JPS5915820B2 - 突板化粧板の製造方法 - Google Patents

突板化粧板の製造方法

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JPS5915820B2
JPS5915820B2 JP10804276A JP10804276A JPS5915820B2 JP S5915820 B2 JPS5915820 B2 JP S5915820B2 JP 10804276 A JP10804276 A JP 10804276A JP 10804276 A JP10804276 A JP 10804276A JP S5915820 B2 JPS5915820 B2 JP S5915820B2
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JP
Japan
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veneer
paper
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resin
backing
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JP10804276A
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JPS5334904A (en
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稔也 加藤
嘉宏 伊藤
佳紀 尾畑
広太郎 堀江
勝 森下
留夫 林
雄二 川本
誠 河野
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Aica Kogyo Co Ltd
Dantani Sangyo KK
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
Dantani Sangyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は天然木を薄く切削して突板とし、これ20を乾
燥した后定寸に裁断し、熱可塑性樹脂又は熱可塑性樹脂
と熱硬化性樹脂との混合物を含浸乾燥させた含浸紙(以
下裏打含浸紙と略称)上に隙間なくならべて仮止し、ホ
ットプレスにて軽度に熱圧して該裏打含浸紙にて裏打さ
れた突板のシート25(以下裏打突板と略称)を得、該
裏打突板の上面に透明な熱硬化性樹脂を含浸乾燥させた
オーバーレー紙(以下オーバーレー紙と略称)、裏面に
熱硬化性樹脂を含浸乾燥させたコア−紙(以下コア−紙
と略称)を重ね、更に該オーバーレー紙に接30して合
成樹脂フィルム、或は金属箔を重ねて熱圧し、解圧後、
合成樹脂フィルム、又は金属箔を剥離することにより得
られる天然木の突板を利用した突板化粧板の製造方法に
関する。
公知のメラミン化粧板に於いて表面の化粧用に35天然
木の木目を模写した印刷紙が使用されているが、表面が
平面的で立体観に欠け、これに立体観を付与するためエ
ンボスにより木目の凹凸を表現せんとする試みがなされ
ているが、天然木の自然の木目の感じには遠く及ばない
更に天然木の突板を使用してメラミン化粧板を製造する
ことも試みられているが、メラミン化粧板の成型は40
Kf/d以上の高圧で行われるため使用された突板は強
度に圧縮されて表面の凹凸が消失し、印刷紙を使用した
時と外観上何等差異がなく、高価な天然の突板を使用し
た効用がなく、且使用された突板に・割れが生じ易く実
用上著しい欽陥がある。本発明の目的は天然木を切削し
た突板を利用した該突板の自然の木目を生かし、且該突
板に割れの生ずることのない突板化粧板の製造方法を提
供するにある。本発明は、天然木を厚さ0.57F!m
以下に切削した突板を木材繊維飽和点以下に乾燥后定寸
に裁断し、裏打含浸低上に該突板を隙間なくならべて仮
止めする0仮止めは該裏打含浸紙の樹脂を溶解しうる溶
剤を少量、該裏打含浸紙の表面に滴下して該樹脂を溶解
軟化させて粘着性を付与した后、該突板を隙間なくなら
べて軽く押えることにより行われる。
次に裏打含浸紙にて仮止めされた突板をホツトプレスに
て熱圧して突板を裏打含浸紙に密着固定させて裏打突板
を得る。この際熱圧は該裏打含浸紙中の樹脂の硬化を出
来るだけ進行させない様な条件にて行われ、使用する樹
脂の性質、含浸、乾燥条件により決定されるが、温度8
0〜130℃、圧力1〜5Kf/Cril、時間5〜4
0秒の範囲で行われる。次に裏打突板の上面にオーバー
レ一紙、裏面にコア一紙を数枚重ね、更にオーバーレ一
紙に接して厚さ10〜100μの合成樹脂フイルム又.
は金属箔を重ねて熱圧し、解圧後、合成樹脂フイルム又
は金属箔を剥離することを特徴とする。天然木の突板の
木目及び導管凹部を現わす突板化粧板の製造方法である
。本発明に於いて熱可塑性樹脂又は熱可塑性樹脂jと熱
硬化性樹脂との混合物を含浸乾燥させた裏打含浸紙を使
用することにより突板が固定され、以后の熱圧工程にお
いて突板間の合せ目がずれることがなく、且突板とコア
一紙の間に裏打含浸紙が挿入させているため突板が湿度
の変化により収縮・−伸長して割れることが防止される
即ち、突板が裏打含浸紙を使用せず直接コア一紙に接し
て熱圧された場合、該突板と該コア一紙との湿度の変化
による寸法変化率の相違によつて該突板に伸長、又は収
縮の歪が発生し、該突板に割れが生ずるが裏打紙を突板
とコア一紙の間に介在させることにより該突板に生ずる
伸長又は収縮の歪は裏打含浸紙に吸収され、該突板に割
れの生ずるのを防ぐ。更に本発明において厚さ10〜1
1.00μの合成樹脂フイルム又は厚さ10〜100μ
の金属箔をオーバーレ一紙に接して重ね、更にクツシヨ
ン材を用いるか又は用いずして、常法により熱圧して得
られる突板化粧板の表面は天然木の突板の木目及び導管
凹部がそのまま現わされた美麗な仕上りを示す。熱圧条
件は温度130〜150℃、圧力30〜80K′/Cd
、時間30〜60分が適当である。上述の合成樹脂フイ
ルム又は金属箔を使用することにより、該合成樹脂フイ
ルム又は金属箔が熱圧の際容易に変形させられ、それに
接するオーバーレ一紙が裏打突板の表面の木目及び導管
凹部に沿つて押し付けられて硬化し、突板の木目及び導
管凹部がそのまま現われて立体観に富む自然のままの美
麗な外観を示す。以上述べた如く本発明の方法により製
造された突板化粧板は表面の突板に割れの生じない物理
的、化学的性能の優れた、且天然の突板の木目及び導管
凹部がそのまま表面に現わされ、家具、建築材等として
有用なものである。本発明において第一工程に使用され
る突板は厚さ0.5mm以下で自然乾燥又は強制乾燥に
より木材繊維飽和点以下、即ち含水率5〜20%に乾燥
されたものである。
第二工程に卦ける裏打含浸紙に使用される紙は厚さ2〜
10mi1のものが使用され、熱可塑性樹脂としてはポ
リビニールホルマール、ポリビニールブチラール等のア
セタール樹脂、又はポリビニールアルコール等であり、
熱硬化性樹脂としてはフエノール樹脂、メラミン樹脂、
アセトグアナミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、エポキ
シ樹脂等であり、メタノール、エタノール等のアルコー
ル類、アセトン、酢酸エチル、ベンゼン、トルエン又は
水等の一つ又はそれらの二以上の混合物に該樹脂を溶解
させて含浸乾燥に使用される。
突板を裏打含浸紙に仮止めするのに使用される溶剤は上
記の溶剤の中一つ又はそれらの二以上の混合物が利用出
来る。第四工程に}いてオーバーレ一紙に使用される紙
としては厚さl〜4mi1sの通常の含浸用マニラ麻紙
、アルフアセルローズ紙であり、樹脂としてはメラミン
樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、アセトグアナミン樹脂、
ジアリルフタレート樹脂等である。
コア一紙としては厚さ8〜10mi1sの通常の含浸用
クラフト紙が使用され、樹脂はフエノール樹脂が使用さ
れる。このように熱圧されたのち、解圧後、合成樹脂フ
イルム又は金属箔を剥離することにより天然木の木目及
び導管凹部が生された突板化粧板が得られる。第五工程
における合成樹脂フイルムとしては厚さ10〜100μ
のポリプロピレン、ナイロン、テトロン、又はポリカー
ボネートのフイルムであり、金属箔としては厚さ10−
100μのアルミニウム箔であり、裏面に紙で裏打され
た金属箔も同様に使用される。
本発明の方法により製造きれた突板化粧板は、JISK
−6902による試験結果がJISK一6903LD−
GP−1.2の一般化粧板規格に合格する性能を有する
実施例中に示す部は重量部を示す。
実施例 1 含水率を10〜12%に調整した0.25m7!L厚さ
のケヤキ突板単板を巾20crn、長さ190cmに裁
断し、これを厚さ5m11sの紙にポリビニールブチラ
ール樹脂40部、フエノール樹脂60部をメタノール、
アセトンのl:1の混合溶剤に溶解した樹脂液を含浸、
乾燥させた含浸紙上に隙間なくならべて仮止めする。
仮止めは上記裏打含浸紙上にメタノール、アセトンのl
:lの混合溶剤を少量滴下して樹脂を溶解軟化させ粘着
性を付与した后突板を軽く押えることにより行う。次に
上記裏打含浸紙に仮止めされたケヤキ突板を温度120
〜125℃、圧力4Kf/Crlにて25秒ホツトプレ
スにて熱圧してケヤキ突板を裏打含浸紙に密着固定し、
シート状の裏打突板を得た。しかる后、厚さ10mi1
sのクラフト紙にフエノール樹脂を含浸乾燥させたコア
一紙5枚、上記裏打突板及び厚さ4mi1sのα−セル
ローズ紙にメラミン樹脂を含浸乾燥させたオーバーレ一
紙を順次重ね合せる。さらに市販の厚さ50μのポリエ
チレンテレフタレートフイルムをオーバーレ一紙上に重
ね合せ、上下にクツシヨンボードを用い温度150℃、
圧力80Kf/dで、30分ホツトプレスで熱圧した后
常温まで加圧冷却し、解圧し、ポリエチレンテレフタレ
ートフイルムを剥離する。得られた化粧板は1.13m
7!Lの厚さを有し、表面に天然木の木目及び導管部の
凹部が現出し、突板特有の風雅な趣を有するものであつ
た。このものはJISK一6903、Ll}−GP−1
.2の規格に合格した。実施例 2含水率5〜7%に調
製した0.57nU厚さのシオジ突板単板を巾20CT
n、長さ190C!TLに裁断し、これを厚さ2mi1
sの紙にポリビニールブチラール樹脂30部、フエノー
ル樹脂70部をメタノールに溶解した樹脂液を含浸率1
30%、揮発分4%に含浸乾燥した含浸紙上に隙間なく
ならべて仮止めする。
仮止めに上記含浸紙上にメタノールを少量滴下し、樹脂
を溶解軟化せしめて粘着性を付与した后、突板を軽く押
えることにより行う。次に上記裏打含浸紙に仮止めされ
たシオジ突板を温度100〜110℃、圧力3K?/C
!iにて30秒熱圧し、シオジ突板を裏打含浸紙に密着
固定し、シート状の裏打突板を得た。しかる后、厚さ1
0mi1sのクラフト紙にフエノール樹脂を含浸乾燥!
−7たコア一紙5枚、シオジ裏打突板、厚さ4mi1s
のαセルローズ紙にベンゾグアナミン樹脂を含浸乾燥し
たオーバーレ一紙を順次重ね合せ、さらに厚さ20μの
ポリプロピレンフイルムをオーバーレ一紙の上に重ね、
上下にクツシヨン紙を用い、温度130℃、圧力80K
v/dで30分ホツトプレスで熱圧した后常温まで加圧
冷却し解圧し、ポリプロピレンフイルムを剥離する。得
られた化粧板は1.23mmの厚さを有し、表面に天然
木の木目及び導管凹部の現出した突板独特の風雅な趣き
を有するものであつた。このものはJISK−6903
、LD−GP−1、2に合格した。実施例 3 含水率を7〜10%に調整した0.3W!77!厚さの
杉突板単板を巾20CTn、長さ190CTILに裁断
し、これを厚さ3mi1sの紙にポリビニールブチラー
ル樹脂40部、フエノール樹脂60部をアセトン、メタ
ノールのl:1の混合溶剤に溶解した樹脂液を含浸率1
50%、揮発分4%に含浸乾燥した含浸紙に隙間なくな
らべて仮止めする。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 天然木を厚さ0.5mm以下に切削した突板を木材
    繊維飽和点以下に乾燥後定寸に裁断する第一工程、裏打
    用に熱可塑性樹脂又は熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の混
    合物を適度に含浸させ乾燥した含浸紙表面に該突板を隙
    間なくならべて仮止めする第二工程、含浸紙に仮止めさ
    れた突板を熱圧し、該突板が裏打含浸紙に密着固定され
    たシートを得る第三工程、該裏打突板の上面に透明な熱
    硬化性樹脂を適度に含浸し、乾燥させたオーバーレー紙
    と裏面に熱硬化性樹脂を適度に含浸し乾燥させたコアー
    紙を数枚重ねる第四工程、更にオーバーレー紙に接して
    厚さ10〜100μの合成樹脂フィルム又は金属箔を重
    ねる第五工程、これらをホットプレスにて熱圧して天然
    木の木目及び導管凹部を現わす化粧板を得る第六工程か
    らなる突板化粧板の製造方法。
JP10804276A 1976-09-09 1976-09-09 突板化粧板の製造方法 Expired JPS5915820B2 (ja)

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JPS60156773U (ja) * 1984-03-26 1985-10-18 沖電気工業株式会社 電子機器用キヤビネツトの底板構造
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AT406947B (de) * 1999-01-15 2000-10-25 Neuhofer Franz Jun Profilleiste sowie verfahren und vorrichtung zur herstellung dieser profilleiste

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