JPS59163332A - キシリレングリコ−ルを製造する方法 - Google Patents

キシリレングリコ−ルを製造する方法

Info

Publication number
JPS59163332A
JPS59163332A JP58036810A JP3681083A JPS59163332A JP S59163332 A JPS59163332 A JP S59163332A JP 58036810 A JP58036810 A JP 58036810A JP 3681083 A JP3681083 A JP 3681083A JP S59163332 A JPS59163332 A JP S59163332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
xylylene glycol
xylylene
amount
xylylenediamine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP58036810A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS611056B2 (ja
Inventor
Shigeo Yoshinaka
吉中 茂生
Tsukasa Toki
土岐 司
Tomoji Tsuji
辻 智次
Seiji Uchiyama
内山 征二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP58036810A priority Critical patent/JPS59163332A/ja
Priority to US06/566,377 priority patent/US4507510A/en
Publication of JPS59163332A publication Critical patent/JPS59163332A/ja
Publication of JPS611056B2 publication Critical patent/JPS611056B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はキシリレンジアミンと亜硝酸塩を反応させてキ
シリレングリコールを製造する方法に関する。
キシリレングリコールは、ポリウレタン、d(リエステ
ル樹脂等の原料として、また変性剤として、脂肪族グリ
コールと異なる特性を有し、その重要性が認められてい
る。
従来、キシリレングリコールの製法として次の方法が知
られている。
(11キシリレンジクロライドを原料として、これをア
ルカリ化合物の存在下で直接加水分解するか、またはキ
シリレンジクロライドを、一旦ジアセトキシメチルベン
ゼンとした後、加水分解してキシリレングリコールを製
造する方法。
(2+  芳香族ジカルボン酸のエステルを触媒の存在
下に、水素によって還元する方法。
(1)の方法は、それ自体加圧装置が必要であり、反応
に長時間を要する、工程が長く複雑である等の問題点を
有する他に、次のような本質的な欠点がある。すなわち
(1)の方法のw、利であるキンリレンジクロライドは
通常キシレンの塩素化によって製造されるが、この際芳
香核についた2個のメチル基をそれぞれ選択的にモノク
ロル化することが出来ない。塩素化反応においてはメチ
ル基の多塩素化や核塩素化が併発して不要な塩素化物が
副生じ、目的物の収率が低下するばかりでなく、混合物
からの分離精製も容易でない。
(2)の方法は、例えば、特公昭47−22’814に
みられるが、高圧装置が必要な上に副反応を抑制するた
めに転化率を低く抑えるので、目的とするキシリレング
リコールは原料および中間体との混合物として得られ、
混合物からのキシリレングリコールの分離と、分離した
原料および中間体の反応系への循環使用が必要となる。
又この分離操作も容易でなく、1通過収率も低いので工
業的に有利な方法とはいい難い。
本発明者は、かかる従来法の欠点を解消し工業的に有利
なキシリレングリコールの製造法を確立することを目的
に、鉱酸の存在下に、キシリレンジアミンと亜硝酸塩を
反応させ、キシリレングリコールを製造する方法&ζつ
いて検討した。
酸性水溶液中で1級アミンと亜硝酸塩を反応させると、
ジアゾニウム化合物が生じることはよく知られており、
一般にジアゾ化反応と呼ばれている。脂肪族1級アミン
のジアゾ化反応により生じたジアゾニウム化合物は不安
定であり、水により分解してアルコールやオレフィンを
生じることも公知である。
るベンジルアミンまたはその誘導体にジアゾ化反応を行
ない、ジアゾニウム化合物を分解して、アルコール誘導
体を製造する方法は、p−ジエチルアミノメチルベンジ
ルアミンからp−ジエチルアミノメチルベンジルアルコ
ールを合成する如き特殊な置換基を有するごく少数の例
が示されているにすぎず、キシリレンジアミンからキシ
リレングリコールを製造した例は報告されていない。
ベンジルアミン誘導体、%にキシリレンジアミンをジア
ゾ化し、生じたジアゾニウム化合物を分解して、アルコ
ール誘導体を製造する場合タール状の物質が極めて生成
し易く、このために目的とするアルコール誘導体は極め
て低収率に止まる。例えば、通常芳香族第一アミンのジ
アゾ化反応の際に用いられるような、−NH2基あたり
2.5〜3.0モル(キシリレンジアミン1モルあた0
5.0〜6.0モル)の塩酸ヲ加えてキシリレンジアミ
ンのジアゾ化を行なった場合、生成物の大部分はタール
状の物質であり、キシリレングリコールの収率は僅か1
0〜20%に止まる。
このように1ベンジルアミン誘導体をジアゾ化し、ジア
ゾニウム塩を分解する場合罠はタール状の物質が極めて
生成し易く、これがベンジルアミン型化合物のジアゾ化
によりベンジルアルコール誘導体の製造が行なわれなか
った大きな原因であろうと考えられる。
本発明者は鉱酸の存在下にキシリレンジアミンと亜硝酸
塩を反応させ、生じたジアゾニウム化合物を分解して、
キシリレングリコールを製造する反応につき鋭意研究し
た結果、タール状物質の生成は、反応系の水の量及び反
応系のpHと密接な関係があり、これらの値をある範囲
内に調節すること九よりタール状物の生成を抑制シて驚
くべき高収率でキシリレングリコールを製造出来ること
を見出し、本発明に到達した。
即ち本発明はキシリレンジアミンと亜硝酸塩を水及び鉱
酸の存在下反応させてキシリレングリコールを製造する
に際し、原料キシリレンジアミン1重量部当り5重量部
以上の水の存在下、反応系のpHを1.5〜5.0の範
囲に維持しつ〜反応させ、キシリレングリコールを製造
する方法である。
本発明において、キシリレンジアミンとはm−キシリレ
ンジアミン、p−キシリレンジアミンおよびこれらの混
合物を意味し、キシリレングリコールとは、対応するm
−キシリレングリコール、p−キシリレングリコールお
よびこれらの混合したグリコールを意味する。又亜硝酸
塩とは亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム、亜硝酸バリ
ウム等の亜硝酸の無機塩であり、鉱酸とは、塩酸、硫酸
、リン酸等の無機酸を意味す本発明方法の実施にあたっ
ては、回分式方法、連続式方法のいずれをとることも出
来るが、回分式方法を例にとれば次のような方法によっ
て実施することが出来る。
すなわち、反応器に所定量の水、キシリレンジアミンお
よび反応系のpHを1.5〜5、好ましくは2.5〜4
.5とするのに必要な量の鉱酸をとり、0〜100℃、
好ましくは40〜100℃の温度でかくはん状態のこの
混合物に亜硝酸ソーダの水溶液を徐々に加える方法によ
って反応が行なわれる。亜硝酸ソーダを加えるとジアゾ
化反応が起り、同時に生じたジアゾニウム化合物の分解
反応も併発するので、窒素ガスの発生がみられる。
反応は発熱反応なので加熱度を調節し、必要に応じ冷却
除熱して反応温度を所定の温度に維持し、所定の速度で
亜硝酸ソーダを加えながら、反応を進行させる。亜硝酸
ソーダを加えながら反応を行なっていくと、反応系のp
Hは次第に高くなっていく。pHが5より高くなると、
反応が円滑に進行しなくなるので、pH値の上昇に応じ
て、適宜鉱酸を加え、反応系のpHを常に1.5〜5、
好ましくは2.5〜4.5の範囲に維持しながら反応を
実施する。
このようにして、所定量の亜硝酸ソーダを加え終った後
、更に所定の温度でかくはんを続け、ガスの発生が殆ん
どなくなったら反応を終了する。
反応器に仕込む水の量は反応を開始する時点において反
応させるキシリレンジアミン1重量部に対して5重量部
以上、好ましくは8〜20重量部である。水の量が5重
量より少ないと縮合物の副生が多くなる。水の量が多い
ときは反応面からはさしつかえないが容積効率が悪くな
り、反応液の処理の面でも不利となる。
最初、反応器に仕込む酸の量は、キシリレンジアミンの
有するアミノ基に対して当量よりも小過剰で、反応系の
pHが1.5〜5、好ましくは2.5〜4.5の範囲に
維持される量であ亜硝酸ソーダを加えながら反応を行な
うと、pHが次第に上昇するのでpHを1.5〜5、好
ましくは2.5〜4.5に維持するように鉱酸を適宜追
加しながら反応を行なうが、最終的に使用した鉱酸の量
を反応の最初から全量反応系に譬士加えて反応を実施す
るよりも、反応系のpHが1.5〜5、好ましくは2.
5〜4゜5に調節されるように、鉱酸を追加添加しなが
ら反応を実施する方がタール状物質の副生が少なく、キ
シリレングリコールの収率を高めることが出来る。
ジアゾ化反応およびジアゾニウム化合物の分解反応は0
〜100℃、好ましくは40〜100℃、更に好ましく
は70〜100°Cで実施される。反応温度40°C以
上、特に70℃以上では、亜硝酸塩を加えながらのジア
ゾ化反応とともにジアゾニウム化合物の分解反応が併発
して進行し、反応を一段で実施することが出来る1かり
でなく、他の条件との相乗作用によりタール状物質の副
裳を抑制する効果もある。
反応温度が70℃以下、特に40°C以下の場合には、
ジアゾニウム化合物の分解カ遅く、シたがって、ジアゾ
化反応終了後あらたに昇温しでジアゾニウム化合物を完
全に分解し、キシリレングリコールとすることが必要で
ある。
反応に用いる亜嘩酸塩の量は、特に限定されないが、反
応を効率よ〈実施するためKは、キシリレンジアミンの
有するアミ7基に対して若干過剰の亜硝酸根を用いるの
が望ましく、亜硝酸根/キシリレンジアミンのモル比で
表わして2.0〜2.5の比率で用いるのが望ましい。
反応は前記のように、所定温度でかくはん下のキシリレ
ンジアミンと鉱酸の水溶液に亜硝酸塩め水溶液を徐々に
加えながら行なう。反応系への亜硝酸塩の添加は、20
分〜5時間、好ましくは30分〜6時間で行なう。
反応は、発熱反応であり、窒素ガスの発生を伴うので、
反応装置の能力に応じて除熱、窒素ガスの排出が適正に
行なわれるような速さで亜硝酸塩の添加を実施すればよ
い。
所定量の亜硝酸塩を加え終ったら、70〜100℃の温
度で更にしばらくかくはんを続け、ガスの発生が少なく
なるか殆んどみられなくなった時点で反応を終る。
反応終了後の混合物は、酸性なのでアルカリを加えて中
和した後、常法により処理しキンリレングリコールを分
離回収する。
本発明によればキシリレンジアミンから常圧下、の反応
で容易に高純度のキシリレングリコールを好収率で製造
することが出来る。
実施例−1 攪拌装置、温度計、pHメーター、亜(11)酸ソーダ
水溶液供給用装置、滴下ロト(酸の添加用)およびガス
排出口兼用の冷却器を有する1Lの反応フラスコに、水
 60Ggとm−キ・ンリレンジアミン 54.5g(
0,40モル)および66%塩酸 81.1g(0,8
0モル)をとりかくはん混合後、加熱して内容物の温度
をioo℃に昇温する。
次に、pHメーター監視下に滴下+−トより少量の15
%塩酸を加え、液のpHを2.5に調整した後、42w
t%濃度の亜硝酸ソーダ水溶液152gを全量をおよそ
2時間で加え終る速蔗で徐々に加える。
亜硝酸ソーダ水溶液を加えると反応が起り、発熱と窒素
ガスの発生がみられる。加熱を調節して内温な100℃
に維持し、攪拌しながら亜硝酸ソーダ水溶液の添加を続
ける。このようにして反応を続けると反応系のp)l 
kL次第に高くなゐので、適宜15wt%濃度の塩酸を
加え、反応系のpHを2.5〜4.5に維持しながら約
2時間で、42wt%濃度の亜硝酸ソーダ水溶液152
gを加え終った。所定のpHを維持するために用いた1
5Wt96塩酸は19.5g、HCAとして0.08グ
ラム当量であった。最初に加えた塩酸と合わせるとHC
βとして0.88グラム当量の塩酸を用いたことになる
所定の亜硝酸ソーダを加え終った後、更“に2O分間1
00°Cでかくはんを続は反応を終了した。
反応液量は879gで、GC分析による反応液中のm−
キシリレングリコール濃度は5,73wt%であった。
これは仕込m−キシリレンジアミン基準のm−キシリレ
ングリコール収率トして91.1%に相当する。
次にこの反応液例少量のカセイソーダ水溶液を加えて酸
を中和し、中性とした後、ロータリーエバポレーターで
反応液中の水を部分的に留去濃縮し、濃縮液297gを
得た。
この濃縮液に1回当り600gのメチルイソブチルケト
ンを加えて6回の抽出を行なった。
6回の抽出液を合わせて、メチルイソブチルケトンを留
去し、残液52.9gを得た。この液を5rrrmHg
  の真空下に蒸留したところ、46゜9gのm−キン
リレングリコールに相当する留分が得られた。これは、
仕込みm−キシリレンジアミン基準のm−キシリレング
リコール収率として84.8%に相当し、GC分析によ
る純度は99.4%であった。
実施例−2 実施例−1と同じ反応装置に水 600gとp−キシリ
レンジアミン 54.5g(0,40モル)および36
96塩酸 81.1gをとり、かくはん混合後加熱して
内容物の温度を95℃に昇温する。
次に、実施例−1と同じように少量の1596濃度の塩
酸を加えて液のpHを2.5に調整した後、42wt%
濃度の亜硝酸ソーダ水溶液を徐々に加え、反応系のpH
を2.5〜4.5の範囲に塩酸でコントロールしながら
95℃の温度で反応を行なった。
このようにして、42wt%濃度の亜硝酸ソーダ水溶液
 144.6gを2時間延わたって加えた後、更に95
℃で20分かくはんして反応を終了した。
所定のpI−Iを維持するために用いた15wt%塩酸
は19−5g、H側として0.08グラム当量であった
。最初に加えた36%塩酸を合わせると、HC召として
0.88グラム当量の塩酸を用いたことになる。
反応液量は872gで、GC分析による反応液中のp−
キシリレングリコール濃度は5.84 wt96であっ
た。これは、仕込みp−キシリレンジアミン基準のp−
キシリレングリコール収率として92.196に相当す
る。
次に1この反応液に少量のカセイソーダ水溶液を加えて
中和、中性とした後ロータリーエバポレーターで濃縮し
た。途中から結晶の析出がみられた。600gになるま
で濃縮し、冷却後結晶をf別した。r液に1回あたり6
00gのメチルイソブヂルケトンを加えてろ回の抽出を
行な゛つた。抽出液を合わせて、これに先に沢別した結
晶を加えて、一旦加熱溶解し、脱油後ろmiHg の真
空下に蒸留を行なった。p−キシリレングリコールに相
当する留分47.6gが得うした。これは仕込みp−キ
シリレンジアミン基準のp−キシリレングリコール収率
として、86.196に相当し、GC分析による純度は
99.7%であった。
実施例−6 実施例−1と同じ反応装置に水 650g。
9696硫酸 40.9gおよびm−キシリレンジアミ
ン 54.5g(0,40モル)をとり、かくはん混合
後加熱して、80℃に昇温する。
次に、少量の20%硫酸を加えて液のpHを2.5VL
調製した後、42wt%濃度の亜硝酸ソーダ水溶液を徐
々に加え、pHを2.5〜4゜5の範囲に塩酸でコント
ロールしながら、反応温度を80℃とし、pHコントロ
ール用の酸として2096硫酸を用いた以外は実施例−
1と同様に反応を行なった。
このようにして、42wt96濃度の亜硝酸ソーダ水溶
液 152gを2時間で加え終った後、更に80℃で3
0分かくはんを続は反応を終了した。
所定のpHを維持するために用いた20wt%硫酸は1
9.6gで、使用した全硫酸量は0゜88グラム当量で
あった。
また、反応液量は887gでGC分析による反応液中の
m−キシリレングリコール濃度は5、56 wt%であ
った。これは仕込みm−キシリレンジアミン基準のm−
キシリレングリコール収率として89 、2961C相
当する。
次にこの反応液を実施例−1と同様に処理して得た粗製
のキシリレングリコールを’rrrrm■■gの真空下
圧蒸留し、45.’5gのm−キシリレングリコール留
分な得た。仕込みm−キシリレンジアミンに対する収率
は82.396で、純度は99.2%であった。
実施例−4 実施例−1と同じ反応装置に水 600 g。
6696塩酸 68.9gおよびm−キシリレンジアミ
ン 46.3g(0,340モル)をとり、かくはん混
合後加熱して内容物の温度を100℃に昇温する。
次に、少量の15%塩酸を加えて液のpHを2.5に調
整した後、実施例−1と同様に、液のpHを2.5〜4
.5の範囲に塩酸で調節しつ〜、42wt%濃度の亜硝
酸ソーダ水溶液を徐々に加える方法により100℃で反
応を行なった。
このようにして、42wt%濃度の亜硝酸ソーダ水溶液
 140gを約2時間で加え、その後更に100’C,
で30分かくはんを続は反応を終了した。
所定のpHを維持するために用いた15wt%塩酸は2
9.0gで、使用した塩酸の合計量は0.799グラム
当量であった。
また、反応液量は859gで、GCり析による反応液中
のm−キシリレングリコール濃度は5 、1o wt9
6であった。これは、仕込みm−キシリレンジアミン基
準のm−キシリレングリコール収率として96.2%に
相当する。
この反応液を実施例−1と同様に処理して、3mm H
gの真空下に蒸留して、m−キシリレングリコール留分
 41.6gを得た。これは、仕込みm−キシリレング
リコールに対するm−キシリレングリコールの収率とし
て88.596であり、GC分析による純度は98.9
96であった。
比較例−1(pHのコントロールがなく、水の量も少な
い例) 実施例−1と同じ反応装置を用い、まず反応器に水 2
40g、36%塩酸 112gおよびm−牛シリレンジ
アミン 68.1g(0゜50モル)をとり、かくはん
混合後、100℃まで加熱する。
次1c、100℃を維持しながら、かくはん下に亜硝酸
ソーダの水溶液を徐々に加える方法により反応を行なっ
た。このようにして、42wt%の亜硝酸ソーダ水溶液
 189gを約2時間で添加し、更に100℃で20分
がくはん後反応を終了した。
反応液量は577gであり、GC分析によるm−キシリ
レングリコールの濃度は7.3゜wt96テアった。こ
れは、仕込みm−キシリレンジアミン基準のm−キシリ
レングリコール収率として61.0%に相当する。反応
液を冷却すると、多量の褐色油状物の存在が認められた
この反応液を中和後口−タリーエバポレーターで370
gまで濃縮後、実施例−1と同様に抽出、脱油操作を行
ない油状の物質 64.9gを得た。これを5rpmH
gの真望下に蒸留したところ、m−キシリレングリコー
ルに相当する留分 56.7gが得られた。蒸留残渣は
黒褐色のタール状物質でその量は28.2gであった。
留出物の仕込m−キシリレンジアミンに対するm−キシ
リレングリコールとしての収率は5゛5 、1961C
相当する。
比較例−2(pHコントロールを実施し、反応温度45
℃の場合) 実施例−1と同じ反応装置を用い、反応温度を45℃と
した以外は、実施例−1と同じ仕込み比率、同じ操作条
件で、pHを2.5〜4゜5の範囲にコントロールしな
がら反応を行なった。
反応を終った段階の反応液量は、881gでGC分析に
よる反応液中のm−キシリレングリコール濃度はxr 
、 62 wt%であった。これは仕込みm−キシリレ
ンジアミンに対するm−キシリレングリコール収率とし
て57.796に相当する。
反応液を冷却すると、多量の褐色タール状物質が認めら
れた。
比較例−3(pHコントロールはしているが水の量の少
ない場合) 実施例−1と同じ反応装置を用い、最初に反応器に仕込
む水(5696塩酸として加えたもの以外)の量を19
3gとした以外は、実施例−1と同じ条件で、pHを2
.5〜4,5の範囲にコントロールしながら反応を行な
った。
反応終了段階の反応液量は472gで、GC分析による
反応液中のm−キシリレングリコール濃度は7 、98
 wt9りであった。これは仕込みm−キシリレンジア
ミンに対するm−キシリレングリコール収率として68
 、1 %に相当する。
反応液を冷却すると多量の油状物の存在が認められた。
比較例−4(pHコントロールをしない場合)実施例−
1と同じ反応装置を用い、実施例−1で所定のpHを維
持するために用いた15wt96塩酸 19.5gを反
応開始前に反応器に仕込ミ、pHのコントロールをしな
かつ、た以外は、実施例−1と同じ条件で反応を行なっ
た。
反応を終った段階の反応液量は881gで、GC分析に
よる反応液中のm−キシリレングリコール濃度は4.9
4wt96であった。これは、仕込みm−キシリレンジ
アミンに対するm−キシリレングリフール収率としてy
8.y96に相当する。
手続補正書(自発)5゜ 昭和58年/7月、バ゛日 特許庁長官 殿 1 事件の表示 昭和58年特許願第56810号 2、 発明の名称 キシリレングリコールを製造する方法 5 補正をする者 4、 補正の対象 明細書「発明の詳細な説明」の欄 補正の内容 明細書20頁、下から4行目〜21頁、11行目 比較例2の全文を削除する 同21頁、下から8行目 「比較例−6」を「比較例−2」と訂正同22頁、下か
ら12行目 「比較例−4」を「比較例−3」と訂正手続補正書(自
効          5昭和58年12月1l12日 特許庁長官 殿 1 事件の表示 昭和58年特許願第36810号 2、発明の名称 キシリレングリコールを製造する方法 5、補正をする者 4、補正の対象 明細書「発明の詳細な説明」の欄 、補正の内容 明細書14頁、5行目 r81.1gJと「をと9」の間に「(0・80モル)
」を挿入 同16頁、5行目 r40.9gJと「および」の間に「(0゜40モル)
」を挿入 同16頁、11行目 「塩酸」を「硫酸」と訂正 同17頁、下から4行目 r68.9gJと「および」の間に「(0゜68モル)
」を挿入 同19頁、2行目 「キシリレングリコール」を「キシリレンジアミン」と
訂正

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. キシリレンジアミンと亜硝酸塩を水及び鉱酸の存在下反
    応させてキシリレングリコールを製造するに際し、原料
    キシリレンジアミン1重量部当り5重量部以上の水の存
    在下反応系のpHを1.5〜5.0の範囲に維持しつつ
    反応させる事を特徴とするキシリレングリコールを製造
    する方法
JP58036810A 1983-03-07 1983-03-07 キシリレングリコ−ルを製造する方法 Granted JPS59163332A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58036810A JPS59163332A (ja) 1983-03-07 1983-03-07 キシリレングリコ−ルを製造する方法
US06/566,377 US4507510A (en) 1983-03-07 1983-12-28 Process for producing xylyleneglycol

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58036810A JPS59163332A (ja) 1983-03-07 1983-03-07 キシリレングリコ−ルを製造する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59163332A true JPS59163332A (ja) 1984-09-14
JPS611056B2 JPS611056B2 (ja) 1986-01-13

Family

ID=12480125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58036810A Granted JPS59163332A (ja) 1983-03-07 1983-03-07 キシリレングリコ−ルを製造する方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4507510A (ja)
JP (1) JPS59163332A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003523966A (ja) * 2000-01-27 2003-08-12 バイエル アクチェンゲゼルシャフト 2,3,5,6−テトラハロゲンキシリリデン化合物の製造方法
WO2012086808A1 (ja) * 2010-12-24 2012-06-28 三菱瓦斯化学株式会社 芳香族アルコール又は複素環式芳香族アルコールの製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1299343B1 (en) 2000-07-04 2009-01-14 Showa Denko K.K. Production method for benzenedimethanol compound
US9051098B2 (en) * 2009-10-19 2015-06-09 Inoflate, Llc Method for pressurizing containers with nitrogen

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2967854A (en) * 1957-02-06 1961-01-10 Diamond Alkali Co P-xylylene diol polyesters
US3422143A (en) * 1964-11-16 1969-01-14 Du Pont Alpha,alpha,alpha',alpha'-tetramethyl-p-xylylenediamine

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003523966A (ja) * 2000-01-27 2003-08-12 バイエル アクチェンゲゼルシャフト 2,3,5,6−テトラハロゲンキシリリデン化合物の製造方法
WO2012086808A1 (ja) * 2010-12-24 2012-06-28 三菱瓦斯化学株式会社 芳香族アルコール又は複素環式芳香族アルコールの製造方法
CN103298772A (zh) * 2010-12-24 2013-09-11 三菱瓦斯化学株式会社 芳香醇或杂环芳香醇的制造方法
EP2657214A1 (en) * 2010-12-24 2013-10-30 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Process for production of aromatic alcohol or heterocyclic aromatic alcohol
EP2657214A4 (en) * 2010-12-24 2014-05-07 Mitsubishi Gas Chemical Co PROCESS FOR PRODUCING AROMATIC ALCOHOL OR HETEROCYCLIC AROMATIC ALCOHOL
US8993774B2 (en) 2010-12-24 2015-03-31 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Process for production of aromatic alcohol or heterocyclic aromatic alcohol
JP5846126B2 (ja) * 2010-12-24 2016-01-20 三菱瓦斯化学株式会社 芳香族アルコール又は複素環式芳香族アルコールの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US4507510A (en) 1985-03-26
JPS611056B2 (ja) 1986-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS59163332A (ja) キシリレングリコ−ルを製造する方法
JPH0825965B2 (ja) シクロプロピルアミンの製造方法
JPS59163331A (ja) キシリレングリコ−ルの製造方法
JP2000256280A (ja) トリフルオロメチルベンジルアミン類の製造方法
RU2240301C2 (ru) Способ получения фторированного соединения бензолдиметанола
JPH10316639A (ja) 5−アミノ−2,4,6−トリヨードイソフタル酸の製造法
JP2613518B2 (ja) 4,4−ジメトキシ−2−ブタノンの製造法
JPS62281846A (ja) N,n,n′,n′−テトラメチル−1.6−ヘキサンジアミンの製造方法
JPH03167144A (ja) フルオロベンゼンの製造方法
JPS59157039A (ja) キシリレングリコ−ルの製造法
CN107915570B (zh) 一种4-溴-1-甲基-2-(三氟甲基)苯的制备方法
JPH10287644A (ja) 高温熱水中におけるラクタムの製造方法
JPH07108870B2 (ja) 2,4−ジ−t−ブチルフエノ−ルの製造方法
JPH0560460B2 (ja)
KR910002281B1 (ko) 베타-레조시놀산의 제조방법
JPH07126198A (ja) アリルブロミド類の製造方法
CN116143635A (zh) 一种9-二氯亚甲基-5-氨基-苯并降冰片烯的制备方法
JPS60222465A (ja) ヒダントイン類の製造方法
JP4087494B2 (ja) 1−アミノ−1−メチル−3(4)−アミノメチルシクロヘキサンの製造方法
JPS6048952A (ja) ジメチルヘキサメチレンジアミンの製造方法
JPS62164656A (ja) シアノイソホロンの製造法
JPS60104037A (ja) 1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸の製造方法
JPH02282345A (ja) 2,4,5―トリフルオロ安息香酸の製造方法
JP4066688B2 (ja) ジアルキルペルオキシドの製造方法
JPS63188635A (ja) 2−t−ブチル−6−アルキルフエノ−ルの製造方法