JPS5924145Y2 - 防水プレ−ト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は例えば、スイッチやコンセントなど尾側に埋
め込んで取り付け、内部に水が浸入する恐れのある埋込
配線器具に使用する防水プレートの改良に関する。

従来この種のプレートは、埋込配線器具のボス部を蓋体
により閉塞して埋込配線器具の内部に水が浸入すること
を防止している。

しかし、子供のいたずらなどで蓋体が容易に開いてしま
うという欠点がある。

この考案は上記の事情に着目して改良されたものであり
、その目的は蓋体が子供のいたずらなどで容易に開くこ
とを無くシ、確実に水の浸入を防止する防水プレートを
提供するにある。

以下この考案の一実施例をコンセントに応用した第１図
及び第２図に基づいて説明する。

１は器体であり、コンセントとした埋込配線器具２の差
込孔３を有するボス部４を露出する貫通孔５を形成して
いる。

６はねじであり、埋込配線器具２を尾側Ｘに取り付けた
取付枠（図示せず）に螺合して器体１に固定している。

７はゴムパツキンである。８は係止部であり、器体１の
下縁１ａに形成した凹部９に設けた突出壁である。

１０は蓋体であり前記器体１に捧１１でもって回動自在
に軸支し、ボス部４を閉塞している。

１２は爪片であり、略中夫に薄肉部１３を介して蓋体１
０の下縁１０ ａに一体形成し前記係止部８に係止して
いる。

１４は固定片でありこの爪片１２の遊端１２ ａと対応
させて蓋体１０に一体形成している。

而して、第２図に示す如く蓋体１０によってボス部４を
閉塞すると係止部８に爪片１２が当接する。

その後、薄肉部１３により爪片１２が撓んで蓋体１０が
器体１に係止する。

次に、ボス部４を開放するには爪片１２の遊端１２ ａ
と固定片１４とで指でつまみ爪片１２を方向Ｎに撓ませ
ることによって係止部８から爪片１２を外し蓋体１０を
開けるものである。

この考案は以上説明した如く、前記器体１の下縁１ａに
係止部８を設けると共に、この係止部８に係止する爪片
１２を薄肉部１３を介して前記蓋体１０に一体形成し、
更にこの爪片１２の遊端１２ ａと対応する固定片１４
をこの蓋体１０に一体形成したから、子供のいたずらな
どで容易に蓋体１０が開くことが無くなり、確実に水の
浸入を防止できると共に、遊端１２ ａと固定片１４を
指でつまむだけで蓋体１０を開けることができ操作し易
い防水プレートが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの考案の一実施例を示し第１図は
使用状態の斜視図、第２図は要部の拡大断面図である。 １・・・・・・器体、１ａ・・・・・・下縁、２・・・
・・・埋込配線器具、３・・・・・・差込孔、４・・・
・・・ボス部、５・・・・・・貫通孔、６・・・・・・
ねじ、７・・・・・・ゴムパツキン、８・・・・・・係
止部、９・・・・・・凹部、１０・・・・・・蓋体、１
０ａ・・・・・・下縁、１１・・・・・・棒、１２・・
・・・・爪片、１２ ａ・・・・・・遊端、１３・・・
・・・薄肉部、１４・・・・・・固定片、Ｎ・・・・・
・方向、Ｘ・・・・・・足側。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 埋込配線器具のボス部を露出する貫通孔を形成した器体
   と、この器体に軸支して前記ボス部を閉塞する蓋体とか
   らなる防水プレートにおいて前記器体の下縁に係止部を
   設けると共に、この係止部に係止する爪片を薄肉部を介
   して前記蓋体に一体形成し、更にこの爪片の遊端と対応
   する固定片をこの蓋体に一体形成したことを特徴とする
   防水プレート。