JPS621487Y2 - - Google Patents

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JPS621487Y2
JPS621487Y2 JP4548880U JP4548880U JPS621487Y2 JP S621487 Y2 JPS621487 Y2 JP S621487Y2 JP 4548880 U JP4548880 U JP 4548880U JP 4548880 U JP4548880 U JP 4548880U JP S621487 Y2 JPS621487 Y2 JP S621487Y2
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JP4548880U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、荷重伝達径路に過負荷が加わつた場
合に、該荷重の伝達を安全に断ち、必要なときは
電気信号も発生し得るようにしたクラツチ機構に
関する。
トランスフアー装置などにおいては、第1図に
示すように、支点1囲りに揺動するアーム2の先
端を、ブロツク3に設けた上下方向に延びる溝5
に係合させ、ブロツク3にトランスフアーバー4
を固定することにより、アーム2の揺動に合せて
ブロツク3とトランスフアーバー4とを水平方向
に往復動させるようにしたものがある。
しかし、この種の従来のトランスフアー装置に
おいては、トランスフアーバー4が異物に干渉し
た場合、逃げる部分がないため装置を破損するお
それがあるという問題があつた。
本考案は、たとえば上記のトランスフアー装置
などのトランスフアーバー4と揺動アーム2間に
適用して最適な、荷重伝達径路に過負荷が加わつ
た場合、この過大な荷重の伝達を遮断して装置を
保護し得るクラツチ機構を提供することを目的と
する。
以下に本考案のクラツチ機構の一実施例を、上
記トランスフアー装置のトランスフアーバーと揺
動するアームとの間に適用した場合を例にとつ
て、図に従つて説明する。
第2図及び第3図において、10は駆動ブロツ
クを、11は駆動ブロツク10から荷重が伝達さ
れて従動する従動ブロツクを示しており、両ブロ
ツク10,11は互に摺動自在に配設されてい
る。駆動ブロツク10の一側には上下方向に延び
る溝5が形成されており、該溝5にはトランスフ
アー装置の揺動アーム2の一端が係合されてい
る。一方従動ブロツク11は、たとえば断面コ字
形に形成されており、該コ字型の中央に位置決め
部材12を固定して該位置決め部材12と従動ブ
ロツク11との間に形成される凹部にトランスフ
アーバー4が嵌入されボルト13によつて締める
ことにより、トランスフアーバー4は従動ブロツ
ク11に固定されている。従動ブロツク11上に
は駆動ブロツク10のユニツトが載り、ローラ1
4が従動ブロツク11の上面の突出部15の中央
に形成された案内溝16に嵌められることによ
り、両ブロツク10,11は互に摺動自在に結合
されている。
駆動ブロツク10と従動ブロツク11の何れか
一方のブロツク(図示例では従動ブロツク11)
には、第4図に示すように、突出部15の両側面
に案内面17と、該案内面17に対して凹凸する
(図示例では凹状の場合)係合溝18とが形成さ
れている。係合溝18から案内面17への移行部
は適当な角度を有する斜面となつており、過負荷
がかかつた場合に該係合溝18に係合していた後
述する係合駒が案内面17へずれて移行できるよ
うになつている。
駆動ブロツク10と従動ブロツク11のうち、
前記一方のブロツクに対して他方のブロツクに相
当するブロツク(図示例では駆動ブロツク10)
には、その下面に案内ブロツク19がねじ20で
固定されている。この案内ブロツク19には、駆
動ブロツク10と従動ブロツク11間の摺動方向
Aと直角の方向に延びる2本のガイドバー21,
22と、2本のガイドバー21,22の中間にあ
つてガイドバー21,22と平行に延びる付勢調
整軸23の中央部分が嵌入されており、圧入もし
くはねじ等によつて固定されている。ガイドバー
21,22及び付勢調整軸23の両側部には係合
駒24が前記摺動方向Aに対して直角の方向に摺
動自在に嵌着されている。付勢調整軸23の両端
部にはねじが刻設されており、このねじ部にはナ
ツト25が螺合されていてナツト25と係合駒2
4の間にばね26が介装されることにより係合駒
24は案内ブロツク19側に向つて付勢されてい
る。そしてこの付勢力は、ナツト25の螺合位置
を変えることにより、容易に調整できるようにな
つている。係合駒24の先端両側にも斜面が形成
されており、係合駒24の先端は従動ブロツク1
1の係合溝18に嵌入して係合するようになつて
いる。
係合駒24には、駆動ブロツク10に設けられ
た長孔27を通して上方に突出するピン28が固
定されており、駆動ブロツク10に固定されてい
る変位検出手段としてのスイツチ29をピン28
の移動によつてオン、オフし得るようになつてい
る。変位検出手段がスイツチ29からなる場合
は、スイツチ29からの電気信号により、過負荷
がかかつて係合駒24が係合溝18から外れて案
内面17に移行したときに、揺動アーム2の揺動
駆動が停止されるようになつている。
上記構成を有するクラツチ機構は次のように作
動する。まず、揺動アーム2の揺動によつて駆動
ブロツク10が水平往復動され、該水平往復動が
係合駒24と係合溝18との係合を介して従動ブ
ロツク11に伝わり、トランスフアーバー4が往
復従動される。
正常な負荷の伝達時には、係合駒24がばね2
6によつて従動ブロツク11側に付勢されている
ので、係合駒24は係合溝18に係合し、案内面
17側にずれることはない。したがつて、ばね2
6が係合駒24と係合溝18との係合の結合力に
大きく寄与している。
しかし、トランスフアーバー4に何かが当るな
どして、負荷伝達径路に過負荷がかかると、駆動
ブロツク10が従動ブロツク11からずれ、すな
わち係合駒24がばね26の付勢力に抗して従動
ブロツク11から離れる方向に移動し、係合溝1
8から外れて案内面17へとずれる。係合駒24
の移動とともにピン28も一体となつて移動し、
スイツチ29を動作させるので、このスイツチ2
9の出力信号によつて装置を自動停止させるよう
にしておけば極めて安全となる。そして、事故が
解決されたら係合駒24と係合溝18を逆方向に
相対移動させて元に戻すことにより、容易に再び
正常状態に戻すことができる。
上記の説明においては、本考案のクラツチ機構
がトランスフアー装置に適用される場合が示され
ているが、本クラツチ機構はトランスフアー装置
に限らず、過負荷を安全に遮断するための直線方
向伝達クラツチとして使用されてもよいことはい
う迄もない。また、上記実施例の装置において
は、案内ブロツク19の両側に係合溝18と係合
駒24が設けられた場合が示されているが、一側
のみに設けられる場合であつてもよい。
本考案のクラツチ機構によるときは、次に掲げ
る種々の効果を得る。
まず、駆動部と被駆動部との連結部自体がクラ
ツチ機構となつているため、すなわち、トランス
フアー装置にあつては揺動アームとトランスフア
ーバーとの間に直接クラツチ機構が組込んである
ため、直接の過負荷にてクラツチを切ることがで
き、装置を極めて信頼度高く保護することができ
る。
また、係合駒が移動してクラツチが切れると同
時に電気信号を発信し、この出力信号によつて装
置を停止することができるようにしておけば、荷
重の伝達遮断と共に装置を停止するので完全に装
置を保護することができる。
また、ばね付勢される係合駒と係合溝との係合
の離脱によつてクラツチを切るようになつている
ので、ばね力の調整によつて容易にクラツチ限界
を調整することができる他、クラツチの復帰操作
も簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、トランスフアー装置の正面図、第2
図は本考案のクラツチ機構の正面図、第3図は第
2図の−線に沿う断面図。第4図は第2図及
び第3図における従動ブロツクの斜視図、であ
る。 2……揺動アーム、4……トランスフアーバ
ー、10……駆動ブロツク、11……従動ブロツ
ク、17……案内面、18……係合溝、19……
案内ブロツク、21,22……ガイドバー、23
……付勢調整軸、24……係合駒、25……ナツ
ト、26……ばね、28……ピン、29……スイ
ツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 駆動ブロツクと該駆動ブロツクによつて駆動
    される従動ブロツクとを互に摺動自在に配設
    し、一方のブロツクに摺動方向に延びる案内面
    と該案内面に対して凹凸する係合溝とを設け、
    他方のブロツクに前記摺動方向と異なる方向に
    変位可能に支持されるとともに係合溝側に付勢
    した係合駒を設け、過負荷時に係合駒が係合溝
    から案内面にずれて駆動ブロツクと従動ブロツ
    ク間の荷重伝達を断つようにしたことを特徴と
    するクラツチ機構。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載のクラ
    ツチ機構において、前記他方のブロツクに支持
    した係合駒変位方向に延びる軸に係合駒を嵌装
    し、軸先端にねじ部を設けてナツトを螺合さ
    せ、ナツトと係合駒間にばねを介装し、付勢力
    をナツトにより調整可能としたもの。
JP4548880U 1980-04-04 1980-04-04 Expired JPS621487Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4548880U JPS621487Y2 (ja) 1980-04-04 1980-04-04

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JP4548880U JPS621487Y2 (ja) 1980-04-04 1980-04-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56146155U JPS56146155U (ja) 1981-11-04
JPS621487Y2 true JPS621487Y2 (ja) 1987-01-14

Family

ID=29640599

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JP4548880U Expired JPS621487Y2 (ja) 1980-04-04 1980-04-04

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JPS56146155U (ja) 1981-11-04

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