JPS5913833B2 - 電気端子插入装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電気端子を端子支持体内の凹部に挿入する装
置に関する。

本出願人は米国特許第３７３９４４６号において、この
種装置を開示したが、かかる装置は、端子挿入ラムと、
凹部を有する端子支持体をラムに整合して位置決めする
手段と、１作勤行程によつて、引込位置から端子支持体
に向けてラムを移動させる手段と、端子が作勤行程の間
ラムによつて補捉されて凹部に挿入されるよう、ラムが
引込位置にある時に、端子をラムと凹部の間に置く手段
と、端子を凹部内に挿入する深さを制御するための手段
とを含有する。

上述の公知の装置は、端子支持体がプリント基板である
場合に、その基板に設けられた凹部に端子を挿入するた
めの装置である。

端子はラムに設けられた凹部内に保持されて、端子支持
体に向けて運ばれる。端子は、ラムの先行端部よりも突
出する脚部を有し、ラムの作勤行程は、ラムがプリント
基板に係合した時に終了する。従つて、端子の脚部がプ
リント基板の凹部に挿入される深さは、ラムに設けられ
た凹部の、軸方向深さによつて決まる。本発明の目的は
、上述した装置と同種の装置にして、単に端子の脚部だ
けでなく、端子全体が端子支持体の凹部内に挿入される
場合について、端子挿入の深さを正確に決めることので
きる装置を与える点にある。

従つて本発明による装置には、制御部材と停止手段を含
有する挿入深さ制御手段が設けられ、上記匍制御部材は
ラムの前方を運動し得、該ラムの作勤行程の初期に、端
子支持体に係合し、上記停止手段は、上記制御部材とラ
ム上に装着されていて、制御部材が端子支持体に係合し
た後、ラムが端子支持体に向つて予定距離だけ動いた時
に該ラムの作勤行程を終了させるべく制御手段及びラム
と協働するように設けられることを特徴とする。

従つて、端子が凹部内に完全に挿入されてしまつた場合
でも、制御部材上の停止手段とラム上の停止手段の間の
距離を適当に決めることによって挿入深さを調節するこ
とができる。端子の挿入深さ調節が特に重要になるのは
、端子が弾力的な電線受承手段を有している場合や、端
子が凹部内に弾力的に保持される場合において、端子が
凹部の底部におしつけられて端子のばね特性が破壊され
るのを防止したい場合である。本発明の特に著し（・特
長は、制御部材の構造が非常に簡単な点にある。

例えば、制御部材を単なる管状体で形成してもよく、端
子挿入深さを変えたい場合には、実質上何ら経費をかけ
ないで直ちに管状体を取り替えることができる。以下、
本発明の実施例を以下に添付の図面を参照して詳細に説
明する。

第１図から明らかなように、装置はＣ字型の枠２を含有
し、枠２の下部腕部３上に端子送り機構、固定子支持機
構、挿入機構を保持し、上部腕部５上に端子ポンチ駆動
単位体ハウジング４が支持される。

第８図から明らかなように、ハウジング４はピストン・
シリンダ駆動体５８を有し、上記駆動体のピストン棒に
ポンチ・アセンブリ４２が連結される。

上記ポンチ・アセンブリ４２は端子切断ポンチ６０を有
していて同ポンチは駆動体５８によつて垂直往復運動す
るように駆動される。アセンブリ４２は端子送りカム１
０をも直していて、第８図に示されるように、ポンチの
上方向復帰行程の終端で、水平滑動軸５６をカム従節６
８を通して右方向に駆動するようになつている。水平滑
動軸５６はから動き連結装置によつて端子送りレバー６
２に連結される。端子送りレバーは回転軸６３のまわり
に枢動することができ、上記回転軸６３は、第１図に見
るように、回転軸６３を支えているブラケツトに設けら
れた溝穴の長手方向に調節ネジ７によつて移動すること
ができる。レバー６２の軸５６とは反対側の端部に回転
しうるように端子送り腕部４６が連結され、腕部４６の
自由端は端子送り指部６６を有する。レバー６２の回転
量従つて指部６６の移動距離はねじ７によつて調節でき
る。送り指部６６は腕部３の端子送り軌道４４内に突出
していて、端子帯片２３の穴２４（第２図）に係合し、
カム１０がカム従節６８に係合する毎に上記帯片を左方
向に一段階進行させる。帯状体２３は送り軌道４４内で
、ばね加圧パツド４５によつて下方に押しつけられて保
持される。後述されるように端子支持体を位置決めする
手段としての作用を有する固定子支持アーバ５０は支持
プロツク５１の内部で回転でき、支持プロツク５１は回
転軸５３のまわりに回転できるように腕部３上のＵリン
ク５２内に装着されて、第１，９図に示した位置と、第
１０図に示した位置との間を動くことができる。第１，
９図ではアーバは水平方向を向き、第１０図では鉛直方
向を向いている。第１図及び第９図に見られるように、
アーバ５０の左端にはハンドホイール５４が固着されて
おり、アーバ５０の他端にはアーバの軸方向に延在する
植込みポルト１０２を有するつば１１６と、つば１１６
から軸方向に延在する固定子受承部１０６が設けられて
いる。第９，１０図に見られるようにアーバ５０の水平
方向位置で支持プロツク５１が制限スイッチ１０４を作
動させる。つば１１６は、第１１図に示すように、ばね
式割出しプランジヤ１１０の円錐端部を受承するための
一連の凹部１０８を有している。各凹部１０８は止めね
じ１１８を収容し、止めねじを引き出すことにより凹部
を閉塞して割出しプランジャ１１０と係合させなくする
ことができる。割出しプランジヤ１１０が任意の凹部１
０８と係合すると制限スイツチ１１４が作動する。腕部
３には第３図乃至第６図るように端子挿入機構も取付け
られ、同機構は送り軌道４４の端子載置場所９０の下に
該場所９０に対して直角に延在して装着されている。

上記端子挿入機構は、ピストン−シリンダ単位体７２を
含有し、単位体のピストン棒は、ラム基部７３に連結さ
れる。上記ラム基部７３は端子挿入ラム７４を受承する
凹部７５を有し、上記端子挿入ラム７４は、第３，５，
６図に示すようにその後方左端においてラム基部７３に
連結される。ラム７４には同ラムの後端から約−の位置
に肩部８４が有し、従つて肩部８４からアーバ５０へか
けて延在するラム７４の有効作動部７４ａの断面積は小
さくなつている。ラムの有効作動部７４ａは、長手力向
に滑動しえて端子の挿入深さを制御するための制御部材
すなわちラム軌道管８０に受承され、上記ラム軌道管８
０はばね７８によつてラム基部７３に連結されているが
、上記ばね７８の一端はラム基部７３の肩部９５に、他
端はラム軌道管８０上のプロツク９４に連結されている
。ラム有効作動部７４ａの植込みボルト１２４は、第５
図に示すようにラム軌道管即の溝穴１２２内に延長する
。切断縁７７を有する電線切断刃７６がラム基部７３に
固定されてラム軌道管８０の直下に位置する。第４図乃
至第６図に示すように、ラム軌道管８０の上壁には開口
１００が設けられ、諸部分が第３，４図の位置にある時
には開口は端子送り軌道４４と合致する。端子送り軌道
４４は、端子案内板８６，８８と、剪断板９１によつて
形成され、該剪断板９１は端子載置場所９０のところで
軌道４４内に突出する剪断縁９２を有する。第４図乃至
第６図に見るように、ラム軌道管８０の左方凌端部は肩
部８４に当たる接独面８２をなし、ラム軌道管の他方の
端部はアーバ５０に当たる接触面９６をなす。第４図乃
至第６図に見るように、カム・プロツク９７が端子挿入
機構の基板１１１の右側前端に固定され、同プロツクは
電線切断刃７６と共働し、かつ刃７６を受承するための
開口９８を形成する面取りカム面９７′を有する。第２
図に示すように、端子帯片２３は、個々の端子２５から
構成される。

全ての端子は前述の穴２４が形成された担持帯片３６の
片方から延出する。各端子は対向側壁２８，２８′を有
し、各側壁は電線を受承する溝穴３０を有する。これら
の溝穴は互いに整合して配列されて端子の前部壁３１に
向けて開口する。斜め方向内向きタブ２６が彎曲部２７
によつて側壁２８′に連結されている。各端子は一組の
突起３２を有し、これらの突起は各側壁２８，２８′の
側縁から突出している。中心透腔３５を有し、アーバ５
０に装着されるべき固定子１２には、第２図において固
定子１２の手前側の端部から突出する絶縁性電気端子支
持体すなわちハウジング１８と、ハウジングの一部分か
ら延在する固定子コイル１４，１４′とが固定される。
ハウジング１８には、その周縁上で対向する位置に４個
の端子受承凹部２０，２『が設けられ、各凹部２０，２
『はハウジング１８の縁部３４によつてその境界が定め
られる。各凹部２０，２『にはそれぞれ２つの溝穴２２
ａ，２２ｂが、側壁３８の２つの対向面に１つづつ設け
られる。溝穴２２ａは、固定子の外周と一致する側壁３
８内に設けられ、溝穴２２ｂは、溝穴２２ａよりも長く
、固定子の内周と一致する側壁３８内に設けられる。本
装置で用いる固定子では、固定子コイルの電線１６は予
め溝穴対２２ａ，２２ｂに通しておかなければならない
。本装置を使用するには、第１０図に示すようにアーバ
５０を中心軸５３を中心として傾けて鉛直方向位置に移
動し、固定子１２を固定受承部１０６土に押し込む。

この時電気端子ハウジング１８が後側になるようにし、
つば上の植込ボルト１０２が、第１０図に示すようにハ
ウジング１８とは反対側の固定子前端の穴３５′にはま
り、固定子をアーバに対して回転しないように固定する
。次にアーバを第９図の水平位置にもどすと制限スイッ
チ１０４が作動する。次にハンドホイール５４を回転さ
せて、プランジヤ１１０の先端をつば１１６の凹部１０
８内に係合させ、スイッチ１１４を作動させる。上記の
如く、本装置は、アーバ５０が水平位置におかれ、プラ
ンジヤ１１０が凹部１０８のうちの１つに係合しない限
り作動できないので、極めて安全性が高い。

従つて操作者は、一度装置が作動し始めた後は、アーバ
のハンドホイール５４を回転するだけで操作しうる利点
が与えられる。スイッチ１０４及び１１４が作動するこ
とにより、ピストン・シリンダ駆動体５８がそのピスト
ン を前進させ、ポンチ６０を第３図及び第８図の位置
から下降して、帯片２３の先行端子、即ち端子載置場所
９０の位置にある端子２５′を剪断板９１の剪断縁９２
によつて、担持帯片３６から切り離す。第４図に示され
ているように、端子２５′は、ポンチ６０によつて開口
１００からラム軌道管８０の内部へ送り込まれ、端子２
５′の前壁３１は、凹部２０の方に向けられる。凹部２
０は、プランジヤ１１０と凹部１０８が係合することに
よつてラム軌道管８０の直前に固定されている。更に、
スィツチ１０４，１１４が作動することにより、ピスト
ン・シリンダ単位体７２もそのピストン棒を前進させ、
よつてラム基部７３が前進して、ラム７４が第３，４図
の位置から、第５図に示すように端子２５′に係合する
位置に進む。

この時ポンチ６０は上昇し、カム１０がカム従節６８に
係合し、第５図に示すように別の端子を載置場所９０に
送り込む。ラム基部７３が前進すると、ばね７８によつ
て軌道管８０が駆動され軌道管８０はハウジング１８の
方へ移動して接触面９６が凹部２０の縁部３４に係合す
る。ラム基部７３は前進し続けるので、ばね７８は第６
図に示すように圧縮され、実際上ラム基部７３と軌道管
８０をから動き連結する作用をする。ラム基部７３がそ
のまま前進し続けることにより、ラム７４が端子２５′
を軌道管８０内で下流側に押し進め、第６図に示すよう
に凹部２０の内部に押し込む。ラム７４の挿入行程はラ
ムの肩部８４が軌道管８０の接触面８２に係合した時に
終了し、すなわち肩部８４と接触面８２とは協働してラ
ム７４の作動を終了させる停止手段として作用する。従
つてラムの有効作動部７４ａと軌道管８０の長さの差が
、凹部２０の縁部３４に対する端子２５′の最終位置を
決定する。従つて縁部３４の位置は、凹部０中への端子
の挿入深さを決定する参照位置としての役割を果たす。
凹部２０内に端子を挿入する状態は第７Ａ図乃至第７Ｃ
図に詳細に示されている。

第７Ａ図に示されているように、凹部側壁の溝穴２２ａ
，２２ｂ内に通された上述の電線１６は、端子２５の通
路を貫いている。この電線は、端子の側壁２８，２８′
の溝穴３０に対向する位置にある。溝穴２２ｂは溝穴２
２ａよりも深いので、電線１６は凹部２０を横切つて斜
め方向に延在する。第７Ｂ図は、端子２５／が凹部２０
内に進入する状態を示しており、ラム７４と共に動く電
線切断刃７６の切断縁７７は、端子２５′のすぐ前方に
位置している。切断縁７７は、溝穴２２ａの底部と協働
して、電線１６が端子の溝穴３０に受承される前に電線
を切断する。電線１６は予め斜方向に延在するように配
置されているので端子の溝穴３０内に首尾よく受承され
る。第７Ｂ図から明らかなように、プロツク９７のカム
面９７′は、縁部７７がハウジングの縁部３４を通過し
た後に初めて切断刃７６をハウジング１８の方に偏向さ
せる。従つて縁部７７がハウジングの端面にひつかから
ない。第７Ｃ図は、端子が凹部２０内に完全に挿入され
た状態を示す。この時、端子の壁３１と凹部２０の底部
の間には隙間が残つている。端子が凹部内に挿入される
程度は、端子を凹部内に配置する度合によつて決まるの
ではなく、ラムの有効作動部７４ａと軌道管８０の相対
長さによつて決まるので、何らかの過負荷が生じたとし
ても、かかる負荷はハウジングが分担するので端子自体
にそのばね効果を損うような変形が生じることはない。
ピストン・シリンダ単位体７２は空圧式であつて、ラム
軌道管８０が縁部３４に接触してもハウジング１８を破
損することがないよう十分な弾力性を有している。第７
Ｃ図から明らかなように、電線１６の切断された自由端
は、端子２５′が凹部２０の底部の方に移動する結果、
内側に引き込まれてハウジングの外に露出するようなこ
とは出ない。従つて電気的短絡を起こすことはない。端
子の突起３２が凹部壁と係合するので端子は凹部内に保
持される。ラム７４は挿入行程が終ると、第３図の位置
に復帰し、ラムの有効作動部７４ａ上の植込みボルト１
２４は、ラム軌道管８０の溝穴１２２の後端部に係合し
て、ラム軌道管８０を初期位置に復帰させる。

電線１６を外部のリード線に接続したい時は、該リード
線を端子２５′のタブ２６に接続すればよい。ハンドホ
イール５４を回して、プランジャ１１０の先端をつば１
１６の次の凹部１０８に係合させることにより、本装置
の新たな作動サイクルが開始される。

凹部２０又は２『のうちのどれかに端子を挿入したくな
い場合には、適当な市めねじ１１８をセツトして、その
止めねじを受承する凹部にプランジヤ１１０が入らない
ようにすればよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、誘導電動機の固定子に設けられた絶縁性電気
端子ハウジングの凹部内に電気端子を挿入するための装
置の斜視図、第２図は、対応する電気端子帯片と、装置
の部分とが示される固定子の概略斜視図で、端子の１つ
が帯片から切り離された状態で示される図面、第３図は
、本装置の端子挿入機構を示す断面図で、作動周期開始
前の状態を示す図面、第４図は、部分的な側部断面図で
、端子挿入機構の作動周期の第１段階を示す図、第５，
６図は、第３図と類似の図面であるが、それぞれ作動周
期の第２、第３段階を示す図面、第７ａ図乃至第７Ｃ図
は、固定子の凹部に端子を挿入する各段階を順次示した
概略的な拡大部分断面図、第８図は、本装置の一部断面
前面図、第９図は、本装置の一部側面図で、固定子を支
えるアーバが水平作動位置で示される図面、第１０図は
、第９図の部分図であるが、アーバが鉛直位置にある状
態を示す図面、及び第１１図は第９図はＸ−Ｘ線による
断面図である。 １２・・・固定子、１６・・・電線、２０・・・端子受
承凹部、２３・・・端子帯片、２５・・・端子、４２・
・・ポンチ・アセンブリ、７４・・・端子挿入ラム、７
６・・・電線切断刃、８０・・・ラム軌道管。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 電気端子を端子支持体内の凹部に挿入するための装
   置にして、端子挿入ラムと、前記凹部が前記ラムに整合
   するように前記端子支持体を位置決めする手段と、作動
   行程中に前記ラムを引込位置から前記端子支持体に向け
   て移動させる手段と、作動行程中に前記端子が前記ラム
   によつて捕捉さされて前記凹部内に挿入できるように、
   前記ラムが引込み位置にある時に上記端子を上記ラムと
   上記凹部の間に置くための手段と、前記凹部内に前記端
   子を挿入する挿入深さを制御するための手段とを含有す
   る装置において、上記挿入深さ制御手段は、前記ラム７
   ４の作動行程の初期に前記端子支持体１８に係合するよ
   うに該ラムの前方を運動しうる制御部材８０と、該制御
   部材８０及び前記ラム７４上に設けられる停止手段８２
   、８４とを含有し、該停止手段は、前記制御部材８０が
   前記端子支持体１８に係合した後、前記ラム７４が前記
   端子支持体１８に向けて予定距離だけ移動した時に、前
   記ラム７４の作動行程が終了するように協働することを
   特徴とする電気端子挿入装置。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載の装置にして、上記制
   御部材が案内軌道管の形式のもので、該軌道管内部にラ
   ム７４の先端部７４ａが延在し、上記案内軌道管８０は
   、前記ラム１４の肩部８４に対向する第１端面８２と、
   端子支持体１８に対向する第２端面９６とを有し、かつ
   上記案内軌道管８０は弾力的から動き連結装置を介して
   前記ラム７４に連結されることを特徴とする電気端子挿
   入装置。 ３ 特許請求の範囲第２項に記載の装置にして、上記案
   内軌道管８０は開口１００を有し、端子２５′がポンチ
   ６０により上記開口１００を通つて上記案内軌道管内に
   導入され、上記案内軌道管８０は、復帰行程中に前記ラ
   ム７４によつて引き戻され、もつて上記ポンチ６０を開
   口１００と整合させることを特徴とする電気端子挿入装
   置。 ４ 特許請求の範囲第３項に記載の装置にして、上記端
   子支持体１８の位置決めを行う上記手段が端子支持体１
   ８を装着される位置すなわち第１位置と、上記凹部２０
   が上記ラム７４と整合する位置すなわち第２位置との間
   を動くことができ、上記位置決め手段が前記第１位置か
   ら前記第２位置に動くことにより上記ポンチ６０とラム
   ７４の作動行程を開始するためのスイッチ１０４、１１
   ４を作動するようになつていることを特徴とする電気端
   子挿入装置。 ５ 特許請求の範囲第１項乃至第４項のいずれか一つの
   項に記載の装置にして、上記ラム７４には切断刃７６が
   設けられ、上記切断刃７６は上記凹部２０の内部を端子
   ２５′の挿入路を横切つて貫通する電線１６の端を切断
   する作用をし、上記端子支持体１８に隣接してカム面９
   ７′が形成されもつて上記切断刃７６を上記端子支持体
   １８の方に案内してラム７４の作動行程の間に上記電線
   を切断する作用をすることを特徴とする電気端子挿入装
   置。 ６ 特許請求の範囲第１項乃至第５項のいずれか一つの
   項に記載の装置にして、上記位置決め手段が、上記ラム
   ７４の進行通路に対して直角に延在する位置と、ラム７
   ４の進行通路と同軸的に延在する位置との間を移動する
   ことができるアーバ５０であり、後者のアーバ位置にお
   いては、該アーバ５０は上記凹部２０が上記ラム７４と
   整合する角度位置へとその軸のまわりに回転でき、更に
   もどり止め手段が上記アーバ５０を、上記角度位置に係
   止するように設けられることを特徴とする電気端子挿入
   装置。 ７ 特許請求の範囲第１項乃至第４項のいずれか一つの
   項に記載の装置にして、端子２５′には、上記ラム７４
   による端子の運動方向に電線受承溝穴３０が設けられ、
   上記溝穴３０は、端子が上記ラム７４によつて上記凹部
   ２０に挿入されるにつれて、該凹部２０の壁３８に設け
   られた対向する溝穴２２ａ、２２ｂを貫通する電線を捕
   捉する作用をし、更に、上記カムが上記端子支持体１８
   に向かつて移動する予定距離は、端子２５′が凹部２０
   の底に衝接しないようになつていをことを特徴とする電
   気端子挿入装置。 ８ 特許請求の範囲第７項に記載の装置にして、上記凹
   部２０の壁３８に設けられた上記溝穴２２ａ、２２ｂの
   １方の溝穴２２ａは他方の溝穴２２ｂよりも浅く、ラム
   ７４と共に運動する電線切断刃７６によつて１方の溝穴
   ２２ａの底部と共同して電線１６の端が切断され、更に
   、端子２５′が上記凹部２０に挿入されるにつれて電線
   １６を変位させもつて電線１６の切断端を上記凹部２０
   内に引込むようになつていることを特徴とする電気端子
   挿入装置。