JPS5913952Y2 - 電気掃除機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は不使用時部品収納箱の上面開口部に掃除機本体
を載置しておく形式の電気掃除機に関し、特に収納箱と
掃除機本体をクランプ結合により着脱を簡単且つスピー
ディ−に行なえるようにすると共に本体側面にバンパー
を装着して結合時の衝撃を緩和して破損を防止するもの
である。

以下本考案の一実施例を図に基いて説明する。

１は電気掃除機本体、２は部品収納箱である。

部品収納箱２は上面が開口しており、その開口形状は本
体１の平面形状とほぼ同じになっている。

部品収納箱２には延長管３、床用吸込口４その他の吸込
部品が収納される。

前記本体１の側面には、その周囲をぐるりと囲むような
形でバンパー５が装着される。

バンパー５は軟質物質よりなり、第３図に見られる如く
断面路コ字形に成型され、本体１の側面に形設した突条
６に、接着剤で１定されている。

バンパー５は本体１より外側に張り出しており、その下
面を部品収納箱２の開口縁７に当接させる構成になって
いる。

８ａは部品収納箱２の前面切欠部９に装着されたクラン
プで、収納箱内面に突出した張出部１０に軸１１により
シーソー状に枢支され、軸１１に装着したねじつばね１
２により第１図において時計方向の回転力を与えられて
いる。

クランプ８ａの下端には切欠部内縁に当たってストッパ
ーの役目をするフランジ１３を形設し、クランプ８ａが
ほぼ垂直位置で止まるようにしている。

クランプ８ａは枢支点より上方の内面に爪部１４を有し
、この爪部１４を本体１の前面凹所１５ ａに係合させ
て本体１を保持する。

爪部１４の上面は、下向きの斜面１６になっているので
、本体１を部品収納箱２に嵌め込もうとする時、爪部１
４は本体１に押されて斜面作用で外側に逃げ、それから
、凹所１５ ａに係合する。

従って本体１を部品収納箱２に載置する時にはクランプ
８ａを手で操作する必要はない。

部品収納箱２の後部にも同様構造のクランプ８ ｂを設
け、本体後面の凹所１５ ｂに係合させている。

クランプ８ａないし８ｂの下を部品収納箱２の内側に押
込めば爪部が凹所から外れて本体１を取外すことができ
る。

この時クランプ８ａ、８ｂを両方同時に押す必要はなく
、どちらか一方のみ係合を外し、外した側から掃除機本
体１の把手１７を持上げて取出せば良いものである。

尚実施例ではクランプ８ａ、８ｂを共に軸により枢支し
て回動可能としているが、一方のクランプを例えば部品
収納箱２と一体の突起部にして掃除機本体１の凹所に係
合するようにしても同等の効果が得られる。

本案は上述の如く、部品収納箱の上面開口縁に上部に把
手を設けた掃除機本体を着脱自在に嵌合載置するものに
おいて、前記部品収納箱には掃除機本体の下部凹所に係
止する前後一対の係合体を設けると共に前記係合体のう
ち少なくとも一方の係合体はばねにより係合方向に常時
付勢した可動係合体としたものであるから、可動係合体
を手で押すことなく、掃除機本体の把手を持って単に部
品収納箱の上面開口縁に載置するだけで自動的に両者の
結合ができ、また前記可動係合体を弾性に抗して押すだ
けで掃除機本体を部品収納箱より取外すことができ、部
品収納箱に対する本体の着脱が極めて簡単且つ迅速に行
なえる。

また本体側面にバンパーを装着することにより部品収納
箱との嵌合時に生ずる衝撃も緩和出来、収納箱の破損も
未然に防ぐことが出来る。

【図面の簡単な説明】

図は本考案電気掃除機の一実施例を示し、第１図及び第
２図は部品収納箱を断面した側面図及び正面図、第３図
は要部拡大断面図である。 １・・・掃除機本体、２・・・部品収納箱、７・・・開
口縁、５・・・軟質バンパー、８ａ、８ｂ・・・クラン
プ、１２・・・ばね、１５ ａ、 １５ ｂ・・・凹所
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 部品収納箱の上面開口縁に上部に把手を設けた掃除機本
   体を着脱自在に嵌合載置するものにおいて、前記部品収
   納箱には掃除機本体の下部凹所に係止する前後一対の係
   合体を設けると共に前記係合体のうち少なくとも一方の
   係合体はばねにより係合方向に常時付勢した可動係合体
   とすると共に該可動係合体は他方の係合体に対向して上
   面開口縁に形式した切欠部に回動自在に枢支したことを
   特徴とする部品収納箱付電気掃除機。