JPS5912465B2 - 突板化粧板の製造方法 - Google Patents

突板化粧板の製造方法

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JPS5912465B2
JPS5912465B2 JP10303177A JP10303177A JPS5912465B2 JP S5912465 B2 JPS5912465 B2 JP S5912465B2 JP 10303177 A JP10303177 A JP 10303177A JP 10303177 A JP10303177 A JP 10303177A JP S5912465 B2 JPS5912465 B2 JP S5912465B2
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JP
Japan
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veneer
paper
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overlay
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JP10303177A
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English (en)
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JPS5437807A (en
Inventor
稔也 加藤
智紘 足立
嘉宏 伊藤
佳紀 尾畑
広太郎 堀江
勝 森下
宏治 深川
留夫 林
美成 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aica Kogyo Co Ltd
Dantani Sangyo KK
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
Dantani Sangyo KK
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Publication date
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Publication of JPS5437807A publication Critical patent/JPS5437807A/ja
Publication of JPS5912465B2 publication Critical patent/JPS5912465B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は天然木を薄く切削して実根とし、これを定寸に
裁断し、親水性接着剤を表面に塗布したフ5 不織布(
以下裏打シートと略称)上に隙間なくならべて仮止し、
ホットプレスにそ軽度に熱圧して該裏打シートにて裏打
された実根のシート(以下裏打実根と略称)を得、該裏
打実根の上面に透明な熱硬化性樹脂を含浸乾燥させたオ
ーバーレー紙30(以下オーバーレー紙と略称)、裏面
に熱硬化性樹脂を含浸乾燥させたコア−紙(以下コア−
紙と略称)を重ね、更に該オーバーレー紙に接して合成
樹脂フィルム、或は金属箔を重ねて熱圧し、解圧後前記
合成樹脂フィルム、或は金属箔を剥離す35ることによ
り得られる天然木の実根を利用した実根化粧板の製造方
法に関する。
公知のメラミン化粧板に於いて表面の化粧用に10クー
天然木の木目を模写した印刷紙が使用されているが、表
面が平面的で立体観に欠け、これに立体観を付与するた
めエンボスにより木目の凹凸を表現せんとする試みがな
されているが、天然木の自然の木目の感じには遠く及ば
ない。
更に天然木の突板を使用してメラミン化粧板を製造する
ことも試みられているが、メラミン化粧板の成型は40
1c9/i以上の高圧で行われるため使用された突板は
強度に圧縮されて表面の凹凸が消失し、印刷紙を使用し
た時と外観上何等差異がなく、高価な天然の突板を使用
した効用がなく、且使用された突板に割れが生じ易く実
用上著しい欠陥がある。本発明の目的は天然木を切削し
た突板を利用した該突板の自然の木目を生かし、且該突
板に割れの生ずることのない突板化粧板の製造方法を提
供するにある。本発明は、天然木を厚さ0.5tm以下
に切削した木材繊維飽和点以上の突板を定寸に裁断し、
裏打シート上には親水性接着剤を塗布し、該突板を隙間
なくならべて仮止めする。
仮止めは該裏打シート上の接着剤がもつ粘着剤を利用し
、該突板を隙間なくならべて軽く押えることにより行わ
れる。次に裏打シートにて仮止めされた突板をホツトプ
レスにて熱圧して突板を裏打シートに密着固定させて裏
打突板を得る。この際熱圧は該裏打シート上の接着剤の
硬化を出来るだけ進行させない様な条件にて行われ、使
用する樹脂の性質、塗布量、条件により決定されるが、
温度80〜130℃、圧力1〜5幻/べ時間5〜300
秒の範囲で行われる。次に裏打突板の上面にオーバーレ
一紙、裏面にコア一紙を数枚重ね、更にオーバーレ一紙
に接して厚さ10〜200μの合成樹脂フイルム又は金
属箔を重ねて熱圧し、解圧後前記合成樹脂フイルム又は
金属箔を剥離することを特徴とする。天然木の突板の木
目及び導管凹部を現わす突板化粧板の製造方法である。
本発明に於いて親水性接着剤を塗布した不織布製裏打シ
ートを使用するのは、以后の熱圧工程において突板間の
合せ目がずれることがなく、且突板とコア一紙の間に裏
打シートが挿入させているため突板が温度の変化により
収縮伸長して割れることが防止される。
即ち、裏打シートとして不織布を使用しているため次工
程の該不織布表面に親水性接着剤を塗布し、繊維飽和点
以上の含水率の湿つた突板を重ね、仮止めしても不織布
は吸湿により発生する繊維の伸長力を繊維間のずれによ
つて吸収する。
続く仮止めされた突板を熱圧して不織布に密着固定する
第三程度においても、加熱放湿による突板や不織布繊維
の収縮力は繊維間のずれにより吸収して見掛け上の寸法
を安定に保ち、突板間の合せ目がずれることを防止する
。突板が裏打シートを使用せず直接コア一紙に接して熱
圧された場合、該突板と該コア一紙との湿度の変化によ
る寸法変化率の相違によつて該突板に伸長又は収縮の歪
が発生し、該突板に割れが生ずるが裏打シートを突板と
コア一紙の間に介在させることにより該突板に生ずる伸
長又は収縮の歪は裏打シートに吸収され、該突板に割れ
の生ずるのを防ぐ。更に本発明において厚さ10〜20
0μの合成樹脂フイルム又は厚さ10〜200μの金属
箔をオーバーレ一紙に接して重ね、更にクツシヨン材を
用いるか又は用いずして、常法により熱圧して得られる
突板化粧板の表面は天然木の突板の木目及び導管凹部が
そのまま現わされた美麗な仕上りを示す。
熱圧条件は温度130〜150℃、圧力30〜80kf
/CliL.時間30〜60分が適当である。上述の合
成樹脂フイルム又は金属箔を使用することにより、該合
成樹脂フイルム又は金属箔が熱圧の際容易に変形させら
粍 それに接するオーバーレ一紙が裏打突板の表面の木
目及び導管凹部に沿つて押し付けられて硬化し、その後
合成樹脂フイルム又は金属箔を剥離することにより突板
の木目及び導管凹部がそのまま現わされて立体観に富む
自然のままの実麗な外観を示す突板化粧板が得られる。
以上述べた如く本発明の方法により製造された突板化粧
板は表面の突板に割れの生じない物理的、化学的性能の
優れた且天然の突板の木目及び導管凹部がそのまま表面
に現わさへ家八建築材等として有用なものである。本発
明において第一工程に使用される突板は厚さ0.5m以
下で木材繊維飽和点以上、即ち含水率25(fl)以上
のものである。
第二工程における裏打シートに使用される不織布は、重
さ40〜100t/dのセルローズ繊維やポリエステル
樹脂繊維などの耐熱性能にすぐれたものが使用される。
親水性接着剤としてはウレタン樹脂、エポキシ繊維、メ
ラミン樹脂、フエノ一ル樹脂および尿素樹脂などの水溶
性接着剤である。疎水性接着剤の場合は、片板との仮止
め性が悪く、又不織布表面への塗布作業が困難である。
突板を裏打シートに仮止めするには前記接着剤の粘着剤
を利用する。第四工程においてオーバーレ一紙に使用さ
れる紙としては厚さ1〜4mi1sの通常の含浸用マニ
ラ麻紙、アルフアセルローズ紙であり、樹脂としてはメ
ラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、アセトグアナミン
樹脂およびジアリルフタレート樹脂等である。
コア一紙としては厚さ8〜10mi1sの通常の含浸用
クラフト紙が使用され、樹脂はフエノール樹脂が使用さ
れる。第五工程における合成樹脂フイルムとしては厚さ
10〜200μのポリプロピレン、ナイロン、テトロン
、又はポリカーボネートのフイルムであり、金属箔とし
ては厚さ10〜200μのアルミニウム箔であり、裏面
に紙で裏打された金属箔も同様に使用される。
本発明の方法により製造された突板化粧板は、JISK
−6902による試験結果がJISK−6903LD−
GP−1.2の一般化粧板規格に合格する性能を有する
実施例中に示す部は重量部を示す。
実施例 1 含水率を35〜40%に調整した0.257m厚さのケ
ヤキ突板単板を幅20cへ長さ190cmに裁断し、こ
れを重さ807/Rのセルロー入繊維100%の不織布
に親水性ウレタン樹脂を1007/d塗布後、隙間なく
ならべて仮止めする。
仮止めは上記裏打シート上に塗布された接着剤の粘着性
を利用し、突板を軽く押えることにより行う。次に上記
裏打含浸紙に仮止めされたケヤキ突板を温度120〜1
25℃、圧力4kf/C77fにて60秒ホツトプレス
にて熱圧してケヤキ突板を裏打シートに密着固定し、シ
ート状の裏打突板を得た。しかる后、厚さ10mi1s
のクラフト紙にフエノール樹脂を含浸乾燥させたコア一
紙5枚、上記裏打突板及び厚さ4miIsのα−セルロ
ーズ紙にメラミン樹脂を含浸乾燥させたオーバーレ一紙
を順次重ね合せる。さらに市販の厚さ50μのポリエチ
レンテレフタレートフイルムをオーバーレ一紙上に重ね
合せ、上下にクツシヨンボードを用い温度150℃、圧
力80kf/Cdで30分ホツトプレスで熱圧した后、
常温まで加圧冷却し、解圧後テレフタレートフイルムを
剥離する。得られた化粧板は1.13mの厚さを有し、
表面に天然木の木目及び導管部の凹部が現出し、突板特
有の風雅な趣を有するものであつた。このものはJIS
K−6903.LI)−GP−1,2の規格に合格した
。実施例 2 含水率28(Fllに調整した0.5m厚さのシオジ突
板単板を幅20cm1長さ190cmに裁断し、これを
重さ1007/dのポリエステル樹脂繊維不織布上に親
水性メラミン樹脂接着剤を120t/d塗布後、隙間な
くならべて仮止めする。
仮止めは上記シート上に塗布したメラミン樹脂接着剤の
粘着性を利用して突板を軽く押えることにより行う。次
に上記裏打シートに仮止めされたシオジ突板を温度10
0〜110℃、圧力3kf/Ct!iにて30秒熱圧し
、シオジ突板を裏打シートに密着固定し、シート状の裏
打突板を得た。しかる后、厚さ10mi1sのクラフト
紙にフエノール樹脂を含浸乾燥したコア一紙5枚、シオ
ジ裏打突板、厚さ4mi1sのα−セルローズ紙にベン
ゾグアナミン樹脂を含浸乾燥したオーバーレ一紙を順次
重ね合せ、さらに厚さ20μのポリプロピレンフイルム
をオーバーレ一紙の上に重ね、上下にクツシヨン紙を用
い、温度130℃、圧力80kf/Cdで30分ホツト
プレスで熱圧した后、常温まで加圧冷却し解圧後ポリプ
ロピレンフイルムを剥離する。得られた化粧板は1.2
3T!r!nの厚さを有し、表面に天然木の木目及び導
管凹部の現出した突板独特の風雅な趣きを有するもので
あつた。このものはJISK−6903.LD−GP−
1.2に合格した。参考としてJISK−6902の試
験方法による試験結果を表1に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 天然木を厚さ0.5mm以下に切削した木材繊維飽
    和点以上の突板を定寸に裁断する第一工程、裏打用に親
    水性接着剤を表面に塗布した不織布上に該突板を隙間な
    くならべて仮止めする第二工程、不織布に仮止めされた
    実根を熱圧し、該突板が裏打不織布に密着固定されたシ
    ートを得る第三工程該裏打突板の上面に透明な熱硬化性
    樹脂を適度に含浸し、乾燥させたオーバーレー紙と裏面
    に熱硬化性樹脂を適度に含浸し乾燥させたコアー紙を数
    枚重ねる第四工程、更にオーバーレー紙に接して厚さ1
    0〜200μの合成樹脂フィルム又は金属箔を重ねる第
    五工程、これらをホットプレスにて熱圧して天然木の木
    目及び導管凹部を現わす化粧板を得る第六工程、更に解
    圧後合成樹脂フィルム又は金属箔を剥離する第七工程か
    らなる突板化粧板の製造方法。
JP10303177A 1977-08-26 1977-08-26 突板化粧板の製造方法 Expired JPS5912465B2 (ja)

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JPS5437807A JPS5437807A (en) 1979-03-20
JPS5912465B2 true JPS5912465B2 (ja) 1984-03-23

Family

ID=14343275

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JP10303177A Expired JPS5912465B2 (ja) 1977-08-26 1977-08-26 突板化粧板の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09259833A (ja) * 1996-04-16 1997-10-03 Nec Home Electron Ltd 希ガス放電灯

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09259833A (ja) * 1996-04-16 1997-10-03 Nec Home Electron Ltd 希ガス放電灯

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JPS5437807A (en) 1979-03-20

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