JPS59106205A - 乗用型田植機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は乗用型田植機に関するもので、従来、前側部
に取付けられている走行ミッションケースの左右両側に
後方に向けて延設されるチェンケースを上下回動自在に
枢着して、これの先端側に後車輪を軸承ならしめ、走行
ミッションケースから後方下部に向う機枠の先端に植付
ミッションケースを設けてこの植付ミッションケースの
上方に苗タンク、後方に植付伝動ケースを取付けて苗植
付装置を設け、走行ミッションケースの前方上部に原動
機を搭載し、その後方に操縦ハンドルと操縦座席を設け
、チェンケースを油圧シリンダー装置で回動ならしめて
後車輪の上下調節をする構成の乗用型田植機は公知であ
った。

しかし、この従来型の乗用型田植機では、後車輪を取付
けるチェンケースの基部枢着位置が前車輪側に近い位置
に設けられるためにどうしても高位になってしまい、し
かも、苗植付装置側を旋回時や、路上走行時などで持−
トげるとき、前車輪側に後車輪が大きく近ずく状態にな
って十分に後部を」二動できないばかりでなく不安定に
なる欠点があった。

この発明は上記の欠点を解消することを目的とし、次の
技術的手段を講じたものである。

即ち、機枠（１）の後端側にミッションケース（２）の
後方に苗植付装置０］）を設けた植付伝動ケース（３）
を設け、更に、該ミッションケース（２）の左右両側に
前方に向うチェンケース（４）の基部を回動自在に枢着
してその先端側に後車輪（５）を軸承して設け、機枠（
１）の前側下部に前車輪（６）を設け、前記ミッション
ケース（２）の上側部に後端側が下位となる苗タンク０
２を装着し、この苗タンク０シの下位に原動機００を設
け、苗タンク（イ）の前方側に突出している機枠（１）
の前後に操縦ハンドル（８）と操縦座席（９）を設け、
前記後車輪（５）を上下調節するよう機枠側に装着した
油圧シリンダー装置０榎と前記チェンケース（４）とを
適宜連動連結してなる乗用型田植機の構成としたもので
ある。

この発明の一実施例を図面によって詳述すると、（１）
は機枠で、断面口型で側面視が略々を型に構成サレテい
る。（２）はミッションケースで、前記機枠（１）の後
端に取付けられている。（３）は植付伝動ケースで、前
記ミッションケース（２）の左右両側に突出けられてい
て、このチェンケース（４）、（４）の先端側は植付伝
動ケース（３）の前方にあって後車＠（５）、（５）が
軸承されている。

（６）、（６）は前車輪で、前記機枠（１）の先端側左
右両側にあって、前記機枠（１）の前端に取付けた前側
デフケース（７）の左右両側へ突出した１型ケースの下
端に回動自在なケースを介して伝動可能に取付けられて
いる。（８）は操縦ハンドル、（９）は操縦座席を示す
。０１は原動機で、前記機枠（１）の後部−り方に搭載
されている。

（＋１）は苗植付装置で、前記植付伝動ケース（３）、
（３）の後側左右両側に夫々、クランクと揺動杆とによ
って取付けられている。（ｎａ）は苗分割爪である。

０２は苗タンクで、左右両枠と底板とで前後方向に長い
長方形状に設けられ、前記ミッションケース（２）の」
二方に後端側が下位となるよう前方方向に傾斜して設け
られ、この裏面部を前記ミッションケース（２）から突
出した支枠α■から支持Ｒ（＋４）を介して左右横移動
自在に支持ならしめている。０均は苗床受体で、側面視
がＬ型に設けられていて、前記植付伝動ケース（３）に
ブラケットＯＱを介して取付けられ、この苗床受体０の
を前記苗タンク０りの下端側に対向ならしめて載置する
苗が滑り落ちないようにしたものである。α力は重分割
口で、前記苗床受体０のに開設され、前記苗植付装置０
１）の苗分割爪（ｌｌａ）が上方から介入して苗タンク
α埠の苗を分割できるようになっている。

Ｏｇｌは油圧シリンダー装置で、図例では左右一対設け
られ、夫々のシリンダー（３）、（祠の基部が機枠（１
）の左右に突設ならしめるブラケットに枢着してあり、
前記左右のチェンケース（１）、（４）の基部側に一体
的に止着のアームθ１、θりと左右のピストン（１８ｂ
）　、（１８ｂ）　　とを連結してピストンが突出する
と八− 後車輪４（５）が下動するよう設けられている。

翰は整地フロートで、前記左右の植付伝動ケース（３）
の下部に夫々、前部が上下動自由になるよう取付けられ
ている。

０１）は油圧切替バルブで、各植付伝動ケース（３）、
（３）とその下部の整地フロート（イ）、（イ）との間
に設けられ、油圧ポンプ（イ）からの作動油を前記油圧
シリンダー装置（１８）側あるいはオイルタンク側に切
替える構成になっていて、整地フロート（イ）が一定範
囲から上動しすぎるときピストン（１Ｂｂ）を引込めて
後車輪（５）を下動ならしめ、逆に下動しすぎると突出
させて後車輪（５）を上動ならしめるように構成されて
いぬ。尚、この油圧切替バルブ１２１）は操縦座席（９
）側方の油圧操作レバー翰でも切替え可能に設けである
。

（財）はＭ付りラッチレバ−１（ハ）はチェンジレバー
、（ハ）、（ハ）はサイドクラッチペタルを示す。

次に、第３図の伝動機構図について説明すると、（イ）
は入力軸、に）、（イ）は後車輪駆動軸で、デ弊機構（
Ａ）を介して入力軸（財）から伝動回転可能に設けられ
ている。（イ）、翰はサイドクラッチを示す。（１）は
り−ドラム軸でリードカムか一体的に設けられている。

０］）は植付部駆動軸で、前記人力軸（５）からチェン
０埠を介して伝動回転されている。（至）は植付クラソ
チである。そして、この植付部駆動軸０１）から前記リ
ードカム軸（至）が変速ギヤ一群を介して伝動回転され
るよう設けられている。鏝は苗縦送り用の回転駆動軸で
ある。（ハ）はリードメタルで、前記リードカムに爪を
介して係合され該リードカムの回転で左右に往復動する
ものであり、これに苗タンク移動棒（至）が取付けられ
、この移動棒（至）がミッションケース（２）の左右に
突出していてこれに苗タンクａ２が連結されている。

（ロ）は苗植付装置を取付けたクランク軸で、前記植付
部駆動軸＜（］）からチェンで伝動されている。

（至）はプロペラシャフトで、前記機枠（１）内に並っ
て設けられ、前車輪（６）を駆動するデフケース（７）
に動力を伝達するものである。尚、に）はチェンヶース
（４）内の伝動チェン、■は原動機ＯＱがらミッション
ケース（２）へ動力を伝動する駆動ベルトを示し、入力
軸（イ）の外端に止着のプーリθυに巻掛けられている
。そして、このプーリ（ロ）内部に主タラツケ機構（６
）を設けてこのブーＩＪ　Ｉυの回転が入力軸（イ）に
伝わる状態と伝わらない状態とに設けられている。

θ榎、θ躊はサイドＷうを示す。

次に、上側の作用を説明すると、苗タンク０２に苗を載
置して、原動機ａ０から各回転部を伝動駆動すると、左
右の前車輪（６）及び後車輪（５）が夫々伝動回転され
て、整地フロート（イ）、（イ）が土壌表面に接地した
状態で機体は推進する。そして、苗植付装置（ＩＩ）に
よって左右に往復横移動する苗タンクαのから苗が一株
分づつ分割されて、土壌面へその苗が植付けられる。そ
して、この苗植付は作業中、耕盤が変化していて整地フ
ロート（１）が上下動することがあると、油圧切替バル
ブ６！１）が自動的に切替え（られ、常に整地）・−ト
（１）の接地圧が苗植付けに適正な一定の範囲圧になる
ようチェンケース（４）、（４）が油圧シリンダー装置
（至）、α枠で回動され、後車軸（５）が上下調節され
ることになる。

そして、前方の畦畔部近くに達して機体を旋回する場合
には油圧操作レバー（２）を操縦者が操作し、油圧切替
バルブａｌ）を切替えて後車輪（５）　、（５）を下動
すると、苗植付装置（ｌυ側である後方が上方へ持上げ
られる。このとき、チェンヶース（４）の基部は後方の
ミッションケース（２）に枢着されているから、該後車
輪（５）、（５）が大きく前車輪側へ近寄らないで直下
側か後方側へ移動して安定状態で後部を持上けることが
できて旋回が容易にでき、しかも、このチェンケース（
４）の基部が土壌面側に近い低い位置で枢着されている
から、チェンケース（２）の回動贋を大きくしなくても
十分に機体後部を上動できて旋回操作が的確にできる。

また、路上走行時も同じく安定走行ができるのである。

以−Ｅｌこの発明は、前後の車輪間をせまくできて田植
機全長を短かくできるものであ、りながら、苗植付は中
における旋回時には後車輪か大きく前車輪側・＼近すけ
なくても機体の後々部を上動でき、特に、後車輪を取付
けたチェンケースの基部枢着部位が土壌面に近いミッシ
ョンケースに取付ケられるためにチェンケースの少々の
回動で大きく機体後方部を上下動でき、旋回を迅速容易
にできる。

また路上走行時にも機体重心を低くできて安定走行がで
きる作用効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図は１この発明の一実施例を示し、第１図は側面図、第
２図は平面図、第３図は伝導書機構図である。 図中記号、（１）は機枠、（２）はミッションケース、
（３）は植付伝動ケース、（４）はチェンヶース、（５
）は後車輪、（６）は前車輪、（８）は操縦ハンドル、
（９）は操縦座席、０１は原動機、０ηは苗植付装置、
ｏ２は苗タンク、０椋は油圧シリンダー装置を示す。 特許出願人の名称 井関農機株式会社 代表者　井　関　昌　孝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 機枠の後端側にミッションケースを装着し、このミッシ
   ョンケースの後方に苗植付装置を設けた植付伝動ケース
   を設け、更に、該ミッションケースの左右両側に前方に
   向うチェンケースの基部を回動自在に枢着してその先端
   側に後車輪を軸承して設け、機枠の前側下部（こ前車輪
   を設け、前記ミッションケースの上側部に後端側が下位
   となる苗タンクを装着し、この苗タンクの下位に原動機
   を設け、苗タンクの前方側に突出している機枠の前・後
   に操縦ハンドルと操縦座席を設け、前記後車輪を上下調
   節するよう機枠側に装着した油圧シリンダー装置と前記
   チェンケースとを適宜連動連結してなる乗用型田植機。