JPS59137669A - 逆止弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は逆止弁に関するものである。

従来、この種弁として特公昭５０−１２１２３号公報に
開示されているものが知られているが、このものは次の
ような種々の欠点がある。

（１）弁が閉鎖の状態から開放する際、弁体には弁体背
面のほかに受圧体の受圧面にも２次圧Ｐ、が作用してい
るから、流入側の１次圧Ｐ１と２次圧Ｐ、の差圧△Ｐ（
＝Ｐｔ　　Ｐｇ）が大きくないと弁体は開放しない。

（２）　　弁開放中においても同様、弁体に作用する１
火玉Ｐｉに坑して受圧体の受圧面には２火工Ｐ３、また
弁体背面には圧ＣＰｔ’）　　が作用するから、弁体の
開放を保持しておくには、２次圧Ｐ！を低下させなくて
はならず、その手段として流路制御部を設けて２次圧Ｐ
、を低下させる圧力損失が大きいものにしなければなら
ない。

（３）弁開放中、流量が小さくなった場合（流路制御部
における圧力損失はほぼ流量の２乗に比例する）、流路
制御部では圧力低下作用を行なうことができず、２水圧
Ｐ、が上昇するので弁体は閉鎖方向に移動し、弁口を絞
って２水圧Ｐヨを低下させることとなる。従って弁体は
全開位置を保持できず、しかも前記流量及び圧力の変化
に応じて開閉の往復移動を繰り返すから、脈流により振
動し＠廿を発するおそれがある。

この発明は上記従来のもののもつ欠点を排除し、弁を閉
鎖の状態から開放する際わずかな差圧で開放でき、弁開
放時流量が小さくなっても常時弁体な全開位置に保持で
きる逆上弁を提供することを目的とする。

この発明を図面に示した実施例を参照し【説明する。

第１．２図において１は一端部に流入口２を、他端部に
流出口３を形成した弁箱で、この弁箱内には補強リプ４
ａ〜４ｄを介してシリンダ５が固定されている。前記リ
ゾ４ａ〜４ｄで仕切られたシリンダ５の外面と弁箱１の
内面間は流体流路６に形成されている。シリンダ５の前
部には環状突部７と、シリンダ５の中心方向に突出した
環状壁８によって弁体保持孔９が形成されている。シリ
ンダ５内には後部が開口した中空円筒状の弁体ｌＯが前
記保持孔９を介し【軸線方向へ移動自在に嵌挿されてい
る。弁体１０は前部に弁口１１閉鎖の際流入口２に設け
た弁箱弁座１２に当接し、かつ弁口開放の際シリンダ５
の環状突部７に当接する弁座１３と、この弁体弁座の近
傍の弁体筒部に弁体１０の中空部と流入口２側の弁箱１
内を連通ずる複数個の透孔１４とを具え、また後部に外
周線がシリンダ５の内面に摺接したリング状のカバー１
５を具えている。

弁体ｌＯの外面とシリンダ５の内面との間には環状壁８
及びカバー１５を介して液体緩衝室１８が形成され、こ
の緩衝室はシリンダ５の後部に穿設した透孔１９によっ
て流路６と連通されている。補強リゾ４ａは壁厚に形成
された膨大部４′島を有し、この膨大部には緩衝室１８
の前部と弁箱外部を連通ずる透孔２０が穿設されている
。２１は透孔１９上の弁箱ｌに穿設された透孔で、この
透孔２１と前記透孔２０の開口間には管路２２が設けら
れている。管路２２において２３は流路６から緩衝室１
８への流体の流れを阻止する逆止弁、２４は緩衝室１８
かも流路６への流れを阻止する逆止弁、２５．２６は流
量調整弁である。

また２７は２次圧室、２８．２９はブツシュ、３０−３
４は／ぞツキンである。

前記において、弁全開時に弁座１３部における弁体前面
の受圧面積をＡＩｓ弁体背面の受圧面積をＡ、とすれば ＡＩ〉　　痴 となりｓ　　ＡｌがＡ、よりやや大きくなっている。

また弁を閉鎖の状態から開放する際の差圧ΔＰ　（＝Ｐ
Ｉ　　Ｐｇ　）は、流入口２の口径品積をＡｄ、１次圧
をＰｌ、２次圧をＰ、とすれば。

Ｐｌ・　Ａｄ　）　Ｐ、・　Ａ。

Ｐ、　＠Ａｄ　＞　（Ｐ、−ΔＰ）・八１Δｐ−ＡＩ　
　＞　　Ｐｌ　・　（Ａ、−Ａｄ）となり、わずかの差
圧で弁体は開放される。

次に前記実施例の作用を説明する。

通常時、弁体１０は弁座１３の背面な突部７のパツキン
３０に当接させて弁口１１を全開にし、これＫより流入
口２から流れてくる流体は流路６を経て流出口３へ流れ
る。この状態で緩衝室１８は透孔１９を介し【流路６と
連通しているから、緩衝室１８内の圧力は流出口３側の
２水圧Ｐ、とほぼ同じである。従って、弁体１０には１
水圧Ｐ、と２水圧Ｐｔが作用するが、前記のようにＡ、
をＡ、よりもやや大きくしているので流量の大小に関係
なく微小差圧ΔＰで弁体１０の弁座背面はパツキン３０
に当接し、全開状態を維持する。しかもこの際の圧力損
失は最小である。

若し、何らかの原因により逆流が始まると、逆流した流
体は弁体１０の後部開口から中空部ヘ、さらに１部は透
孔１４を経て２次圧室２７　　　る賀に流れ弁体背面の
受圧面積Ａ、に圧力作用し、弁　　であ体１’０を弁口
１１の閉鎖方向に移動する。この　　放さ際、緩衝室ｌ
Ｂ内の流体は液体で非圧縮性であ　　流路るため、逆流
圧が急速に作用しても緩衝室１８　　２３から透孔１９
を経て流路６へ流れる流体の素に　　　１０したがって
弁体１０は閉鎖され、緩衝室１８が　　　１９急速に圧
縮され弁体１０が急閉鎖されることは　　うもない。前
記９閉鎖速度はカッ５１Ｂが透孔１９　　１３に達する
までは流体が透孔１９及び２０から流　　ことれるため
比較的速いが、カバー１５が透孔１９　　　　　尚を過
ぎるとその後は透孔２０からのみ流れるこ　　なくとと
なり、しかも流量は逆止弁２４、調整弁　　　線カ２６
の作用により絞られて少（なるので、弁体　　階的１０
は緩やかに弁口１１を閉鎖し、ウォーター　　流路ハン
マはおこらない。　　　　　　　　　　　　　　【方決
に流れが通常状、７態に復すると、弁体１０は　　　２
４弁口１１の開放方向に移動するか、この際弁体　　速
度背面に作用している２水圧Ｐ、の受圧面積Ａ、は１　
　　でき水圧Ｐ、の作用するＡｄよりもＡ、−Ａｄｉ’
（相当す　　　こ正面積だけ大きいだけで、その差もわ
ずかるから、微小差圧△Ｐ　（”　Ｐｓ　　Ｐｔ　）で
開れる。そして弁体１０が開放を始めると、６から緩衝
室１８に流れる流体は逆止弁、調整弁２５０作用で絞ら
れるため、弁体は緩やかに開放され、カバー１５が透孔
な過ぎると流路６かもの流体は透孔１９か流れてくるの
で比較的速（開放され、弁座の背面が突部７のパツキン
３０に当接ス、ルにより弁口１１は全開となる。

、この発明は前記実施例に限定するもので、例えばシリ
ンダ５に設げた透孔１９を軸向に複数個設け【弁体１０
の開閉速度を段にすること、透孔１９内に緩衝室１８か
ら６への流体の流れを阻止する逆止弁を設は体１０の開
速度を一定にすること、逆止弁及び流量調整弁２６を廃
して弁体１０の開を一定にすることなど、種々の設計変
更がることは言う迄もない。

の発明は上記のように構成したのでつぎのうな優れた効
果を有する。　　　　　　　　　　　５°゛°シリ弁を
閉鎖の状態から開放する際、わずかな　　１０°゛・弁
体差圧で開放することができる。　　　　　　　　　１
２・・・弁箱。

弁開放中に流量が小さくなっても弁体を常　　１４°°
゛透孔時全開位置に保持することができ、従来のよ　　
１８°゛緩衝□５な弁体の往復移動による振動等を防止
することができ作動が確実である。

従来のような流路制御部を必要としないから、圧力損失
を最小に保つことができ、しか　　　特ａも構造も簡単
で小型化が可能となり、据付ス　　　代理ペースも小さ
くできる。

緩衝室に液体を流すようにしたので、騒音）１なく、ま
たウォーターハンマも完全に防止できる。・

【図面の簡単な説明】

篤１図はこの発明の実施例を示す縦断正面図、２図は第
１図ト」線に沿う一部省略した期間である。 １・・・弁箱　　　　　　２・・・流入口３・・・流出
口　　　　　４ａ〜４ｄ・・・補強リゾ４３３− ンダ　　　　６・・・流路 １１・・・弁口 弁座　　　　１３・・・弁体弁座 １５　・・・　カ　ノ々　− 室　　　　　１９・・・透孔

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一端部に流入口及び他端部に流出口を形成した弁箱
   に、該弁箱の内面に対し【所望間隙をもって収納され該
   間隙を流体流檀に形成したシリンダを固定し、このシリ
   ンダに、該シリンダの内面に対して所望間隙をもって収
   納され前記流出口側の後部が開口した中空筒状弁体を軸
   線方向へ移動自在に設け、この弁体は前部に弁口閉鎖の
   際、前記流入口に設けた弁箱弁座に白接し、がっ弁口開
   放の際前記シリンダの前端に当接する弁座と、この弁体
   弁座の近傍位置に設けられ前記弁体の中空部と前記流入
   口側の弁箱内を連通ずる連通孔とを具え、また前記シリ
   ンダの内面と弁体の外面との間に前記流路と連通した液
   体緩衝室を形成したことを特徴とする逆止弁