JPH0612294Y2 - 変速機の潤滑構造 - Google Patents

変速機の潤滑構造

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JPH0612294Y2
JPH0612294Y2 JP3622688U JP3622688U JPH0612294Y2 JP H0612294 Y2 JPH0612294 Y2 JP H0612294Y2 JP 3622688 U JP3622688 U JP 3622688U JP 3622688 U JP3622688 U JP 3622688U JP H0612294 Y2 JPH0612294 Y2 JP H0612294Y2
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shift fork
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transmission
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雅治 迫田
克典 西村
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、歯車式の変速機の潤滑構造に関する。
(従来の技術) 一般に、自動車に搭載される歯車式の変速機は、ハウジ
ングの前部壁に軸受ベアリングを介して回転自在に軸支
された入力軸と、該入力軸の後端部に前端部が回転自在
に嵌合されて入力軸の同軸上後方に配設された出力軸
と、該出力軸の下方に平行に配設されたカウンタ軸とを
備えるとともに、上記入・出力軸とカウンタ軸との間に
複数の歯車列を配列させた構成となっている。また、上
記出力軸の後端部は、上記ハウジングの後部壁に軸受ベ
アリングを介して回転自在に嵌合されている。
そして、上記各歯車列のうち互いに隣接する各歯車間に
は、カウンタ軸および出力軸と共に回転しかつ外面に周
溝が形成された環状のスリーブと、該スリーブをその外
面の周溝への係合によりカウンタ軸および出力軸の軸方
向へ操作するシフトフォークとを有してなる同期噛合装
置を備えている(実開昭58−163743号公報参
照)。この場合、エンジン出力軸からクラッチを介して
入力軸に伝達された回転を上記カウンタ軸に伝達すると
ともに、該カウンタ軸の回転を、シフトロッドと連動す
るシフトフォークを介して操作されたスリーブによる同
期噛合装置によって上記複数の歯車列のうちの1つを選
択的に動力伝達状態とすることにより、その選択された
歯車列の歯車比に対応する減速比で上記出力軸に伝達す
るようになっている。また、上記変速機内の底部に溜め
られた潤滑油が主としてカウンタ軸上の各変速用の歯車
の回転に伴って掻き揚げられることにより、該潤滑油が
上記各軸受けベアリングなどの各潤滑部に供給されるよ
うになっている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記掻き揚げ方式による潤滑では、変速機内
の底部に溜められた潤滑油の液面の変動の影響を受け、
常に安定した潤滑が行えない。例えば、急な登坂走行時
などにおいて車両の前後が上下方向に大きく傾く場合、
上記変速機内における潤滑油の油面高さは、登坂走行時
の傾斜面に対して前側となる変速機の前部部分が低くな
る。このため、上記カウンタ軸上の各変速用歯車の回転
に伴って掻き揚げられる潤滑油の油量が傾斜面に対して
前側となる変速機の前側部分で少なくなり、該変速機の
前側部分に設けた軸受ベアリングに潤滑油を十分に供給
することができないという問題があった。
そこで、上記の如く急な登坂走行時の傾斜面に対して前
側となる変速機の前側部分に溜る潤滑油の油量を増やす
上で、潤滑油全体の油量を増やすこと、あるいは別途に
オイルポンプを設けることが考えられる。しかし、上記
前者の如く潤滑油全体の油量を増加させると、通常走行
時(平坦路走行時)の潤滑油の油量としては多いものと
なり、変速機内の底部に溜った量の多い潤滑油の抵抗に
よって、同期噛合装置のシフトロッドを操作する際にス
リーブの移動を重いものにし、シフトチェンジを迅速に
行うことができないという欠点がある。一方、上記後者
の如く別途にオイルポンプを設けると、部品点数の増加
によりコストが高いものとなって低廉化を図る上で不利
なものとなる。
本考案はかかる諸点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、上記従来の歯車式変速機のシフトホー
クおよびシフトロッドに適宜改良を加え、既存する部材
を利用してオイルポンプ機構を構成することにより、例
えば急な登坂走行時の傾斜面に対して前側となる変速機
の前側部分の軸受ベアリングへの潤滑油の十分な供給
を、潤滑油自体の増量や別途のオイルポンプの増設等を
不要にしながら可能とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段は、所定方
向に回転するスリーブと、該スリーブをその外面への係
合により操作するシフトフォークとを有してなる同期噛
合装置を備えた変速機の潤滑構造を前提とする。そして
上記スリーブとシフトフォークとの互いの係合面間に、
該シフトフォークのスリーブ回転方向リーディング側端
部に開口し、スリーブ回転方向トレーリング側に行くに
従って徐々に狭くなる空隙を形成する。さらに、上記シ
フトフォークを支持するシフトロッドの内部に、該シフ
トロッド軸線方向に延びる第1油路を形成するととも
に、該第1油路の油をシフトロッド内より所望の潤滑部
位に対して供給する第2油路を形成する一方、上記シフ
トフォークの内部に、一端が上記空隙のトレーリング側
に、他端が上記第1油路にそれぞれ開口する第3油路を
形成する構成としたものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、変速機内の底部に溜っ
た潤滑油は、入力軸の回転に伴ってカウンタ軸が回転す
るとき、該カウンタ軸上のカウンタ側歯車によって上記
潤滑油が上方に激しく掻き揚げられる。しかる後、上記
スリーブの外周面と、シフトフォークの内周面との互い
の係合面間に設けられた,シフトフォークのスリーブ回
転方向リーディング側端部からスリーブ回転方向トレー
リング側に行くに従って徐々に狭くなる空隙内に、潤滑
油がスリーブの回転によるポンプ作用によって吸上げら
れ、この吸上げられた潤滑油がシフトフォークの内部に
形成された第3油路およびシフトロッド内部に形成され
た第1油路および該第1油路と潤滑部位との間に設けら
れた第2油路を各々介して所望の潤滑部位に対して油が
供給される。これによって、既存するスリーブとシフト
フォークとで互いの係合面間に形成した空隙に、スリー
ブの回転によるポンプ作用を利用したオイルポンプ機構
が構成され、該オイルポンプ機構でもって例えば急な登
坂走行時の傾斜面に対して前側となる変速機の前側部分
に設けた軸受ベアリングへ潤滑油を十分に供給すること
ができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の実施例に係る潤滑構造を備えたFR
(フロントエンジン・リヤドライブ)型自動車の歯車式
変速機1の前部を示し、この変速機1の変速機ハウジン
グ2内には、前端部が図示しないエンジン出力軸にクラ
ッチを介して連結され、後端部がメインドライブベアリ
ング3を介して変速機ハウジング2の前部壁に回転自在
に支持された入力軸4と、該入力軸4の後方において該
入力軸4と同軸上に配設された出力軸5と、該出力軸5
の下方に平行に配設されたカウンタ軸6とを有してい
る。そして、上記入力軸4および出力軸5とカウンタ軸
6との間には、入力軸4および出力軸5上の出力側歯車
7,8,9,10と、これらの出力側歯車7〜10に各
々常時噛合うカウンタ軸6上のカウンタ側歯車11,1
2,13,14とを有する1速用,2速用,3速用,4
速用の歯車機構15,16,17,18が設けられてい
る。尚、上記変速機ハウジング2内の底部には所定量の
潤滑油Xが貯溜されており、上記カウンタ軸6が回転す
るときに、該カウンタ軸6上のカウンタ側歯車11,1
2,13,14によって上記潤滑油Xが上方に激しく掻
き揚げられるようになっている。
上記各歯車機構15〜18の出力側歯車7,8,9,1
0は、入力軸4または出力軸5に対して相対回転可能に
遊嵌され、また、カウンタ側歯車11,12,13,1
4は、カウンタ軸6に一体形成されて該カウンタ軸6と
一体回転するように設けられている。そして、1速用お
よび2速用歯車機構15,16における出力軸5に遊嵌
された出力側歯車7,8の間、3速用および4速用歯車
機構17,18における出力軸5に遊嵌された出力側歯
車9,10の間には、図示しないチェンジレバーの操作
によって上記の遊嵌された各歯車7,8,9,10の1
つを出力軸5に選択的に結合する1−2速用,3−4速
用の同期噛合装置19,20が設けられている。
ここで、上記同期噛合装置19,20のうち、急な登坂
路走行時などに多用する出力軸5の一端部(図では右
側)に配置された1−2速用の同期噛合装置19の構成
を例にとって説明する。該同期噛合装置19は、第2図
および第3図に詳示するように、出力軸5上にスプライ
ン嵌合されたクラッチハブ21と、該クラッチハブ21
の右側側方に位置する1速用出力側歯車7に固設された
第1歯車スプライン22と、上記クラッチハブ21の左
側側方に位置する2速用出力側歯車8に固設された第2
歯車スプライン23と、上記クラッチハブ21の外周に
スプライン嵌合された円弧形状のスリーブ24と、該ス
リーブ24とクラッチハブ21との間に介在された複数
のシンクロナイザキー25と、上記スリーブ24と第1
歯車スプライン22との間に介在された第1シンクロナ
イザリング26と、上記スリーブ24と第2歯車スプラ
イン23との間に介在された第2シンクロナイザ27と
を備えている。そして、上記スリーブ24をその外周面
に形成された周溝24aに係合する半円弧形状の第1シ
フトフォーク28によってクラッチハブ21上を1速用
出力側歯車7方向(図では右側)に摺動させたとき、上
記第1シンクロナイザリング26に形成された溝部26
a,…内を移動する各シンクロナイザキー25によって
第1シンクロナイザリング26が第1歯車スプライン2
3のテーパコーン面に押し付けられ、上記第1シンクロ
ナイザリング26が該スリーブ24に係合することによ
り、該第1シンクロナイザリング26を介してスリーブ
24と第1歯車スプライン23との回転が同期され、し
かる後該スリーブ24がクラッチハブ21と第1歯車ス
プライン22とに跨って嵌合する。これにより、1速用
出力側歯車7が第1歯車スプライン22、スリーブ24
およびクラッチハブ21を介して出力軸5に結合され
る。一方、スリーブ24を第1シフトフォーク28によ
ってクラッチハブ21上を2速用出力側歯車8方向(図
では左側)に摺動させたときには、2速用出力側歯車8
が第2歯車スプライン23、スリーブ24およびクラッ
チハブ21を介して同様に出力軸5に結合される。尚、
27aは、上記第2シンクロナイザリング27に形成さ
れた溝部である。
また、第4図および第5図に詳示するように、上記1−
2速用同期噛合装置19における第1シフトフォーク2
8の一方(第4図では右側)の下端部から上端部(スリ
ーブ24の回転中心上の鉛直線との交点)に至る内周面
は、若干径が大きくかつ外方寄りに偏心して形成されて
おり、該第1シフトフォーク28の左右双方の下端部の
内面には内方側(スリーブ24側)に各々突出する第1
係合爪29aおよび第2係合爪29bが形成されてい
る。上記両係合爪29a,29bの内端面は、上記第1
シフトフォーク28の操作時、矢印方向に回転するスリ
ーブ24の周溝24aに摺接するようになっていて、該
両係合爪29a,29bでもってスリーブ24に対する
係合が円滑になされるようになっている。また、上記第
1シフトフォーク28の一方の第2係合爪29bには、
該第2係合爪29bの略中央部を周方向に延びるコ字状
の溝部30が形成されている。さらに、上記スリーブ2
4の周溝24aの底面(外周面)と、上記第2係合爪2
9bの直上方から外方寄りに偏心して上端部に至る第1
シフトフォーク28の内周面、つまり第1シフトフォー
ク28のスリーブ回転方向リーディング側(第4図では
下側)からスリーブ回転方向トレーリング側(第4図で
は上側)に至る内周面との間には空隙Aが形成されてい
る。上記空隙Aは、上記第1シフトフォーク28のスリ
ーブ回転方向リーディング側からスリーブ回転方向トレ
ーリング側に行くに従って徐々に狭くなるように形成さ
れている。
上記第1シフトフォーク28のスリーブ回転方向リーデ
ィング側つまり空隙Aのリーディング側は、上記第1シ
フトフォーク28の第2係合爪29bの溝部30によっ
て、さらに第1シフトフォーク28のスリーブ回転方向
リーディング側となるスリーブ24の周溝24aの外周
面上に端部を開口している。また、上記第1シフトフォ
ーク28が一体的に支持され、上記出力軸5およびカウ
ンタ軸6と略平行に配置されたシフトロッド31の内部
には、略中央部から前端部にかけて該シフトロッド31
の軸線方向(図では左右方向)に延びる第1油路32が
形成されている。また、上記第1油路32の前端部(図
では左側)には、上記変速機ハウジング2内に形成さ
れ、上記シフトロッド31の下側からメインドライブベ
アリング3側に至る第2油路33の一端が連結されてい
る。上記第2油路33の他端部は、上記メインドライブ
ベアリング3の前方空間に開口している。
さらに、上記第1シフトフォーク28の内部には、一端
が上記空隙Aのトレーリング側に、他端が上記第1油路
32の後端部(図では右側)にそれぞれ開口する第3油
路34が形成されている。そして、上記各油路32,3
3,34は、上記第1シフトフォーク28の係合爪29
aの溝部30から空隙Aないし第1,第2油路32,3
3を介してメインドライブベアリング3の前方空間に至
る潤滑系路35を構成している。また、上記スリーブ2
4の周溝24aの外周面に対応するカウンタ軸6の外周
面上には、周方向全体に突設された潤滑油掻き揚げ用の
鍔部36が設けられていて、該鍔部36によって、上記
出力軸5側の周溝24aの外周面に対する潤滑油Xの掻
き揚げを積極的なものにしている。
尚、第1図中、37は、入力軸4の後端部に形成された
中空部内に設けられ、出力軸5の前端部を回転自在に嵌
合するパイロットベアリングである。また、38は、3
−4速用同期噛合装置20におけるスリーブ39を3速
用出力側歯車9方向または4速用出力側歯車10方向に
それぞれ移動させるための第2シフトフォークである。
次に、上記実施例の作用・効果について説明するが、変
速機ハウジング2内に貯溜された潤滑油Xは、出力軸5
の回転に伴ってカウンタ軸6が回転するとき、該カウン
タ軸6上のカウンタ側歯車11,12,13,14によ
って上記潤滑油Xが上方に激しく掻き揚げられるととも
に、上記カウンタ軸6上に設けられた潤滑油掻き揚げ用
の鍔部36によって潤滑油Xが出力軸5側の1−2速用
同期噛合装置19におけるスリーブ24の周溝24aの
外周面に対して積極的に掻き揚げられる。しかる後、上
記スリーブ24の周溝24aの外周面と、第1シフトフ
ォーク28の一方の下端部から上端部に至る内周面との
互いの係合面間に設けられた第1シフトフォーク28の
スリーブ回転方向リーディング側からスリーブ回転方向
トレーリング側に行くに従って徐々に狭くなる空隙A内
に、潤滑油Xが第1シフトフォーク28の第2係合爪2
9bの溝部30からスリーブ24の回転によるポンプ作
用によって吸上げられる。そして、この吸上げられた潤
滑油Xが第1シフトフォーク28の内部に形成された第
3油路34とシフトロッド31内部に形成された第1油
路32および第2油路33とを各々介してメインドライ
ブベアリング3の前方空間まで積極的に導かれる。これ
により、既存するスリーブ24と第1シフトフォーク2
8とで互いの係合面間に形成した空隙Aに、スリーブ2
4の回転によるポンプ作用を利用したオイルポンプ機構
が構成され、該オイルポンプ機構でもって急な登坂走行
時の傾斜面に対して前側となる変速機ハウジング2内の
前側部分に設けられたメインドライブベアリング3に潤
滑油Xを十分に供給することができる。この結果、潤滑
油自体の増量および別途のオイルポンプの増設が不要と
なり、部品点数の増加を抑えコストの低廉化を図ること
ができる。
尚、上記実施例では、第2油路33の他端部をメインド
ライブベアリング3の前方空間のみに開口させて該メイ
ンドライブベアリング3へ潤滑油Xを十分に供給できる
ようにしたが、リバースギヤによる登坂走行時など潤滑
油が不足気味となる出力軸の後部の潤滑部又は、特殊な
走行時に潤滑油が不足気味となるその他の潤滑部などに
も第2油路の他端部を開口して潤滑油が十分に供給でき
るようにしても良いのは勿論である。
(考案の効果) 以上の如く、本考案における変速機の潤滑構造によれ
ば、上方に激しく掻き揚げられた変速機内の潤滑油が、
既存するスリーブとシフトフォークとによる空隙に、上
記スリーブの回転によるポンプ作用を利用して構成され
たオイルポンプ機構によって吸上げられ、該オイルポン
プ機構でもってシフトフォーク内の第3油路およびシフ
トロッド内の第1油路および該第1油路と潤滑部位との
間に設けた第2油路を各々介して、例えば急な登坂走行
時の傾斜面に対して前側となる変速機の前側部分に設け
た軸受ベアリングに潤滑油が十分供給される。この結
果、潤滑油自体の増量および別途のオイルポンプの増設
を不要にして、部品点数を抑えコストの低廉化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は歯車変速
機の前進4段付近の構造を示す縦断側面図、第2図は第
1図の1−2速用同期噛合装置部分の拡大図、第3図は
第2図における両シンクロナイザリング間の分解斜視
図、第4図は第3油路付近にて切断した第1シフトフォ
ークおよびスリーブの縦断正面図、第5図は第4図のV
−V線における第1シフトフォークの断面図である。 1…変速機、3…メインドライブベアリング、19…1
−2速用同期噛合装置、24…スリーブ、28…第1シ
フトフォーク、31…シフトロッド、32…第1油路、
33…第2油路、34…第3油路、A…空隙、X…潤滑
油。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸と共に所定方向に回転するスリーブと、
    該スリーブをその外面への係合により上記軸方向に操作
    するシフトフォークとを有してなる同期噛合装置を備え
    た変速機の潤滑構造であって、上記スリーブとシフトフ
    ォークとの互いの係合面間には、該シフトフォークのス
    リーブ回転方向リーディング側端部に開口し、スリーブ
    回転方向トレーリング側に行くに従って徐々に狭くなる
    空隙が形成されており、上記シフトフォークを支持する
    シフトロッドの内部には、該シフトロッド軸線方向に延
    びる第1油路が形成されているとともに、該第1油路の
    油をシフトロッド内より所望の潤滑部位に対して供給す
    る第2油路が形成されている一方、上記シフトフォーク
    の内部には、一端が上記空隙のトレーリング側に、他端
    が上記第1油路にそれぞれ開口する第3油路が形成され
    ていることを特徴とする変速機の潤滑構造。
JP3622688U 1988-03-18 1988-03-18 変速機の潤滑構造 Expired - Lifetime JPH0612294Y2 (ja)

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JPH01140066U JPH01140066U (ja) 1989-09-25
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