JPS59164454A - 自動車用変速機の給油装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車用変速機の給油装置に関する。

ケース内にメインシャフトとカウンタシャフトを互いに
平行に配し、これらシャフト上に歯車列を配列して成る
自動車用変速機にあっては、運転中各歯車及び軸受に潤
滑用オイルを供給してこれら歯車及び軸受の摩耗防止、
過熱防止、騒音低減等を図る必要がある。そして、各歯
車及び軸受へのオイルの供給は、歯車ヲミッションケー
ス内のオイルに浸して歯車の回転によりオイルを飛散さ
せ、この飛散したオイル全ミッションブースの側壁に設
けたオイルガイドにて捕集し、メインシャフト又はカウ
ンタシャフトの軸中のオイル通路に導き、該シャフトの
径方向に設け１こオイル通孔から噴出させていに０ しかしながら、この従来の給油方式ではメインシャフト
系とカウンタシャフト糸へのオイルの供給ｔ’に常時適
正に制御することが困難であった。

本発明は斯かる問題を有効に解決すべく成されたもので
、その目的とする処は、メインシャフト系とカウンタシ
ャフト系へのオイル配分を調整でき、両シャフト系に過
不足なくオイルを供給することができる自動車用変速機
の給油装置全提供するにある。

斯かる目的全達成すべく本発明は、ミッションブース内
に互いに平行に支承されたメインシャフト、カウンタシ
ャフトの各一端面に上方及び両端が開口したオイルガイ
ドを介して給油する装置であって、上記″オイルガイド
は該ケース内の土壁に近接させて前記両シャフトと平行
に配し、該オイルガイドの一端をメインシャフトの一端
面側に連通ずるケース内のオイル通路に、他端ヲカウン
タンヤフトの一端面側に連通ずるケース内のオイル通路
に夫々臨ませ１こことを要旨とする。

以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基づいて詳述
する。

第１図は自動車用変速機の横断平面図、第２図は同縦断
１Ｉｌｔ１面図、第３図はオイルガイド要部の破断側面
図である。

第１図及び第２図に示す変速機１は前輪駆動車両のもの
であり、該変速既１のケース１ａ内には図示の如くメイ
ンシャフト２とカウンタシャフト３が互いに平行に、且
つ回転自在に支承されており、各シャフト２，３上には
歯数の異なる変速歯車群Ｇｔ、　Ｇ２が夫々配列されて
いる。又両シャフト２．３上には第２図に示す如き同期
噛合機構（シンクロナイザ機構）４が設けられている。

この同期噛合機構４はシンクロナイザスリーブ５、シン
クロナイザハブ６等で構成されており、スリーブ５とこ
れに隣接する変速歯車との噛み合い速度を等しくシ１こ
後に、両者の噛み合いを行なわしめるものである。

上記メインシャフト２の一端側（第１図中左端（ｆｉｌ
ｌ　）内部には軸方向に油路２ａが形成され、該油路２
ａからは放射状に複数の油孔２ｂ・が軸方向に一定距離
を隔てて穿設されており、これら油孔２ｂ・・はメイン
シャフト２の外周面に開口しており、歯車群Ｇ１の谷歯
車の軸受又は摺動部に潤滑用オイルを供給する油路を構
成している。同様にカウンタシャフト３の一端側（第１
図中右端ｇ４１ｔｌ　）内部には油路３ａが形成されて
おり、該シャフト３の外周面上には上記油路３ａに連通
ずる複数の油孔３ｂ・・・が開口しており、これら油孔
３ｂ・・は同じく歯車群Ｇ２の各歯車の軸受又は摺動部
に潤滑用オイルを供給する油路を構成している。そして
、両シャフト２，３に形成された油路２ａ、３ａの各開
放端部内にはグース１ａ内壁側に固定された樹脂製のガ
イド部材７，８のパイプ部７ａ、８ａが臨んでいる。

以上のメインシャフト２はクラッチ９にてエンジンのク
ランクシャフト１０端部に固着され１こフライホイール
１１に断接され、該メインシャフト２に伝達される回転
力は変速操作によって選択される一対の歯車を介してカ
ウンタシャフト３に伝達されにカウンタシャフト３は第
１図に示す如く差動装置１２に連結されており、該カウ
ンタシャフト３に伝達される回転力は差動装置１２を介
して該差動装置１２の両側に延出する車軸１３ａ。

１３ｂに伝達され、最終的に車軸１３ａ、１３ｂの端部
に結合される不図示の前輪が回転駆動せしめられる。尚
第１図中１４は後進用のリバースギヤである。

ところで、グース１ａ内の土壁に近接させて第２図に示
す如く上方が開口、シタ板金製のチャンネル状のオイル
ガイド１５が両シャフト２，３に対して平行に配設され
ており、該オイルガイド１５の一端（第２図中左端）は
ケー７１ａの側壁に形成された油路１６内に挿入嵌合さ
れている。該油路１６は更にケース１ａの内壁と前記ガ
イド部材７間に形成される油路１７に連通している。尚
上記油路１．６はグース１ａ内の軸受壁１ｂをプラグ穴
２１からドリルにて穿孔して油路１７に連通される。又
プラグ穴２１は図示の如くプラグ１８にて閉塞されてい
る。

一方、オイルガイド１５の他端（第２図中右端）はケー
ス１ａの側壁に斜めに穿設され１こ油孔１９に連通して
おり、該油孔１９は図示の如くブース１８内壁と前記ガ
イド部材１５間に形成される油路２０に連通している。

以上のオイルガイド１５はその右端側か集油部１５ａｋ
構成腰該集油部１５ａｉ１頁点としてその左端側が下方
に傾斜して（・る。そして、該オイルガイド１５の前記
集油部１５ａには第３図に詳細に示す如き下方に膨出す
る段差部１５ｂ７５ｆ形成されている。

而して両シャフト２，３上に配列された歯車群Ｇ１．　
Ｇ２の回転にエリ、ブース１８下部Ｇで溜ったオイルは
グース１ａ内上方にかき揚げられて飛散し、ケース１ａ
の上部内壁に付看瞳や力；てその自重でオイルガイド１
５の集油部１５ａに落下する。

この集油部１５ａに落下するオイルは傾斜して見・る左
端部１５Ｃに流下するとともに、該集７由音３１５ａの
前記段差部１５ｂに溜る。左端部１５ｃに流下したオイ
ルは油路１６．油路１７、ガイド。

部材７を経てメインシャフト２の油路２ａ内に導カレ、
段差部１５Ｃに溜つ１こオイルは油ＪＬ１９、油路２０
、ガイド部材８を経てカウンタシャフト３の油路３ａ内
に導かれる。そして、夫々のン由路２ａ、３ａ内に４か
れ１こオイルは各シャフト２゜３の回転に伴う遠心力に
よりこれらシャフト２゜３に穿設されに油孔２ｂ・、３
ｂ・を経て各歯車群Ｇｌ、　Ｇ２の軸受部及び摺動部に
供給される。

以上において、オイルガイド１５の集油部１５ａには段
差部１５ｂｋ形成し１こため、該集油部１５ａに落下す
るオイルは直ちに傾斜し１こ左端部１５ｃ側に流下する
ことなく右端側の油孔１９にも必要なオイル供給量全確
保することができ、両シャフト２，３に過不足なく、適
正にオイルを供給することができる。

第４図は本発明の変更実施例盆示す第３図と同様の図で
あるが、本変更実施例はオイルガイド１１５の集油部１
１５ａに堰１１５ｂ’に設けて段差全形成し、これによ
りオイル供給量全制御するようにしたものであり、本実
施例によっても前記第−実流例で得られたと同様の効果
を得ることができる。

以上の説明で明らかな如く本発明によれば、ミッション
ケース内に互いに平行に支承され１こメインシャフト、
カウンタシャフトの各一端部に上方及び両端が開口した
オイルガイドを介して給油する装置であって、上記オイ
ルガイドは該ケース内の上壁に近接させて前記両シャフ
トと平行に自己し、該オイルガイドの一端をメインシャ
フトの一端面側に連通ずるケース内のオイル通路に、他
端全カウンタシャフトの一端面側に連通ずるケース内の
オイル通路に夫々臨ませた１こめ、メインシャフト系と
カウンタシャフト系へのオイル自己分を調整す　゛るこ
とかでき、両シャフト系に過不足なく、合理的にオイル
全供給することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであり、第１図は自動
車用変速機の横断平面図、第２図は同縦断側面図、第３
図はオイルガイド 図、第４図は本発明の変更実施例を示す第３図と同様の
図である。 尚図面中１は変速機、１ａはケース、２はメインシャフ
ト、３はカウンタシャフト、７，８はガイド部材、１５
，１１５はオイルガイド１１５ａは集油部、１５ｂＵ段
差部、１１５ｂは堰である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ミッションブース内に互いに平行に支承されたメ
   インシャフト、カウンタシャフトの各一端面に上方及び
   両端が開口したオイルガイドを介して給油する装置であ
   って、上記オイルガイドは該ケース内の土壁に近接させ
   て前記両シャフトと平行に配し、該オイルガイドの一端
   全メインシャフトの一端面側に連通ずるケース内のオイ
   ル通路に、他端をカウンタシャフトの一端面側に連通ず
   るケース内のオイル通路に夫々臨ませＴここと全特徴と
   する自動車用変速機の給油装置。
2. （２）前記オイルガイドはその中間部が集油部を構成し
   、該集油部を頂点として両端部が下方に傾斜するととも
   に、集油部に段差を有して成ること全特徴とする前記特
   許請求の範囲第１項記載の自動車用変速機の給油装置。