JPS59159715A - 育苗床土の製造法

Info

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】育苗床土（通称焼土）の使用に当たっては、この育苗床
土に籾殻と肥料とを配合させて使用している。

この籾殻は直接使用しないで蒸炊にして使用しているが
、使用者が配合して使用することは厄介である上に、更
に蒸炊を作ること自体も大変な作業であった。

本発明は、かかる欠点を解決したそのまま袋から出して
使用することが出来る便利な育苗床土（有機培土）の製
造法に係るものにして、その構成を添付図面を参照に詳
述すると次の通りである。

床土を加熱（焼き上げる）して殺菌、消きした後、整粒
処理して略同じ大きさの粒土（１）を作る。

この粒土（１）は通気性、通水性１、肥料の吸着性を考
慮すると粒の大きさは１〜５　ｒｒａｎ　、含水率２０
〜２５％が良い。

籾殻を加熱圧縮破砕装置により加熱圧縮破砕して膨軟化
籾殻（２）を作る。

この加熱圧縮破砕装置は、圧力釜の中に籾殻を投入し、
加熱（１００℃以上）しながら圧縮した後、圧縮状態を
急激に解除して籾殻を破砕させて膨らみが良く、吸水力
の秀れた膨軟化籾殻（２）を作るものである。

この粒土（１）に膨軟化籾殻（２）と肥料（３）を投入
し、これら良く混合させて育苗床上を作る。

この粒土（１）と膨軟化籾殻（２）との配合は、粒土（
１）を約８０％、膨軟化籾殻（２）を約２０％が良く、
肥料は、１袋（２ト０中、窒素８．８１−１リン１４）
、カリウム１２１１苦土２ノが良い。

本発明は上述の様に構成したから次の様な特長を有する
ものである。

１　本発明の育苗床土は、粒土（１）と膨軟化籾殻（２
）と肥料（３）より構成されているから使用に当たって
は、直ちに育苗箱の中に入れることが出来るから在来の
使用者が、育苗床土の中に籾殻と肥料を配合して使用す
る方法に比して極めて作業能率の向上を高めることにな
る。

２　在来のように配合の仕方を誤まることがないから安
心して使用することが出来る。

３　この膨軟化籾殻（２）は単なる破砕籾殻ではなく、
加熱圧縮破砕装置により加熱させ乍ら圧縮破砕させたも
ので、膨出し、軟質状態の破砕籾殻である。

にこのため、単ｖ跡ネ水分をはじく破砕籾殻に比して通水
性、通気性が良いから水分を良く吸収し、重くなるので
潅水時の膨軟化籾殻（２）の浮き上がりを防止すると共
に粒土（１）、肥料（３）と良くなじみ、密着が良好と
なる。

勿論、膨軟化籾殻（２）は圧縮時に加熱されるから殺菌
、消毒され、また、籾殻に付着している種子を死滅させ
て雑草の発芽を防止させて粒土（１）、膨軟化籾殻（２
）に密着しているから隙間がなくなり、断面組織が過密
状態であり、このため苗の根張りが良好となる。

かように、本発明は、育苗に最適な有機培土を提供する
秀れた特長を有するものである。

尚本発明の育苗床土は所定社ずつ袋に詰入して販売する
と良い。

昭和５８年３月３日出願人　　有限会社　　嵐北商事考案者　　西　　潟　　−雄

【特許請求の範囲】