JPS59106102A - ZnO系バリスタの製造方法 - Google Patents
ZnO系バリスタの製造方法Info
- Publication number
- JPS59106102A JPS59106102A JP57215590A JP21559082A JPS59106102A JP S59106102 A JPS59106102 A JP S59106102A JP 57215590 A JP57215590 A JP 57215590A JP 21559082 A JP21559082 A JP 21559082A JP S59106102 A JPS59106102 A JP S59106102A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- firing
- varistor
- partial pressure
- heating
- zno
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- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
不発ψ」はZnO系バリスタの製造方法、特に焼成工程
における雰囲気制御に関するものである。
における雰囲気制御に関するものである。
(従来例の構成とその問題点)
ZnOを主成分とするバリスタにおける除加物としては
、バリスフ特性を発現さぜる基本的な添加物(粒界に偏
析し、粒界ポテンシャルバリヤの形成に富力)である0
、 5モル係程度のB ] 20 s成分、あるいは0
2モル1鍍のPr6O11成分など、また非直線14ト
指数αを大きくする添加物である合計で1〜2モル係の
MnO、A420.成分などが、さらに特性の安定性に
富力する添加物である合計で1〜2モル係の5b203
.Cr2O3成分などが知られている。これらのZnO
系バリスタの焼成は通常空気中(酸素分圧02気圧)で
行なわれている。−f:の結果得られるバリスタの非直
線指数αは通常501ii4後であり、100を越える
非直線指数は得られていない。I O(:lを1戦える
大きな非直線指数αは、Si単結晶を用いた制御された
p −11接合によるンエナーダイオードにおいてのみ
得られている。一方、ZnOの雰囲気焼成はロバーツ(
Roberts)ら(Trans、Br1t、Gram
、Soe、55 、75 (1956) )の実験があ
るが、いずれも焼成の全工程を同一の雰囲気で行なって
いる。しかも、非直線指数に対する雰囲気の酸素分圧の
影響は知られていない。
、バリスフ特性を発現さぜる基本的な添加物(粒界に偏
析し、粒界ポテンシャルバリヤの形成に富力)である0
、 5モル係程度のB ] 20 s成分、あるいは0
2モル1鍍のPr6O11成分など、また非直線14ト
指数αを大きくする添加物である合計で1〜2モル係の
MnO、A420.成分などが、さらに特性の安定性に
富力する添加物である合計で1〜2モル係の5b203
.Cr2O3成分などが知られている。これらのZnO
系バリスタの焼成は通常空気中(酸素分圧02気圧)で
行なわれている。−f:の結果得られるバリスタの非直
線指数αは通常501ii4後であり、100を越える
非直線指数は得られていない。I O(:lを1戦える
大きな非直線指数αは、Si単結晶を用いた制御された
p −11接合によるンエナーダイオードにおいてのみ
得られている。一方、ZnOの雰囲気焼成はロバーツ(
Roberts)ら(Trans、Br1t、Gram
、Soe、55 、75 (1956) )の実験があ
るが、いずれも焼成の全工程を同一の雰囲気で行なって
いる。しかも、非直線指数に対する雰囲気の酸素分圧の
影響は知られていない。
(発明の目的)
本発明の1j的は、ZnO系バリスタの非直線性指数α
をより大きくするブヒめのその製造方法、特に焼成工程
の雰囲気制m1方法を提供することである。
をより大きくするブヒめのその製造方法、特に焼成工程
の雰囲気制m1方法を提供することである。
(発明の構成)
上記目的を達成するために本発明では、ZnOを主成分
とするバリスタ原料粉末の成形体を加熱昇温、高1’!
i’ll保持および冷却の各過程からなる一連の焼成工
程において、特に高齢保持過程の後半時点から冷却過程
に入った直後の時点までの間に焼成雰囲気の酸素分圧を
I X 10 ”気圧以上、2X10 ’気bE未満の
間の値(例えば市販のN2ガス、窒素−空気混合ガスを
使用)から2 X 10 ’気圧以上の値(例えば空気
−酸素混合ガスを使用)に切り換(実施例の説明) Z n O系・・リスクの化学組成として、主成分Zn
Oか96.5モ/l/ % 、 B+203が05モル
%、 Cooが1モル% 、 MnOが05モル%、5
b206がIモル係。
とするバリスタ原料粉末の成形体を加熱昇温、高1’!
i’ll保持および冷却の各過程からなる一連の焼成工
程において、特に高齢保持過程の後半時点から冷却過程
に入った直後の時点までの間に焼成雰囲気の酸素分圧を
I X 10 ”気圧以上、2X10 ’気bE未満の
間の値(例えば市販のN2ガス、窒素−空気混合ガスを
使用)から2 X 10 ’気圧以上の値(例えば空気
−酸素混合ガスを使用)に切り換(実施例の説明) Z n O系・・リスクの化学組成として、主成分Zn
Oか96.5モ/l/ % 、 B+203が05モル
%、 Cooが1モル% 、 MnOが05モル%、5
b206がIモル係。
Cr2O3が05モル%からなる組成を用いた上記それ
ぞれの原料粉末を湿式混合、乾燥、仮焼(800℃、2
時間)、粉砕、造粒、加圧形成し、20mmφX 5
mmtの円板状成形体を作成した1、これらの一部を比
較のために通常の焼成方法、ずなわぢ空気中400 ’
C/hrバ温、]、300℃−1時間の高温保持。
ぞれの原料粉末を湿式混合、乾燥、仮焼(800℃、2
時間)、粉砕、造粒、加圧形成し、20mmφX 5
mmtの円板状成形体を作成した1、これらの一部を比
較のために通常の焼成方法、ずなわぢ空気中400 ’
C/hrバ温、]、300℃−1時間の高温保持。
]、 00℃/111−の冷却により焼成した。
一方、不発1すjの焼成方法、すなわち市販のN2カス
(一般品、純度9999%以上)気流中、あるいはその
N2ガスと空気との混合カス気流中で400℃/hrの
昇温、]、3300℃11時の高温保持後、雰囲気カス
を空気−酸素混合ガス気流中に切り換えて後、100℃
/1〕rの速度の冷却によ逆焼成した。このようにして
得られた焼結体の表1njを研摩により表面の高抵抗酸
化層を除去した後、その表面にAt溶射によりオーミッ
クなA/、電極を付与し、電流−電圧特性を測定し、■
−(首) の関係がらαを求めた。それらの結果を第
1表に示す。
(一般品、純度9999%以上)気流中、あるいはその
N2ガスと空気との混合カス気流中で400℃/hrの
昇温、]、3300℃11時の高温保持後、雰囲気カス
を空気−酸素混合ガス気流中に切り換えて後、100℃
/1〕rの速度の冷却によ逆焼成した。このようにして
得られた焼結体の表1njを研摩により表面の高抵抗酸
化層を除去した後、その表面にAt溶射によりオーミッ
クなA/、電極を付与し、電流−電圧特性を測定し、■
−(首) の関係がらαを求めた。それらの結果を第
1表に示す。
4
第1表の結果かられかるように、従来の焼成雰囲気(扁
11)に比べて本発明の焼成雰囲気(AI2〜21)、
すなわち加熱外IMl過程および温度保持過程の雰囲気
か酸素分圧にしてI X l O気圧以上、2X] O
’気圧未満の雰囲気であり、かつ冷却過程の雰囲気か2
XI O気圧以上の雰囲気である場合は、いずれも得ら
れたバリスタ素子の非直線指数αが犬きくな9.100
を超えるものも得られ/こ。
11)に比べて本発明の焼成雰囲気(AI2〜21)、
すなわち加熱外IMl過程および温度保持過程の雰囲気
か酸素分圧にしてI X l O気圧以上、2X] O
’気圧未満の雰囲気であり、かつ冷却過程の雰囲気か2
XI O気圧以上の雰囲気である場合は、いずれも得ら
れたバリスタ素子の非直線指数αが犬きくな9.100
を超えるものも得られ/こ。
高温保持過程のI、a酸雰囲気を空気の酸素分圧2×1
0 気圧よりも小さくすることによりαは増加する(扁
11.扁18〜蔦14)。これは酸素分圧の減少により
ZnO結晶中へのCo + Mn +Atなどの同浴が
促進し、n型半導体結晶ZnO中のドナー濃度が大きく
なったことによりαが増加したものと考えられる。しか
し、さらに1致素分圧を小さくしていくと、(茄14〜
扁] 2 ) 、 Bi2O3や51)203斤との還
元、蒸発か摺−るしくなりかえって(χが減少するもの
と考えられる。ただし、Pr6O11などのように蒸発
しにくい成分の場合にばαの増加する効果の力が大きい
。αの増加に効果のある酸素分圧はl X I O−”
以上である。
0 気圧よりも小さくすることによりαは増加する(扁
11.扁18〜蔦14)。これは酸素分圧の減少により
ZnO結晶中へのCo + Mn +Atなどの同浴が
促進し、n型半導体結晶ZnO中のドナー濃度が大きく
なったことによりαが増加したものと考えられる。しか
し、さらに1致素分圧を小さくしていくと、(茄14〜
扁] 2 ) 、 Bi2O3や51)203斤との還
元、蒸発か摺−るしくなりかえって(χが減少するもの
と考えられる。ただし、Pr6O11などのように蒸発
しにくい成分の場合にばαの増加する効果の力が大きい
。αの増加に効果のある酸素分圧はl X I O−”
以上である。
一方、冷却過程の雰囲気の酸素分圧かαに与える影響を
見ると、酸素分圧の増加に伴なって(j613 、扁1
8 、 A、12. 、扁J9〜116.21 )αが
大きくなっている。
見ると、酸素分圧の増加に伴なって(j613 、扁1
8 、 A、12. 、扁J9〜116.21 )αが
大きくなっている。
冷却過程の雰囲気の酸素分圧は少なくとも空気の1酸素
分圧、すなわち2 X I O=気圧以上であることが
望せしい。寸だ冷却過程での冷却速度は製造14.1間
の経済性の範囲において小さい方がより大きなαをイ;
)ることかできる。これは冷却過程でBiイオンなどの
粒界偏析が起り、粒界近傍のみに酸系イオンか充分に供
給されて(酸化)幅の狭い粒界高抵抗層(粒界ポテンシ
ャルバl) −Y )が形成される/ζめと考えられる
。
分圧、すなわち2 X I O=気圧以上であることが
望せしい。寸だ冷却過程での冷却速度は製造14.1間
の経済性の範囲において小さい方がより大きなαをイ;
)ることかできる。これは冷却過程でBiイオンなどの
粒界偏析が起り、粒界近傍のみに酸系イオンか充分に供
給されて(酸化)幅の狭い粒界高抵抗層(粒界ポテンシ
ャルバl) −Y )が形成される/ζめと考えられる
。
以上の実施例はすべて焼成雰囲気の酸素分圧の切り換え
を筒部、保持過程から冷却過程に入る直前の時点で行な
ったか、同様な酸素分圧の切り換えを高温保持過程の後
半の時点から、冷却過程に入った直後の時点外でのいず
れのu、5点で行なってもαを太きぐする効果をもって
いる。
を筒部、保持過程から冷却過程に入る直前の時点で行な
ったか、同様な酸素分圧の切り換えを高温保持過程の後
半の時点から、冷却過程に入った直後の時点外でのいず
れのu、5点で行なってもαを太きぐする効果をもって
いる。
1だ、実施例以外の化学組成を持つZnOを主成分とす
るバリスタ材オ」に対しても、本発明の焼成方法は(χ
を太きぐする効果をもっている。
るバリスタ材オ」に対しても、本発明の焼成方法は(χ
を太きぐする効果をもっている。
(発明の効果)
木兄IJIによって、ZnO系バリスタの非直線指数α
を大きくする効果がもたらされる。
を大きくする効果がもたらされる。
Claims (2)
- (1) ZnOを主成分とするバリスタ原料粉末の成
形体を加熱昇温、高/I′、、′、保持および冷却の各
過程からなる一連の焼成工程において、特に高温保持過
程の後半時点から6却過程に入った直後の時点1での間
に焼成雰囲気の酸素分圧を1×10 気圧以上、2×1
0 気圧(空気の酸素分圧)未満の間の値から、2 X
I O気圧以上の値に切り換えることを特徴とするZ
nO系バリスタの製造方法。 - (2) ZnOを主成分とするバリスタ原料粉末の成
形体を加熱昇Y晶、筒fAi’L保持および冷却の各過
程からなる一連の焼成工程において、特に高温保持過程
の後半時点から冷却過程に入った直後の時点1での間V
こ焼成雰囲気ガスを窒素ガス、あるいは屋素−空気混合
ガスから空気−酸素混合ガスに切9換えることを特徴と
する特許iIj求の範囲第(1)項記載のZnO系バリ
スタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57215590A JPS59106102A (ja) | 1982-12-10 | 1982-12-10 | ZnO系バリスタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57215590A JPS59106102A (ja) | 1982-12-10 | 1982-12-10 | ZnO系バリスタの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59106102A true JPS59106102A (ja) | 1984-06-19 |
JPS6410086B2 JPS6410086B2 (ja) | 1989-02-21 |
Family
ID=16674945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57215590A Granted JPS59106102A (ja) | 1982-12-10 | 1982-12-10 | ZnO系バリスタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59106102A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01230205A (ja) * | 1988-03-10 | 1989-09-13 | Ngk Insulators Ltd | 電圧非直線抵抗体の製造方法 |
JPH02219203A (ja) * | 1989-02-20 | 1990-08-31 | Fuji Electric Co Ltd | 電圧非直線抵抗素子の製造方法 |
EP0617436A1 (en) * | 1992-10-09 | 1994-09-28 | TDK Corporation | Resistance element with nonlinear voltage dependence and process for producing the same |
-
1982
- 1982-12-10 JP JP57215590A patent/JPS59106102A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01230205A (ja) * | 1988-03-10 | 1989-09-13 | Ngk Insulators Ltd | 電圧非直線抵抗体の製造方法 |
JPH02219203A (ja) * | 1989-02-20 | 1990-08-31 | Fuji Electric Co Ltd | 電圧非直線抵抗素子の製造方法 |
EP0617436A1 (en) * | 1992-10-09 | 1994-09-28 | TDK Corporation | Resistance element with nonlinear voltage dependence and process for producing the same |
EP0617436A4 (en) * | 1992-10-09 | 1995-08-02 | Tdk Corp | RESISTANCE ELEMENT WITH NON-LINEAR VOLTAGE DEPENDENCE AND MANUFACTURING METHOD. |
US5640136A (en) * | 1992-10-09 | 1997-06-17 | Tdk Corporation | Voltage-dependent nonlinear resistor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6410086B2 (ja) | 1989-02-21 |
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