JPH02276632A - 車輌内装用化粧合板の製造法 - Google Patents

車輌内装用化粧合板の製造法

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JPH02276632A
JPH02276632A JP1098453A JP9845389A JPH02276632A JP H02276632 A JPH02276632 A JP H02276632A JP 1098453 A JP1098453 A JP 1098453A JP 9845389 A JP9845389 A JP 9845389A JP H02276632 A JPH02276632 A JP H02276632A
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thermosetting resin
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impregnated paper
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Taichi Iketani
池谷 太一
Masaharu Yamamoto
雅春 山本
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野J 本発明は、化粧合板、特に車輌内装用の化粧合板の製造
法に関し、広範囲の温度変動等に対しても高い形状安定
性が維持でき、かつ成形加工性を向上させるものである
[従来の技術〕 従来、車輌内装用化粧合板の一例として、第2図に示し
たような、熱硬化性樹脂含浸紙1 a、 1 a・・・
を積層した積層物の表面に化粧単板3が配されてなるも
のがある。
そしてこのような化粧合板の製造は、まず目的枚数の熱
硬化性樹脂含浸紙1 a、 I a・・・を積層し、こ
の積層物の表面に化粧単板3を重ね合わせた後、この重
ね合わせ物を一体的に熱圧して硬化、接着する方法など
によって行っていた。
[発明が解決しようとする課、1] ところがこのような化粧合板の製造法にあっては、上述
のように目的枚数の総ての熱硬化性樹脂含浸紙1 a、
 l a・・・を一体的に熱圧して硬化、接着するので
、熱圧時に樹脂液中の水分を揮散させることが難しく、
熱圧後の熱硬化性樹脂含浸紙積層物中に水分が残ってし
まうことが多かった。そのため、このものを長時間高温
条件下で放置すると、水分あるいは温度変化等に起因し
て、寸法変化や形状変化が生じる不都合があり、温度変
化の激しい車輌内装用途には適さない問題があった。ま
たこの方法によっては化粧合板の成形加工性が悪く、曲
率半径の比較的小さな曲面形状に成形することが難しか
った。また曲面成形を行った場合にも、成形加工後の形
状安定性が低く、高温下で長時間放置すると、やはり反
りなどの形状変化を生じる不都合が生じた。
そこで本発明は、温度変化などの環境条件の大きな変動
によっても高い寸法安定性および形状安定性を維持でき
、かつ成形加工性の良好な車輌内装用途に好適な化粧合
板を得ることのできる車輌内装用化粧合板の製造法を提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、熱硬化性樹脂含浸紙を、最終的に必要とする
枚数を幾組かに分割してなる比較的少ない枚数毎に積層
し、それぞれを熱圧して熱硬化性樹脂含浸紙積層硬化シ
ートを作成する第1工程と、さらにこれらの熱硬化性樹
脂含浸紙積層硬化シートと、接着剤含浸紙とを交互に重
ね合わせ、この重ね合わせ物の表面に化粧単板を配し、
再び熱圧する第2工程とに分けて行うことにより、上記
課題を解決するようにした。
[作用 ] このように、目的の化粧合板を、第1工程と第2工程を
有する方法により製造するので、目的枚数の総ての熱硬
化性樹脂含浸紙を一体的に熱圧する従来の化粧合板の製
造法に比べ、第1工程の熱圧過程で樹脂中に含有されて
いる水分を揮散させ易くなるうえ、第2工程の熱圧過程
で、さらに残った水分が揮散されるので、得られた化粧
合板中に含まれる水分量は非常に少ないものとなる。し
たがって、たとえ高温下で長時間放置してし、水分や温
度変化を起因とする寸法変化や形状変化か防止される利
点があり、温度変化の激しい車輌内装用の化粧合板とし
て好適に使用することができる。
また各熱硬化性樹脂含浸紙積mFjE化ソートの接着に
は、接着剤含浸紙を用いるので、液状接着剤による接着
に比べて、水分の混入を避けることができるうえに、補
強効果もあり、眉間剥離を生じない利点もある。またこ
の方法によれば、成形加工性が良好で、曲面成形も容易
となり、曲面成形後の形状安定性も優れている。
以下、本発明を図面を参照して工程順に詳しく説明する
第1図に、本発明の車輌内装用化粧合板の製造法の一例
を示す。
まず第1工程として、熱硬化性樹脂含浸紙積層硬化シー
ト1を作成する。この熱硬化性樹脂含浸紙MIB硬化:
/−111,1、厚さ0.1〜0.3yx程度のクラフ
ト紙やレーヨン紙等の原紙あるいはビニロン繊維、アク
リル繊維等からなる不織布(坪ff140〜200g/
次2程度)などに、フェノール樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂、グアナミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂などの熱硬化性樹脂の未硬化液を含浸させて
なる樹脂含浸紙1 a、 l a・・・を複数枚積層し
、熱圧して硬化、接着させて作成する。この時の上記樹
脂含浸紙1a。
1a・・・の積層枚数は、目的の化粧合板に最終的に使
用される熱硬化性樹脂含浸紙1 a、 1 a・・・の
枚数を幾組かに分割した枚数であればよいが、形状安定
性改善効果および成形加工性改善効果が充分得られる点
から2〜7枚程度が好ましい。また上記樹脂液の含浸量
は、先の原紙あるいは不織布の組型が、含浸後の乾燥重
量で0.3〜1.0倍となる程度が好ましい。またこの
熱硬化性樹脂液中には、必要に応じて適宜の充填剤、着
色剤等の添加剤が添加されてもよい。
このような熱硬化性樹脂含浸紙1 a、 l a・・・
を複数枚積層した後、温度80〜180°C1好ましく
は140〜160℃程度、圧力4〜15MPa。
好ましくは8 M P a程度の条件で、平坦な圧締板
に挾持して熱圧し、硬化、接着して上記の熱硬化性樹脂
含浸紙積層硬化シート1.1・・・を得る。
次いで、第2工程として、この熱硬化性樹脂含浸紙積層
硬化シートl、l・・・と、接着剤含浸紙22・・・と
を交互に重ね合わせ、さらにこの重ね合わせ物の両面あ
るいは片面に化粧単板3を配して、熱圧する。接着剤含
浸紙2,2・・・は、厚さ0.02〜0.08xm程度
のクラフト紙やレーヨン紙等の原紙やビニロン繊維、ア
クリル繊維等からなる不織布(坪m20〜80y/a”
程度)などにフェノ−ル樹脂、エポキシ樹脂、ビニルブ
チラール変性フェノール樹脂、ニトリル変性フェノール
樹脂などの熱硬化性樹脂製接着剤を含浸させ、乾燥ある
いは半乾燥状態としたものである。この接着剤含浸紙2
,2・・と上記熱硬化性樹脂含浸紙積層硬化シート1,
1・・・とを交互に重ね合わせるに際し、この接着剤含
浸紙2,2・・をシー)1,1・・・間にのみ挾んでも
よいか、シートlと化粧単板3との間にも挾み込むこと
が好ましく、これによって化粧単板3を強固に接着する
ことができる。また化粧単板3には、ナラ、チーク、つ
噌・ルナット、ローズウッドなどの厚さ0,15〜0,
5肩肩程度の化粧単数が好適に使用される。
この際の熱圧は、通常温度80〜150℃、好ましくは
120〜140°C程度、圧力0.5〜2M P a程
度の条件で行い、各熱硬化性樹脂含浸紙積層硬化ノート
1.1・・および化粧単板2を接着一体化させるが、加
圧条件が比較的低いので、この時同時に曲面成形を行う
ことらできる。曲面成形は、雄型と雌型とからなる所望
の形状の成形型を用いて熱圧を行えばよく、これによっ
て所望の形状に成形された積層物が得られる。
またさらに、この化粧単板3の表面には、適宜塗装を施
すこともできる。塗装方法は特に限定されないが、通常
メラミン樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、不飽和ポリエス
テル樹脂塗料、ポリウレタン樹脂塗料、アクリル樹脂塗
料などの透明塗料を刷毛塗り、スプレー塗りなどの常法
によって塗布し、乾燥して、厚さ0.2〜0.8311
程度の無色透明あるいは着色透明の塗膜を形成する。
このような方法によれば、第1工程で比較的少ない枚数
の熱硬化性樹脂含浸紙1 a、 1 a・・・を積層し
て熱圧を行うので、この段階において樹脂中の水分が揮
散され易くなる。また第2工程で、熱硬化性樹脂含浸紙
積層硬化シート1.1・・・を、接着剤含浸紙を挾んだ
状態で、再び積層して熱圧するので、残った水分を充分
に揮散させることができる。これによって目的の化粧合
板中には含有水分量が極めて少なくなるので、たとえ高
温下で長時間放置された場合にも、水分や温度変化等に
起因する寸法変化や形状変化が生じず、品質低下を招か
ない。したがって温度変化の激しい車輌内装用途として
好適である。また各シート1.1・・・の接着には、接
着剤含浸紙2.2・・を用いるので、液状接着剤による
接着に比べ、水分の混入を避けることができるうえに、
補強効果もあり、層間剥離を生じない利点もある。また
この方法によれば、成形加工性が良好で、曲面成形ら容
易に行うことができる。また曲面成形後の形状安定性も
優れており、温度変化や外力に対しても形状を安定に維
持することができる。
[実施例] フェノール樹脂液を含浸したクラフト紙を3枚積層し、
温度150°C1圧力8M−Paで熱圧により硬化、接
着させてなる熱硬化性樹脂含浸紙積層硬化シートを3層
用意した。これらの各シートと、エボキン樹脂含浸ビニ
ロン紙とを交互に重ね合わせ、この重ね合わせ物の片面
にウオールナツト化粧単板を配した状態で、曲率半径2
00xgの半円筒状の成形型を用いて、温度100℃、
圧力IMPaで15分間熱圧して、硬化、接着し、半円
筒状の積層物を得た。この積層物の化粧単板の表面に不
飽和ポリエステル樹脂塗料を塗布して厚さO15■の透
明塗膜を形成し、目的の化粧合板を得た。
〔試験例〕
この化粧合板を温度50℃、相対湿度95%の環境下に
400時間放置し、その変形状態を目視により評価した
ところ、寸法変化や形状変化は何ら認められなかった。
また、化粧合板を温度80℃まで昇温し80℃の環境下
に8時間放置した後、再び一30℃に降温し一30℃で
16時間放置するという温度サイクルを10回繰り返し
行い、その寸法変化を測定したところ、変形量は、1〜
2ix/200肩農と極めて小さな値を示した。この結
果より、実施例の化粧合板の温度変化に対する寸法安定
性が優れていることが明らかとなった。
[発明の効果コ 以上説明したように、本発明の車輌内装用化粧合板の製
造法は、複数枚の熱硬化性樹脂含浸紙を積層し、熱圧し
て熱硬化性樹脂含浸紙積層硬化シートを作り、次いで複
数の熱硬化性樹脂含浸紙積層硬化シートと、接着剤含浸
紙とを交互に重ね合わせ、この重ね合わせ物の表面に化
粧単板を配し、熱圧して硬化、接着するので、上記熱圧
過程において、樹脂中の水分が揮散され易く、得られた
化粧合板中に含有される水分量が極めて少なくなるので
、温度変化等の環境条件の広い変動に対しても、寸法安
定性や形状安定性を維持することができ、品質低下を沼
かない利点がある。したがって、温度変化の激しい車輌
内装用化粧合板として好適に使用することができる。ま
た成形加工性も良好で、上記熱圧と同時に曲面成形等の
成形加工も容易に行うことができる。また成形加工後の
化粧合板にあっても形状安定性が良好で、温度変化や外
力によっても安定に形状を維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の車輌内装用化粧合板の製造法の一実
施例を示す概略断面図であり、第2図は、従来の製造法
により得られた車輌内装用化粧合板の一例を示す概略断
面図である。 l・・・・・・熱硬化性樹脂含浸紙積層硬化シート、l
a・・・・・・熱硬化性樹脂含浸紙、2・・・・・・接
着剤含浸紙、 3・・・・・・化粧単板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数枚の熱硬化性樹脂含浸紙を積層し、熱圧して熱硬化
    性樹脂含浸紙積層硬化シートを作り、次いで、複数の熱
    硬化性樹脂含浸紙積層硬化シートと、接着剤含浸紙とを
    交互に重ね合わせ、この重ね合わせ物の表面に化粧単板
    を配し、熱圧して硬化、接着することを特徴とする車輌
    内装用化粧合板の製造法。
JP1098453A 1989-04-18 1989-04-18 車輌内装用化粧合板の製造法 Granted JPH02276632A (ja)

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JP1098453A JPH02276632A (ja) 1989-04-18 1989-04-18 車輌内装用化粧合板の製造法

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JPH02276632A true JPH02276632A (ja) 1990-11-13
JPH0529549B2 JPH0529549B2 (ja) 1993-04-30

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2712910A1 (fr) * 1993-09-20 1995-06-02 Ober Ste Ind Support compact stratifié pour parquets et revêtements de sols, et son procédé de fabrication.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2712910A1 (fr) * 1993-09-20 1995-06-02 Ober Ste Ind Support compact stratifié pour parquets et revêtements de sols, et son procédé de fabrication.

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