JPS5910882Y2 - 埋込型分電盤 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 利用分野 本考案は埋込型分電盤に関する。

従来例の問題点 一般にこの種埋込型分電盤は、第４図（；示す如く、壁
イ内に埋設された下箱口と、この下箱口に内装されると
共に回路しゃ断器を固定し而も両端に壁イ表面に当接さ
れた座片ハを形威した金属製中底板二と、この中底板二
に装着する上蓋ホとでなるものが知られている。

尚、中底板二の座片ハは下箱口を壁イ内に一定深さ以上
に埋設された際でも上蓋ホが装着出来る様にしたもので
ある。

而して上記の如きものであると、中底板二の座片ハが当
接する壁イが湿気を多分に有するコンクノート或は土壁
等の際に特にこの湿気により座片ハに錆が発生し腐食す
ることがあった。

さらにこの錆を防止する為に耐錆処理、即ちメッキ処理
を行っていたが、メッキが完全でない際或はメッキがは
がれた際は座片ハに錆が発生し根本的な解決とはならな
かった。

而も中底板二の下箱口への組込み等で特に手で保持し易
い中底板二の両端の座片ハに板金打抜等に生ずるダレ等
がある際に座片ハへの手先の引掛けによる切傷等がおう
おうにしてあった。

本考案の目的 本考案は上記の様な点に鑑み、座片の端辺にゴム或は合
戊樹脂等の弾性体にて作られた当縁を装着することによ
り、座片を直接壁表面に当接しないので錆の発生による
腐食を極めて少くしさらに中底板の下箱への組込み等で
おうおうにしてありがちな座片への手先の引掛けによる
切傷等をなくすことを目白勺としたもので゛ある。

実施例 以下本考案を一実施例として掲げた図面第１図乃至第３
図に基いて説明すると、１は下箱であって壁２内に埋設
され面も壁２の外方向に開口している。

３は金属製中底板であって両端に座片４を有し且つこの
夫々の座片４間の凹部に回路しゃ断器５を固定し而も座
片４の端辺６にゴム或は合或樹脂等の弾性体にて作られ
たコ字型当縁７を装着しさらにこのコ字型当縁７が壁２
表面に当接し座片４は壁２表面より浮く様に下箱１に取
付ネジ８により座片４を固定して下箱１に内装されてい
る。

９は上蓋であって係止杆を有するツマミ１０にて中底板
３の座片４に係合させて中底板３に装着している。

尚、当縁７の形状は座片４の端辺に装着していれば特に
限定しない。

効果 かように本考案は中底板の座片の端辺にゴム或は合或樹
脂等の弾性体にて作られた当縁を装着したから、座片を
直接壁に当接し，ないので、従来のものに比し、錆の発
生による腐食が極めて少くなりさらに中底板の下箱への
組込み等でおうおうにしてありがちな座片への手先の引
掛けによる切傷等もなくなる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面第１図乃至第３図は本考案の埋込型分電盤の一実施
例を示し、第１図は壁内に埋設された状態を示す一部断
面の斜視図、第２図は第１図のＡＡ断面図、第３図は金
属製中底板の正面図、第４図は従来例の埋込型分電盤を
壁内に埋設した状態を示す要部断面図である。 １・・・・・・下箱、２・・・・・・壁、３・・・・・
・中底板、４・・・・・・座片、５・・・・・・回路し
ゃ断器、６・・・・・・端辺、７・・・・・・当縁、８
・・・・・・取付ネジ、９・・・・・・上蓋、１０・・
・・・・ツマミ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 壁内に埋設される下箱と、この下箱に内装されると共に
   回路しゃ断器を固定し而も両端に壁表面に当接される座
   片を形或した金属製中底板と、この中底板に装着する上
   蓋とでなる埋込型分電盤に於て、前記中底板の座片の端
   辺にゴム或は合戊樹脂等の弾性体にて作られた当縁を装
   着してなる埋込型分電盤。