JP2686633B2

JP2686633B2 - ストリップ送給機構

Info

Publication number: JP2686633B2
Application number: JP63502627A
Authority: JP
Inventors: ベイカーマンズ、ヨハネス・コーネリス・ウィルヘルムス
Original assignee: アンプ・インコーポレーテッド
Priority date: 1987-03-27
Filing date: 1988-02-18
Publication date: 1997-12-08
Anticipated expiration: 2012-12-08
Also published as: KR890700947A; EP0306513A1; ES2007163A6; WO1988007777A1; BR8806475A; JPH01502791A; US4753145A

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明はベルクランク機構と、該ベルクランク機構を
使用するストリップ送給装置と、該ストリップ送給装置
とストリップ剪断装置との組合せ装置とに関する。

従来技術送り行程中にストリップに係合して該ストリップを送
り方向に押圧する往復運動送り爪によってストリップ材
料を間欠的に送給することは通常行われている。送り爪
はしばしば送り行程の間にストリップを反対方向に押圧
することなしに引上げうるように回動する。

発明が解決しようとする課題前記形式の送り装置は、ベルクランク形式のものであ
ってもその他の形式のものであっても、ストリップ送り
作業に高精度が要求されるときは困難な問題を生ずる。
例えば、送り爪がストリップ材料から離脱する時に、ス
トリップがある量の「ガタツキ音」が発生したり爪の離
脱のためにストリップは極く小距離ながら反対方向に引
張られることがある。そのうえ、もし爪が戻り行程中に
ストリップと接触したままであると、送り路上のストリ
ップの位置が変動し、ストリップは爪による歯止め効果
のために振動したりガタツキ音を発生する。もしストリ
ップ材料に実施される作業が比較的荒っぽいならば、前
述した問題は生じないが、正確な押し抜きがなされる時
は、送り機構によってもたらされるストリップの僅かな
運動も大きな問題を発生させる。例えば、もしストリッ
プが正確なダイスに送られるならば、ダイス中のストリ
ップの僅かな運動により仕上げ部品の寸法精度が損われ
る。また、もしストリップ材料が組付け機械又は圧着プ
レスに送られる精確に製作された電気端子の形式である
ときは、組付け機械又は圧着プレス内でストリップが不
整合があると圧着接続の劣化がしばしば発生する。

本発明は、送り作業に高精度が得られるベルクランク
形の改良されたストリップ送給機構を達成しようとする
ものである。特に、本発明は、送り行程の終了時におけ
るストリップ材料のガタツキ音や振動を事実上消去する
よう送給されるストリップ材料から送り爪が急激に離脱
するベルクランク型のストリップ送給機構を達成しよう
とするものである。また、本発明はストリップ材料の改
良された送給剪断機構および種々の装置に使用すること
もできる改良されたベルクランク型のストリップ送給機
構を達成しようとするものである。

課題を解決するための手段本発明はベルクランクが第１アームと、第２アーム
と、ピボット軸とを有するベルクランク機構を含む。該
ピボット軸の周りに第１アームを該第１アームの振動路
に沿って前後に振動させもって第２アームを該第２アー
ムの振動路に沿って前後に振動させる作動装置が設けら
れる。前記ベルクランク機構は、前記作動装置がアクチ
ュエータと、前記ピボット軸から離れた位置において前
記第１アームに連結されたアクチュエータ連結部材とを
含むことに特徴を有する。このアクチュエータはアクチ
ュエータ連結部材を固定中心に関して本質的に円形の路
に沿って円形運動させるように作用する。ベルクランク
のピボット軸は、アクチュエータ連結部材の円形運動に
応じて弧状路に沿って運動するように軸支持装置によっ
て支持される。次に、この軸支持装置はピボット軸を前
記弧状路の側方に運動させるように応動する。かくして
第２アーム振動路に沿う第２アームの一方向への運動は
固定停止装置に係合することによって停止する。もしこ
の運動がこのように停止すると、第２アームおよびピボ
ット軸は第２アーム振動路から側方に離れるとともに軸
支持装置が前記弧状路の側方に応動する。

本発明の実施例によれば、前記アクチュエータはクラ
ンクと、クランクピンを含むアクチュエータ連結部材と
を含有する。軸支持装置はその両端間で枢架されるとと
もに連結リンクによってベルクランクのピボット軸に連
結される一端を有する支持レバーを含みうる。この支持
レバーの他端に作用する偏圧装置が設けられる。

別の実施例によれば、本発明は、前述したようなベル
クランク機構と、第２アーム上に送り爪のようなストリ
ップ係合装置とを有するストリップ送り装置を含有す
る。送り爪がストリップ材料と急激に離脱するような第
２アームの一方向運動の終了前に該第２アームに係合す
る送り停止装置が設けられる。

さらに別の実施例によれば、ストリップ剪断装置が送
り装置と組合わされて送給されるストリップ材料を剪断
する。

以上のように、本発明のストリップ送給機構は、第１
アーム及び第２アームを有し前記両アーム間のピボット
軸の周りに揺動運動をするベルクランクを具え、前記第
１アームはアクチュエータにより振動運動するよう駆動
され、前記第２アームはストリップ送り路のストリップ
材料を送給するストリップ係合手段を有するストリップ
送給機構において、前記ストリップ係合手段の送り行程
が終了する前に前記ストリップ係合手段と衝接する停止
装置を設け、前記ストリップ係合手段と前記停止装置と
の衝接時に前記ストリップ係合手段を前記ストリップ送
り路から側方に離れるように移動させる軸支持手段を前
記ピボット軸を介して前記ベルクランクに設けることを
特徴とする。

実施例以下、本発明の実施例を添付図面を参照しながら説明
する。

第３図において、電気端子８のストリップ２をストリ
ップ送給路に沿って剪断区域28に送給し、該区域におい
て先頭の端子８′が前記ストリップから切断され、第３
図における矢印Ａの方向に送られてコネクタハウジング
などに送入される。ストリップ２は互いに離隔した平行
な担持片4,6を含み、端子８は該端子片間にあって両端
が該担持片と一体になっている。先頭の端子８′から前
記ストリップから切断される時に、担持片もまた切断さ
れて、短いスクラップ材料４′,6′が生じかつ排除され
る。

この送給剪断組立体は上面14を備えた底板12を有する
基部組立体10を含む。上面の中央部分16はストリップを
支持するとともにストリップの送給路として機能する。
蓋板18が締結具20によって上面14に固定され、その裏面
19はストリップのために空隙を供するとともに案内する
ための形状を有する。窓22が蓋板18に形成されて送り爪
とストリップとが係合できるようになっている。蓋板18
は24で示す剪断区域にまで延びる。剪断組立体26を以下
に詳述する。

第１図および第２図のストリップ送給機構はピボット
軸34と、第１アーム36と、第２アーム38とを有するベル
クランク32を含む。ピボット軸34は固定されずに、以下
に説明する理由で弧状路に沿って運動することに注意さ
れたい。

ストリップ材料の送り爪40が送りブロック42に取付け
られ、該送りブロックは案内44内にあって前後運動でき
るように案内される。ここで送り爪40とブロック42をス
トリップ係合手段という。案内44の右端はねじの形式の
調整可能な停止装置45を備え、前記ブロックが送り行程
の終端において該停止装置45に当接する。案内44は図示
されるように46において垂直支持板５の拡大部分48に枢
着され、送りブロック42を含む全案内体が第１図に示す
位置から上方へ回動することができる。送りブロック42
は上方に突出するバーすなわち棒52を有し、該棒はベル
クランク32の第２アーム38の開口内に延入して該アーム
の下端に固定される。

ベルクランク32の第１アーム36の端部56はクランクピ
ン58によって軸62の端部上にあるつば60に連結され、該
クランクピン58は該つば中の適当な開口59に延入してい
る。クランクピン58は止めねじ64によって前記つばに固
定される。該つばを軸62に固定するために別の止めねじ
が図示されるように設けられる。従って、軸62（中心が
固定されている）の回転中に、クランクピン58が第１図
に示すように時計方向に円形路に沿って運動することが
明白であろう。そのために、ベルクランク32のピボット
軸34は弧状路に沿って自由に運動し、かかる運動ができ
るようにするためにピボット軸に対して支持装置が設け
られる。この支持装置は応動性を有するもので以下に説
明する。

ピボット軸34はリンク66によって真直なレバー68の一
端に接続され、この接続はピン71の形式を有する。レバ
ー68はその中間で支持板50に固定された支持ブロック74
上の72において枢支される。レバー68の他端76はブロッ
ク74上に支持されるばね78によって反時計方向に偏圧さ
れる。このばねはレバー68の前記他端76に当接して該レ
バー68をブロック74上の支持ブロック82に螺入した止め
ねじ80の一端に押圧させる。

ベルクランク機構の作動を第５−８図の運動図面につ
いて説明する。これらの図面は本発明の重要な送給装置
に必要な停止装置45を図示しない。停止装置45の趣旨お
よび作用は後述する。

第５図は、第２アーム38がその左方運動の限界位置に
到達した時、従ってアーム38の端部54上にある送り爪40
が戻り行程の限界位置にある時の諸部材の位置を示す。
クランクピン58が第５図の位置から第６図の位置へ運動
した時に、アーム38の端部54は面16に向って僅かに下方
へかつ右方へ短い距離だけ運動する。クランクピンが第
６図の位置から第７図の位置へ運動する間に、アーム38
の端部および送り爪は半径が増大して行く弧に沿って右
方へ運動してこの右方運動行程の限界位置に到達する。
ストリップの送りはサイクル中この到達部分の間に生ず
る。クランクピンが第７図の位置から第８図の位置へ運
動する間に、アーム38の端部は小さな半径を持つ運動路
に沿って上方から左方へ正確に運動し、送り爪は面16の
上方へ持上げられる。その後、クランクピン58が第５図
の位置へ戻り運動する間に、アーム38の端部は左方へ運
動する。これらの運動は第５−８図に示された閉じた回
路を形成する。ピボットピン71は、ベルクランク機構が
前述したように作動する時、すなわちこの作動系に停止
装置45がない時に運動しないことに注意されたい。

ピボットピン71は前述した作動サイクル間に運動しな
いので、ピボット軸34は、第６図の84で示す弧状路に沿
って運動する。ピボットピン71は厚みを持つ弧84の中心
である。停止装置45がある時は、ピボット軸の運動路は
一定半径の弧を画かず後述するように半径の変化する弧
となる。

第９図は作動サイクルの間の送り爪（すなわちアーム
38の端部54）の閉じた運動回路を示す。また、この図面
は停止装置45を略示するとともにその作用を説明する。
次の表は送り爪の運動とクランクピン58の運動との相関
関係を示す。クランクピン58の運動第９図に示す送り爪の運動第５図から第６図へＡ第６図から第７図へＢ第７図から第８図へＣ第８図から第５図へＤ本発明において必要とされるように、停止装置45があ
る時は、ブロック42（第１図）は該停止装置と当接する
とともにクランクピン58は第６図の位置から第７図の位
置、好ましくはクランクピンが第７図の位置に到達する
僅か前方の位置、に運動している。ブロック42と停止装
置45との係合と、第７図の位置へのクランクピン58の到
達との間の期間中に、ブロック42は第９図に示すように
急激に上方へ運動するように押し進められる。アーム38
もまた、ピボット34に関して時計方向に回転するにも拘
らず、上方に運動しなければならない。ブロック42およ
びアーム38の上方運動は、ピボットピン71が弧状路86に
沿って運動してリンク66およびピボットピン34が上方へ
運動することにより生ずる。このリンク66およびピン71
の運動は、ばね78の圧縮運動に伴う真直ぐなレバー68の
僅かな時計方向回転によって生ずる。次に、このばね78
は、レバー68をその端部76が止めねじ80に当接する通常
の位置に復帰させる。ここでレバー68、リンク66、ばね
78を総括して軸支持手段という。

本発明の顕著な利点は速い送給速度（毎分についての
送給行程）が達成されることである。かかる利点は、諸
送りロールの始動および停止を必要とする往復巻取り送
り装置および中間のロール送り装置において生ずるよう
に、諸部材が各作動サイクル中に往復動せず停止も始動
もしないことから得られる。前述したように、送り爪は
閉じた回路に沿って連続的に運動する。また、諸部材の
機械的摩損は連続運動のために減少し、そのために維持
費が機械の平均寿命の改良と相まつて減少する。第５−
７図に示すように、送り爪が面16に向う弧状運動は、該
送り爪が送り行程の間にストリップ２と漸進的に係合し
うる点で望ましくかつ利点を有する。停止装置45によっ
て行程を非常に細かく調整することができ、かかる特性
はストリップが中心を密接させた小さい端子から構成さ
れる場合に望ましい。

次に、先頭端子８′をストリップから剪断しかつ担持
片４′,6′の端部を剪断するための剪断機構を説明す
る。

第４図において、底板12中の凹部98内に固定剪断ブロ
ック96が配設される。剪断ブロック96は可動剪断器104,
106が貫通運動する互いに離隔した開口100,102を有す
る。またブロック96はラム120上の案内アーム110を受入
れる開口108を有する。可動剪断器106は剪断刃111,112
を有し、該剪断刃は開口102の端縁と協働して担持片４
から先頭端子８′を剪断しかつ担持片６を剪断する。可
動剪断器104は担持片６を剪断する同様な刃を有し、２
個の刃114を備えたＶ字形の突起を有する。可動剪断器1
04がかかる形状を有する理由は、各端が電線受承スロッ
トを有する板状部材を有するために、端子を２個の端縁
に沿って担持片４から剪断する必要があるからである。

可動剪断器104,106は、図示のように適当な締結具に
よってラム120の両側に固定される板116,118から一体的
に突出する。ラム120は案内ブロック124中の案内路122
に受承される。この案内ブロック124は板50上に支持さ
れるとともに蓋板126を備える。

前記ラム120は軸62上の偏心機構によって往復運動す
る。第４図に示すように、前記軸62は軸支持ブロック88
中の凹部を貫通する。前記凹部内で、前記軸は該軸を受
承する偏心開口93を有する偏心体92を貫通しかつこれに
キー止めされる。次に、偏心体92はつば94中の軸受けに
受承され、軸62が連続回転するとつば94は偏心運動す
る。次に、前記つば94は接続ピボットピン128によって
ラム120に接続される。前記つば94は前記ピン128が貫通
するラム120の先端部分中の凹部に延入する延長体を有
する。

また、前述した実施例は、分離された端子８′を第３
図の矢印Ａ方向に移動させるための移送装置（図示せ
ず）と整合するように位置決めかつ保持する保持部材又
は位置決め部材130をラム120上に備える。第４図におけ
る保持部材130は本質的にＵ字形を有し、棒134の端部に
ある小さいブロック132の面に固定される。前記棒はラ
ム120の端部138における開口140内に延入し、ばね136が
前記開口内に設置される。このばねおよび棒の機構によ
って前記保持部材130は可動剪断器104,106が開口100,10
2を貫通運動する前に、先頭端子８′に跨るように運動
することができる。前記ラム120が前記棒上を運動する
ことが必要であり、かかる運動は前記ばねおよび棒の機
構によって達成されること明白である。

剪断機構の作用は前述の記載から明白になったものと
信ずる。軸62が連続回転するとラム120は偏心体92およ
びつば94を経て往復運動する。偏心体92およびつば60
は、送り行程が剪断機構の剪断作業開始前に送り行程が
終了するように、相互に組合って前記軸に固定される必
要がある。

発明の効果ストリップ係合手段がストリップから容易に離れるこ
とができ、振動、ガタツキ音が無くなり、送り作業の精
度が向上する。

図面の簡単な説明第１図は本発明のストリップ送給機構に使用される送
給剪断装置の正面図である。

第２図は第１図の矢印２−２の方向に見た図面であ
る。

第３図はストリップ材料を送給する底部組立体と、剪
断組立体の各部分と、を示す斜視図である。

第４図は剪断組立体と、ストリップ送り装置のアクチ
ュエータの各部分を示す分解斜視図である。

第５−８図は本発明のベルクランク機構の作動を示す
運動図面である。

第９図は送り爪の運動路を示す図面である。

２……………………………ストリップ 32……………ベルクランク 34……………ピボット軸 36……………第１アーム 38……………第２アーム 40,42………ストリップ係合手段 45……………停止装置 60……………アクチュエータ 68,68,78……軸支持手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｈ０１Ｒ 43/16 Ｈ０１Ｒ 43/16

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】第１アーム及び第２アームを有し前記両ア
ーム間のピボット軸の周りに揺動運動をするベルクラン
クを具え、前記第１アームはアクチュエータにより振動
運動するよう駆動され、前記第２アームはストリップ送
り路のストリップ材料を送給するストリップ係合手段を
有するストリップ送給機構において、前記ストリップ係合手段の送り行程が終了する前に前記
ストリップ係合手段と衝接する停止装置を設け、前記ストリップ係合手段と前記停止装置との衝接時に前
記ストリップ係合手段を前記ストリップ送り路から側方
に離れるように移動させる軸支持手段を前記ピボット軸
を介して前記ベルクランクに設けることを特徴とするス
トリップ送給機構。