JPS59158180A - スチル画再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、スチル貴生時に一旦スロー再生にしてからテ
ープを停止させ、スチル再生を行うようにしたスチル画
再生装置に関する。

背景技術とその問題点 回転ヘッド形ビテオテーブレコーダにおいては、スチル
画再生のときヘッドの走査軌跡とトラックとの角度が相
違するために、トラックを横切るような走査状態が生じ
、画面に縞状のノイズバーが生ずる。このためトラック
を横切らない位置でテープを停止させる所謂ノイズレス
スチル制御を行って、ノイズバーが現われないスチル画
再生像を得ている。

ノイズレススチル制御としては、再生コントロール信号
に同期してテープを停止させ、ノイズバーが現われない
状態でのトラックとヘッドとの位置関係を定める方式、
テープをスローまたは間欠送り再生しながらノイズレス
状態を判定し、判定結果に基いてテープを停止させてス
チル再生を行う方式などが知られている。前者の方式は
簡単であるが、テープ駆動系のイナーシャの温度変化、
経時変化などでテープ停止制御のタイミングに狂いが生
じ易い問題がある。また制動特性の良い高価なキャプス
タンモータやブレーキ装置を使用する必要がある。

後者の方式では、スチル再生前にテープがスロー送り状
態となるので、テープ停止位置のタイミング制御に問題
は生じにくい。この方式のノイズレススチル状耽の判定
には、ノイズバーの原因となっている門生信号中のノイ
ズ信号を検出し、ノイズバーが画面上部に隠れるような
位置にある時点をノイズ信号と基準信号（垂直同期信号
やヘントドラムの回転位相信５）との位相関係でもって
検知する方式が知られている。

ところが後者の方式は、応答性が悪く、ポーズ釦を操作
してからノイズレス位置でテープが停止される才で時間
がかかり、その間にバーノイズを含む画質の悪いスロー
再生画面が生ずる欠点がある。

発明の目的 本発明は、上述の問題にかんかみ、応答特性が良（、し
かも高精度にテープ停止位置を制御することができ、ま
た制動能力の高い高価なキャプスタンモータ等が不要な
スチル再生のテープ位置制御方式を提供するものである
。

発明の概要 本発明によるスチル画再生装置は、テープ上のトラック
の再生位相を代表する信号（例えば再生コントロール信
号）に同期してキャプスタンモータ（５）を減速する制
御信号を発生する回路（３）、ｔＧ＋と、再生出力から
得られる画面のバーノイズ位置を代表するパルス（ノイ
ズパルスつと回転ヘッド（Ａ。

Ａ’、　Ｂ　）の回転位相に関連したパルス（実施例の
ゲートパルス）表の位相一致を検出してキャプスタンモ
ータを停止させる制御信号を発生する回路とを具備する
ものである。このように構成することにより、ポーズ釦
操作後に迅速番こスチル再生画面を得るこきかできる。

実施例 第１図は本発明が適用されるＶＴＲの回転ヘッド装置の
略平面図、第２図は本発明の一実施例を示すＶＴＲの要
部のブロック図である。また第６図は第１図の動作を説
明するタイムチャート及びテープ速度グラフである。第
４図はテープ停止位置を示す線図である。

第１図に示Ｔようｌこ、この実施例のＶＴＲは回転３ヘ
ツド形であって、回転ヘッドドラム（１）は通常のＡヘ
ッド及びＢヘッドの他に補助のＡ′ヘッドを備えている
。Ａヘッド及びＢヘッドは１奢こ逆方向のギャップアジ
マスを有し、これによってトラック交互番こ逆アジマス
で記録／再生か行われる。

へヘッドと同じアジマスを有するＡ′ヘッドはＢヘッド
の近傍に例えば１．２５Ｈ（Ｈは水平同期信号の間隔）
の角度差で設けられ、スチル再生時にはＢヘッドの代り
に用いられる。即ち、スチル再生時には、へヘッドで記
録されたトラックのほぼ中央をＡヘッドとＡ′ヘッドと
が交互に走査し、各ヘッドが異アジマスのトラックを横
切ることがない所謂ノイズレススチル再生が行われる。

第２図において、スチル再生を行うため（こポーズ釦を
操作すると、高レベルのポーズ信号が形成され、この信
号は第６図Ａに示す再生コントロール信号ＣＴ　Ｌと共
にアンドゲート（２）に与えられる。

なお再生コントロール信号は周知の如く、テープ上の各
トラックの位置（位相）を示す信号であって、トラッキ
ングサーボ系の参照信号として用いるために記録されて
いる。アンドゲート（２）の出力からはポーズ釦操作直
後の最初の再生コントロール信号ＣＴＬか得られ、この
出力は遅延回路（３１に与えられ、第３図Ｂに示す所定
巾の遅延）くパルスが形成される。

遅延回路（３Ｊの出力はキャプスタンモータ制御回路（
４）に与えられ、その制御によってキャプスタンモータ
（５）がパルスドライブ（第３図Ｄ）に切り換えられる
。なお遅延回路（３］の出力はモノマルチＭＭ　（６１
４こも与えられ、遅延パルスの立下り位置から所定巾の
禁止パルス（第６図Ｃ）が形成される。

この禁止パルスはキャプスタンモータ制御回路（４１に
与えられ、禁止パルスの区間は第６図りに示すようにド
ライブパルスの発−生が禁止される。これによって第６
図Ｅのテープ速度グラフに示すように、テープは禁止パ
ルスの区間において速かに減速され、低速送りに移行さ
れる。

なお、この禁止パルスの区間において、キャプスタンモ
ータの電機子コイルをショートして電磁ブレーキを作用
させてもよく、或いは第６図りの如くに禁止パルスの区
間において負極性のドライフハルスＢＫを発生させて、
これｌこよってキャプスタンモータに逆転トルクを発生
させるようにしてもよい。

この低速送りに移行する時点（或いは回転ヘッド軌跡の
テープ上の位置）は、コントロール信号ＣＴＬの再生に
基いて同期化されていて、第４図のテープ上の点Ｐに示
すように、テープのノイズレススチル停正位ｕＳ　１の
必らず手前に来るようになっている。この実施例のＶ　
Ｔ　ｌ（、は制動特性の良い高価なキャプスタンモータ
を特に用いていないので、周囲温度の変化、テープ走行
系負荷（テープカセットを含む）の経時変化、ＶＴＲご
とのばらつき尋により、Ｐ点の位置は第４図のカーブｐ
に示Ｔよ−うに例えばガウス分布状にばらつく。しかし
このばらつきの最大値、即ち、ノイズレススチル停止位
置に最も接近する位置が必らすこのノイズレスステル位
ｆＲ８＋よりも手前となるように、遅延回路（３）の遅
延中が設定きれている。

テープが低速送りに移送した後は、ノイズレススチル位
ＩＩｆＳ　１へのアクセスがスロー再生速度で行われる
。この位置Ｓ１を検出するために、回転ヘッドの再生ビ
デオ信号が第２図のノイズ検出回路（７）に与えられる
。このノイズ検出回路（７）は、再生ビデオ信号のエン
ベロープに基いて、エンベロープの低下部分、即ち、ヘ
ッドが異アジマスを横切ったためにヘッド出力が低下し
て画面上ではバーノイズとして現われる部分を検出し、
この部分に対応したノイズパルスを形成スル。

一方、ヘッドの回転位相を代表するヘッド切換パルスｌ
（、Ｆ　−Ｓ　−ｖＶ　（或いはへッドポジショ％Ｇ　
）かゲートパルス発生回路（８）に与えられ、ノイズレ
ススチル状態において上記ノイズパルスが位置すべき理
想区間（垂直ブランキング区間〕に対応するゲートパル
スか形成される。このケートパルスと上記ノイズパルス
とは位相比較回路（９）ｌこ供給され、両者の一致点（
即ち、ノイズレススチル位置）が検出される。

なお位相比較回路（９）の動作は、モノマルチ（６）の
出力の禁止パルス（第３図Ｃ）の区間において禁止され
る。その理由は、第６図Ｅのテープ減速期間中は、テー
プ走行が不安定（一定でない）であるため、この期間に
おいてノイズレススチル位置の検出があると、正確な位
置にテープを停止させることができずに６行き過ぎ”が
生じたりするからである。従って位相比較回路（９）に
よるノイズレススチル位置の検出はテープが一定速度で
安定に低速送りされているアクセス期間中にのみ行われ
る。

位相比較回路（９）において、ノイズパルスをケートパ
ルスとの一致検出があると、制御信号ｋがキャプスタン
モータ制御回路（４）に与えられ、第６図りの如くドラ
イブパルスか中断されて、キャプスタンモータか停止さ
れ、テープが停止する。この状態で、ポーズ釦が解除さ
れるまでＡヘッド及びＡ′ヘッド交互によるＡトラック
のフィールドスチル再生が行われる。

なお第２図のノイズ検出回路（７）に与えられる再生ビ
デオ信号はこの場合Ｂヘッド出力が好ましＧｔ何故なら
ば、へヘッド及びＡ′ヘッドがノイズレスメチル位置に
あると、ノイズパルスが無くなり、従って、現実にはノ
イズパルスとゲートノくレスとの一致検出が起こり得な
いからである。Ｂヘッド出力をノイズ検出に用いれば、
Ａ、／Ａ’ヘッドについてのノイズレススチル状態では
Ｂヘッド出力の垂直同期区間（Ｖ周期〕のほぼ中間にノ
イズノくレスが現われる。従ってゲートパルス発生回路
（８）の出力パルスの位相を上述の如くｖ周期のほぼ中
間に設定すれば確実にノイズレススチル位置を検出する
ことができる。

上述の如く、本発明の実施例によれば、ポーズ釦を操作
してからノイズレス再生に入るまでの時間が極めて短く
なる。従来技術では、ポーズ釦を操作した直後にテープ
送りが低速となってノイズレスステル位置へのアクセス
が行われるから、第４図のノイズレススチル停止位置Ｓ
１からその１つ前の停止位置８０まで（Ｓｏ−８１の間
隔はＡアジマストラックの間隔で２トラツクピツチに相
轟〕のどの位置で低速送りに移行するかは定まらず、従
って最大でＳｏから８１までの間を低速送りによってア
クセスする状態が生じ、極めて長いアクセスタイムを要
する。一方本実施例では、第４図に示すように平均的ア
クセスはＰ点から８１までであり、従ってスチル再生へ
の迅速な移行が可能である。

また安価なキャプスタンモータを用いてもその制動のば
らつきやテープ走行系負荷のばらつきを吸収できるから
、極めて低コストで高性能及び高精度のスチル再生シス
テムを構成することができる。

以上本発明を実施例に沿って説明したか、種々の変形さ
れた構成で実施することが可能である。

例えば再生コントロール信号の代りにトラック位相を示
す信号、例えば再生垂直同期信号を用いることもできる
。またスチル直前でトラツキンクサーボが正しく作用し
ていれば、ヘッド切換パルスｔｔｐ−ｓｗを再生コント
ロール信号の代りに用いることもできる。

また第４図の点線ｐ′で示すように、ノイズレススチル
のテープ停止位置Ｓ１を少し過ぎた位置でテープ走行が
低速送りに移行されるように遅延回路（３）を調整して
もよい。この場合にはキャプスタンモータを逆方向（リ
バース再生方向）に低速送りする。また＠４図の一点鎖
線ｐ“　のようにテープ停止位置Ｓ１上において低速送
りに移行するよう１こしてもよい。この場合、移行点に
おけるヘッド走査位置はＳｌの前才たは後にばらつくの
で、Ｓｌの前後に別の検出帯を設けてヘッド位置が８１
に対してどの位置にあるかを弁別し、弁別結果に基いて
キャプスタンモータを正逆制御する。この機能は第２図
の位相比較回路（９）を若干変更することにより実現で
きる。

発明の効果 本発明は上述の如く、テープ上のトラックの再生位相を
代表する信号に同期してキャプスタンモータを減速して
から、ノイズレススチル再生のテープ停止位置でテープ
を停止させるようにしたので、ノイズレス再生位置の近
傍においてテープが減速状態になるように制御すること
ができる。従ってポーズ釦を操作してからノイズレスス
チル再生に入るまでの時間を短くすることができる。ま
たキャプスタンモータに制動特性の良い高価なモータを
使用しなくても、テープが減速状態に移行する位置のば
らつきを減速度アクセスで吸収できるから、低コストで
応答性、精度及び安定性のよいスチル画再生装置を得る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明か適用されるＶＴＲ，の回転ヘッド装置
の略平面図、第２図は本発明の一実施例を示すＶＴＲの
要部のブロック図、第６図は第１図の動作を説明するタ
イムチャート及びテープ速度クラフ、第４図はテープ停
止位置を示す線図である。 なお図面に用いた符号において、 （１）・・・・・・・・・・・・・・・回転ヘッドドラ
ム（２）・・・・・・・・・・・・・・・アンドゲート
（３）・・・・・・・・・・・・・・・遅延回路（４）
・・・・・・・・・・・・・・・キャプスタンモータ制
御回路（５）・・・・・・・・・・・・・・・キャブス
タンモ：１（６）・・・・・・・・・・・・・・・モノ
マルチ（７）・・・・・・・・・・・・・・・ノイズ検
出回路（８）・・・・・・・・・・・・・・・ケートパ
ルス発生回路である。 代理人　土星　膀 〃　　　　　　常　　包　　芳　　男 〃　　　　　　杉　　浦　　俊　　貴

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. テープ上のトラックの再生位相を代表する信号に同期し
   てキャプスタンモータを減速するための制御信号を発生
   する回路と、再生出力から得られる画面のパーノイズ位
   置を代表するパルスと回転ヘッドの回転位相に関連した
   パルスとの位相一致を検出してキャプスタンモータを停
   止させるための制御信号を発生する回路とを夫々具備す
   るスチル画再生装置。