容量が大きく、とくに過
給効率の下がる低中負荷域では駆動に伴う出力損失も無
視できないという問題があった。
そこで、吸気通路とは独立して設けた過給通路と、エン
ジン吸入行程の終了付近から圧縮行程の初期にかけて開
弁する第3弁とを設けることにより、吸気終了後にシリ
ンダ内へ過給気を追加導入するようにして、全量過給方
式に比べて過給機(過給ポンプ)の容量を著しく削減可
能とした分離過給システムをもつエンジンが提案されて
いる(例えば、特開昭51−105514号公報参照)
。
ジン吸入行程の終了付近から圧縮行程の初期にかけて開
弁する第3弁とを設けることにより、吸気終了後にシリ
ンダ内へ過給気を追加導入するようにして、全量過給方
式に比べて過給機(過給ポンプ)の容量を著しく削減可
能とした分離過給システムをもつエンジンが提案されて
いる(例えば、特開昭51−105514号公報参照)
。
ところで、この場合、過給ポンプとして、多気筒エンジ
ンの一部気筒を利用することが考えられているが、過給
ポンプの吐出タイミングと各気筒の過給タイミングとの
関係から、過給率が気筒間で不均一となる傾向がみられ
た。
ンの一部気筒を利用することが考えられているが、過給
ポンプの吐出タイミングと各気筒の過給タイミングとの
関係から、過給率が気筒間で不均一となる傾向がみられ
た。
本考案はこのような問題を解決するために提案されたも
ので、過給通路のボリュームを各気筒に対して適正に設
定することにより、均等な過給効率が得られるようにし
た分離過給エンジンを提供する。
ので、過給通路のボリュームを各気筒に対して適正に設
定することにより、均等な過給効率が得られるようにし
た分離過給エンジンを提供する。
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図において、エンジン本体1は直列に配置された4
つの気筒から構成されるが、このうち1番目の気筒は過
給ポンプ2であり、残りの気筒#1、 #2. #3.
が通常の作動気筒を形成する。
つの気筒から構成されるが、このうち1番目の気筒は過
給ポンプ2であり、残りの気筒#1、 #2. #3.
が通常の作動気筒を形成する。
したがって過給ポンプ2は点火栓をもたないということ
と、吸込弁3と吐出弁4のバルブタイミングが異なると
いうことを除いて、他の気筒#1〜#3と全く同一に構
成され、吸込弁3と吐出弁4がピストンの運動と同期し
て開閉することにより、クランクシャフトの1回転につ
き1回の割合で吸気通路5の絞弁9の下流から吸込んだ
空気(または混合気)を過給通路6へと吐出する。
と、吸込弁3と吐出弁4のバルブタイミングが異なると
いうことを除いて、他の気筒#1〜#3と全く同一に構
成され、吸込弁3と吐出弁4がピストンの運動と同期し
て開閉することにより、クランクシャフトの1回転につ
き1回の割合で吸気通路5の絞弁9の下流から吸込んだ
空気(または混合気)を過給通路6へと吐出する。
これに対して、各気筒#1〜#3は、吸気弁7と排気弁
8とが、一般の4サイクルエンジンと同じようなタイミ
ングでもって開閉し、クランクシャフトの2回転につき
1回の割合で燃焼サイクルを継続する。
8とが、一般の4サイクルエンジンと同じようなタイミ
ングでもって開閉し、クランクシャフトの2回転につき
1回の割合で燃焼サイクルを継続する。
各気筒#1〜#3には、これら吸排気弁7,8の他に第
3弁(過給弁)10が設けてあり、第2図にも示すよう
に、吸入行程の終了付近から圧縮行程の初期にかけて開
弁し、過給通路6からの加圧空気(過給気)をシリンダ
内へ追加導入する。
3弁(過給弁)10が設けてあり、第2図にも示すよう
に、吸入行程の終了付近から圧縮行程の初期にかけて開
弁し、過給通路6からの加圧空気(過給気)をシリンダ
内へ追加導入する。
そして本考案では、各気筒#1〜#3への過給通路6か
らの分岐通路11 A、 11 B、 11 Cにそれ
ぞれチェック弁12A、 12B、 12Cが介装され
、過給気の逆流を防止するとともに、分岐通路11 A
、 11 B。
らの分岐通路11 A、 11 B、 11 Cにそれ
ぞれチェック弁12A、 12B、 12Cが介装され
、過給気の逆流を防止するとともに、分岐通路11 A
、 11 B。
11 Cのボリュームを後述する過給圧力との関係にも
とづき過給気の重量流量が同一となるように規制してい
る。
とづき過給気の重量流量が同一となるように規制してい
る。
第2図に示すように、気筒#1〜#3はクランクシャツ
1−が2回転する間に、それぞれ240°の位相差をも
って順々に燃焼が行われるが、これに対して過給ポンプ
2はフラッフ2回転につき2回の吐出を行い、本実施例
では気筒#2の過給タイミングに合せてこのうち1回の
吐出が行われるように設定しである。
1−が2回転する間に、それぞれ240°の位相差をも
って順々に燃焼が行われるが、これに対して過給ポンプ
2はフラッフ2回転につき2回の吐出を行い、本実施例
では気筒#2の過給タイミングに合せてこのうち1回の
吐出が行われるように設定しである。
つまり、気筒#1の過給タイミングをイ、以下同じよう
に気筒#2を口、気筒#3を八として、さらに過給ポン
プ2の2回の吐出タイミングを二、ホとすると、ホ9口
が一致するようになっている。
に気筒#2を口、気筒#3を八として、さらに過給ポン
プ2の2回の吐出タイミングを二、ホとすると、ホ9口
が一致するようになっている。
ところで、過給ポンプ2から、吐出される空気圧は吐出
弁4の開閉に伴って脈動的に変化し、またチェック弁1
2A〜12C下流の分岐通路圧力も第3弁10の開閉に
伴って同しく脈動的に変化する。
弁4の開閉に伴って脈動的に変化し、またチェック弁1
2A〜12C下流の分岐通路圧力も第3弁10の開閉に
伴って同しく脈動的に変化する。
したがって分岐通路11A〜11 Cに蓄えられる過給
気重量はこれらの脈動差圧とそのボリュームにもとづい
て決まる。
気重量はこれらの脈動差圧とそのボリュームにもとづい
て決まる。
いま、この脈動差圧にもとづく過給量を検討すると、ま
ず、過給ポンプ2の吐出行程二にもとづく給気は、その
直前に第3弁10が開いて低圧化している#3気筒に最
も多く送り込まれ、これに対して#1と#2気筒は第3
弁10による過給が行われてからの時間が長いため、は
ぼ同圧であり、供給量は略等しくなる。
ず、過給ポンプ2の吐出行程二にもとづく給気は、その
直前に第3弁10が開いて低圧化している#3気筒に最
も多く送り込まれ、これに対して#1と#2気筒は第3
弁10による過給が行われてからの時間が長いため、は
ぼ同圧であり、供給量は略等しくなる。
一方、過給ポンプ2の吐出行程ホにもとづく給気は、同
時に第3弁10が開く#2気筒で最大となり、次いでそ
の前に過給が終了して低圧化している#1気筒が多く、
#3気筒の過給は最小となる。
時に第3弁10が開く#2気筒で最大となり、次いでそ
の前に過給が終了して低圧化している#1気筒が多く、
#3気筒の過給は最小となる。
これらのことから、吐出行程二、ホに対する合計の過給
量をみると、最大流量は#2気筒で、次いで#1気筒と
#3気筒とがほぼ同一程度となる。
量をみると、最大流量は#2気筒で、次いで#1気筒と
#3気筒とがほぼ同一程度となる。
そこで、#2気筒に対する分岐通路11 Bのボリュー
ムを最小として、分岐通路11Aと11 Cを略等しく
し、(過給圧力P)×(分岐通路ボリュームV)がそれ
ぞれ等しくなるように設定するのである。
ムを最小として、分岐通路11Aと11 Cを略等しく
し、(過給圧力P)×(分岐通路ボリュームV)がそれ
ぞれ等しくなるように設定するのである。
各分岐通路11A〜11 Cのボリュームは、チェック
弁12A〜12Cの位置によって規制することができ、
このチェック弁12A〜12Cは分岐通路11A〜11
Cに流入した過給気の逆流を防止するので、それぞれ
、第3弁10が開いたときにチェック弁12A〜12C
の下流に蓄えられた等重量の過給気が各気筒#1〜#3
に供給されるのである。
弁12A〜12Cの位置によって規制することができ、
このチェック弁12A〜12Cは分岐通路11A〜11
Cに流入した過給気の逆流を防止するので、それぞれ
、第3弁10が開いたときにチェック弁12A〜12C
の下流に蓄えられた等重量の過給気が各気筒#1〜#3
に供給されるのである。
以上のように本考案によれば、過給ポンプからの吐出空
気(混合気)を各気筒#1〜#3に対して均一的に分配
することができ、気筒間の出力バランスを保って、安定
性がよく振動の少ないエンジンを提供できる。
気(混合気)を各気筒#1〜#3に対して均一的に分配
することができ、気筒間の出力バランスを保って、安定
性がよく振動の少ないエンジンを提供できる。
なお、本考案は上記3気筒エンジン以外についても適用
可能であることは言うまでもない。
可能であることは言うまでもない。
第1図は本考案の実施例を示す概略構成図、第2図は各
気筒と過給ポンプとの作動タイミングをあられす説明図
である。 1・・・エンジン本体、2・・・過給ポンプ、3・・・
吸込弁、4・・・吐出弁、5・・・吸気通路、6・・・
過給通路、7・・・吸気弁、8・・・排気弁、10・・
・第3弁(過給弁)、11A〜11 C・・・分岐通路
、12A〜12C・・・チェック弁。
気筒と過給ポンプとの作動タイミングをあられす説明図
である。 1・・・エンジン本体、2・・・過給ポンプ、3・・・
吸込弁、4・・・吐出弁、5・・・吸気通路、6・・・
過給通路、7・・・吸気弁、8・・・排気弁、10・・
・第3弁(過給弁)、11A〜11 C・・・分岐通路
、12A〜12C・・・チェック弁。
Claims (1)
- エンジン回転に同期して駆動される過給ポンプと、吸気
通路とは独立して形成された過給通路と、エンジン吸入
行程終期から圧縮行程初期にかけて開弁じ、過給気をシ
リンダに追加導入する第3弁とを備えた多気筒エンジン
において、過給通路がら各気筒への分岐通路にチェック
弁を介装し、該チェック弁の位置を各分岐通路に蓄えら
れる過給気重量流量が略等しくなるように設定したこと
を特徴とする分離過給エンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4784480U JPS5916512Y2 (ja) | 1980-04-09 | 1980-04-09 | 分離過給エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4784480U JPS5916512Y2 (ja) | 1980-04-09 | 1980-04-09 | 分離過給エンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56149027U JPS56149027U (ja) | 1981-11-09 |
JPS5916512Y2 true JPS5916512Y2 (ja) | 1984-05-15 |
Family
ID=29642841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4784480U Expired JPS5916512Y2 (ja) | 1980-04-09 | 1980-04-09 | 分離過給エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5916512Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-04-09 JP JP4784480U patent/JPS5916512Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56149027U (ja) | 1981-11-09 |
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