JPS59140014A - コンクリ−ト成形体の製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、建材などとなるコンクリート成形体の製法
に関する。

〔背景技術〕

セメント等の結合材の混線物をロール成形して成形体を
得、これを養生する等して硬化させることにより建材用
コンクリート製品を製造することは、広く行われている
。

〔発明の目的〕

この発明は、上記のごとくにしてコンクリート製品を得
るにあたり、表面に深い凹凸模様（エンボス模様）を持
つ成形体を作ることを可能とさせ、これによって外観品
位にすぐれたコンクリート製品を提供し得るようにする
ことを目的とする。

〔発明の開示〕

このような目的を達成するために、この発明は、一方向
に連続して移動する受型上に、ホッパおよび平成形ロー
ルを備えた第１の成形装置と、プレフォーミングダイお
よびエンボスロールを備えた第２の成形装置とを配置し
、第２の成形装置におけるエンボスロールの周速度を第
１の成形装置における平成形ロールの周速度よりも遅く
しておいて、第１の成形装置で成形したコンクリート成
形体中間品を第２の成形装置に送り込むことにより、上
面に凹凸を持つコンタリート成形体を得ることを特徴と
するコンクリート成形体の製法をその要旨とする。以下
にこれをその実施例をあられす図面に基いて詳しく述べ
る。

第１図は、この発明の方法によって得られるコンタリー
ト製品をあられす。コンクリート製品１は、その表面に
凹部２と凸部３からなる深いエンボス模様を持つ。コン
タリートは、水硬性セメントを結合材とし、無機軽量骨
材等が配合されたものが一般的であるが、レジンを結合
材としてもよく、種類は限定されない。

この発明によれば、このようなものは、次のようにして
成形される。

無端状コンベア１１上に受型１２が載置されて一方向（
矢印方向）に移動している。受型上には、次のような構
造を持つ第１および第２の成形装置１３．１４が配置さ
れている。第１の成形装置１３は、混練物１５が入って
いるホッパ１３１と、平滑な局面を持ち矢印方向に回転
する平成形ロール１３２とを備えている。第２の成形装
置は、プレ７オーミングダイ１４１と、周面に所望のエ
ンボス模様に合致する凸部１４３を持ち矢印方向に回転
するエンボスロール１４２とを備えている。なお、瓦な
どの屈曲形状を持つ成形体を作るときにハ、平成形ロー
ル、エンボスロールの周面およびプレフォーミングダイ
の型面は、ロールの軸方向に屈曲し、うねっている。

第２の成形装置１４におけるエンボスロール１４２０周
速度Ｖ。は、受型１２の移動速度と同じであるが、第１
の成形装置１３における平成形ロール１３２の周速度ｖ
１　　よりも遅い。

図にみるように、第１の成形装置１３において、ホッパ
ｌ　３１の混練物１５け平成形ロール１３２の作用で受
型１２上に成形されてコンクリート成形体の中間品（下
半体）１６となり、第２の成形装置１４の下に入る。こ
こで、エンボスロール１４２の作用でその上に深い凹凸
が作られる。プレフォーミングダイ１４１１′ｉ、エン
ボスロール１４２によって凹凸が形成されるときの材料
の逃けを防いだり、模様形成を適正にしたり、盤締まり
を良くしたりなどの働きをする。このようにして、高低
差の充分にある凹部１７１と凸部１７２とで美麗なエン
ボス模様の形成されたコンクリート成形体１７が受型１
２上に連続して得られる。

これを養生する等して硬化させれば、深−エンボス模様
を持つコンクリート製品となる。

混線物の配合に特別の制限はない。もっとも普通には、
普通骨材、軽量骨材等を水硬性セメントに配合してなり
、低混水比（例えば、０．４５〜０．５０）で、いわゆ
る打込コンクリートとしての流動性は有さな込パサパサ
のものである。骨材の最大粒径は１５ｗ程度とするのが
よい。これより大きくなると、表面平滑度が悪くなり、
かつ補強材間隙への充填が悪くなるからである。芯材を
用する時は、結合材量を少なくしてもよい。

深い凹凸を一度のエンボスロール掛はテ得ようとすると
、凹部と凸部の厚みの差かそのまま材料の充填性の差と
なって製品の強度にバラツキが生じる。そこで、材料の
充填を充分にするために、エンボスロールの周速度を受
型の移動速度よりも大きくすることが考えられる。しか
し、そうすると、表層が滑る状態で成形されることにな
るため、進行方向に沿う凹凸を形成することはできるが
、それ以外の方向の凹凸形成ができない。その点、この
発明で社、第１の成形装置でまず必要な充填をしておき
、第２の成形装置では主に凹凸形成を行なうようにして
いるので、充填性に差を生じることなく、深い凹凸を作
ることかできる。図のように、エンボスロール１４２と
受型１２間のクリアランスを平成形ロール１３２と受型
１２間のクリアランスよりも小さくなるようにしておく
と、充填性の差の発生がより減少し、より美麗なエンボ
ス模様の形成を可能とさせる。

第２の成形装置のエンボヌロールとしては、第３図にみ
るように、上下に配置された２本のロールＡ、Ｂ間に、
表面に所望の凸部１４３を持つベルトＣが掛は渡されて
なるものであってもよい。

第３図中、第２図と同一符号は同一部材を示す。

ｖｏ　　はベルトの速度をあられす。

〔発明の効果〕

この発明は、このようにしてコンクリート成形体を得て
いるため、エンボス模様の鮮明、美麗なコンクリート製
品を生産性良く得ることを可能とさせる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の方法によって得られるコンクリー
ト製品の断面図、第２図および第３図はこの発明の実施
例をあられす説明図である。 １１・・・コンベア　１２・・・受ｍ　　１３１，１３
２・・・第１の成形装置１３のホッパ、平成形ロール１
４１．１４２・・・プレフォーミングダイ、エンボヌロ
ール　１５．一本・・・混練物　１７１．１７．２・・
・コンクリート成形体１７の凹部と凸部　１６・・・中
間品Ａ　、　Ｂ・・・ロール　Ｃ・・・ベルト代理人　
弁理士　松　本　武　彦

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）一方向に連続して移動する受型上に、ホッパおよ
   び平成形ロールを備えた第１の成形装置と、プレフォー
   ミングダイおよびエンボスロールを備えた第２の成形装
   置とを配置し、第２の成形装置におけるエンボスロール
   の周速度を第１の成形装置における平成形ロールの周速
   度よりも遅くしておいて、第１の成形装置で成形したコ
   ンクリート成形体中間品を第２の成形装置に送り込むこ
   とにより、上面に凹凸を持つコンクリート成形体を得る
   ことを特徴とするコンクリート成形体の製法。
2. （２）第２の成形装置のエンボスロールが、上下に配置
   された２本のロール間に、表面に凸部を持つベルトが掛
   は渡されてなるものである特許請求の範囲第１項記載の
   コンクリート成形体の製法。
3. （３）　　エンボスロールと受型の間のクリアランスが
   平成形ロールと受型との間のクリアランスよりも小さく
   なっている特許請求の範囲第１項または第２項記載のコ
   ンクリート成形体の製法。