JPS5914766A - 醤油の製麹方法 - Google Patents
醤油の製麹方法Info
- Publication number
- JPS5914766A JPS5914766A JP57122017A JP12201782A JPS5914766A JP S5914766 A JPS5914766 A JP S5914766A JP 57122017 A JP57122017 A JP 57122017A JP 12201782 A JP12201782 A JP 12201782A JP S5914766 A JPS5914766 A JP S5914766A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- koji
- soy sauce
- enzyme
- inoculated
- raw material
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は醤油醸造工業の製麹工程において、その工程
の適切な時期に醸造用酵素溶解液を麹基質に添加し製麹
することを特徴とする醤油の製麹方法に関するす 従来、醤油を製造するに際し、大豆又は脱脂大豆等の蛋
白原料′を蒸煮したものと、小麦等の炭水化物原料を炒
熟割砕したものを混合し、これに麹菌を接種し□て30
℃前後で40〜70時間製麹し、食塩水に仕込み製造さ
れる。
の適切な時期に醸造用酵素溶解液を麹基質に添加し製麹
することを特徴とする醤油の製麹方法に関するす 従来、醤油を製造するに際し、大豆又は脱脂大豆等の蛋
白原料′を蒸煮したものと、小麦等の炭水化物原料を炒
熟割砕したものを混合し、これに麹菌を接種し□て30
℃前後で40〜70時間製麹し、食塩水に仕込み製造さ
れる。
以上のような醤油製造工程における原料処理は、それぞ
れ原料を熱処理し適切なα化熱変性をさせて□酵素作用
を受けやすくし、製麹時の品温管理により麹基質に充分
麹菌を生育させることで鼠る。 □ この発−は醤油製造の工程において蛋白原料と澱粉原料
はそれぞれ処理され混合して種菌を接種し、製麹室で適
温、適湿の環境下で培養されるが、この培養期間中適切
な時期に醸造用酵素、す、aわちセルラーゼ、ヘミセル
ラーゼ、ペクチナーゼ、プロテアーゼ等の酵素溶液を噴
霧の状態で麹基質に均一に添加する。添加された酵素は
麹基質の組繊細胞壁を破壊し、麹菌は従前のような細胞
壁の障害を受けず、細胞中に浸入して養分を直ちに摂取
し繁殖の増進を計ることができるものである。
れ原料を熱処理し適切なα化熱変性をさせて□酵素作用
を受けやすくし、製麹時の品温管理により麹基質に充分
麹菌を生育させることで鼠る。 □ この発−は醤油製造の工程において蛋白原料と澱粉原料
はそれぞれ処理され混合して種菌を接種し、製麹室で適
温、適湿の環境下で培養されるが、この培養期間中適切
な時期に醸造用酵素、す、aわちセルラーゼ、ヘミセル
ラーゼ、ペクチナーゼ、プロテアーゼ等の酵素溶液を噴
霧の状態で麹基質に均一に添加する。添加された酵素は
麹基質の組繊細胞壁を破壊し、麹菌は従前のような細胞
壁の障害を受けず、細胞中に浸入して養分を直ちに摂取
し繁殖の増進を計ることができるものである。
酵素の添加時期は上記した作用効果の面から製麹作業あ
工程中において数回に分けることが望ましく、特に盛込
時、手入れ時に行なえば、従来実施されている製麹作業
の工程内において均一に添加をなし得るものである。こ
の場合噴霧する酵素溶液の温度は麹基質の品温と近似し
ていることが望ましく、酵素溶液の温度が麹基質の温度
より低い場合には顕熱或いは潜熱の作用によって部分的
に温度低下を来たし、雑菌の発生を招来する。
工程中において数回に分けることが望ましく、特に盛込
時、手入れ時に行なえば、従来実施されている製麹作業
の工程内において均一に添加をなし得るものである。こ
の場合噴霧する酵素溶液の温度は麹基質の品温と近似し
ていることが望ましく、酵素溶液の温度が麹基質の温度
より低い場合には顕熱或いは潜熱の作用によって部分的
に温度低下を来たし、雑菌の発生を招来する。
酵素は前記したように醸造用としてのセルラーゼ1、ヘ
ミセルラーゼ、ペクチナーゼ、プロテアーゼ等が用いら
れ、添加量については酵素の種類、純度の程度によって
上下するが、市販の酵素剤を使用する場合には、麹基質
料に対しOlチで充分に効果があげられる。溶液剤は滅
菌水のほか1〜2%の塩水、希釈アルコール水等を使用
し、溶液量は必要最小限とする。
ミセルラーゼ、ペクチナーゼ、プロテアーゼ等が用いら
れ、添加量については酵素の種類、純度の程度によって
上下するが、市販の酵素剤を使用する場合には、麹基質
料に対しOlチで充分に効果があげられる。溶液剤は滅
菌水のほか1〜2%の塩水、希釈アルコール水等を使用
し、溶液量は必要最小限とする。
ここで酵素溶解液添加による麹基質水分について設例に
基き説明する。ただし等量醤油麹の場合、脱脂大豆:小
麦−1000kl? : 1000 kgとする。
基き説明する。ただし等量醤油麹の場合、脱脂大豆:小
麦−1000kl? : 1000 kgとする。
1)酵素溶解液量
酵素添加量 01チとする。
原料量2.000 kg
酵 素 量 2000 Xo、1%=−2kg液
量 2kgxso 、 = 2012)酵素
溶解液を添加しない場合の麹基質水分−物水分 13% 小 麦 10%重量減 900kg小麦の水分
2% −)而、。o−=45.25チ 3)酵素溶解液を添加した場合の麹基質水分となり、水
分増加は極く少なく製麹上問題ない。
量 2kgxso 、 = 2012)酵素
溶解液を添加しない場合の麹基質水分−物水分 13% 小 麦 10%重量減 900kg小麦の水分
2% −)而、。o−=45.25チ 3)酵素溶解液を添加した場合の麹基質水分となり、水
分増加は極く少なく製麹上問題ない。
ここでこの発明によって得られた麹掬の増殖効果をデー
タによって示す。
タによって示す。
実施例1
盛込時酵素溶液添加
鷲料 脱脂大豆 1,000kg
小 麦 i、o’oo’kg
撒水量 1,300A!
製麹 盛込時酵素浴液 201(酵素剤2kg、水20
1)35℃(液晶温)噴霧状添加 出麹 この発明の方法 従来法水
分 32.0% 32.1%
P 、 H6,706,65 酵素力価 プロテアーゼ PH30,379(16要) 0.
223(100,0)(蛋白質分解) PI−16o
5go(t2:39) 0.468(100,0)P
Hs O,523(221−6) 0.236(100
,0)アミラーゼ 30.60(106,9
)28.80(100,0)(澱粉分解) 仕込 冷却(−2℃)食塩水(Nac123.0%)1
1水3.300 l 諸法圧搾液(6箇月) この発明の方法 従来法 Nac7 16.80 16.9
2T、N、 1.89(114,5)
1.65(100,0)A、N、 0.9
5(120,2) 0.79(100,0)アル
コール PH 4.8 s
4.8 6IL.S(糖分)
3,12 3.15実施例2 盛込時、手入時、酵素溶液添加 原料 脱脂大豆 1,0 0 0kg 小 麦 1,000kg 撒水量1,3 0 0 l 製麹 盛込時酵素溶液 101(酵素剤1kg 水1
01)35°C(液晶部)噴霧状添加 一番手入時添加 51(酵素剤500g水51)二番手
入時添加 51(酵素剤500g水i)出麹 本発明法 従来法 水分 32.2係 32.1係PH ’
6.75 、 6.6り酵素力価 ブチアーゼ PH 3 0.405 (181.6)
0.223 (100.0)(舶分解) PH 6
0.637 (136.1) 0.468 (100
.0)PI−1 8 0.576 (244.0) 0
.236 (100.0)アミラーゼ 31.7
1(110.1) 28.80(100.0)(澱
粉分解) 仕込 冷却(−2℃)食塩水( Nac123.0%)
11水3、3ooz 諸法圧搾液(6箇月) こり硼の方法 従来法 Nacl 1 6.82 1
6.92T.N. 1.9D115.7
) 1.65(100.0)A.N
O.96(121.5) 0.79(100.
0)アルコーゾレ 2,27
2.21PH
4.8 s
4.8 6I丸.S(糖分) 3,13
3.15実施例1、2に示すように 製麹、出麹の時点で酵素力価に於て 例1 例2 プロテアーゼ PI−1 3 1 69.9チ 1816チ
4。
1)35℃(液晶温)噴霧状添加 出麹 この発明の方法 従来法水
分 32.0% 32.1%
P 、 H6,706,65 酵素力価 プロテアーゼ PH30,379(16要) 0.
223(100,0)(蛋白質分解) PI−16o
5go(t2:39) 0.468(100,0)P
Hs O,523(221−6) 0.236(100
,0)アミラーゼ 30.60(106,9
)28.80(100,0)(澱粉分解) 仕込 冷却(−2℃)食塩水(Nac123.0%)1
1水3.300 l 諸法圧搾液(6箇月) この発明の方法 従来法 Nac7 16.80 16.9
2T、N、 1.89(114,5)
1.65(100,0)A、N、 0.9
5(120,2) 0.79(100,0)アル
コール PH 4.8 s
4.8 6IL.S(糖分)
3,12 3.15実施例2 盛込時、手入時、酵素溶液添加 原料 脱脂大豆 1,0 0 0kg 小 麦 1,000kg 撒水量1,3 0 0 l 製麹 盛込時酵素溶液 101(酵素剤1kg 水1
01)35°C(液晶部)噴霧状添加 一番手入時添加 51(酵素剤500g水51)二番手
入時添加 51(酵素剤500g水i)出麹 本発明法 従来法 水分 32.2係 32.1係PH ’
6.75 、 6.6り酵素力価 ブチアーゼ PH 3 0.405 (181.6)
0.223 (100.0)(舶分解) PH 6
0.637 (136.1) 0.468 (100
.0)PI−1 8 0.576 (244.0) 0
.236 (100.0)アミラーゼ 31.7
1(110.1) 28.80(100.0)(澱
粉分解) 仕込 冷却(−2℃)食塩水( Nac123.0%)
11水3、3ooz 諸法圧搾液(6箇月) こり硼の方法 従来法 Nacl 1 6.82 1
6.92T.N. 1.9D115.7
) 1.65(100.0)A.N
O.96(121.5) 0.79(100.
0)アルコーゾレ 2,27
2.21PH
4.8 s
4.8 6I丸.S(糖分) 3,13
3.15実施例1、2に示すように 製麹、出麹の時点で酵素力価に於て 例1 例2 プロテアーゼ PI−1 3 1 69.9チ 1816チ
4。
PH 6 123.9136.1
PH 8 221.6 244.0アミラ
ーゼ 106.9 110.1プロテア
ーゼ(蛋白分解酵素)、アミラーゼ(澱粉分解酵素)と
もに増強されており、6チ月経過の諸法圧搾液の成分に
於ても例1 例2 T.N 114.5% 1157係A.N 12
0.2’ 121.5T.N4全窒素)、A.N.
(アミノ態窒素)共に対照に比して高数値を示している
。
ーゼ 106.9 110.1プロテア
ーゼ(蛋白分解酵素)、アミラーゼ(澱粉分解酵素)と
もに増強されており、6チ月経過の諸法圧搾液の成分に
於ても例1 例2 T.N 114.5% 1157係A.N 12
0.2’ 121.5T.N4全窒素)、A.N.
(アミノ態窒素)共に対照に比して高数値を示している
。
例1、例2を比較すると例2の方が好結果を得ているの
は添付図・面に示す通り、酵素剤溶液を分割して添加し
、酵素力価の失活を補足したのが、例2の好成績の要因
であり、製麹中の=加酵素剤溶液の効果を示すものであ
る。
は添付図・面に示す通り、酵素剤溶液を分割して添加し
、酵素力価の失活を補足したのが、例2の好成績の要因
であり、製麹中の=加酵素剤溶液の効果を示すものであ
る。
添付図面は盛込時から副麹時までの酵素力価の経時変化
を本発明方法と従来法とについて示したものである。 特許出願人 永田醸造機械株式会社
を本発明方法と従来法とについて示したものである。 特許出願人 永田醸造機械株式会社
Claims (1)
- 醤油の醸造工業において、澱粉及び蛋白原料を膨化変性
させ、種菌を接種して綱部し、これを塩水に仕込み、常
法通り醤油にする方法において、製麹工程の盛込みから
出麹までの1間に醸造用酵素溶解液の必要を適宜分割し
て麹基質に添加しもって原料の組繊細胞壁の破壊を計り
、麹菌の繁殖を増進させることを!徴とする製麹時に酵
素を利用した醤油の製麹方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57122017A JPS5914766A (ja) | 1982-07-15 | 1982-07-15 | 醤油の製麹方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57122017A JPS5914766A (ja) | 1982-07-15 | 1982-07-15 | 醤油の製麹方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5914766A true JPS5914766A (ja) | 1984-01-25 |
Family
ID=14825508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57122017A Pending JPS5914766A (ja) | 1982-07-15 | 1982-07-15 | 醤油の製麹方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914766A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6569476B2 (en) * | 1999-12-02 | 2003-05-27 | Nestec S.A. | Production of hydrolysate seasoning |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56148256A (en) * | 1980-04-15 | 1981-11-17 | Ajinomoto Co Inc | Brewage of soy sauce using enzyme |
-
1982
- 1982-07-15 JP JP57122017A patent/JPS5914766A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56148256A (en) * | 1980-04-15 | 1981-11-17 | Ajinomoto Co Inc | Brewage of soy sauce using enzyme |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6569476B2 (en) * | 1999-12-02 | 2003-05-27 | Nestec S.A. | Production of hydrolysate seasoning |
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