JPS5916168Y2 - ほぞ取り機におけるバイス芯出し装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はほぞ取り機のバイスの芯出し装置に関するもの
である。

従来技術を第６図で説明する。

従来の芯出し装置は、サポート６の支点軸１５を中心に
長さ調節ポル） １０を備えた芯出しストッパー１１を
回転させ、フレーム１に突き当てて芯出しを行なうもの
である。

ところが回転式のストッパー１１のため、芯出しストッ
パー１１が突き当て面に直角にあたらない場合、芯出し
ストッパー１１に回転力がはたらき芯位置がずれる場合
がある。

また、芯出しストッパー１１を解除し、二点鎖線で示す
ように起立位置の状態で芯移動を行なうと倒れてしまう
という欠点がある。

本考案の目的は従来の欠点をなくシ、確実に位置決めを
行ない、ストッパー解除時に不意にストッパーが復帰し
ないようにすることである。

本考案は、ストッパーの作動、解除を突き当てボルトに
対し直角方向に移動可能とし、解除時にストッパーが復
帰しないように工夫したものである。

フレーム１に正逆ネジを有したスクリュー２に一対のバ
イスプレート３，３′を螺合させ、スクリュー２をサポ
ート６に軸支させ、外端にバンドル４を固定し、ガイド
バー５をフレーム１バイスプレー ） ３．３’に嵌通
させて、サポート６に固定することにより、スクリュー
２、バイスプレート３，３′、ガイドバー５、サポート
６、バンドル４がバイスブロック１４となる。

該バイスブロック１４とフレーム１を移動レバー７とリ
ンク８で連結することにより、移動レバー７によりバイ
スブロック１４が連動する。

移動レバー７を右へ傾すとバイスブロック１４が右へ移
動し、定寸ストッパー９に突き当たり停止する。

尚、フレーム１にはサポート６を嵌通させて両側に定寸
ストッパー９を設け、移動量を調節可能なようにしであ
る。

移動レバー７を戻せば、フレーム１に調節可能に螺入さ
れたボルト１０とサポート６に作動位置と解除位置の間
を移動可能に設けられた芯出しストッパー１１が突き当
り芯位置となる。

芯出しストッパー１１を解除して左へバイスブロック１
４を移動させる場合は、芯出しストッパー１１を持ち上
げサポート６の溝１２にピン１３を掛止させ、移動レバ
ー７を左へ傾せば定寸ストッパー９に突き当たるまで移
動する。

バイスブロック１４を芯位置に復帰させる場合は、右へ
移動させピン１３をサポート６の溝１２がら離脱させ芯
出しストッパー１１を元の位置に戻し、ポル）−１０に
突き当てれば芯位置となる。

本考案によれば、フレームのボルトとサポートの芯出し
ストッパーが直角方向で突き当たるため確実な位置決め
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す平面図、第２図はその
正面図、第３図は第１図のＡ−Ａ線縦断面図、第４．５
図は本考案の使用状態を示す正面図、第６図は従来技術
に示す正面図である。 図において、１はフレーム、２はスクリュー、３はバイ
スプレート、４はバンドル、５はガイドバー、６はサポ
ート、７は移動レバー、８はリンク、９は定寸ストッパ
ー、１０はボルト、１１は芯出しストッパー、１２は溝
、１３はピン、１４はバイスブロック、１５は支点軸で
ある。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一対のバイスプレートを、直交して嵌合するガイドバー
   を案内としてフレーム上に摺動自在に支持し、前記一対
   のバイスプレートには正逆ネジを有するスクリューを各
   々嵌合させてバイスブロックを形成し、スクリューの回
   転により木材を締付けるほぞ取り機のバイスにおいて、
   芯位置を調整する突出量調節自在なボルトを前記フレー
   ム又はガイドバーのいずれか一方に設け、ボルトと接触
   する作動位置とボルトと接触しない非作動位置との間を
   移動自在に設けたストッパ一部材を前記ボルトに対向さ
   せて設けてなるバイス芯出し装置。