JPH079228Y2 - オートトラッキング装置 - Google Patents

オートトラッキング装置

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JPH079228Y2
JPH079228Y2 JP1989123296U JP12329689U JPH079228Y2 JP H079228 Y2 JPH079228 Y2 JP H079228Y2 JP 1989123296 U JP1989123296 U JP 1989123296U JP 12329689 U JP12329689 U JP 12329689U JP H079228 Y2 JPH079228 Y2 JP H079228Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、高密度記録の行われた磁気テープ等の再生を
行うとき、隣接トラックからのクロストークが最小とな
る制御を行うオートトラッキング装置に関する。
(従来の技術) ビデオテープレコーダによって再生される磁気テープ
は、再生時に使用された機器と同一の機器によって録画
された磁気テープばかりでなく、異なる機器によって録
画された磁気テープの場合もあり、このときには、コン
トロールトラックに記録された信号と映像信号との位相
関係が微妙に異なることから、その差異を補正するた
め、トラッキングの調整が行われる。
第3図は、このトラッキングの調整を自動で行う装置の
従来の構成を示している。
この装置は、磁気ヘッドより送出される再生FM信号91g
から搬送波近傍の周波数成分の取り出しを行うバンドパ
スフィルタ91、このバンドパスフィルタ91の出力のピー
ク電圧を検出するピーク電圧検出回路92、ピーク電圧検
出回路92の出力をデジタル値に変換するA/D変換回路9
3、及びA/D変換回路93の出力が導かれたトラッキング制
御部94によって構成されており、バンドパスフィルタ91
によって取り出された周波数成分の強度が最大となるよ
うに、トラッキング制御部94により、磁気テープの走行
制御を行うサーボ制御回路95の制御位相を変化させてい
る。特定の周波数成分の強度は、ピーク電圧検出回路92
の出力によって示され、デジタル値としてトラッキング
制御部94に与えられる。
(考案が解決しようとする課題) 上記構成を用いた場合には、再生を行う磁気テープが、
例えば3倍の密度でもって録画された磁気テープである
場合にも、そのトラッキングの制御は、バンドパスフィ
ルタ91の出力が最大となるように行われる。そして、3
倍の密度等の高密度記録が行われた磁気テープの場合に
は、バンドパスフィルタ91の出力が最大となるトラッキ
ング位置が、隣接トラックからのクロストークが最小と
なるトラッキング位置に一致しない場合が生じ、このと
きには、再生表示された映像の質が悪化するという問題
が生じていた。
本考案は上記課題を解決するため創案されたものであ
り、その目的は、高密度記録の行われた磁気テープを再
生したときにも、最良のトラッキングを行うことのでき
るオートトラッキング装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため本考案のオートトラッキング装
置は、磁気ヘッドによって検出され周波数変換された再
生クロマ信号を、1水平走査期間遅延させる遅延回路
と、この遅延回路の出力と前期再生クロマ信号との差分
を演算する減算回路と、この減算回路の出力のピーク電
圧を検出するエンベロープ検波回路とピークホールド回
路とからなるピーク電圧検出回路と、このピーク電圧検
出回路の出力をデジタル値に変換するA/D変換回路と、
キャプスタンモータの回転位相の制御を行うサーボ制御
回路の制御位相を変更させることにより、前記A/D変換
回路の出力値が最小となるように制御するトラッキング
制御部とを備えた構成を採用する。
(作用) Mフレーム目の信号と(M+1)フレーム目の信号とに
着目すると、(M+1)フレーム目のN番目の水平走査
信号と(N+1)番目の水平走査信号とは、その再生ク
ロマ信号の位相が180度異なっており、Mフレーム目の
N番目と(M+1)フレーム目の(N+1)番目の水平
走査信号とは同一となっている。
つまり、減算回路から送出される出力は、磁気ヘッドに
よって検出される映像信号が、(M+1)フレーム目の
信号のみである場合には0となり、Mフレーム目の信号
を検出する比率に対応して増加する信号となる。
そして、この信号のピーク電圧を、エンベロープ検波回
路とピークホールド回路とからなるピーク電圧検出回路
で検出し、この検出したピーク電圧値をA/D変換回路で
デジタル値に変換して、トラッキング制御部に入力す
る。
ここで、ピーク電圧検出回路は、一般に積分回路で構成
されるエンベローブ検波回路と、ある期間(1フィール
ド又は1フレーム)においてクロストーク信号のエンベ
ロープ(積分回路出力)のピーク値をホールドするピー
クホールド回路とで構成されていることから、その出力
は、画面上のクロマ信号レベルの大小によるクロストー
ク量の大小に適応した値となる。
トラッキング制御部では、このクロストーク量の大小に
適応したA/D変換回路の出力値が最小となるように、サ
ーボ制御回路の制御位相の変更を行う。つまり、A/D変
換回路の出力値は、画面上のクロマ信号レベルの大小に
よるクロストーク量の大小に適応した値となっているこ
とから、クロマ信号レベルの大小による影響を受けるこ
となく、正確なトラッキングを行うことが可能となる。
(実施例) 第1図は、本考案の一実施例の電気的構成を示すブロッ
ク線図である。
図において、磁気テープ11に記録された映像トラックか
らの信号の検出を行う2つの磁気ヘッド12L、12Rより送
出される出力は、ヘッド切換スイッチ13を介することに
よって1本の信号となり、その内部にローパスフィル
タ、周波数変換回路を含む色信号変換回路15に導かれて
いる。そしてこの色信号変換回路15の出力である再生ク
ロマ信号15aは、1水平走査期間の遅延を与える遅延回
路16と、減算回路17の一方の入力とに送出されている。
そして減算回路17の他方の入力には、遅延回路16の出力
が導かれている。
減算回路17の出力は、増幅器18を介して、エンベロープ
検波回路とピークホールド回路とにより構成されたピー
ク電圧検出回路19に導かれており、このピーク電圧検出
回路19の出力はA/D変換回路20に送出されている。そし
てA/D変換回路20の出力は、ソフトウエアによってその
主要部が構成されたトラッキング制御部21に与えられて
いる。
サーボ制御回路22には、磁気テープ11上のコントロール
トラックの検出を行う磁気ヘッド23の出力とトラッキン
グ制御部21からの出力とが導入されており、サーボ制御
回路22からは、磁気テープ11を走行させるキャプスタン
モータ24への出力が送出されている。
第2図は、磁気テープ11に記録された映像信号と、磁気
テープ11より再生された再生クロマ信号15aとの位相関
係を示すための説明図である。
必要に応じて同図を参照しつつ、以下に本考案の一実施
例の動作についての説明を行うが、先ずサーボ制御回路
22の動作と、再生クロマ信号15aの生成動作との説明を
行った後、トラッキングの制御動作の説明に移る。
サーボ制御回路22は、コントロールトラックの検出を行
う磁気ヘッド23の出力、及びトラッキング制御部21(こ
の動作については、後に詳述する)の出力に基いて、キ
ャプスタンモータ24の回転の位相制御を行うことによ
り、磁気テープ11上に記録された映像信号を、磁気ヘッ
ド12L、12Rが正確にトレースできるように制御を行う。
一方、磁気ヘッド12L、12Rにより、キャプスタンモータ
24によって走行する磁気テープ11から検出された信号
は、増幅器14によって増幅された後、色信号変換回路15
に導かれ、再生クロマ信号15aとして送出される。
いま、第2図に示す映像トラックTR1の再生が行われ、
次に映像トラックTR2の再生が行われるものとし、また
映像トラックTR1のN番目の水平走査信号S11を再生した
時、色信号変換回路15より送出される再生クロマ信号15
aの位相を0度とする。
すると(N+1)番目の水平走査信号S12を示す再生ク
ロマ信号15aの位相は180度となる。また映像トラックTR
2のN番目の水平走査信号S21を示す再生クロマ信号15a
の位相は180度、水平走査信号S22のそれは0度となる。
そのため、映像トラックTR2のみが磁気ヘッド12L、12R
によって検出されているとする(正確にトラッキングさ
れている)と、信号S22の再生が行われているとき、遅
延回路16より送出される遅延された再生クロマ信号15a
(S21を再生した信号)と、色信号変換回路15より送出
される再生クロマ信号15a(S22を再生した信号)とは、
その位相が180度異なることから、減算回路17の出力は
0に近似した値となり、ピーク電圧検出回路19の出力も
また0近傍の値となる。
しかし、映像トラックTR2の再生時に、トラッキングの
不良によって、映像トラックTR1の信号S11,S12が同時に
再生された場合には、遅延回路16より送出される再生ク
ロマ信号15aの位相と、色信号変換回路15より送出され
る再生クロマ信号15aの位相とが、180度の位相関係とは
ならない。
そのため減算回路17の信号は、このトラッキングのずれ
に対応して増加する信号となる。この値は、ピーク電圧
検出回路19の出力であり、A/D変換回路20によってデジ
タル化された値として、トラッキング制御部21に導かれ
る。
ここで、ピーク電圧検出回路19は、一般に積分回路で構
成されるエンベロープ検波回路と、ある期間(1フィー
ルド又は1フレーム)において積分回路出力のピーク値
をホールドするピークホールド回路とで構成されている
ことから、その出力は、画面上のクロマ信号レベルの大
小によるクロストーク量の大小に適応した値となる。つ
まり、A/D変換回路20の出力値は、画面上のクロマ信号
レベルの大小によるクロストーク量の大小に適応した値
となっている。
トラッキング制御部21は、サーボ制御回路22において制
御の目標値となる位相を決定する出力値(トラッキング
制御部21より出力される信号によって示される)を変化
させる。つまり制御の目標となる位相を進める方向に変
化させる。その結果として、磁気ヘッド12L,12Rは、映
像トラックTR2のみをトレースすることになり、A/D変換
回路20より送出されるデジタル値が減少する。
つまり磁気ヘッド12L,12Rが、映像トラックTR2のみをト
レースし、隣接する映像トラックTR1のトレースを行わ
ないように(すなわち、減算回路17の出力値が小さくな
り、この出力値のデジタル化された値であるA/D変換回
路20の出力値が小さくなるように)、サーボ制御回路22
によるキャプスタンモータ24の制御の目標値を変化させ
る。
以上説明したように、本実施例においては、減算回路17
の出力をトラッキング制御部21に導くに際して、積分回
路で構成されるエンベロープ検波回路と、ある期間(1
フィールド又は1フレーム)において積分回路出力のピ
ーク値をホールドするピークホールド回路とで構成され
たピーク電圧検出回路19を設けることにより、減算回路
17の出力値のピーク電圧をトラッキング制御部21に導く
構成としていることから、位相の差異の検出感度を高め
ることができる。すなわち、ピーク電圧検出回路19は、
積分回路で構成されるエンベロープ検波回路と、ある期
間(1フィールド又は1フレーム)において積分回路出
力のピーク値をホールドするピークホールド回路とで構
成されていることから、その出力は、画面上のクロマ信
号レベルの大小によるクロストーク量の大小に適応した
値となっている。つまり、A/D変換回路20の出力値は、
画面上のクロマ信号レベルの大小によるクロストーク量
の大小に適応した値となっていることから、トラッキン
グ制御部21では、クロマ信号レベルの大小による影響を
受けることなく、正確なトラッキングを行うことができ
るものである。
(考案の効果) 本考案に係るオートトラッキング装置は、磁気ヘッドに
よって検出され周波数変換された再生クロマ信号を、1
水平走査期間の遅延を与える遅延回路に導くと共に、減
算回路によって、遅延されない再生クロマ信号と遅延さ
れた再生クロマ信号との差分の検出を行い、この差分信
号のピーク電圧を、エンベロープ検波回路とピークホー
ルド回路とからなるピーク電圧検出回路で検出し、この
検出したピーク電圧値が最小の値となるように、トラッ
キング制御部によりサーチ制御回路の制御位相を変化さ
せる構成としているので、高密度記録が行われた磁気テ
ープの再生を行った場合にも、画面上のクロマ信号レベ
ルの大小によるクロストーク量の大小に適応させた正確
なトラッキングを行わせることが可能になるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の電気的構成を示すブロック
線図、第2図は磁気テープに記録された映像信号と磁気
テープより再生された再生クロマ信号との位相関係を示
すための説明図、第3図は従来技術の電気的構成を示す
ブロック線図である。 11……磁気テープ 12L,12R……磁気ヘッド 15……色信号変換回路 15a……再生クロマ信号 16……遅延回路 17……減算回路 21……トラッキング制御部 22……サーボ制御回路 24……キャプスタンモータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドによって検出され周波数変換さ
    れた再生クロマ信号を、1水平走査期間遅延させる遅延
    回路と、 この遅延回路の出力と前期再生クロマ信号との差分を演
    算する減算回路と、 この減算回路の出力のピーク電圧を検出するエンベロー
    プ検波回路とピークホールド回路とからなるピーク電圧
    検出回路と、 このピーク電圧検出回路の出力をデジタル値に変換する
    A/D変換回路と、 キャプスタンモータの回転位相の制御を行うサーボ制御
    回路の制御位相を変更させることにより、前記A/D変換
    回路の出力値が最小となるように制御するトラッキング
    制御部とを備えたことを特徴とするオートトラッキング
    装置。
JP1989123296U 1989-10-20 1989-10-20 オートトラッキング装置 Expired - Fee Related JPH079228Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0244558A (ja) * 1988-08-05 1990-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転ヘッド型磁気記録再生装置

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