JP3393351B2 - 植物栽培用培養土 - Google Patents

植物栽培用培養土

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JP3393351B2 JP06012794A JP6012794A JP3393351B2 JP 3393351 B2 JP3393351 B2 JP 3393351B2 JP 06012794 A JP06012794 A JP 06012794A JP 6012794 A JP6012794 A JP 6012794A JP 3393351 B2 JP3393351 B2 JP 3393351B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、畑地、ハウス土壌、育
苗用培土、鉢土又はベッド栽培用培土等の植物栽培用の
培養土、特に鉢土又は園芸用培土やベッド栽培用培土な
どに好適に用いられる植物栽培用培養土に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、植物を栽培するための培養土とし
ては腐葉土或いはこの腐葉土に天然の土壌を混合したも
のが主として用いられているが、保水性が悪く、植物の
育成に際し、頻繁に水を与えなければならないのであっ
た。
【0003】そこで、最近では以下の培養土が提案され
ている。即ち、 粉末粘度と吸水性合成樹脂との混合
体より成る顆粒状培養土が提案されている(特開昭63
ー279724号公報)。
【0004】又、 完熟堆肥又はビートモス腐植酸質
資材の微粉末と、永久陰電荷を有するアルミノ硅酸塩鉱
物の微粉末とを主成分とし、これらに粘土質資材の微粉
末、及びモンモリロナイト、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリビニルアルコール、リグニンのいずれかからな
るバインダーとを加え、混練、造粒してなる作物栽培用
用土が提案されている(特開昭62ー79714号公
報)。
【0005】更に、 スギ及び/又はヒノキの皮層の
細切物に界面活性剤を添加した人工培土が提案されてい
る(特開平3ー139215号公報)。そして、この場
合、この人工培土に、更に多孔体粒子、バーミキュライ
ト又は保水材を加えることが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の植物栽培用の培
養土は、乾燥された状態、つまり輸送しやすい状態で、
所定量毎に袋詰めされ、流通に供されており、人が開封
し、畑地、ハウス土壌又は育苗用培土として施された
り、適量の培養土を採取して鉢、プランタン又は花壇等
に充填、投与される。
【0007】これらの作業は、手作業で行われるが、冬
期においては、培養土が冷えて手で触れるのが至極苦痛
になり、特に培養土が5℃以下になる地域では手で触れ
る事が敬遠される。
【0008】このために、冬期においては培養土の消費
が著しく低下するのであり、更に、培養土が凍みると、
培養土の取扱性が至極悪くなる上、植物の成長に悪影響
を与える結果、一層培養土の消費が低下する。
【0009】又、従来の植物栽培用の培養土において
は、含水状態のものも用いられているが、この培養土
は、冬期において、乾燥した培養土に比較して一層手に
冷たく感じ易く、手に至極苦痛を与えるため、上述の作
業が著しく行い難くなる。この場合、培養土が凍みる
と、培養土の取扱性が、乾燥したものに比較して、一層
悪くなる。
【0010】本発明は、上記技術的課題を解決するため
に完成されたものであって、植物栽培用の培養基材に
少なくとも空気との接触により発熱する発熱性物質を混
合することにより、培養土の温度を上昇させて、当該培
養土を畑地、ハウス土壌又は育苗用培土として施し易く
したり、培養土を鉢やプランタンに充填、投与したり、
園芸用培土、ベッド栽培用培土又は花壇用培土等として
好適に用いられる植物栽培用培養土を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の植物栽培用培養
土は、上記目的を達成するために、植物栽培用の培養基
材と、少なくとも空気との接触により発熱する発熱性物
質の混合培土からなることを特徴とするものである。
【0012】以下、本発明を更に詳細に説明する。本発
明の植物栽培用培養土は、植物栽培用の培養基材と、少
なくとも空気との接触により発熱する発熱性物質の混合
培土からなるものであるが、この植物栽培用の培養基材
(A)と発熱性物質(B)の混合割合は、用いられる培養基
材と発熱性物質によっても異なるが、一般に、混合培土
(A+B)全体に対し、(B)が3〜85重量%の範囲とす
るのが望ましい。
【0013】本発明の植物栽培用培養土において、混合
培土(A+B)全体に対し、(B)が3重量%未満と少
なすぎると植物栽培用培養土の温度上昇が不十分になる
虞があり、つまり(B)を混合する意味がないのであ
り、一方、85重量%を超えると植物栽培用培養土全体
のバランスが崩れ、植物の栽培に悪影響を与える虞があ
るから望ましくなく、従って、これらの観点より、特に
5〜45重量%の範囲とするのが望ましい。
【0014】本発明において、植物栽培用の培養基材と
しては植物を栽培するための母材となるものであれば特
に限定されるものではない。
【0015】この植物栽培用の培養基材の好ましい具体
例としては土壌、腐食、堆肥資材又はコンポストから選
ばれた少なくとも1種からなるものが挙げられる。
【0016】つまり、本発明で用いられる植物栽培用の
培養基材としては、培養基材が、土壌のみからなるも
の、腐食のみからなるもの、堆肥資材のみからなる
もの又はコンポストのみからなるもの、或いはこの
〜の任意の組み合わせからなるものの他、更にこれ
らに、後述する成分を配合させたものが挙げられるが、
これらのうち、土壌を20〜60重量%、特に30〜5
0重量%を含む培養基材が、製造コスト、栄養のバラン
ス、栄養素の固定化、培養基材の安定性及び蓄熱性等の
観点から有益である。
【0017】しかしながら、植物栽培用の培養基材とし
ては植物を栽培するための母材となるものであれば、特
に厳格な条件が要求されるものではなく、要は、発熱性
物質で発熱させた際、つまり人がこの植物栽培用培養土
を扱うとき、当該培養土全体の温度が10〜20℃程度
に上昇すれば良いのである。
【0018】上記土壌としては天然土壌及び/又は人口
土壌が挙げられる。この天然土壌としては自然界に存在
する土壌であれば特に限定されるものではないが、具体
的には、例えば砂丘未熟土、黒ボク土、多湿黒ボク土、
褐色森林土、灰色台地土、グライ台地土、赤色土、黄色
土、褐色低地土、灰色低地土、グライ土、黒泥土又は泥
炭土等の農耕地土壌、或いは鹿沼土、まつち又はあらき
だ等の特殊土壌、粘土の粉粒体、埴土、埴壌土、砂壌土
或いは腐植土等が挙げられるのであり、これらは単独或
いは2以上を混合したものが挙げられる。
【0019】又、人口土壌としては天然資材を人口的に
加工して形成した培土、或いは人口資材で形成した培土
であれば特に限定されるものではなく、具体的には、例
えば特開昭56ー72005号公報、特開昭62ー17
9324号公報、特開昭63ー226218号公報、特
開昭58ー111612号公報、特開昭64ー3421
5号公報、特開平3ー139216号公報、実開昭64
ー24940号公報、実開平1ー101325号公報又
は実開平4ー16544号公報等に開示されているもの
が挙げられる。
【0020】本発明で用いられる腐食としては、粗腐植
やムルなどの陸成腐食、泥炭や黒泥などの半陸成腐食又
は腐泥などの水成腐食が挙げられる。
【0021】本発明において、堆肥資材としては普通堆
肥(水積み堆肥)、速成堆肥又は特殊堆肥が挙げられる。
【0022】堆肥は稲わら、麦わら、落葉、野草などの
有機物を堆積腐熟させたものの総称であるが、この堆肥
において、普通堆肥(水積み堆肥)は窒素成分を添加せず
に堆積したものであり、速成堆肥は堆積物の発酵を早め
るために、硫安、石灰窒素、下肥などを添加したもので
あり、特殊堆肥は養分以外に特殊な微生物を堆積物に添
加して発酵させたものである。
【0023】本発明で用いられる堆肥資材としては、生
薬を抽出及び/又は搾り出した残滓を主成分とする資材
を堆積腐熟させたものも有益である。
【0024】生薬とは、薬用に供する目的をもって、植
物、動物、鉱物などの自然物の一部を乾燥し、又は、簡
単な加工をしたもの(全形生薬)、これを粗切、中切又
は細切したもの(切断生薬)、全形生薬又は切断生薬を
粗末、中末、細末又は微末としたもの(粉末生薬)及び
細胞内容物、分泌物又はそれらの抽出物などがある。生
薬には、大きく分けると西洋生薬と和漢生薬に分類され
る。
【0025】本発明において、生薬を抽出或いは搾り出
した残滓とは、以下のものが挙げられる。即ち、 薬
用に供する目的をもって、植物、動物又は鉱物などの天
然物の全部或いは一部、或いは動植物の成長したもの、
更にこれらの乾燥物や細片物を水又は温水或いはエチル
アルコール、アセトン、エーテル、アセトン変性エチル
アルコール又は酢酸エチル等の有機溶剤に浸し、更に、
この有機溶剤に酸又はアルカリを加えたものに浸して薬
効成分を抽出した残滓が挙げられる。
【0026】又、 薬用に供する目的をもって、植
物、動物又は鉱物などの天然物の全部或いは一部、或い
は動植物の成長したもの、更にこれらの乾燥物や細片物
から薬効成分を搾り出した残滓、或いは植物、動物又は
鉱物などの天然物の全部或いは一部、或いは動植物の成
長したもの、更にこれらの乾燥物や細片物を抽出剤に浸
し、これから薬効成分を搾り出した残滓が挙げられる。
【0027】そして、本発明者は、最近、薬用の植物、
動物又は鉱物などの自然物から生薬を抽出及び/又は搾
り出した残滓が多量の副産物として得られ、しかもこの
残滓には多量の有効成分が残留しているほか、通常植物
を堆肥するのに比較して、堆肥時間が短いだけでなく、
植物の成長に必要な多量養分元素及び微量養分元素のバ
ランスが良く、且つ保水性が良好で、植物の成長を促進
することに着目して長年にわたって植物栽培用培養土に
ついて検討を重ねてきた。
【0028】その結果、農産物等の収穫量が大幅に増大
する上、品質の優れた農産物が得られるだけでなく、従
来、産業廃棄物として処分していた薬用の植物、動物又
は鉱物などの自然物から生薬を抽出及び/又は搾り出し
た残滓を有効に利用できる上、堆肥の製造の際、周囲に
殆ど悪臭が発生することがないので都市圏でも堆肥の製
造が可能であり、しかも安価に植物栽培用培養土を製造
できることを見いだした。
【0029】ところで、ここにおいて、「主成分とす
る」とは、生薬を抽出及び/又は搾り出した残滓の堆肥
資材が堆肥資材全体の15重量%以上、好ましくは25
重量%以上含有されている意味であり、従って、堆肥資
材がこの堆肥資材のみからなる場合を含む意味で有る。
【0030】堆肥資材中において、この堆肥資材の含有
量が15重量%未満になると、このような堆肥資材を用
いる効果が乏しく意味がないなどの理由より、好ましく
なく、従って、特に25重量%以上含有されているもの
が望ましい。
【0031】この場合において、堆肥資材が、(1)薬用
植物から生薬を抽出及び/又は搾り出した残滓から得ら
れたもの、或いは(2)薬用の動物及び/又は鉱物から生
薬を抽出及び/又は搾り出した残滓から得られたもの、
又は(3)これらの混合残滓から得られたものが挙げられ
る。
【0032】上記薬用植物としては漢方薬或いは民間薬
を問わず薬用に供されるものであれば特に限定されるも
のではなく、具体的には、例えば全草又は茎葉を用い
るもの、花や蕾を用いるもの、種子、果実、果皮を
用いるもの、根又は根茎を用いるもの、木部、樹皮
を用いるもの、等が挙げられる。
【0033】又、上記薬用の動物又は鉱物から生薬を抽
出或いは搾り出した残滓としては、主として牛皮から作
ったニカワの残滓、天然の鉱石から含水珪酸マグネシウ
ムを取り出した残滓、天然の石膏から含水硫酸カルシウ
ムを取り出した残滓又は天然のぼう硝から硫酸ナトリウ
ムの結晶を取り出した残滓等が挙げられる。
【0034】この種、堆肥資材においては、上記薬用植
物の残滓から得られた堆肥資材(C)に、薬用の動物及び
/又は鉱物から生薬を抽出及び/又は搾り出した残滓か
ら得られた堆肥資材(D)を含有させたものも至極有益で
ある。
【0035】このように構成することによって、多量養
分元素や微量養分元素が一層豊富になるだけでなく、植
物の成育に必要な他の栄養素も豊富になり、しかも植物
の成育に、即効性を発現するものと遅効性を発現するも
のの混合状態のものが一層得易いので有益である。
【0036】この場合、上記の(C)と(D)の配合割合
は、この(C)と(D)の全体に対し、(D)が1〜15重量
%、特に5〜10重量%の範囲とするのが望ましく、
(D)の配合割合が1重量%未満では効果が乏しく加える
意味がなく、一方、15重量%を超えると植物の成育に
必要な栄養のバランスが悪くなるだけでなく、保水性が
低下するなどの理由より、好ましくない。
【0037】本発明の植物栽培用培養土においては、バ
ーク堆肥及び/又はピートモスなどの資材(E)を配合し
てなるものも有益である。
【0038】このバーク堆肥とは、広葉樹或いは針葉樹
の樹皮の細片物に、鶏ふんや尿素などの窒素源を加え、
長期間発酵腐熟させたものであり、樹種や添加物の種類
や量、堆積期間などによって種々のものが挙げられる。
【0039】又、ピートモスとは水ごけ泥炭(草炭)を
水洗いし乾燥、粉砕したものであるが、そのままでは、
強酸性なので、本発明においては、消石灰を用いて中和
されたものが配合される。
【0040】これらの資材(E)の配合割合は特に限定さ
れるものではないが、一般に、堆肥資材全体に対し、
(E)が3〜35重量%、特に5〜15重量%の範囲とす
るのが望ましく、(E)の配合割合が3重量%未満では効
果が乏しく加える意味がなく、一方、35重量%を超え
ると他の成分とのバランスが悪くなるので好ましくな
い。
【0041】本発明で用いられるコンポストとしては汚
泥コンポスト、都市ごみコンポスト又は製紙スラッジコ
ンポストが挙げられる。
【0042】本発明の植物栽培用培養土においては、所
望により、粘土粉末、遠赤外線放射性資材、イナわら、
ムギわら、籾殻、米糠、保水材、キレート化合物、魚カ
ス、油カス、製造カス、おが屑、籾殻、樹皮細片物、鶏
糞、馬糞又は骨粉から選ばれた少なくとも1種の資材
(F)が配合されてもよいのである。
【0043】この場合、これらの資材(F)は、堆肥資材
を製造後、そのまま配合しても良く、或いは、薬用の動
物又は鉱物から生薬を抽出或いは搾り出した残滓に混合
し、同時に堆肥にしても良く、これは、用いる用途、成
育する植物、更に使用される季節等によって適宜、選択
決定すれば良いのである。
【0044】そして、これらの資材(F)の配合割合は、
堆肥資材に対し、(F)が0.5〜30重量%、特に2〜
20重量%の範囲とするのが望ましく、(F)の配合割合
が0.5重量%未満では効果が乏しく加える意味がな
く、一方、30重量%を超えると植物の成育に必要な栄
養のバランスが悪くなるだけでなく、保水性が低下する
場合があるなどの理由より、好ましくない。
【0045】上記遠赤外線放射性セラミックとしては、
金属の酸化物や炭化物或は窒化物、更に炭酸塩等が挙げ
られるが、これらは単体として用いても良く、或いは複
合体として用いてもよいのである。上記金属としては、
Na、Mg、Al、Be、Fe、Y、Co、Cu、N
i、Si、Sn、Ti、Cr、Ce、Zr、Ca、T
a、Nb等が挙げられる。
【0046】この遠赤外線放射性セラミックの形状とし
ては特に限定されるものではないが、一般に、粉粒状、
塊状、球状又は楕円状等のものが挙げられる。
【0047】又、本発明で用いられる樹皮細片物として
は、広葉樹或いは針葉樹の樹皮の細片物が挙げられる。
【0048】更に、保水材としては有機質保水材及び/
又は無機質保水材が挙げられる。上記有機質保水材とし
ては、例えばデンプン・アクリル酸グラフト重合体、ポ
リアクリル酸塩系樹脂、酢酸ビニル・アクリル酸塩共重
合体、アクリル酸メチル・酢酸ビニル共重合体、ポリア
クリル酸架橋樹脂、ポリビニルアルコール・アクリルエ
ステル樹脂、アクリル酸ビニルアルコール系樹脂、イソ
ブチレン・無水マレイン酸共重合体、PVA・無水マレ
イン酸共重合体、デンプン・アクリロニトリルグラフト
重合体、ポリエチレンオキサイド系樹脂、デンプン・ア
クリル酸グラフト重合体、ポリアクリロニトリル加水分
解物、カルボキシメチルセルロース架橋物等が挙げられ
る。
【0049】上記無機質吸水剤としては特に限定される
ものではないが、例えばバーミキュライト、シリカ粉、
クレー、タルク、ベントナイト、パーライト又はゼオラ
イト等が挙げられる。
【0050】本発明で用いられるキレート化合物として
はキレート結合を発現するものであれば特に限定される
ものではないが、特にポリアミノカルボン酸類が無機質
栄養素を固定し、その流亡を防ぐので望ましい。
【0051】このポリアミノカルボン酸類の具体的な代
表例としては、エチレンジアミン四酢酸やそのカルシウ
ム塩、鉄塩、マグネシウム塩又はカリウム塩等の金属
塩、トランス−1,2−シクロヘキサンジアミン四酢
酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレンジアミン二
酢酸、3,6−ジオキサ−1,6−オクタンジアミン四
酢酸、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン
三酢酸、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸、
トリエチレンテトラミン六酢酸或いはそれらのカルシウ
ム塩、鉄塩、マグネシウム塩又はカリウム塩等の金属塩
が挙げられるのである。
【0052】本発明で用いられる油カスとしては植物の
種子から採油した残滓であり、具体的には、例えばヤシ
油カス、ツバキ油カス、大豆油カス又はナタネ油カス等
が挙げられる。
【0053】又、本発明で用いられる製造カスとして
は、食品の製造或いは醸造で生じる残滓が挙げられる。
【0054】本発明の植物栽培用培養土においては、上
述の培養基材に、更に繊維資材、パルプ又は陽イオン界
面活性剤、陰イオン界面活性剤又は非イオン界面界面な
どの界面活性剤から選ばれた少なくとも1種の資材
(G)を配合しても良いのである。
【0055】この場合、これらの資材(G)は、培養基材
を製造後、そのまま配合しても良く、或いは、上述の堆
肥資材を製造する際、その原料と混合し、堆肥にしても
良く、これは、用いる用途、成育する植物、更に使用さ
れる季節等によって適宜、選択決定すれば良いのである
が、通常、堆肥にしたものが望ましい。
【0056】そして、これらの資材(G)の配合割合は、
培養基材に対し、(G)が0.5〜10重量%、特に1〜
5重量%の範囲とするのが望ましく、(G)の配合割合が
0.5重量%未満では効果が乏しく加える意味がなく、
一方、10重量%を超えると植物の成育に必要な栄養の
バランスが悪くなるだけでなく、保水性が低下する場合
があるなどの理由より、好ましくない。
【0057】本発明で用いられる繊維資材としては、天
然繊維又は人造繊維が挙げられるのであり、又、この天
然繊維には植物繊維、動物繊維又はロックウール又は石
綿等の鉱物繊維が挙げられる。
【0058】上記植物繊維や動物繊維の具体例として
は、例えば木綿、カポック、マニラ麻、サイザル麻、
絹、ラクダ、アルパカ、羊毛、モヘア又はカシミヤなど
が挙げられる。
【0059】又、人造繊維としては再生繊維、半合成繊
維又は合成繊維が挙げられるが、このうち、再生繊維と
しては、例えばビスコースレーヨン又は銅アンモニアレ
ーヨン等が挙げられるのであり、又、半合成繊維として
は、例えばアセテートが挙げられるのであり、更に、合
成繊維としては、例えばポリアミド系合成繊維、ポリエ
ステル系合成繊維、ポリビニルアルコール系合成繊維、
ポリ塩化ビニル系合成繊維、ポリ塩化ビニリデン系合成
繊維、アクリル系合成繊維、モダクリル系合成繊維、ポ
リオレフィン系合成繊維、フルオロカーボン系合成繊維
又はポリウレタン系合成繊維等が挙げられる。
【0060】本発明で用いられるパルプとしては特に限
定されるものではなく、具体的には、例えば古紙、紙
屑、パルプ残滓又はパルプ屑等が挙げられる。
【0061】ところで、上記界面活性剤は堆肥資材に親
水性を付与し、保水性を改善させるためのものである。
【0062】本発明の植物栽培用培養土においては、植
物の成長に必要な栄養素を含む肥効物質などの資材(H)
を配合してなるものも有益である。
【0063】本発明で用いられる肥効物質としては、肥
料取締法で定められている普通肥料や特殊肥料が挙げら
れる。
【0064】これらの資材(H)の配合割合は、培養基材
に対し、(H)が0.1〜10重量%、特に0.25〜7重
量%の範囲とするのが望ましく、(H)の配合割合が0.
1重量%未満では効果が乏しく加える意味がなく、一
方、10重量%を超えると他の成分とのバランスが悪く
なる上、植物の栽培にとって悪影響を与える虞れがある
から好ましくない。
【0065】本発明の植物栽培用培養土においては、土
壌改良資材(I)を、培養基材に対し、0.5〜15重量
%、特に1〜10重量%の範囲で配合しても良く、(I)
の配合割合が0.5重量%未満では効果が乏しく加える
意味がなく、一方、15重量%を超えると他の成分との
バランスが悪くなるので好ましくない。
【0066】この土壌改良資材(F)としては、泥炭、
草炭、亜炭或いは化石類等の植物物質、培養微生物、天
然鉱物、鉱滓、微粉炭燃焼灰、焼成岩石又は石膏などの
鉱物物質、合成化合物、りん鉱石又は石灰岩等が挙げら
れる。
【0067】本発明の植物栽培用培養土においては、上
述の培養基材に、少なくとも空気との接触により発熱す
発熱性物質が混合されてなるが、この空気との接触に
より発熱する発熱性物質としては培養基材の温度を上昇
させるものであれば特に限定されるものではなく、具体
的には、例えば以下のものが挙げられる。
【0068】即ち、例えば鉄やアルミニュウム等の金属
粉末、塩化カリウムや塩化ナトリウム等の電解質、水及
び保水材からなるもの、更に、これに活性炭や酸化助剤
を加えたもの等が挙げられる。
【0069】そして、この発熱性物質は金属粉末と空気
中の酸素との酸化反応によって発熱するものであること
から、植物栽培用培養土の製造後は非通気性の袋や容器
に入れ、空気を遮断した状態で、保存や流通に供される
のであり、使用に際し、開封等を行い、空気と接触させ
てから手で触れるようにすれば良いのである。
【0070】この種、発熱性物質はその配合割合が使用
の際に上昇する温度を配慮して決定されるのであり、配
合割合は培養基材や金属粉末の種類によって異なるが、
一般に、金属粉末5〜50重量%、電解質1〜10重量
%、水10〜40重量%及び保水材1〜30重量%から
なるもの、更に、これらの組成物100重量部に対し、
活性炭1〜10重量部及び/又は酸化助剤1〜10重量
部を加えたもの等が挙げられる。
【0071】この場合、保水材としては上述のものが挙
げられる。又、金属粉末が植物に悪影響を与える虞れが
ある場合には、有機質保水材をアルコールやアセトンに
溶解ないし分散させた溶液ないし分散液の中に、当該金
属粉末を投入した後、真空乾燥等の乾燥によって金属粉
末の表面に有機質保水材をコーティンクするのが望まし
い。
【0072】又、本発明の植物栽培用培養土において
は、水との接触により発熱する発熱性物質を更に配合し
ても良いのである。この発熱性物質としては、上記空気
との接触により発熱する発熱性物質から水のみを除去し
たものが挙げられる。この場合、使用に際し、水を添加
して植物栽培用培養土を昇温させた後、手で触れるよう
にすれば良いのである。
【0073】更に、生石灰等の発熱性物質のように、水
を加えることによって水和熱等の熱が発生する発熱性物
質を更に配合しても良いのである。この場合、空気が存
在するか否かは問うものではなく、水を添加することに
よって発熱するものが挙げられる。
【0074】更に、本発明の植物栽培用培養土において
は、水と空気の接触により発熱する発熱性物質を配合し
ても良いのである。
【0075】特に、本発明の植物栽培用培養土において
は、微生物とその栄養物質からなり、この栄養物質のな
かで微生物が増殖することによって増殖熱を発生する発
熱性物質を配合しても良いのである。
【0076】即ち、上記微生物としては栄養物質のなか
で増殖することによって増殖熱を発生するものであれば
特に限定されるものではなく、空気(酸素)の存在下でよ
く増殖する好気性の微生物、空気(酸素)の乏しい条件下
でも増殖する嫌気性の微生物、そのどちらの条件でも増
殖する半好気性の微生物が挙げられる。
【0077】この微生物の具体例としては、リゾープス
・ヤポニクス、リゾープス・デレマー、アスペルギルス
・オリゼー、アスペルギルス・ソーヤー、アスペルギル
ス・タマリ、アスペルギルス・グローカス、アスペルギ
ルス・メリウス、チマーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、プ
ロテアーゼ、ポリフェノールオキシターゼ、チロシナー
ゼ、アスペルギルス・フラーバス、シゾサッカロミセ
ス、サッカロミセス、サッカロミセス・セレビシエ、サ
ッカロミセス・エリプソイデス、チゴサッカロミセス
属、ピキア属、アルテルネリア属、トルラ属、アセトバ
クター・アセティー、アセトバクター・シュッツェンバ
ッキー又はラクトバチルス・ブルガリクス等があげられ
るが、特にアルテルネリア・アルタナータが熱に強い微
生物の一種であるので好ましい。
【0078】上記栄養物質としては微生物が増殖する為
に必要な栄養源であれば特に限定されるものではない
が、具体的には、例えば米糠、醸造粕やおからなどの食
品粕、牛糞、鶏糞又は馬糞から選ばれた少なくとも1種
が挙げられる。
【0079】上記食品粕としては食品の製造や加工の際
に発生する粕更に油粕、或いは発酵等に伴い発生する粕
であり、米糠、味噌や酒更に醤油等の製造の際に発生す
る醸造粕やおからなどが挙げられる。
【0080】そして、米糠を主成分とし、各種肥効物質
や堆肥資材などを配合した栄養物質にアルテルネリア・
アルタナータを配合したものが望ましい。
【0081】ところで、本発明においては、上述の植物
栽培用培養土を造粒し、取扱性を向上させたり、等級が
直ちに判別できるようにするのが望ましい。
【0082】この場合、粒径が0.1〜25mm、特に
1〜15mmの範囲に調整されているものが、取扱性、
或いは他の成分との配合等が至極容易になし得るので望
ましい。
【0083】本発明においては、所望により、例えば塩
化カルシウム、酸化アルミニウム、塩化第二鉄、酸化ケ
イ素、酸化マグネシウム、酸化チタン、シリカゲル、活
性炭、塩化マグネシウム又は塩化亜鉛などの配合剤を配
合しても良いのである。
【0084】本発明の植物栽培用培養土においては、上
記目的を達成するために、植物栽培用の培養基材と、少
なくとも空気との接触により発熱する発熱性物質の組み
合わせからなることを特徴とする。
【0085】即ち、上記本発明の植物栽培用培養土は植
物栽培用の培養基材と、少なくとも空気との接触により
発熱する発熱性物質の混合培土からなるものであるが、
本発明はこれに代えて、植物栽培用の培養基材と、少な
くとも空気との接触により発熱する発熱性物質の組み合
わせからなり、使用に際し、両者を所望の比率で混合し
て用いるものも有益である。
【0086】本発明は、このように使用に際し、植物栽
培用の培養基材と、少なくとも空気との接触により発熱
する発熱性物質を所望の比率で混合して用いるものであ
り、従って、この培養基材及び発熱性物質は上述のもの
と同様なので重複説明を避けるために省略する。
【0087】
【作用】本発明の植物栽培用培養土は、植物栽培用の培
養基材と、少なくとも空気との接触により発熱する発熱
性物質の混合培土からなるもの、或いは植物栽培用の培
養基材と、少なくとも空気との接触により発熱する発熱
性物質の組み合わせからなり、使用に際し、両者を所望
の比率で混合して用いるものである。
【0088】従って、本発明の植物栽培用培養土は、使
用に際し、発熱性物質が当該培養土の温度を10〜20
℃程度に上昇させるので、人が、冬期においても、容易
に手で触れることができる作用を有するのである。
【0089】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 以下に述べる方法で植物栽培用の培養基材(A)と発熱性
物質(B)からなる混合培土を得た。
【0090】植物栽培用の培養基材(A)として畑地用土
壌50重量%、腐葉土25重量%、稲わら、野草及び鷄
ふんなどの有機物を堆積し、更に硫安を加えて形成した
堆肥資材15重量%、肥効物質として窒素、リン酸及び
カリからなる複合肥料10重量%からなるものを用い
た。
【0091】一方、発熱性物質(B)として、鉄粉35重
量部、塩化カリウム5重量部、塩化ナトリウム3重量
部、塩化カルシウム2重量部、デンプン・アクリル酸グ
ラフト重合体5重量部、活性炭5重量部及びバーミキュ
ライト5重量部からなるものを用いた。
【0092】そして、培養基材(A)100重量部に対し
発熱性物質(B)25重量部を混合し、植物栽培用培養土
を得た。
【0093】このようにして得られた植物栽培用培養土
を2℃に冷却し、手で触れたところ冷たく苦痛であっ
た。
【0094】次いで、この2℃に冷却した植物栽培用培
養土100重量部に水20重量部を散布したところ、こ
の培養土の温度が10分程度で15℃に上昇し、手で触
れても苦痛は感じられなかった。
【0095】実施例2 実施例1のものに代えて、上記発熱性物質に、予め水を
散布し、これと上記培養基材を固形成分比が、実施例1
の場合と同様になるように、混合し、かくして得られた
植物栽培用培養土を直ちに、非通気性の袋に封入した。
【0096】この植物栽培用培養土を袋に入れた状態で
2℃に冷却した後、非通気性の袋を開封し、手で触れた
ところ、水分の影響で一層冷たく至極苦痛であった。
【0097】次いで、この2℃に冷却した植物栽培用培
養土は空気との接触によって10分程度で15℃に上昇
し、手で触れても苦痛は感じられなかった。
【0098】参考例 発熱性物質として、米糠50重量%と水分50重量%更
に微生物を加えた混合物を用いた。
【0099】この発熱性物質50重量部に対して、実施
例1で用いた培養基材50重量部を混合して植物栽培用
培養土を得た。
【0100】この植物栽培用培養土を非通気性の袋に入
れた状態で2℃に冷却した後、非通気性の袋を開封し、
手で触れたところ、水分の影響で至極冷たく感じられ
た。
【0101】次いで、この2℃に冷却した植物栽培用培
養土100重量部に水15重量部を加えると25分程度
で15℃に上昇し、手で触れても苦痛は感じられなかっ
た。
【0102】実施例 実施例1で用いた植物栽培用の培養基材(A)と、実施例
1で用いた発熱性物質(B)を別々の袋に封入した。この
場合、発熱性物質(B)は非通気性の袋に封入した。
【0103】このようにして得られた、植物栽培用の培
養基材(A)と発熱性物質(B)を別々に2℃に冷却し、手
で触れたところ冷たく苦痛であった。
【0104】そして、使用に際し、この培養基材(A)1
00重量部に対し発熱性物質(B)25重量部を混合し、
植物栽培用培養土を得た。
【0105】次いで、この植物栽培用培養土100重量
部に水20重量部を散布したところ、この培養土の温度
が10分程度で15℃に上昇し、手で触れても苦痛は感
じられなかった。
【0106】比較例 イナわら、落葉及び野菜などの通常の資材100重量部
に消石灰5重量部を混合し、水をかけて仮積みすると、
10日間で資材が軟化した。
【0107】次いで、この軟化した資材を10日後に切
りくづして硫酸アンモニウム0.3重量部を加え、2.5
2程度の枠内に本積みした。
【0108】1カ月後に硫酸アンモニウム0.1重量部
を加えながら切返しを行う。次いで、1カ月後に切返
し、更に1カ月して完熟堆肥を得た。
【0109】得られた完熟堆肥55重量部に、アルミノ
硅酸塩鉱物の微粉末35重量部及び粘土質資材の微粉末
10重量部を加え、これらを混練し、造粒、乾燥させ
て、仕上がり水分率を10重量%程度にした。得られた
製品の粒の大きさは1〜5mm程度とした。
【0110】農作物の栽培試験 上記各実施例、参考例及び比較例を用い、100cm角
の木箱(深さ100cm)に充填し、3株づつジャガ芋を
栽培し、その収穫量を調査した。
【0111】この1株(平均値)当たりの収穫量を、実
施例1を100として、比較すると、実施例2は10
2.5、参考例は93.5、実施例は101.5、比較
例は95.8であった。
【0112】又、得られたジャガ芋の大きさは、各実施
及び参考例のものと比較例のものでは差異が認められ
なかった。
【0113】
【発明の効果】本発明の植物栽培用培養土は、上記構成
を有し、植物栽培用の培養基材に、少なくとも空気との
接触により発熱する発熱性物質を混合することにより、
培養土の温度を上昇させて、当該培養土を畑地、ハウス
土壌又は育苗用培土として施し易くしたり、培養土を鉢
やプランタンに充填、投与したり、園芸用培土、ベッド
栽培用培土又は花壇用培土等として好適に用いられる効
果を有するのである。
【0114】又、これらの作業は、手作業で行われる
が、冬期でも、植物栽培用培養土の温度を上昇させて快
適に取り扱うことができる効果を有するのである。
【0115】更に、本発明の植物栽培用培養土において
は、含水状態のものも用いられているが、この含水状態
の培養土でも、温度を上昇させて快適に取り扱うことが
できる効果を有するのである。

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物栽培用の培養基材と、少なくとも空
    気との接触により発熱する発熱性物質の混合培土からな
    ることを特徴とする植物栽培用培養土。
  2. 【請求項2】 培養基材が土壌、腐食、堆肥資材又はコ
    ンポストから選ばれた少なくとも1種からなる請求項1
    に記載の植物栽培用培養土。
  3. 【請求項3】 土壌が天然土壌及び/又は人口土壌であ
    る請求項2に記載の植物栽培用培養土。
  4. 【請求項4】 腐食が陸成腐食、半陸成腐食又は水成腐
    食である請求項2又は3に記載の植物栽培用培養土。
  5. 【請求項5】 堆肥資材が普通堆肥(水積み堆肥)、速成
    堆肥又は特殊堆肥である請求項2ないし4のいずれかに
    記載の植物栽培用培養土。
  6. 【請求項6】 堆肥資材が生薬を抽出及び/又は搾り出
    した残滓を主成分とする資材を堆積腐熟させたものであ
    る請求項5に記載の植物栽培用培養土。
  7. 【請求項7】 堆肥資材が、薬用植物から生薬を抽出及
    び/又は搾り出した残滓から得られたものである請求項
    5又は6に記載の植物栽培用培養土。
  8. 【請求項8】 堆肥資材が、薬用の動物及び/又は鉱物
    から生薬を抽出及び/又は搾り出した残滓から得られた
    ものを含有するものである請求項5ないし7のいずれか
    に記載の植物栽培用培養土。
  9. 【請求項9】 バーク堆肥及び/又はピートモスが配合
    されている請求項1ないし8のいずれかに記載の植物栽
    培用培養土。
  10. 【請求項10】 コンポストが汚泥コンポスト、都市ご
    みコンポスト又は製紙スラッジコンポストである請求項
    2ないし9のいずれかに記載の植物栽培用培養土。
  11. 【請求項11】 粘土粉末、遠赤外線放射性資材、イナ
    わら、ムギわら、籾殻、米糠、樹皮細片物、保水材、キ
    レート化合物、魚カス、油カス、製造カス、おが屑、籾
    殻、鶏糞、馬糞又は骨粉から選ばれた少なくとも1種が
    配合されている請求項1ないし10のいずれかに記載の
    植物栽培用培養土。
  12. 【請求項12】 保水材が有機質保水材及び/又は無機
    質保水材である請求項11に記載の植物栽培用培養土。
  13. 【請求項13】 繊維資材、パルプ又は界面活性剤から
    選ばれた少なくとも1種が配合されている請求項1ない
    し12のいずれかに記載の植物栽培用培養土。
  14. 【請求項14】 繊維資材が天然繊維又は人造繊維で形
    成されている請求項13に記載の植物栽培用培養土。
  15. 【請求項15】 天然繊維が植物繊維、動物繊維又は鉱
    物繊維である請求項14に記載の植物栽培用培養土。
  16. 【請求項16】 人造繊維が再生繊維、半合成繊維又は
    合成繊維である請求項14に記載の植物栽培用培養土。
  17. 【請求項17】 肥効物質を配合してなる請求項1ない
    し16のいずれかに記載の植物栽培用培養土。
  18. 【請求項18】 土壌改良資材を配合してなる請求項1
    ないし17のいずれかに記載の植物栽培用培養土。
  19. 【請求項19】 土壌改良資材が泥炭、草炭、亜炭或い
    は化石類等の植物物質、培養微生物、鉱物物質、合成化
    合物、鉱滓、りん鉱石又は石灰岩である請求項18に記
    載の植物栽培用培養土。
  20. 【請求項20】 水との接触により発熱する発熱性物質
    を更に配合してなる請求項1ないし19のいずれかに記
    載の植物栽培用培養土。
  21. 【請求項21】 水と空気の接触により発熱する発熱性
    物質を更に配合してなる請求項1ないし20のいずれか
    に記載の植物栽培用培養土。
  22. 【請求項22】 微生物とその栄養物質からなり、この
    栄養物質のなかで微生物が増殖することによって増殖熱
    を発生する発熱性物質を更に配合してなる請求項1ない
    21のいずれかに記載の植物栽培用培養土。
  23. 【請求項23】 栄養物質が米糠、醸造粕やおからなど
    の食品粕、牛糞、鶏糞又は馬糞から選ばれた少なくとも
    1種である請求項22に記載の植物栽培用培養土。
  24. 【請求項24】 請求項1ないし23のいずれかに記載
    の植物栽培用培養土を造粒してなる植物栽培用培養土。
  25. 【請求項25】 粒径が0.1〜25mmの範囲に調整
    されている請求項24に記載の植物栽培用培養土。
  26. 【請求項26】 植物栽培用の培養基材と空気との接触
    により発熱する発熱性物質の組み合わせからなることを
    特徴とする植物栽培用培養土。
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