JPS5914259Y2 - 農用トラクタ−等の伝動部における爪クラツチ構造 - Google Patents

農用トラクタ−等の伝動部における爪クラツチ構造

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JPS5914259Y2
JPS5914259Y2 JP1976025939U JP2593976U JPS5914259Y2 JP S5914259 Y2 JPS5914259 Y2 JP S5914259Y2 JP 1976025939 U JP1976025939 U JP 1976025939U JP 2593976 U JP2593976 U JP 2593976U JP S5914259 Y2 JPS5914259 Y2 JP S5914259Y2
Authority
JP
Japan
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clutch
pawl
claw
shaft
width
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976025939U
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English (en)
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JPS52119223U (ja
Inventor
幸雄 久保田
皓 岡田
Original Assignee
ヤンマー農機株式会社
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Publication date
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は農用トラクターの伝動部における爪クラツチ構
造に関する。
詳すれば、駆動軸から爪クラッチを介して、PTO軸等
軸内側駆動軸に動力伝達し、駆動軸停止に際して慣性に
より被駆動軸が回転してしまうように構成されている農
用トラクターの伝動部における爪クラツチ構造に関して
いる。
従来この種の爪クラッチにおいては、爪クラツチ同志の
噛合面は回転方向に垂直な面として形成されるのが通常
であって、爪クラッチの噛合を確実なものとするため爪
クラッチの噛合面の高さが高くなりがちであった。
そのために駆動軸が停止しても慣性力で被駆動軸が回転
する場合、爪クラッチは慣性回転している被駆動軸上の
爪クラッチにより、反対の軸方向へ大きく移動させられ
るようになり、例えば駆動軸上のスプラインの切上げ部
分に引っかかったり、またクラッチの逃げによる打音も
高かった。
また以上のような欠点を解消するため爪クラッチの噛合
面を低く形成すればクラッチ同志の噛合が悪く伝動が十
分に行えなかった。
本願考案は以上のような問題点を解消すべく提案された
ものである。
以下、図面に示す実施例について説明する。
第1図は農用トラクターにおけるリヤケース内一部の断
面図を示し、リヤケース6内の支持壁7との間に軸架し
たPTO軸8を後壁6′から後方へ突設して、該PTO
軸8によりロータリ一作業機を駆動できるようにし、内
方のPTO軸8軸分部分嵌した伝動ギヤ9、PTO軸8
軸分部分プライン係合した変速ギヤ10とをドッグクラ
ッチ11により係脱自在に構成する。
また、支持壁7と後壁6′との間にはベアリング12、
12’を介して被駆動軸2を軸架し、該被駆動軸2に形
成した小ギヤ13を前記伝動ギヤ9に噛合し、被駆動軸
2の端部に形成したギヤ14には前記変速ギヤ10を噛
合自在に設け、主軸側から延出する駆動軸1の先端軸部
1′を被駆動軸2の端部軸孔2′内にニードルベアリン
グ15を介して嵌合し、該軸孔2′から油路16を小ギ
ヤ13側に延出形成して構成する。
被駆動軸2の先端には受動爪クラッチBをスプライン係
合17するが、ベアリング12とスナップノング18と
により該爪クラッチBを固定し、方、駆動軸1の端部に
は駆動爪クラッチAをスプライン係合3するが、スプラ
インの切り上げ部分3′の方向まで駆動爪クラッチAが
移動できるようにし、その切り上げ部分3′から離れた
駆動軸1の部分には一方側に係止される支持金19を嵌
装し、該支持金19と駆動爪クラッチAとの間には圧縮
形スプリング4を嵌装して、その弾圧力により該爪クラ
ッチAを受動爪クラッチB側に押圧させるように構成す
る。
前記両爪クラッチA、 Bの対面側には爪部5゜5.5
’、 5’をそれぞれ形成するか゛、それぞれの面には
凸部20.20’、傾斜の極めて緩い傾斜面21.21
’、凹部22.22’の順序に連ねて2組にして形成し
、その凸部20.20’と凹部22.22’の間部分に
爪部5゜5′を形成し、爪部5,5′の噛合面5a、5
a’を回転方向に噴込角θ、θ′を有するよう逆テーパ
面に形成して構成する。
また、前記凹部22.22’におけるその対面方向から
視て爪部5,5′の逆テーパ面を形成して部分によって
障ぎられていない領域、すなわち可視部の巾Mは前記凸
部20.20’の巾Nより巾広に形成されている。
しかして、スプリング4に弾圧される駆動爪クラッチA
のクラッチ面と被駆動爪クラッチBのクラッチ面とが接
合する状態で、爪クラッチAの凸部20、傾斜面21.
凹部22が、爪クラッチBの凹部22′、傾斜面21゜
′、凸部20′にそれぞれ面接し、爪部5と爪部5′が
噛合うが、駆動爪クラッチAが矢印イ方向に回転すると
、爪部5,5′の高さ1,1′が低く形成されていても
逆テーパ面に形成された噛合面5a、5a’が相互に喰
込んで外れない状態となってトルク伝達が行なわれ、被
駆動爪クラッチBも矢印イ方向に回転して、変速ギヤ1
0の噛合伝動によりPTO軸8は駆動される。
ところで、駆動軸1が回転停止すると、PTO軸8側は
慣性により停止しないで回転を持続する状態となる。
その状態で、PTO軸8側とともに受動爪クラッチBは
矢印イ方向に回転継続し、凸部20’が駆動爪クラッチ
Aの傾斜面21から凸部20上に接触しながら移動する
ので、スプリング4に抗張しながら駆動爪クラッチAを
軸方向に退出移動させることになり、その移動量は爪部
5,5′の高さが低いので僅かな量となる。
とくに凹部22.22’の対面方向から視た凹部22゜
22′の可視部の巾Mが凸部20.20’の巾Nより大
きく形成されているから凹部22.22’と凸部20.
20’が嵌合状態にある時でも凹部22.22’は余裕
があるので、上述のように駆動軸1が回転停止したとき
凸部20’はきわめてスムーズに傾斜面21上に移動し
ていく。
また、凸部20’が再び凹部22に復帰しても同様にス
ムーズに離脱するので伝動力の切断が無理なく行なわれ
る。
また、そのように回転する受動爪クラッチBの凸部20
′が駆動爪クラッチAの凸部20に乗り上げた後に、ス
プリング4の弾圧力によって押し戻される状態の駆動爪
クラッチAの凹部22に落ち込むと打音を発生するが、
爪部5,5′の高さ19丁が低いので高い打音とはなら
ない。
このように本考案は、駆動軸から爪クラッチを介してP
TO軸側の被駆動軸に動力伝達し、駆動軸停止に際して
慣性により被駆動軸が回転してしまうように構成されて
いる農用トラクターの伝動部において、駆動軸1の駆動
爪クラッチAと被駆動軸2の受動爪クラッチとを一方が
スプライン係合3でスプリング4により弾圧され他方が
固定されるようにそれぞれ取付け、両爪クラッチA、
Bの対面側にはそれぞれ凸部20.20’、傾斜の極め
て緩い傾斜面21.21’、凹部22.22’の順序に
連ねて形成してその凸部20.20’と凹部22.22
’との間部分に爪部5,5′を形成すると共に爪部5,
5′の噛合面5a、5a’を回転方向に噴込角を有する
よう逆テーパ面に形成する一方、凹部22.22’の対
面方向から視た凹部22.22’の可視部の巾Mを凸部
20゜20′の巾Nより大に形成しているから噛合面5
a。
5a’の噴込状噛合により爪クラッチA、 Bが外れ
ないで確実にトルク伝達ができて爪部5,5′の高さが
低く形成することができるので、駆動軸1が停止して慣
性力によって被駆動軸2が回転持続しても爪クラッチの
一方が大きく移動することなく例えばスプラインの切り
上げ部分に引っかかるといったことがなく、一方の爪ク
ラッチの逃げと復帰にともなう発生打音は高くならずに
すむことができると共に、とくに凹部22.22’を対
面する方向から視て可視部の巾Mが爪部5,5′の巾N
より大きく形成されているために、きわめてスムーズに
凹凸の嵌合を解くことができて、上述の爪クラッチの逃
げが無理なく行なわれるから、たとえ、被駆動軸の慣性
回転力が大きくても、駆動軸側に影響か”及ぶことがな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は農用トラクター
におけるリヤケース内一部の断面図、第2図はその一部
の拡大図、第3図は駆動爪クラッチの正面図、第4図は
その側面図、第5図はその側断面図、第6図は受動爪ク
ラッチの正面図、第7図はその側面図、第8図はその側
断面図、第9図は駆動爪クラッチの要部の展開図、第1
0図は受動爪クラッチの要部の展開図、第11図は両爪
クラッチの要部を対応させて示す展開図である。 1・・・駆動爪、A・・・駆動爪クラッチ、2・・・被
駆動軸、B・・・受動爪クラッチ、3・・・スプライン
係合、4・・・スプライン、5,5′・・・爪部、5a
、5a’・・・噛合面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動軸から爪クラッチを介して、PTO軸側の被駆動軸
    に動力伝達し、駆動軸停止に際して慣性により被駆動軸
    が回転してしまうように構成されている農用トラクター
    の伝動部において、駆動軸1の駆動爪クラッチAと被駆
    動軸2の受動爪クラッチとを一方がスプライン係合3で
    スプリング4により弾圧され他方が固定されるようにそ
    れぞれ取付け、両爪クラッチA、 Bの対面側にはそ
    れぞれ凸部20.20’、傾斜の極めて緩い傾斜面21
    .21’、凹部22.22’の順序に連ねて形成してそ
    の凸部20゜20′と凹部22.22’との間部分に爪
    部5,5′を形成すると共に爪部5,5′の噛合面5a
    、5a’を回転方向に噴込角を有するよう逆テーパ面に
    形成する一方、凹部22.22’の対面方向から視た凹
    部、22.22の可視部の巾Mを凸部20.20’の巾
    Nより大に形成したことを特徴とする爪クラツチ構造。
JP1976025939U 1976-03-04 1976-03-04 農用トラクタ−等の伝動部における爪クラツチ構造 Expired JPS5914259Y2 (ja)

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JP1976025939U JPS5914259Y2 (ja) 1976-03-04 1976-03-04 農用トラクタ−等の伝動部における爪クラツチ構造

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Publication Number Publication Date
JPS52119223U JPS52119223U (ja) 1977-09-09
JPS5914259Y2 true JPS5914259Y2 (ja) 1984-04-26

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JP1976025939U Expired JPS5914259Y2 (ja) 1976-03-04 1976-03-04 農用トラクタ−等の伝動部における爪クラツチ構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2928485A (en) * 1957-01-14 1960-03-15 Eaton Mfg Co Overrunning tandem axle

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JPS572176Y2 (ja) * 1972-08-03 1982-01-14

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US2928485A (en) * 1957-01-14 1960-03-15 Eaton Mfg Co Overrunning tandem axle

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JPS52119223U (ja) 1977-09-09

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