JPH09242891A - 流量調整弁 - Google Patents

流量調整弁

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JPH09242891A
JPH09242891A JP7145796A JP7145796A JPH09242891A JP H09242891 A JPH09242891 A JP H09242891A JP 7145796 A JP7145796 A JP 7145796A JP 7145796 A JP7145796 A JP 7145796A JP H09242891 A JPH09242891 A JP H09242891A
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JP
Japan
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orifice
flow
port
metering orifice
spool
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JP7145796A
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Inventor
Koichi Otani
幸一 大谷
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御流れ時の消音と圧力損失の軽減とを同時
に達成すること。 【解決手段】 メータリングオリフィス8の一部を覆う
消音板pに、ポート19を形成し、制御流れ時の圧力損
失を小さくするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、フォー
クリフト用シリンダの最大下降速度制御に用いるのに最
適な流量調整弁に関し、特に、高圧時における騒音を低
減させるためのものである。
【0002】
【従来の技術】この種の流量調整弁として、特開平4−
316782号公報に記載されたものが従来から知られ
ているが、それを示したのが、本願の図10である。こ
の図10からも明らかなように、一対のカバー1、2を
ネジ結合してハウジングhを構成するともに、これらカ
バー1、2のそれぞれには、流出入口3、4を設けてい
る。また、このハウジングh内には、バルブボディbを
設けているが、このバルブボディbは、その一端を袋状
にしてふさぎ、他端を開口させた筒状のものである。こ
のようにしたバルブボディbの外周にはフランジ5形成
している。そして、このフランジ5を上記カバー1、2
間に挟み付けることによって、バルブボディbをハウジ
ングh内に固定している。上記のようにバルブボディb
をハウジングh内に固定することによって、フランジ5
を境にした一対の通路6、7が形成される。また、バル
ブボディbには、上記一方の通路6側に開口するメータ
リングオリフィス8と、他方の通路7側に開口する連通
孔9を形成している。メータリングオリフィス8は、通
路6を介して一方の流出入口3に連通させている。連通
孔9は、通路7を介して他方の流出入口4に連通させて
いる。
【0003】上記のようにしたバルブボディb内には、
スプールsを摺動自在に組み込むとともに、バルブボデ
ィbの他端側の開口に止め板10をカシメ止めしてい
る。そして、バルブボディbの袋状部とスプールsとの
間にスプリング室11を形成するとともに、このスプリ
ング室11にスプリング12を設けている。このスプリ
ング12の作用で、スプールsは、通常、図示の位置を
保つようにしている。そして、この図示のノーマル位置
において、メータリングオリフィス8が最大に開くよう
にしている。なお、図中符号13は、スプールsに形成
した通孔で、この通孔13と前記連通孔9とが相まっ
て、自由流れポートを形成するものである。このように
した自由流れポートは、スプールsの移動位置に関係な
く、常時全開状態を維持する構成にしている。また、ス
プールsと止め板10との間には、パイロット室14を
形成しているが、このパイロット室14は、止め板10
に形成した孔15を介して他方の流出入口4に連通して
いる。ただし、この孔15には、パイロット室14に流
入する流れに対しては自由流れとし、そのパイロット室
14から流出する流れに対しては制御流れとなるダンピ
ング弁16を設けている。
【0004】上記のようにした流量調整弁は、一方の流
出入口3から他方の流出入口4への圧油の流れに対して
は自由流れとなり、他方の流出入口4から一方の流出入
口3への圧油の流れに対しては制御流れとなるものであ
る。例えば、一方の流出入口3から圧油が流入すると、
その圧力がスプリング室11に作用する。したがって、
この圧力作用とスプリング12のバネ力とが相まって、
スプールsを図示のノーマル位置に維持し、メータリン
グオリフィス8も全開状態を保つ。したがって、流出入
口3から流入した圧油は、通路6→全開状態のメータリ
ングオリフィス8→スプリング室11→通孔12→連通
孔9→通路7を経由して流出口4から流出するもので、
それは自由流れとなる。これに対して、他方の流出入口
4から圧油が流入すると、その圧力がパイロット室14
に作用するので、スプールsがスプリング12に抗して
移動し、メータリングオリフィス8の開度を小さくす
る。このようにメータリングオリフィス8の開度が小さ
くなればなるほど、その部分の圧力損失が大きくなり、
いわゆる制御流れとなる。
【0005】この流量調整弁は、このような特性からフ
ォークリフト用シリンダに最適なものとなる。すなわ
ち、フォークリフトにおいては、その荷を上昇させると
きには、より速くシリンダを伸長させる方が有利であ
る。しかし、その荷を降ろすときには、危険やショック
を無くすためにも、シリンダをゆっくり収縮させる方が
よいことになる。したがって、圧油の流れからみれば、
シリンダの伸長時には、自由流れが有利であり、その収
縮時には制御流れが有利となる。このように流体が同じ
流路を流れる場合でも、その流れ方向によって、自由流
れと制御流れとに切り換わることが必要になるが、上記
した流量調整弁は、まさにこの要望に答えるためのもの
である。
【0006】ただし、このようにした流量調整弁では、
制御流れ時に、スプールsがスプリング12に抗して移
動し、メータリングオリフィス8の開度を小さくすれば
するほど、そこから圧油が流出するときに、シューとい
う音が発生する。この音は、オリフィス8前後の圧力差
が大きくなればなるほど大きくなる。つまり、圧油が低
圧側すなわちオリフィス8の下流側に流出したとき、油
中に含まれていたエアーが急激に膨張するが、このとき
に上記のような音を発生するものである。この音は、エ
アーが短時間で解放されればされるほど大きくなる。ま
た、油中の圧力分布は異なるのが通常であるが、その圧
力分布が異なれば、油中に含まれているエアーに対する
の圧縮力も異なる。そして、エアーが強く圧縮されれい
ればいるほど、それが解放されたときの音も大きくな
る。したがって、高圧油を一気に低圧にするのではな
く、徐々に圧力を下げていけば、油中で強く圧縮された
エアーも、徐々に解放されることになり、その解放時の
音も小さくなる。
【0007】上記の点を考慮して設けたのが、消音板p
である。この消音板pは、筒状にしてバルブボディbの
外周にはめたもので、その先端は、バルブボディbとの
間にすき間を維持している。しかも、その先端は、スプ
リング12に抗して移動するスプールsの摺動方向前方
において、メータリングオリフィス8に対してわずかに
オーバーラップさせている。したがって、スプールsが
摺動して、メータリングオリフィス8を小さくしたと
き、そのオリフィス8の下流側直前に消音板pが位置す
ることになるので、オリフィス8を通過した圧油の圧力
降下が少しゆるやかになる。言い換えれば、オリフィス
8前後の圧力差が少なくなる。そのために、上記した音
の発生も少なくなるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにした従来
の流量調整弁では、消音という効果を発揮する一方で、
メータリングオリフィスの開度を小さくしたときの圧力
損失が大きくなりすぎるという問題があった。つまり、
メータリングオリフィス8が小さくなったときには、そ
の小さくなったオリフィス8の真上にわずかな間隔を保
って消音板が位置するので、メータリングオリフィスの
開度以上に圧力損失が大きくなりすぎてしまう。この発
明の目的は、圧力損失はメータリングオリフィスの開度
に依存するとともに、十分な消音効果を発揮する流量調
整弁を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、一対の流出
入口を備えたハウジングと、このハウジング内に設けた
バルブボディと、このバルブボディに形成したメータリ
ングオリフィスと、バルブボディに移動可能に設けたス
プールと、このスプールをノーマル位置に保つスプリン
グと、スプールの移動位置にかかわらず、常に開口する
自由流れポートと、上記スプリングのバネ力に対向する
パイロット圧を作用させるためのパイロット室と、上記
メータリングオリフィスとの間に間隔を設け、しかも、
そのオリフィスの一部を覆う対向位置に設けた消音板と
を備える。そして、上記一方の流出入口と他方の流出入
口とは、メータリングオリフィス及び自由流れポートを
介して連通する。また、上記パイロット室には他方の流
出入口の圧力を導く。しかも、一方の流出入口から他方
の流出入口への流れを自由流れとし、他方の流出入口か
ら一方の流出入口への流れを制御流れとする流量調整弁
を前提にする。
【0010】上記流量調整弁を前提にしつつ、第1の発
明は、上記消音板によって、メータリングオリフィスか
ら上記一方のポートへの流路を2方向に分岐させた点に
特徴を有する。第2の発明は、第1の発明を前提にしつ
つ、次の点に特徴を有する。すなわち、消音板は、メー
タリングオリフィスとの間に設けた間隔の一方を解放す
るとともに、この解放端とは反対側にポートを形成し、
この解放端とポートとで、流路を2方向に分岐させるよ
うにした点に特徴を有する。第3の発明は、消音板の先
端を、スプリングに抗して移動するスプールの移動方向
前方側におけるメータリングオリフィスに、消音板先端
をオーバラップさせた点に特徴を有する。
【0011】第4の発明は、メータリングオリフィスと
ポートとを対向させるとともに、スプリングに抗して移
動するスプールの移動方向前方側におけるメータリング
オリフィスを、消音板で覆う構成にした点に特徴を有す
る。第5の発明は、消音板を筒体で構成し、スプールの
円周方向も覆う構成にした点に特徴を有する。したがっ
て、メータリングオリフィスから流出した圧油は、消音
板に案内されて2方向に分岐しながら流出する。ただ
し、メータリングオリフィスから流出した圧油は、消音
板との間の間隔を通るので、その間で圧力が徐々に降下
する。このように圧力が徐々に降下するので、音の発生
もなくなる。また、通路の2方向あるので、この消音板
による圧力損失も少なくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図5に示した第1実施例
は、その消音板pの構成が従来の流量調整弁と相違する
のみで、その他は従来と同様である。そこで、この第1
実施例の説明においては、従来との相違点のみを説明す
る。そして、従来との共通要素については、必要に応じ
て図10と同一符号を用いて説明し、その詳細は省略す
る。この第1実施例におけるバルブボディbは、図2に
示すように、メータリングオリフィス8を、大径オリフ
ィス8aと小径オリフィス8bとの2つに分けている。
しかも、大径オリフィス8aの方が、小径オリフィス8
bよりも、スプリング12に抗して移動するスプールs
の進行方向後方に位置させている。したがって、スプー
ルsがスプリング12に抗して移動すると、まず最初に
大径オリフィス8aの開度が絞られ、次に、小径オリフ
ィス8bの開度が絞られることになる。
【0013】また、第1実施例の消音板pは、図3に示
すように筒体17からなる。この筒体17は、バルブボ
ディbの外周にぴったりとはまる嵌合部17aと、この
嵌合部17aよりもやや大径にした消音板pと、上記嵌
合部17aよりもやや小径にした押え部17bとからな
る。上記のようにした筒体17は、その嵌合部17a
を、バルブボディbの袋状の部分にはめ込む。そして、
この状態で、上記押え部17bがバルブボディbとカバ
ー1との間にあって、この筒体17の位置決めをするこ
とになる。なお、図中符号17cは、押え部17bに形
成した通油孔で、流出入口3と通路6とを連通させるた
めのものである。また、消音板pは、筒体17の嵌合部
17aが、上記のようにバルブボディbにはめ付けられ
た状態において、バルブボディbとの間に間隔18を保
つようにしている。しかも、この消音板pの先端は、小
径オリフィス8bに対してオーバラップさせている。ま
た、この消音板pの先端とは、反対側にはポート19を
形成している。このポート19は、メータリングオリフ
ィス8に対して十分に離れた位置を保つようにしてい
る。
【0014】次にこの実施例の作用を図4、図5に基づ
いて説明する。なお、この図4、図5においては、大径
オリフィス8aと小径オリフィス8bとを一体にして示
している。そして、この発明においても、メータリング
オリフィス8の形状を問うものではなく、要するに、ス
プールsの移動にともなって当該オリフィス8の開度が
小さくなるものであればよい。図4に示すように、スプ
ールsが図面左方向に移動して、メータリングオリフィ
ス8の開度を縮径するとともに、大径オリフィス8aが
少し開いている状態では、そのメータリングオリフィス
8からの流出方向は、矢印20〜22に示すように3方
向になる。つまり、第1の流れは、大径オリフィス8a
から流出する矢印20で示した流れである。第2の流れ
は、小径オリフィス8bから流出するとともに、間隔1
8を経由して消音板pの先端部から流出する矢印21で
示した流れである。第3の流れは、小径オリフィス8b
から流出するとともに、ポート19から流出する矢印2
2で示した流れである。なお、メータリングオリフィス
8から流出した圧油は、筒体17に案内されて円周方向
にも流れる。
【0015】ところで、大径オリフィス8aが上記のよ
うに開いているということは、他方の流出入口4側の圧
力が低い場合である。フォークリフトで流出入口4側の
圧力が低い場合とは、空荷でフォークを降下させるとき
である。このように空荷の状態でフォークを降下させる
ときには、その降下スピードが要求されるので、メータ
リングオリフィス8の開度をある程度大きく保って、圧
力損失を少なくしなければならない。そこで、この第1
実施例では、消音板pを小径オリフィス8bにのみオー
バーラップさせ、大径オリフィス8aの流れ20を確保
するとともに、間隔18側でも、その流路を2方向に分
岐することによって、消音板pによる圧力損失を少ない
ものにしている。なお、この場合にも、メータリングオ
リフィス8から流出した圧油が、筒体17に案内されて
その円周方向にも流れる。したがって、大径オリフィス
8aが開いているときには、このメータリングオリフィ
ス8前後の差圧がそれほど大きくならないので、音の発
生も問題にならない。
【0016】他方の流出入口4側の圧力が高く、スプー
ルsがさらに図5の位置まで移動すると、上記した大径
オリフィス8aが完全に閉じられ、小径オリフィス8b
のみが開口する。このときには、唯一開いている小径オ
リフィス8bを消音板pで覆うので、小径オリフィス8
bから流出する圧油は、図5に示すように、2方向に分
流される。つまり、間隔18を経由して消音板pの先端
部から流出する矢印21で示した流れと、ポート19か
ら流出する矢印22で示した流れとである。このように
小径オリフィス8bから流出した圧油が、間隔18及び
ポート19を通過するので、この場合にも、小径オリフ
ィス8bの圧力損失による絞り効果にほとんど影響を及
ぼさない。いずれにしても、この第1実施例によれば、
メータリングオリフィス8による圧力損失でフォークの
降下速度を制御するとともに、その時の音の発生も防止
できる。言い換えれば、従来のように、音の発生を防止
できるけれど、圧力損失が大きくなりすぎるという問題
は解消されることになる。
【0017】図6〜図8に示した第2実施例は、消音板
pを構成する筒体23の一方の端に起立片23aを形成
し、この起立片23aを、前記第1実施例のカバー1と
フランジ5との間で挟み持たせたものである。そして、
この消音板pには、大径オリフィス8aに対応する位置
にポート24を形成し、小径オリフィス8bに対応する
位置には板の部分だけを対向させている。したがって、
図7に示すように、スプールsが図面左方向に移動し
て、メータリングオリフィス8の開度を縮径するととも
に、大径オリフィス8aが少し開いている状態では、そ
のメータリングオリフィス8からの流出方向は、第1実
施例と同様に、矢印20〜22に示すように3方向にな
る。
【0018】他方の流出入口4側の圧力が高く、スプー
ルsがさらに図8の位置まで移動すると、上記した大径
オリフィス8aが完全に閉じられ、小径オリフィス8b
のみが開口する。このときには、唯一開いている小径オ
リフィス8bを消音板pで覆うので、小径オリフィス8
bから流出する圧油は、図8に示すように、2方向に分
流される。つまり、間隔18を経由して消音板pの先端
部から流出する矢印21で示した流れと、ポート19か
ら流出する矢印22で示した流れとである。このように
小径オリフィス8bから流出した圧油が、間隔18及び
ポート19を通過するので、この場合にも、小径オリフ
ィス8bの圧力損失による絞り効果にほとんど影響を及
ぼさない。いずれにしても、この第2実施例によれば、
第1実施例と同様の作用効果が期待できる。図9に示し
た第3実施例は、筒体24をバルブボディbに対してカ
シメ止めしたもので、その他の構成は、第2実施例と実
質的に同様である。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、メータリングオリフ
ィスからの音の発生を防止しながら、圧力損失も最少に
押えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の中心線を境にした半断面図であ
る。
【図2】第1実施例のバルブボディの側面図である。
【図3】第1実施例の筒体の断面図である。
【図4】第1実施例の要部の拡大断面図で、大径オリフ
ィスが少し開いている状態を示したのである。
【図5】第1実施例の要部の拡大断面図で、大径オリフ
ィスが閉じた状態を示したものである。
【図6】第2実施例の中心線を境にした半断面図であ
る。
【図7】第2実施例の要部の拡大断面図で、大径オリフ
ィスが少し開いている状態を示したのである。
【図8】第2実施例の要部の拡大断面図で、大径オリフ
ィスが閉じた状態を示したものである。
【図9】第3実施例の中心線を境にした半断面図であ
る。
【図10】従来例の中心線を境にした半断面図である。
【符号の説明】
h ハウジング 3 一方の流出入口 4 他方の流出入口 8 メータリングオリフィス 9 自由流れポートを構成する連通孔 s スプール 12 スプリング 13 自由流れポートを構成する通孔 p 消音板 19 ポート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の流出入口を備えたハウジングと、
    このハウジング内に設けたバルブボディと、このバルブ
    ボディに形成したメータリングオリフィスと、バルブボ
    ディに移動可能に設けたスプールと、このスプールをノ
    ーマル位置に保つスプリングと、スプールの移動位置に
    かかわらず、常に開口する自由流れポートと、上記スプ
    リングのバネ力に対向するパイロット圧を作用させるた
    めのパイロット室と、上記メータリングオリフィスとの
    間に間隔を設け、しかも、そのオリフィスの一部を覆う
    対向位置に設けた消音板とを備え、上記一方の流出入口
    と他方の流出入口とは、メータリングオリフィス及び自
    由流れポートを介して連通する一方、上記パイロット室
    には他方の流出入口の圧力を導く構成にし、一方の流出
    入口から他方の流出入口への流れを自由流れとし、他方
    の流出入口から一方の流出入口への流れを制御流れとす
    る流量調整弁において、上記消音板によって、メータリ
    ングオリフィスから上記一方の流出入口への流路を少な
    くとも2方向に分岐させたことを特徴とする流量調整
    弁。
  2. 【請求項2】 消音板は、メータリングオリフィスとの
    間に設けた間隔の一方を解放するとともに、この解放端
    とは反対側にポートを形成し、この解放端とポートと
    で、流路を2方向に分岐させた請求項1記載の流量調整
    弁。
  3. 【請求項3】 スプリングに抗して移動するスプールの
    移動方向前方側におけるメータリングオリフィスに、消
    音板先端をオーバラップさせた請求項1又は2記載の流
    量調整弁。
  4. 【請求項4】 メータリングオリフィスとポートとを対
    向させるとともに、スプリングに抗して移動するスプー
    ルの移動方向前方側におけるメータリングオリフィス
    を、消音板で覆う構成にした請求項1又は2記載の流量
    調整弁。
  5. 【請求項5】 消音板を筒体で構成し、スプールの円周
    方向も覆う構成にした請求項1ないし4のいずれかに記
    載された流量調整弁。
JP7145796A 1996-03-01 1996-03-01 流量調整弁 Pending JPH09242891A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100449457B1 (ko) * 2000-12-19 2004-09-21 한국항공우주연구원 내진동 충격방지 감압밸브
CN101963252A (zh) * 2009-07-22 2011-02-02 萱场工业株式会社 溢流阀

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KR100449457B1 (ko) * 2000-12-19 2004-09-21 한국항공우주연구원 내진동 충격방지 감압밸브
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