JPS59140220A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
エポキシ樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS59140220A JPS59140220A JP1442883A JP1442883A JPS59140220A JP S59140220 A JPS59140220 A JP S59140220A JP 1442883 A JP1442883 A JP 1442883A JP 1442883 A JP1442883 A JP 1442883A JP S59140220 A JPS59140220 A JP S59140220A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- epoxy resin
- anhydride
- polycarboxylic acid
- polycarboxylic
- resin composition
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐クラツク性の改善されたエポキシ樹脂組成物
に関する。
に関する。
一般にエポキシ樹脂から作られた成形品は可撓性に乏し
く、歪に対してもろいという欠点がある。このような欠
点は、電気機器の小型化。
く、歪に対してもろいという欠点がある。このような欠
点は、電気機器の小型化。
高性能化および高電圧化に伴いエポキシ樹脂を用いた注
型絶縁方式を採用する場合大きな障害となる。すなわち
、エポキシ樹脂が硬化する際のエポキシ樹脂の収縮変形
などによる内部応力のために、電気機器に埋込まれた金
属部品等の界面にクラックを生じることである。このよ
うなりラックの発生は、たとえばダイオードやトランジ
スタなどの電子部品の注型においては微少であっても耐
湿性を低下させ長期間使用すると故障の原因となる。高
電圧のかかる重電機器の注型においても絶縁性能を低下
させ重大な事故をひき起こすことになる。
型絶縁方式を採用する場合大きな障害となる。すなわち
、エポキシ樹脂が硬化する際のエポキシ樹脂の収縮変形
などによる内部応力のために、電気機器に埋込まれた金
属部品等の界面にクラックを生じることである。このよ
うなりラックの発生は、たとえばダイオードやトランジ
スタなどの電子部品の注型においては微少であっても耐
湿性を低下させ長期間使用すると故障の原因となる。高
電圧のかかる重電機器の注型においても絶縁性能を低下
させ重大な事故をひき起こすことになる。
これらの欠点を解決するために可撓性付与剤の添加、可
撓性硬化剤の添加などが行われているが、いまだ満足す
べき解決には至っていない。
撓性硬化剤の添加などが行われているが、いまだ満足す
べき解決には至っていない。
すなわちこれらの方法は、(1)ジオクチル7タレート
やグリコールなどの可塑剤または非反応性可撓性付与剤
の添加、(2)ヘキサンジオールジグリシジルエーテル
、ポリフロピレングリコールジグリシジルエーテルなど
の長鎖エポキシの添加や、(3)ポリアゼライン酸無水
物、ポリセバシン酸無水物などの長鎖のポリカルボン酸
無水物系硬化剤を添加することによジェポキシ樹脂硬化
物を可撓化し、耐熱衝撃性を弱めようとするものである
。しかしこのような方法では一般に熱変形温度が低下し
、耐クラツク性は向上したものの結果として希望の温度
での電気特性が大幅に低下する(いわゆる耐熱性が低下
する)という欠点があった。
やグリコールなどの可塑剤または非反応性可撓性付与剤
の添加、(2)ヘキサンジオールジグリシジルエーテル
、ポリフロピレングリコールジグリシジルエーテルなど
の長鎖エポキシの添加や、(3)ポリアゼライン酸無水
物、ポリセバシン酸無水物などの長鎖のポリカルボン酸
無水物系硬化剤を添加することによジェポキシ樹脂硬化
物を可撓化し、耐熱衝撃性を弱めようとするものである
。しかしこのような方法では一般に熱変形温度が低下し
、耐クラツク性は向上したものの結果として希望の温度
での電気特性が大幅に低下する(いわゆる耐熱性が低下
する)という欠点があった。
本発明は、このような問題点を解決するものであシ、熱
変形温度および電気特性の低下を少なくして耐クラツク
性が改善されたエポキシ樹脂組成物を提供するものであ
る。
変形温度および電気特性の低下を少なくして耐クラツク
性が改善されたエポキシ樹脂組成物を提供するものであ
る。
すなわち1本発明は。
(A) エポキシ樹脂。
(B) ポリカルボン酸無水物
および
(C) ポリカルボン酸
を含有してなり、(C)成分を(B)成分と(C)成分
の総量に対して0.8〜6重量%の範囲で配合してなる
エポキシ樹脂組成物に関する。
の総量に対して0.8〜6重量%の範囲で配合してなる
エポキシ樹脂組成物に関する。
本発明の(A)成分であるエポキシ樹脂としては。
一般に知られているエポキシ樹脂をすべて使用すること
ができる。たとえばビスフェノールA。
ができる。たとえばビスフェノールA。
ビスフェノールF、フェノールノボラック等の多価フェ
ノールのポリグリシジルエーテルやフタル酸、テトラヒ
ドロ7タル酸、ヘキサヒドロフタル酸等のポリカルボン
酸のポリグリシジルエステルなどである。
ノールのポリグリシジルエーテルやフタル酸、テトラヒ
ドロ7タル酸、ヘキサヒドロフタル酸等のポリカルボン
酸のポリグリシジルエステルなどである。
またビニルシクロヘキセンジオキシド、3.4−エポキ
シシクロヘキシルメチル−3,/ 4/−エポキシシク
ロヘキサンカルボキシレート等の脂環式エポキシ樹脂や
トリグリシジルインシアヌレート、N、N’−ジグリシ
ジル−5,5′−ジメチルヒダントイン、N、N’−ジ
グリシジルアニリン等の含窒素エポキシ樹脂も同様に使
用することができる。
シシクロヘキシルメチル−3,/ 4/−エポキシシク
ロヘキサンカルボキシレート等の脂環式エポキシ樹脂や
トリグリシジルインシアヌレート、N、N’−ジグリシ
ジル−5,5′−ジメチルヒダントイン、N、N’−ジ
グリシジルアニリン等の含窒素エポキシ樹脂も同様に使
用することができる。
(B)成分のポリカルボン酸無水物としては、たとえば
無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテト
ラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メ
チルへキサヒドロ無水フタル酸、メチル3,6−ニンド
メチレンテトラヒド白無水フタル酸、ドデセニル無水コ
ハク酸。
無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテト
ラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メ
チルへキサヒドロ無水フタル酸、メチル3,6−ニンド
メチレンテトラヒド白無水フタル酸、ドデセニル無水コ
ハク酸。
無水ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸
無水物などを使用することができる。
無水物などを使用することができる。
(C)成分のポリカルボン酸は、上記ポリカルボン酸無
水物の酸無水物基が開環した形のポリカルボン酸が使用
できる。
水物の酸無水物基が開環した形のポリカルボン酸が使用
できる。
エポキシ樹脂に対するポリカルボン酸無水物およびポリ
カルボン酸の使用量は、特に限定されないが、エポキシ
基1当量に対してポリカルボン酸無水物とポリカルボン
酸の総量が0.6〜1.2モルの範囲が好ましく9%に
0.8〜1モルの範囲が好ましい。
カルボン酸の使用量は、特に限定されないが、エポキシ
基1当量に対してポリカルボン酸無水物とポリカルボン
酸の総量が0.6〜1.2モルの範囲が好ましく9%に
0.8〜1モルの範囲が好ましい。
本発明において(C)成分のポリカルボン酸は(B)成
分と(C)成分の総量に対して、0.8〜6重量%。
分と(C)成分の総量に対して、0.8〜6重量%。
好ましくは1〜5重量%の範囲で配合される。
0.8重量−未満では耐クラツク性の点で劣シ。
6重量%を越えると硬化物の熱変形温度1機械特性、電
気特性が低下する。
気特性が低下する。
本発明のポリカルボン酸は、ポリカルボン酸無水物と同
種なポリカルボン酸が溶解性の点で好ましいが、異種の
ポリカルボン酸であってもよい。
種なポリカルボン酸が溶解性の点で好ましいが、異種の
ポリカルボン酸であってもよい。
ポリカルボン酸無水物およびポリカルボン酸は、所定量
の水をポリカルボン酸無水物に添加して適宜加熱して、
一部ポリカルボン酸を生成させて、ポリカルボン酸無水
物およびポリカルボン酸の混合物として使用してもよい
。
の水をポリカルボン酸無水物に添加して適宜加熱して、
一部ポリカルボン酸を生成させて、ポリカルボン酸無水
物およびポリカルボン酸の混合物として使用してもよい
。
なお、従来のエポキシ樹脂硬化剤としてのポリカルボン
酸無水物は、その中に遊離酸すなわちポリカルボン酸を
有するものであるが、その量は微量、すなわち、多くの
場合0.1重量%以下であり、多くとも0.5重量%奏
下である。よって、このようなポリカルボン酸無水物と
本発明におけるポリカルボン酸無水物(Bl成分および
ポリカルボン酸(C)成分は明確に区別そきる。
酸無水物は、その中に遊離酸すなわちポリカルボン酸を
有するものであるが、その量は微量、すなわち、多くの
場合0.1重量%以下であり、多くとも0.5重量%奏
下である。よって、このようなポリカルボン酸無水物と
本発明におけるポリカルボン酸無水物(Bl成分および
ポリカルボン酸(C)成分は明確に区別そきる。
本発明の耐クラツク性エポキシ樹脂組成物においては上
記以外に硬化促進剤を添加することができる。硬化促進
剤としては三級アミン、三級アミン塩、四級アンモニウ
ム塩、金属塩、有機金属錯体などがある。
記以外に硬化促進剤を添加することができる。硬化促進
剤としては三級アミン、三級アミン塩、四級アンモニウ
ム塩、金属塩、有機金属錯体などがある。
また本発明の耐クラック性エポキシ樹脂組成物の用途に
よって、希釈剤、充填剤、難燃剤。
よって、希釈剤、充填剤、難燃剤。
染料、顔料等を添加することができる。
次に2本発明の実施例を示す。
実施例1〜5および比較例1〜4
ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとから合成され
たエポキシ当量190のエピビス型エポキシ樹脂(エピ
コー)828.シェルケミカル社商品名)、吸湿させて
遊離のジカルボン酸を1.3重量%含有するようにした
ヘキサヒドロ無水フタル酸(以下、HHPA(1)とい
う、実施例1で使用)。
たエポキシ当量190のエピビス型エポキシ樹脂(エピ
コー)828.シェルケミカル社商品名)、吸湿させて
遊離のジカルボン酸を1.3重量%含有するようにした
ヘキサヒドロ無水フタル酸(以下、HHPA(1)とい
う、実施例1で使用)。
吸湿させて遊離のジカルボン酸を0.5重量%含有υも
するようどキサヒドロ無水フタル酸(以下。
HHPA(21という、比較例1で使用)、遊離のジカ
ルボン酸を0.2重量%含むメチルへキサヒドロ無水フ
タル酸(HN−5500,日立化成工業■商品名)およ
びトリス−(ジメチルアミノメチル)フェノールのトリ
ー2−エチルヘキサン酸!(K−61B、シェルケミカ
ル社商品名)を1表1に示す配合で混合し・、エポキシ
樹脂組成物を得た。
ルボン酸を0.2重量%含むメチルへキサヒドロ無水フ
タル酸(HN−5500,日立化成工業■商品名)およ
びトリス−(ジメチルアミノメチル)フェノールのトリ
ー2−エチルヘキサン酸!(K−61B、シェルケミカ
ル社商品名)を1表1に示す配合で混合し・、エポキシ
樹脂組成物を得た。
得られたエポキシ樹脂組成物の特性を表1に示す。
々お、実施例および比較例におけるエポキシ樹脂組成物
の特性値は9次の試験法により測定した。
の特性値は9次の試験法により測定した。
(1)硬化物の耐クラツク性
300m1のガラス製トールビーカーにエポキシ樹脂組
成物360y−をとり、100℃で15時間加熱して硬
化後とシ出し、室温で2.5時間放置後、クラックの発
生の有無を観察した。クラック発生のないものはさらに
120℃で24時間加熱して硬化させ、室温で2.5時
間放置しクラックの発生の有無を観察した。クラックが
発生したものは×9発生しないものは○で表示した。
成物360y−をとり、100℃で15時間加熱して硬
化後とシ出し、室温で2.5時間放置後、クラックの発
生の有無を観察した。クラック発生のないものはさらに
120℃で24時間加熱して硬化させ、室温で2.5時
間放置しクラックの発生の有無を観察した。クラックが
発生したものは×9発生しないものは○で表示した。
(2)その他の特性
エポキシ樹脂組成物を120℃で5時間、ついで150
℃で15時間加熱して硬化させ、熱変形温度をASTM
D−648−56,電気特性をJIS−K 691
1にしたがって測定した。
℃で15時間加熱して硬化させ、熱変形温度をASTM
D−648−56,電気特性をJIS−K 691
1にしたがって測定した。
以上よシ明らかなように9本発明に係るエポキシ樹脂組
成物は、熱変形温度および電気特性の低下を少カクシて
、耐クラツク性が改善されたものである。
成物は、熱変形温度および電気特性の低下を少カクシて
、耐クラツク性が改善されたものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、(A) エポキシ樹脂 fB) ポリカルボン酸無水物 および (C) ポリカルボン酸 を含有してなり 、 (C)成分を(B)成分および(
C)成分の総量に対して0.8〜6重量%の範囲で配合
してなるエポキシ樹脂組成物府鈴す亀。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1442883A JPS59140220A (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | エポキシ樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1442883A JPS59140220A (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | エポキシ樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59140220A true JPS59140220A (ja) | 1984-08-11 |
Family
ID=11860746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1442883A Pending JPS59140220A (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | エポキシ樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59140220A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5505895A (en) * | 1992-12-19 | 1996-04-09 | Ciba-Geigy Corporation | Process for making moulded articles of epoxy resin compositions |
JP2015514384A (ja) * | 2012-03-29 | 2015-05-18 | シーメンス エナジー インコーポレイテッド | 高電圧回転機械のための電気絶縁体及び電気絶縁体を製造するための方法 |
-
1983
- 1983-01-31 JP JP1442883A patent/JPS59140220A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5505895A (en) * | 1992-12-19 | 1996-04-09 | Ciba-Geigy Corporation | Process for making moulded articles of epoxy resin compositions |
JP2015514384A (ja) * | 2012-03-29 | 2015-05-18 | シーメンス エナジー インコーポレイテッド | 高電圧回転機械のための電気絶縁体及び電気絶縁体を製造するための方法 |
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