JPS59158244A - ハニカムコア用積層体の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はハニカムコア用積層体の製造法に関するもので
あり、箔又はシート状などの帯状素材を利用して連続的
かつ効率的に多種類のハニカムコア用積層体を製造する
方法に関するものである。

近年特に輸送、建築などの分野における構造物において
種々の複合材料が検討され、採用されており省エネルギ
ー、軽量化、低コスト化、機能性、デザイン上等の要求
を満たしている。ノ・ニカムサンドインチ構造体は各種
複合材料中におし・でもその重量に対する強度が最も高
く、高剛性であり、吸音性、断熱性、エネルギー吸収性
など優れた機能をもつ素材でありながら各種の複合素材
の中でも検討が充分されておらず、広（使用されている
とはいいがたい状況にある。その理由はハニカムパネル
自体が他の複合素材と比較して著しく高価なことと、生
産性が低いためであり、なかんず、通常の面板として使
用する場合においては）・ニカムパネルを構成するハニ
カムコア自体の価格が著しく高いためであることは等し
く指摘されてきたことである。

ハニカムコアの製造方法としては、箔又はシート状など
の帯状素材を積層接着して積層体となしそれを展張する
という方法が一般的であり、この積層接着をいかに効率
よ〈実施するかというのがハニカムコアひいてはハニカ
ムパネルの製造の合理化、効率化にとり最大の問題点で
あり、（′＋）までにも種々の提案がなされている。し
かしながらそれらはたとえば一定の大きさに切断された
数百枚という数の接着剤の塗布された箔、フィルムを一
枚一枚積重ねてから加圧加熱して接着するという繁雑で
且つ困難な作業をともなうものが主であった。

、本発明者等は種々のサイズのハニカムコアの製造が従
来の方法に比較して連続的に、ロスが少なく生産性がよ
くかつ安価に出来ないかと（・う点につき鋭意検討を加
えた結果、不発明を完成した。

交互に接着剤が＠＠＠＠）＠・０・＠＠＠　＠・・Ｏ塑
布された帯状素材と接着剤が塗布されていない帯状素材
とを重ね合せて、上記模様の繰返し巾の整数倍の周長を
有する円筒状ドラムに巻き取りながらｍ！することを特
徴とするハニカムコア用積層体の製造方法。

本発明における帯状素材としては、通常のハニカムコア
用基材として用いられている素材、すなわち、アルミ箔
、鉄箔等の金属箔類、板紙、樹脂含浸紙、合成紙などの
紙類、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチック
のシート及びそれらの繊維補強品などの広範囲のものが
使用できる。

本発明において、接着剤の塗布された帯状素材と未塗布
の帯状素材とは同一素材にするのがハニカムコアの特性
上一般的であるが、素材を異ならせることも可能である
。

本発明に用いられる接着剤としては、水またはその他の
溶剤に溶解または分散させて、あるいは粉末または固形
状でいわゆるホットメルトタイプとして、あるいは無溶
媒の液状で接着剤として用いられる熱可塑性もしくは熱
硬化性樹脂類が適用でき、それぞれ素材に塗布後乾燥又
は予備加熱等により被膜を形成し、接着剤の塗布された
素材と塗布されてない素材とを積層した後での加熱加圧
又は加圧により画素材を接着できるものであればよい。

本発明にとり好ましい接着剤は、エポキシ−フェノール
、エポキシ−ナイロン、エポキシ−ニトリル等のエポキ
シ系、ナプロン系、ポリエステル系、ポリオレフィン系
等の熱可塑性または熱硬化性樹脂からなるものであり、
これらを使用した場合にはハニカムコアとしての性能を
十分に与える接着かで易に可能となる。

接着剤を帯状素材に塗布する手段としては、接着剤の形
状、特性により任意のものを選択すればよく、一般的に
は液状接着剤が用いられることが多くその場合にはロー
ルコータ−１特に帯状素材に巾方向に平行に定められた
間隔及び巾でかつそれらに一定の模様を持たせかつ繰返
しながら塗布するためにロール表面がその塗布に対応で
きるように加工されたロールを用いて塗布するのがよい
。

なお本発明において接着剤を塗布する前に、必要に応じ
て、素材に対してプライマーを塗布することも可能であ
り、素材によっては接着効果を、さらに発揮することが
できる。

着剤の塗布中及び塗布間隔及び模様は最終製品であるハ
ニカムコアをどの様な形状にするかＫよって決められる
ものであり、いかなる対応にも応じられるものであり、
例えば第２図、第６図、第４図の様に塗布したものから
は、第５図、第６図、第７図のようなハニカムコアが得
られる。一般的には外観、強度生産性の面から正六角形
乃至はそれに近い同一の形状が連続しているものが求め
られるので、そういう場合には次の様な間隔及び巾を選
定することが好ましい。

まず第一には、表面と裏面とに交互に接着剤が平行線条
に塗布されるのであるが表裏両面を通しての塗布位置が
全て一定間隔にあること、換言すると表面の二つの一定
間隔にある接着剤塗布位置の丁度中間位置の裏側に裏面
側の接着剤が塗布されている第３図のような塗布が好ま
しい。

さらに正六角形とするためには、表裏両面を通しての塗
布中（表裏いずれかに接着剤が塗布されている部分）と
未塗布部分（表裏両面のいずれにも塗布していない部分
）の巾が全て同一で規則的に塗布されているものである
ことが必要とされ、第４図のように塗布されたものがハ
ニカムコアにするＫは最も好ましいものである。

本発明における円筒状ドラムは、帯状素材を連続的に巻
き取りながら接着し積層体を作るために必要なものであ
るが、両面に接着剤の塗布された帯状素材と未塗布の帯
状素材を重ね合せて巻き取れる構造を有し、かつ積層体
がハニカムコア用となり得るために、一定の模様を有す
る接着剤塗布間隔及び塗布１１〕が積層体中において同
一位置に重層している必要があるので、その局長が上計
模様の繰返し巾（例えば第２図、第６図、第４図中のＷ
で示される長さ）の整数倍であるものでなければならな
い。又この円筒状ドラムはその周上で巻き取りながら帯
状素材同志を次々に接着させていくために加熱手段を備
えた円筒状ドラムであることが好ましい。

更に又この円筒状ドラムには多種類のハニカムコア用積
層体が同一のドラムから製造出来るように周長を変更す
る手段例えば円筒状ドラムを分割し、それぞれの分割部
分の間に間隔を設けることにより、あるいは円筒状ドラ
ムの内側から周上に１個乃至複数個の突起を出してその
高さを調節することなどの機構を有していることが好ま
しい。

なおこの局長を調節する機構は副次的に巻き締めとか加
熱によるシワの発生防止にも役立つものでもある。なお
通常のハニカムコアのサイズは展張方向の長さで約６．
２〜９６龍であるので、通常調節すべき周長は２２ｕ以
下であるのでそれに対応できる調節機構であれば十分で
ある。

帯状素材を加熱加圧して接着する手段としては、円筒状
ドラムに接して加圧用ロール、特に加熱手段を有してい
る加圧用ロールを設けるのがよく、それにより連続的に
接着積層が可能となる。巻き取り速度が早く１個の加圧
ロールでは接着が十分に行なわれないときは複数個設け
て接着を十分に行なうのが好ましい。

接着剤が両面に塗布された帯状素材と未塗布の帯状素材
を重ね合せて円筒状ドラムに巻き取りながら接着するこ
とＫより円筒状ドラムに帯状素材を層とする積層体が形
成される。

この積層体は、ハニカムコアとして用いられる時の展張
方向の長さに応じた積層量になったときに円筒状ドラム
から取外され、目的とするハニカムコアの高さに応じた
巾で積層体の中方向に、また展張方向と直角である面方
向の長さに応じて積層体の長手方向にそれぞれ平行に切
断することにより、ハニカムコア用積層体が容易に得ら
れる。

なおこのハニカムコア用積層体は常法により展張りする
ことによりハニカムコアとなり、ノ・ニカムパネルに適
用される。

本発明方法においては帯状素材に接着剤を両面塗布する
工程と巻き取りし接着積層する工程とは同一ライン上で
行うのが生産性の面から好ましいものであるが、両工程
を別々に実施することも可能であり、溶剤等を使用する
接着剤の塗布、乾燥等を別の場所で実施した方が作業環
境上望ましい場合はむしろ分割した方がよい。

本発明方法は帯状素材の両面にしかも巾方向に平行に接
着剤を塗布すること、接着剤の塗布された帯状素材と無
塗布の素材を重ね合せることと、巻き取りながら接着す
ることにより連続的に積層体が得られるという特徴を有
するため、従来の接着剤を塗布した素材を１枚１枚重ね
て積層し所望の積層量になったときに、加圧加熱して接
着して積層体を得るという方法や、帯状素材に接着剤を
塗布し巻き取りドラム等に巻き取り一定の積層量になっ
たときに、取外して加圧加熱して接着し積層体とする方
法などに比較して、連続的に生産できること、生産速度
が早いこと、積層時や接着時における損失がないという
優れた特長を有し、特に接着剤が巾方向に平行に塗布さ
れていることにより、帯状素材の巾方向が７・ニカムコ
アとした場合の高さとなるため、通常に要求される高さ
のコアがほとんど制限なく製造し得ることと、ノ１ニカ
ムコアの展張方向と直角方向になる面方向の長さが帯状
素材の長手方向（円筒状ドラムに巻き取られた積層体の
周方向）であるため比較的楽に大きなものが製造し得る
という特長を有している。

また、巾方向に平行に塗布されていることにより、巾方
向に垂直に塗布されて製造された積層体に比較して、ハ
ニカムコアとしての高さ方向が周方向であるか巾方向で
あるかの違いにより生ずる高さ方向におけるわん曲の差
により、ハニカムコアとしての重要な特性である圧縮強
度をより大きいものにすることが出来る。

不発間延おいて、接着剤は帯状素材の巾方向に平行線条
に塗布されるため、・・ニカムコア用積層体とするため
には、塗布間隔及び塗布中に一定の模様を持たせること
と、その模様の繰返し巾の整数倍の周長を持つ円筒状ド
ラムを用いて、それらの塗布間隔および塗布中を積層体
中において、同一位置に重複させるのであるが、帯状素
材を巻き取るにしたがい、円筒状ドラムの上に帯状素材
の厚みが付加されていくことになり次々とその位置がず
れていく様になる。しかしながら、本発明者等の検討し
たところでは、そのずれの度合は帯状素材の一層ごとに
わずかに２π１（１：帯状素材の厚み）であり通常のハ
ニカムコアの製造のためには実質的な支障がないことを
見い出している。

更に、積層体は円筒状に巻き取られわん曲した構造にな
っており、わん曲の大きい周方向（ハニカムコアとして
は展張力向と直角である面方向の長さ）について検討し
たが、このわん曲は展張に何ら支障なく、展張時に多少
の手直しをすればココア形状をほとんど（ずすことなく
展張・・ニカムコアのブロックを得ることができた。特
にドラムの周長が・・ニカムコア用積層体として切り出
した周方向の長さく・・ニカムコアの面方向の長さ）の
数倍以上、好ましくは４倍以上あれば上記問題もほとん
ど生じない。

以上のように本発明方法は、従来検討されることの少な
かった、帯状素材に巾方向に平行に塗布するという方法
の問題点を解決し、すぐれた生産性と省力化をなしとげ
た新しい優れたノ・ニカムコア用積層体の製造方法であ
る。

本発明を一実施例の図にもとすいて本発明を更に詳細に
説明する。

第１図は本発明方法を実施するための概略図である。

素材コイル１から繰り出された帯状素材７は塗布ロー／
Ｉ／４．５により接着剤６が両面に塗布される。接着剤
は乾燥炉乙により加熱乾燥され素材上で成膜し密着する
。接着剤の塗布された帯状素材は別の素材コイル２から
繰り出された帯状素材と重ね合されて周長を調節する突
起状機構１０を有する円筒状ドラム８に巻き取られ、加
熱手段を有する加圧ロール９により加圧加熱され素材同
志が接着され積層される。

第２図、第６図、第４図は第１図における接着剤の塗布
された帯状素材の接着剤の塗布状態を示す図で接着剤の
塗布された帯状素材を長手方向に平行に切断した面をま
し、１１は素材の表面に塗布された接着剤を１２は素材
の裏面に塗布された接着剤直は一定模様の繰返し巾を示
す。

第５図、第６図、第７図はそれぞれ第２図、第６図、第
４図の様に塗布された帯状布材から得られるハニカムコ
アの形状を示すものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施するための概略図であり、第２図
、第６図、第４図は帯状素材への接着剤塗布の例を示す
図であり、第５図、第６図、第７図はそれぞれ第２図、
第６図、第４図の帯状素材力・ら得られるノ・ニカムコ
アの形状を示す図である。 １．２：素材コイル　６：接着剤　４．５：塗布ロール
　６：乾燥炉　７：素材　８：円筒状ドラム　９：加圧
ロー／Ｌ／　１０：突起機構　１１．１２：接着剤　Ｗ
：模様の繰返し巾 特許出願人の名称 東亜合成化学工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　定められた塗布間隔及び塗布中で、しかもそれらが
   一定の模様を有しその模様を繰返えしながら巾方向に平
   行線条に、かつ表面及び裏面に交互に接着剤が塗布され
   た帯状素材と接着剤が塗布されていない帯状素材とを重
   ね合せて、上記模様の繰返し巾の整数倍の周長を有する
   円筒状ドラムに巻き取りながら接着することを特徴とす
   る・・ニカムコア用積層体の製造方法。