JPS59113857A - ホイツプデザ−トの製造法 - Google Patents

ホイツプデザ−トの製造法

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JPS59113857A
JPS59113857A JP57224031A JP22403182A JPS59113857A JP S59113857 A JPS59113857 A JP S59113857A JP 57224031 A JP57224031 A JP 57224031A JP 22403182 A JP22403182 A JP 22403182A JP S59113857 A JPS59113857 A JP S59113857A
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gelling
mixture
temperature
dessert
whipped
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Shigeo Okonogi
小此木 成夫
Hiroya Wakiguchi
湧口 浩也
Yoshinobu Hayashi
林 良信
Yusuke Miyazaki
裕介 宮崎
Keiji Morimoto
圭次 森本
Tsutomu Kudo
力 工藤
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ホイップデザートの111法に関する。
更に詳しくは、本発明は調製したデザート用混合液をホ
イップ(泡立て)する温度が、デザート用混合液の調製
に使用したゲル化温度の実なる少なくとも2種類のゲル
化剤の最も高いゲル化温度以下であって、かつ、それの
最も低いゲル化塩度を超える範囲であることを特徴とす
るホイップデザ−トの製造法である。
本明細書における「ホイップデザート」番は、現在市販
されている非ホイップ製品であるl< /Yロア、ヨー
グルト、フレッシュチーズ、ゼ11−等をホイップした
製品及び現在市販されてしするホイ・ツブ製品であるム
ース、ホイップヨーグJレト、チーズケーキ等の製品で
あって、最終製品中のお旨肪含料力11O%(重量。以
下同じ)以下の製品であり、「ミックス」は、油相部を
含まないデザート用混合液である。
近年、デザートの多様化にともなり)、Fk&)食感を
〜与える目的で、ホイップした種々のデザートカシ開発
されてきている。工業的なホイップデザートの製造にお
ける技術的課題は、微糾■な気泡を最終製品中に均一に
分散させること及びその分散の状態を長時間安定に保持
すること番こある。気泡を製品中に安定に保持するため
の従来の方法として、冷菓、アイスクリームの製造にお
しAて&マ、氷点以下で微細な水晶を作りながらホイッ
プし、氷点以下で保持する方法がとられてしする力1、
この方法lよ、製品の製造を氷点以下で行なわなければ
ならないので、冷菓以外の氷点以上の温度で流通するデ
ザート、いわゆるチルドデザートには採用できない。
またクリームの製造においては、φ型又はW10型エマ
ルジョンがホイップする過程で転相することを利用して
気泡を脂肪のクラスターの中に封じ込める方法を採用し
ているが、この方法を脂肪含′tA10%以下の製品の
製造に応用することはできない。
従って従来のいわゆるチルドデザートの製造においては
、製品の固形分金環を高くするか 叉は増粘剤を用いて
粘度を高くするかして、ホイ・7プ後の気泡が浮上又は
合体する現象を防止する方法、あるいは、この方法に冷
却工程を付加し、冷却して原料液をゲル化し、気泡を最
終製品中に固定する方法が採用されてきた。しかしなが
ら従来の方法では、固形分含輩を高くしても気泡を碩ま
しい状態に保持することは不可能であり、増粘剤を用い
る方法ではホイップ時間が延長され、ホイップし難くな
るので連続的に製造できず、更に糊状感の強い製品とな
って、風味の良い製品が得られないという欠点がある。
本発明者等は、これら従来法の欠点を改良するために研
究した結果、増粘剤のかわりに少なくとも2種類のゲル
化剤を用い、特定の温度でホイップすることにより、前
記従来法の欠点が改善されることを見出し、本発明を完
成した。
本発明の目的は、製品中の気泡が微細かつ安定であり、
ホイップ時間が短く、ホイツパ−でホイップしやすく、
糊状感の少ないホイップデザートの製造法を提供するこ
とにある。
次に本発明の方法について詳述する。
本発明の方法に使用するゲル化剤は、いずれも市販品で
ある寒天、カラギナン、低メトキシルペクチン(以下L
Mペクチンと記載する。)、キサンタンガムとローカス
トビーンガムの混合物(以下XL混合物と記載する。)
及びゼラチンからなる群より選ばれる少なくとも2種で
ある。 XL混合物のキサンタンガムとローカストビー
ンガムの混合割合は、適宜選択できるが、これらを1対
lの割合(lfffi、以下同じ)で混合した混合物よ
りも、キサンタンガムの多い方が好ましく、キサンタン
ガム4対ローカストビーンガムlの割合の混合物が最も
望ましい。
これらのゲル化剤の中から適宜2種以上を使用するが、
使用する総量は、最終製品の0.4%〜2.0%であり
、より望ま−しくは、0.6%〜1.4%である。
ゲル化剤の使用量を決定するに当っては、目的とする最
終製品の組成又は食感によって異なるが、例えば、固形
分含量約20%で、2種のゲル化剤を選択する場合の使
用量は、寒天で約0.3%、カラギナンで約帆3%、L
Hペクチンで約0.4%、XL混合物で約0.4%、ゼ
ラチンで約1.0%である。3種以上を選択する場合に
は、1種と他の2種又は2種と他の2種あるいは1種と
他の3種が、それぞれゲル化能力が前記使用量と同等と
なるように使用量を決定する0選択したゲル化剤をゲル
化温度の高いゲル化剤群とゲル化温度の低いゲル化剤群
とに分類した場合、ゲル化温度の高いゲル止剤群の使用
量が、多すぎるとき番こ&さ、目標とするオーバーラン
に到達するまでのホイップ時間が長くなり、少なすぎる
ときしこをよ、気泡安定性が失われる欠点を生じ、ゲル
化温度のIf’ゲルイヒ斉U群の使用量が、多すぎると
きには、最終製品の食感の軽さが失われ、少なすぎると
き各と6マ、気泡安定性が失われる。
ゲル化剤のゲル化Il!度は、寒天が約358C1カラ
ギナンが約so”c(中性域)及び約30”C(酸性域
)、LMペクチンが約30℃、XL混合物力5約50℃
(中性域)及び25°C〜30°C(酸性域)ゼラチン
が約22℃であり、寒天、LMペクチン、ゼラチンは、
pHの領域によるゲル化温度の変イヒが&まとんどない
。これらのゲル化剤の中から例え&f、1i12性のp
H領域の製品を製造する場合に昏は、ゼラチンとLMペ
クチン、中性のpH領域の製品を製造する場合には、x
L混合物と寒天、のよ引こ選択して使用する。
水相部又はミックスの他の成分&よ、牛乳、乳製品、殿
粉、香料、乳化剤(乳化剤&ま、油相部(こ使用しても
良い)等、通常デザートの製造をこ使用される原料であ
り、製造するデザートの種類番こより適宜選択される。
最終製品中の水相部の量もよ、油相部の量により適宜決
定される。最終製品番こ油H旨を含有させない場合には
、水相部がそのままミックスとなる。
所定量の少なくとも2種のゲル化?!Fll&びその他
の成分を所定量の水に均一に分散、溶解し、水相部又は
ミックスを1Iil製する。また、ゲル化斎]の一部ま
たは全部と他の成分の一部を別に分散、溶解し、ホイッ
プ直前に混合しても良I/1゜油相部に使用する油脂は
、市販の動植物性油1ffjの単品又は混合品である。
油相部に乳化剤を使用する場合には、市販の乳化剤を最
終製品の0.1〜1.0%使用する。
油相部は、所定量の油脂を溶融する(乳化剤を油相部に
使用する場合には、所定量の乳イヒ4+を加え、均一に
混合する)ことによってm製される。
最終製品に油脂を含有させる場合は、目的とする最終製
品により興なり、最終製品の1−10%、特に望ましく
は、3・θ〜7・0%の範凹で適宜決定される。最終製
品の油脂の割合が3.0%未満の場合には、最終製品の
食感が軽くなりすぎることと、気泡がやや大きくなる欠
点を生じ易く、7%を超える場合には、食感が重くなる
ことと、所定のオーバーランに到達するまでのホイップ
時間が長くなる欠点を生じ易い。
油脂を含有する製品を製造する場合は、最終製品の90
%以上の割合の前記水相部と、最M製品の10%以下の
割合の前記油相部とを、常法により予備乳化し、均質化
し、殺菌し、後述する特定の温度に冷却し、デザート用
混合液を調製する。
油脂を含有しない製品を製造する場合は、前記ミックス
を要すれば、均質化し、のち殺菌し、後述する特定温度
に冷却し、デザート用混合液を調製する。
調製されたデザート用混合液を常法により発醇し、のち
後述する特定の温度に冷却しても良い。
デザート用温合液を冷却する温度は、水相部又はミック
スに使用したゲル化剤のゲル化温度により決定される0
例えば、酸性のpH領域の製品を製造するとき、ゼラチ
ンとLMペクチンとをゲ火化剤として使用した場合、デ
ザート用混合液は、22℃を超える温度であって、かつ
30℃以下の温度(例えば25’C)に冷却され、中性
域の製品を製造するとき、XL混合物と寒天とをゲル化
剤として使用した場合、デザート用混合液は、301C
を超える温度であって、かつ50℃以下の温度(例えば
40℃)に冷却される。3種以上のゲル化剤を使用した
ときも同様であり、例えば、酸性のpH領域の製品を製
造するにあたり、寒天、XL混合物及びゼラチンを使用
した場合、デザート用混合液は22°Cを超える温度で
あって、かつ30’C以下の温度(例えば27℃)に冷
却される。
冷却されたデザート用混合液は、常法により回分式又は
連続式ホイツパ−によりホイップされ、次いで所定の容
器に充填され、密封され、使用したゲル化剤のゲル化温
度の最も低いゲル化剤のゲル化温度以下の温度、望まし
くは10℃以下、に冷却される。
以上のようにしてホイップデザートは製造されるが、本
発明の方法においては、増粘剤を使用せず、ゲル化剤の
みでホイップデザートを製造するため、ゲル化温度の異
なる少なくとも2種のゲル化剤を使用し、前記のように
特定の温度でデザート用混合敲をホイップするのである
本婬明によって奏せられる効果は、次のと、おりである
(1)増粘剤を使用していないので、製品の糊状感がな
く、食感が極めて良好である。
(2)製品中に気泡が均一に分散されている(ホイップ
後に気泡の浮上又は合体がない)ので製品の外観及び舌
感が極めて良好である。
(3)ホイップ時間が短いので、特に連続式ホイツパ−
による製品の連続的な製造に好適°Sある。
次に試験例を示して本発明を説明する。
〔試験1〕 この試験は、ゲル化剤、XL混合物、ゼラチン及び増粘
剤、グアールガム、ローカストビーンガムによるホイッ
プデザートゐ気泡安定性を検討するだめに実施された。
(1)原料 表1に示す配合を使用した。表1のゲル化剤と増粘剤の
組成を表2に示した。同原料は、いずれも市販品である
表 1  原料の配合 木表2参照 表 2 ゲル化剤・増粘剤の組成(II)(2)ホイッ
プデザートのルリ造 a)水相部の調製 表1の植物性脂肪を除く原料を、40℃の水に加え均一
に分散・溶解し、60℃に加温した。
b)油相部の調製 表1の植物性脂肪を606Cに加温して溶融した。  
  C)デザート用混合液の調製 前記水相部に前記油相部を加え、TKホモミキサー(特
殊機化工業製)により60℃で予備乳化し、806Cに
加温し、均質綴(三九機械工業製)により150KVc
Jの圧力で均質化し、120℃で2秒間加熱殺菌し、の
ち25℃に冷却し、デザート用混合液を調製した。
d)ホイップデザートの製造 前記デザート用混合液を、連続式ホイツパ−で\あるJ
ETWIP  (Carpigiani 製)で常法に
よりホイップし、約10に9のホイップデザートを得た
。尚10種類の試料について、すべて同一の処理を行な
い、ホイップデザートを製造した。
(3)試験方法 a)オーバーランの測定 デザート用混合液100 ml;の重量とホイップデザ
ート1oorILzの[1とを測定して、次に示す式で
オーバーランを算出した。
b)気泡の状態の判定 試料100呪を内径6c1nのガラスi 100 rr
LA illll間容器に入れ、上面と側面から気泡の
状TIJAを内眼及び又は顕微鏡でll!11察した。
そして直径が2瓢を超える気泡が半分以上の面積を占め
る場合「粗大な気泡」と判定し、直径が2wfL以下の
気泡力3半分以上の面積を占め、かつ試料の一部を顕微
鏡により50倍で観察い一視野の半分未満の面積を30
0r以上の直径の気泡が占めてJ7’+る場合「細かい
気泡」と判定し、同様に一視野の半分以上の面積を30
0μ未満の直径の気泡で占めてし゛る場合「微細な気泡
」と判定した。
C)気泡の安定性試験 前記のようにして得た試料につI/)でホイップ直後及
び40Cで24時間保持後むこ、気泡の状態を前記(3
)−b)と同一の方法により判定し、気泡の状態変化か
ら気泡の安定性を試験した。
さらに、前記のようにして得た試料lj!をKEN W
OOD CHEF  (愛工舎製)により、25’Cで
2分間175 r、p、+n、で再撹拌し、オー/N−
ランの変動から気泡の安定性を試験した。
(4)結果 この試験の結果を表3にまとめた。
この試験の結果から、ホイップ直後では、試料No、3
.6.8及びlOが、上面に粗大な気泡が浮上せず、良
好なホイップ状態を示したが、冷却後まで、良好なホイ
ップ状態を保持していたのは試料NO・10のみであっ
た。また再撹拌後では、XL混合物を使用している試料
N003.6.8及びlOがオーバーランの低下が少な
かった。即ち、本発明の方法によりik!I造した試料
のみが、保持中に気泡の浮上や合体が少なく、撹拌によ
るオーバーランの低下も少ない、気泡安定性の良いホイ
ップデザートが得られた。
〔試験2〕 この試験は、ゲル化剤、ゼラチン、XL混合物、LMペ
クチン、寒天、カラギナンによるホイップデザートの気
泡安定性の良いゲル化剤め絹合せを検討するために実施
された。
(1)原料 表1に示した試@1と同じ原料配合を使用した。
ただし、使用したゲル化剤・増粘削の組成は、表4に示
したとおりである。同原料は、いずれも市数品である。
表 4 使用したゲル化剤の組成<y>(2)試験方法 試料の調製方法は、試験1と同一であるが、殺菌後の冷
却及びホイップをゲル化剤の組合せによって、表5第2
欄に「ホイップ温度」と表示した湿度にて実施した。尚
試験方法は、試験1と同一である。
(3)結果 この試験の結果を表5に示す。
この試験の結果、冷却後まで良好な気泡の状態を保持し
ていたのは、試料No、 11 、12.13.14.
15.16.19及び20であった。即ち、ゲル化温度
の異なるゲル化剤を組み合せたときにのみ気泡安定性の
良好なホイップデザートが得られることが判明した。
〔試験3〕 この試験は、ゲル化剤、XL混合物、ゼラチンによるホ
イップデザートのホイップ温度を検討するために実施さ
れた。
(1)原料 表1に示した、試験lと同じ配合を使用し、ゲル化剤の
組合せは、表2に示した試料No、 10と同一のもの
(即ちXL混合物及びゼラチン)を採用した。
(2)試験方法 試験lと同一の方法でデザート用混合液を調製し、60
℃、25℃、10℃にそれぞれ冷却し、同一温度でJE
TWIFでホイップし、カップに充填し、密封し、5℃
に冷却した。そしてホイップ扱のオ−バーラン、気泡の
状態、冷却後の気泡の状態を試験1と同一の方法で試験
した。
(3)結果 この試験の結果を表6に示す。
この試験の結果、ホイップ温度が、xL混合物のゲル化
温度以上の試BN0.21及びゼラチンのゲル化温度以
下の試料No、 23では、良好な気泡の状態が得られ
なかった。これに対して、2種類のゲル化剤のゲル化温
度の間の温度でホイップした試料No、 22では、良
好な気泡の状態のホイップデザートが得られた。
〔試験4〕 この試験は、使用するXL混合物中の、キサンタンガム
とローカストビーンガムとの割合を検討するために実施
された。
(1)原料 表1に示した、試験1と同一の原料配合を使用した。た
だし、使用したゲル化剤・増粘剤の組成は、衷7に示し
たとおりである。
表 7 使用したキサンタンガムとローカストビーンガ
ム及びゼラチンの組成 (2)試験方法 デザート用混合液の調製方法は、試験lと同一であり、
25℃でJETWIPでホイップし、カップに充填し、
5″cに冷却した。試験lと同一の方法により、ホイッ
プ後のオーバーランを測定し、気泡の状態を観察し、冷
却後の気泡を観察した。
(3)結果 この試験の結果を表8に示す。
この試験の結果から、キサンタンガムがローカストビー
ンガムと同量又は多い割合の混合物を使用した試料No
、 24乃至26が良好なホイップデザートであること
が判明した。
〔試験5〕 この試験は、カラギナン、ゼラチン及びローカス:・ビ
ーンガムを用いて製造した、ホイップデザートの糊状感
をテストするために実施された。
(1)原料 表9に示す原料配合を使用した。同原料は、いずれも市
販品である。− 表 9  原料の配合 (2)試験方法 試料は、試験1と同一の方法により調製し、それぞれ6
0%のオーバーランに調整し、カップに100m7!づ
つ充填し、密射し、5℃に冷却した。
各試料を無作意に抽出した48人(男20人、女28A
)舌触りの良いのはどちらか。
B)糊状感が強いのはどちらか。
C)好むのはどちらか。
(3)結果 この官能試験の結果を表1Oに示す。
表 lO官能試験結果 この試験の結果、統計的に5%の危険率で、有意差をも
って、試INo、29の方が試料No、 30より舌触
りが良く、糊状感が少なく、好まれた。即ち本発明の方
法により製造したホイップデザートは、従来法により製
造されたそれよりも官能的に優れていることが判明した
〔試験6〕 この試験は、XL混合物、寒天、カラギナン、ゼラチン
及びグアールガムによるホイップデザートのホイップ速
度を検討するために実施された。
(1)原料 表1に示す原料配合を使用した。ただし単位を匈とした
。ゲル化剤・増粘剤の組成は、表11に示す。同原料は
、いずれも市販品である。
表 11   ゲル化剤・増粘剤の組&、 (Kg)(
2)試験方法 デザート用混合液を試験1と同一の方法で調製し、冷却
及びホイップをゲル化剤の組合せによって、表12第9
欄に示す温度で実施した。ホイップは、回分式のスーパ
ーミキサー(関東混合機工業製)と連続式のConti
nuous Pressure Beater(Air
 −o −Matle M)で行なった。回分式のスー
パーミキサーでは、2分毎のオーバーランを測定して各
試料のオーバーランの値を試験し、Continuou
s Pressure Beaterでは、デザート用
混合液の流速を90 KVbrから270に9/hrに
変化させオーバーランを80%に固定し、良好なホイッ
プ状態の最大流速を求めて連&式製造における製造量を
試験した。尚気泡の状態の判定は、試験1と同一であり
、「微細な気泡」と判定したものを「良好」とし、それ
以外は「不良」とした。
(3)結果 試験結果を図1及び表12に示す。図1は、回分式ホイ
ツパ−によるホイップ時間とオーバーランの関係を示し
、縦軸はオーバーランを、横軸はホイップ時間を、−〇
−は試料No、 31を、−ψ−は試aNo、32を、
−Δ−は試料No、 33を、−過−は試aNo、34
をそれぞれ示す。
図1の回分式ホイツパ−による試#に結果から本発明の
方法により製造した試@No、 32及び34は、従来
法により製造した試料No、 31及び33に比して、
同一オーバーランが得られるまでの時間が2分から6分
も短かい。更に表12の連続式ホイツパ−による試験結
果から、試料32及び34は、試′B31及び33に比
して1時間当りの処理量が90Kg及び120に9も多
い。
これ等の結果から本発明の方法によれば、短時間で、大
量の製品を製造し得ることが明らかである。
に 町 Y 性 に ! ! 実施例1 脱脂粉乳     10.00 (Kg)砂糖    
   8.00 無塩パター     5.00 コーンスターチ            1.00卵黄
       1.50 カラギナン              0.20寒天
        0.40 プロピレングリコール脂肪酸エステル  0.20シミ
別脂肪酸エステル        0.2゜ρ−カロチ
ご−0,20 バニラ香料              0.10プデ
イング香料            0.10水   
                 73.10市販品
の上記原料を用いた。無塩パターを除く他の#i料を4
0℃の水に加え、均一に溶解し、60℃に加温し、水相
部を調製した。無塩パターを60℃に加温して溶融し、
油相部を調製した。水相部に油相部を加え、TKホモミ
キサー(特殊機化工業製)により60℃で予備乳化し、
80℃に加温し、均質機(三九機械工業製)により15
0 K9/ctAの圧力で均質化し、120”Cで2秒
間殺菌し、38℃に冷却し、デザート用混合液を調製し
た。38℃の該混合液をContinuous Pre
ssure Beater(Air −o −Matt
e社製)でホイップしくオーバーラン80%)、のち容
器に充填し、密封し、5℃に冷却し、ホイッププリン約
100Kgを得た。この製品は、風味良好であり、糊状
感がなく、微細な気泡が均一に分散し、5℃で7日間保
持しても気泡が均一に分散していた。
実施例2 脱脂粉乳    7.00 (K9) 砂猜      7.00 クリームチーズ        5.00パーム油  
         2.00ココナツツ油      
   2.00コーンスターチ         1.
50グリセリン脂肪酸エステル   0.40ヨーグル
ト香料        0.10XL混合物     
      0.30LMペクチン         
0+30水                74.4
0市販の上記原料を用いた。上記原料を実施例1と同一
の方法により処理し、殺菌し、37℃に冷却し、デザー
ト用混合液を調製した。37℃の該混合液をConti
nuous Pressure Beater  (M
ond。
Mix社製)でホイップしくオーバーラン65%)、容
器に充填し、密尉し、5℃に冷却し、ホイップチーズデ
ザート約1001(9を得た。この製品は、風味良好で
あり、微細な気泡が均一に分散し、5°Cで7日間保持
しても気泡は均一に分散していた。
実施例3 脱脂粉乳  1o、oo (K9> 砂糖    10.00 バナナピユーレ−5,50 殿粉     1.00 XL混合液        0.35 ゼ  ラ  チ  ン          1.10シ
ヨ粕脂肪酸エステル   0.30 燐酸2ナトリウム     0.10 水            71.65市販品の上記原
料を用いた。上記原料を40℃の水に加え、均一に溶解
し、80°Cに加温し、均質機で150に9/2.Jの
圧力にて均質化し、120°Cで2秒間殺菌し、25℃
に冷却し、デザート用混合液を調製した。25℃の該混
合液をContinuousPressure Bea
ter (Air −o −Matic社製)でホイッ
プしくオーバーラン60%)のぢ容器に充填し、密封し
、5℃に冷却し、バナナババロア約100に9を得た。
この製品は、風味良好であり、微細な気泡か均一に分散
し、糊状感も少ないものであった。
実施例4 脱脂粉乳   10.00 (K9) 砂糖     9.00 パーム油   2.00 ココナツツ油         1.00グリセリン脂
肪酸エステル   0.30寒天     0.25 ゼ  ラ  チ  ン            0・8
5水             73.60スターター
(注)         a、OO(注)スターターは
、10%還元脱脂乳を1218Cで15分間滅菌し、4
0″Cに冷却し、ラクトバチルス・ブルガリクス(La
ctAbacillus bulgaricus )と
ストレプトコッカス・サーモフィルス(Strepto
coccus thermophilus )とを1対
1の割合で接種し、同温度で培養した乳酸酸度1%の発
酵乳である。
市販品(スターターを除く)の上記原料を用いた。上記
原料(スターターを除く)を実用例1と同一の方法で処
理し、殺菌し、406Cに冷却し、スターター生部え均
一に分散させ、同温度で発酵し、乳酸酸度1.1%の発
酵を得、25℃に冷却しデザート用混合液を調製した。
25℃の該混合液をContinuous Press
ure Beater (Mondo Mix社製)で
ホイップしくオーバーラン65%)、容器に充填し、密
封し、5℃に冷却し、約ioo K9のホイップヨーグ
ルトを得た。この製品は、風味良好で糊状感もなく、微
細な気泡が均一に分散していた。
実施例5 牛乳      71.80 (K9)脱脂粉乳   
 2・40 無塩パター           2.80グリセリン
脂肪酸エステル    0.40スターター(注)  
        2.40砂糖      6.00 LMペクチン          0.20ゼ  ラ 
 チ  ン              1.00水 
              12.80(注)スター
ターは、実施例4に用いたものと同一である。市販品(
スターターを除く)の上記原料を用いた。40℃に加温
した中孔に、脱脂粉乳、無塩バター及びグリセリン脂肪
酸エステルを分散、溶解し、80°Cに加温し均質機(
三九機械工業製ンにより150に9/dの圧力で均質化
し、120℃で2秒間殺菌し、40″Cに冷却し、スタ
ーターを加え、均一に分散した後、同温度で発酵し、乳
酸酸度1・2%の発酵乳を得、20℃に冷却した。
一方、砂稍、LMペクチン及びゼラチンを水に分散、溶
解し、120℃で2秒間殺菌し、40″cに冷却し、ゲ
ル化剤液を調製した。前記発酵乳80句とゲル化剤液2
0に9を混合し、液温を24℃に調整し、デザート用混
合液を調製した。24°Cの該混合液をContinu
ous Pressure Beater  (Mon
d。
M i x社製)でホイップしくオーバーラン80%)
、容器に充填し、密封し、5℃に冷却し、ホイップヨー
グルト約100に9を得た。この製品は、風味良好で、
微細な気泡が均一に分散し、外観も良いものであった。
【図面の簡単な説明】
図1は、ホイップ時間とオーバーランとの関係を示すグ
ラフである。 出願人 森永乳業株式会社 イ勺理人 弁理士 津1)昭 薗I A(イッフ’B?y間 (合)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゲル化剤を含むデザート用混合液をホイップする
    ことからなるホイップデザートの製造において、少なく
    とも2種類のゲル化剤であって、それぞれのゲル化温度
    が異なるゲル化剤を使用すること、および該ゲル化剤の
    うちの最も低いゲル化温度を有するゲル化剤のゲル化温
    度を超えるが、最も高いゲル化温度を有するゲル化剤の
    ゲル化温度以下の範囲の温度で該デザート用混合液をホ
    イップすることを特徴とするホイップデザートの製造法
  2. (2)デザート用混合液が最終製品の10%(重量)以
    下の割合の油相部および最終製品の90%(重量)以上
    の割合の水相部からなることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の製造法。
  3. (3)ゲル化剤が、寒天、カラギナン、キサンタンガム
    とローカストビーンガムの混合物、低メトキシルペクチ
    ン及びゼラチンからなる群より選ばれる少なくとも2N
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第
    2項に記載の製造法。
  4. (4)デザート用混合液のホイップが22℃〜40℃の
    塩度で行なわれることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項乃至第3項のいずれかに記載の製造法。
  5. (5)ゲル化剤の総量が最終製品中0.4〜2.0%(
    !量)であることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃
    至第4項のいずれかに記載の製造法。
  6. (6)油相部の最終製品に占める割合が、3%〜7%(
    3112)であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項乃至第4項のいずれかに記載の製造法。
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