JPS59103213A - 平角エナメル線の製造方法 - Google Patents
平角エナメル線の製造方法Info
- Publication number
- JPS59103213A JPS59103213A JP21364282A JP21364282A JPS59103213A JP S59103213 A JPS59103213 A JP S59103213A JP 21364282 A JP21364282 A JP 21364282A JP 21364282 A JP21364282 A JP 21364282A JP S59103213 A JPS59103213 A JP S59103213A
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- JP
- Japan
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- rectangular
- enameled wire
- wire
- rolled
- rectangular enameled
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- Metal Rolling (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な平角エナメル線の製造方法に関するもの
である。
である。
平角エナメル線の製造においては、平角導体のフラット
面、エツジ面、コーナ一部分にエナメル塗料を均一な厚
さに塗布焼付けするのが望ましいが、実際にはエナメル
塗料の粘度変化、表面張力作用、樹脂分の硬化収縮など
により均一な厚さに塗布焼付けするのが非常に難しいも
のである。
面、エツジ面、コーナ一部分にエナメル塗料を均一な厚
さに塗布焼付けするのが望ましいが、実際にはエナメル
塗料の粘度変化、表面張力作用、樹脂分の硬化収縮など
により均一な厚さに塗布焼付けするのが非常に難しいも
のである。
このため平角エナメル線の製造方法においてはフラット
面エツジ面コーナ一部分の皮膜厚さがそれぞれ異なる平
角エナメル線が生じ易い。フラット面、エツジ面、コー
ナ一部分の皮膜厚さがそれぞれ異なる平角エナメル線の
うち、フラット面の皮膜の付き方が著しく凹凸である平
角エナメル線は電気機器コイルを巻線したとき線間ギャ
ップが大きくなり、コイル占積率が著しく低下するとい
う欠点がある。また、この種の平角エナメル線はフラッ
ト面の皮膜厚さが不揃いの為コイル巻線性が悪いことも
難点である。
面エツジ面コーナ一部分の皮膜厚さがそれぞれ異なる平
角エナメル線が生じ易い。フラット面、エツジ面、コー
ナ一部分の皮膜厚さがそれぞれ異なる平角エナメル線の
うち、フラット面の皮膜の付き方が著しく凹凸である平
角エナメル線は電気機器コイルを巻線したとき線間ギャ
ップが大きくなり、コイル占積率が著しく低下するとい
う欠点がある。また、この種の平角エナメル線はフラッ
ト面の皮膜厚さが不揃いの為コイル巻線性が悪いことも
難点である。
本発明の目的は、前述した従来技術の欠点を解消し、フ
ラット面の皮膜の凹凸もなくすことにより、コイル占積
率を向上させることが出来る新規な平角エナメル線の製
造方法を提供しようとするものである。
ラット面の皮膜の凹凸もなくすことにより、コイル占積
率を向上させることが出来る新規な平角エナメル線の製
造方法を提供しようとするものである。
即ち、本発明の要旨は平角導体上にエナメル塗料を塗布
焼付けした平角エナメル線を圧下率0.5〜15%の範
囲内で矯正圧延することにある。
焼付けした平角エナメル線を圧下率0.5〜15%の範
囲内で矯正圧延することにある。
ここにおいて圧下率では矯正圧延前のフラット方向の最
大仕上り寸法より矯正圧延後のフラット方向の仕上り寸
法を差引き、その差を矯正圧延前のフラット方向の最大
仕上がり寸法で除し、その商を100倍したものである
。
大仕上り寸法より矯正圧延後のフラット方向の仕上り寸
法を差引き、その差を矯正圧延前のフラット方向の最大
仕上がり寸法で除し、その商を100倍したものである
。
本発明において圧下率を0.5〜15%の範囲としたの
は次の理由のためである。即ち圧下率が0.5%以下で
は矯正圧延の効果がなく、フラット面の皮膜の凹凸を解
消出来ないためである。他方、圧下率を15%以下とし
たのは、圧下率が15%以上ではエナメル皮膜の外観的
変化が著しく平角エナメル線の機械的特性、特にエナメ
ル皮膜の伸張特性が著しく低下するためである。
は次の理由のためである。即ち圧下率が0.5%以下で
は矯正圧延の効果がなく、フラット面の皮膜の凹凸を解
消出来ないためである。他方、圧下率を15%以下とし
たのは、圧下率が15%以上ではエナメル皮膜の外観的
変化が著しく平角エナメル線の機械的特性、特にエナメ
ル皮膜の伸張特性が著しく低下するためである。
次に本発明を図面により説明する。
第1図は従来の方法で製造した平角エナメル線の断面図
を示したものであり、フラット面の皮膜が著しく凹凸で
あることを示している。第2図は本発明の寸法で製造し
た平角エナメル線の断面図を示したものであり、フラッ
ト面の皮膜の凹凸が解消されたことを示している。第3
図は本発明による平角エナメル線の製造方法の一例を示
した概略図である。導体送り出しボビン3より送り出さ
れた先導体1はガイドプーリー4を通って圧延ロール5
に入り、ここで所定寸法の平角導体に圧延される。次い
で圧延された平角導体は焼鈍炉6に入り焼鈍した後、エ
ナメル塗料タンク内へ導き、エナメル塗料を塗布し、そ
れからダイス8で過剰の塗料を絞り、焼付炉9のなかで
焼付けて平角エナメル線とする。次に、この平角エナメ
ル線を矯正圧延ロール10に導き、圧下率0.5〜15
%の範囲で矯正圧延し、最後に巻取ボビン11に巻取る
。
を示したものであり、フラット面の皮膜が著しく凹凸で
あることを示している。第2図は本発明の寸法で製造し
た平角エナメル線の断面図を示したものであり、フラッ
ト面の皮膜の凹凸が解消されたことを示している。第3
図は本発明による平角エナメル線の製造方法の一例を示
した概略図である。導体送り出しボビン3より送り出さ
れた先導体1はガイドプーリー4を通って圧延ロール5
に入り、ここで所定寸法の平角導体に圧延される。次い
で圧延された平角導体は焼鈍炉6に入り焼鈍した後、エ
ナメル塗料タンク内へ導き、エナメル塗料を塗布し、そ
れからダイス8で過剰の塗料を絞り、焼付炉9のなかで
焼付けて平角エナメル線とする。次に、この平角エナメ
ル線を矯正圧延ロール10に導き、圧下率0.5〜15
%の範囲で矯正圧延し、最後に巻取ボビン11に巻取る
。
以下に従来の方法【こよる比較例、本発明の方法による
実施例を示す。
実施例を示す。
比較例1
導体径0.45mψの丸胴線を圧延ロールにより0.2
3xO,70mmの平角銅線とした後、焼鈍炉へ導き焼
鈍する。次いで、この平角銅線上にエナメル塗料を塗布
、焼付けして平角エナメル線とした。得られた平角エナ
メル線の皮膜はフラット面の皮膜が著しく凹凸であった
。
3xO,70mmの平角銅線とした後、焼鈍炉へ導き焼
鈍する。次いで、この平角銅線上にエナメル塗料を塗布
、焼付けして平角エナメル線とした。得られた平角エナ
メル線の皮膜はフラット面の皮膜が著しく凹凸であった
。
比較例2
比較例1で得た平角エナメル線を圧下率が0.3%とな
るように矯正圧延し、矯正圧延平角エナメル線を得た。
るように矯正圧延し、矯正圧延平角エナメル線を得た。
比較例3
比較例1で得た平角エナメル線を圧下率が17%となる
ように矯正圧延し矯正圧延平角エナメル線を得た。
ように矯正圧延し矯正圧延平角エナメル線を得た。
実施例1
比較例1で得た平角エナメル線を圧下率が0.7%とな
るように矯正圧延し、矯正圧延平角エナメル線を得た。
るように矯正圧延し、矯正圧延平角エナメル線を得た。
実施例2
比較例1で得た平角エナメル線を圧下率が5%となるよ
うに矯正圧延し、矯正圧延平角エナメル線を得た。
うに矯正圧延し、矯正圧延平角エナメル線を得た。
実施例3
比較例1で得た平角エナメル線を圧下率が15%となる
ように矯正圧延し、矯正圧延平角エナメル線を得た。
ように矯正圧延し、矯正圧延平角エナメル線を得た。
比較例および実施例で得た平角エナメル線の特性試験結
果を次表に示す。
果を次表に示す。
なお、特性試験の試験方法は次の通りである。
伸張特性試験は平角エナメル線の皮膜の伸び特性を評価
する試験である。この試験はまず長さ約30cmの平角
エナメル線を採取し、標点距離が20cmとなるよう伸
張試験機に取り付け、引張速度200mm/minで伸
張したときのエナメル皮膜の亀裂発生伸び率(%)を求
めたものである。
する試験である。この試験はまず長さ約30cmの平角
エナメル線を採取し、標点距離が20cmとなるよう伸
張試験機に取り付け、引張速度200mm/minで伸
張したときのエナメル皮膜の亀裂発生伸び率(%)を求
めたものである。
コイル占積率は巻線した平角エナメル線の断面積の和に
対するコイル断面積の割合(%)である。
対するコイル断面積の割合(%)である。
この試験はモデルコイル(縦×横×長さ、70#X 7
0mm×140mm>に巻線して行なった。
0mm×140mm>に巻線して行なった。
結果から明らかな如く、本発明により製造した平角エナ
メル線は、従来の方法により製造した平角エナメル線に
比較して平角エナメル線皮膜の伸張特性を著しく損うこ
となく、フラット面の皮膜の凹凸を解消し、しかも電気
機器コイル巻線したときのコイル占積率を顕著に向上さ
せることが出来るものであり、その工業的価値は大きい
ものである。
メル線は、従来の方法により製造した平角エナメル線に
比較して平角エナメル線皮膜の伸張特性を著しく損うこ
となく、フラット面の皮膜の凹凸を解消し、しかも電気
機器コイル巻線したときのコイル占積率を顕著に向上さ
せることが出来るものであり、その工業的価値は大きい
ものである。
第1図は従来の方法で製造した平角エナメル線の断面図
、第2図は本発明の方法で製造した平角エナメル線の断
面図、第3図は本発明の製造方法の一実施例を示した概
略図である。 1:導体、2:皮膜、 3:送り出しボビン、4ニガイドプーリー、5:圧延ロ
ール、6:焼鈍炉、7:塗料タンク、8:塗料絞りダイ
ス、9:焼付炉、 10:矯正ロール、11:巻取ボビン。
、第2図は本発明の方法で製造した平角エナメル線の断
面図、第3図は本発明の製造方法の一実施例を示した概
略図である。 1:導体、2:皮膜、 3:送り出しボビン、4ニガイドプーリー、5:圧延ロ
ール、6:焼鈍炉、7:塗料タンク、8:塗料絞りダイ
ス、9:焼付炉、 10:矯正ロール、11:巻取ボビン。
Claims (1)
- 先導体を圧延して平角導体とした後、エナメル塗料を塗
布、焼付けして平角エナメル線とする製造方法において
、平角導体上にエナメル塗料が塗布、焼付けされている
平角エナメル線を圧下率が0.5〜15%の範囲で矯正
圧延することを特徴とする平角エナメル線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21364282A JPS59103213A (ja) | 1982-12-06 | 1982-12-06 | 平角エナメル線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21364282A JPS59103213A (ja) | 1982-12-06 | 1982-12-06 | 平角エナメル線の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59103213A true JPS59103213A (ja) | 1984-06-14 |
JPS633404B2 JPS633404B2 (ja) | 1988-01-23 |
Family
ID=16642528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21364282A Granted JPS59103213A (ja) | 1982-12-06 | 1982-12-06 | 平角エナメル線の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59103213A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002270043A (ja) * | 2001-03-13 | 2002-09-20 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | エナメル線及びその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS497428A (ja) * | 1972-04-12 | 1974-01-23 | ||
JPS5443584A (en) * | 1977-09-13 | 1979-04-06 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Manufacturing method of flat type insulated wire |
-
1982
- 1982-12-06 JP JP21364282A patent/JPS59103213A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS497428A (ja) * | 1972-04-12 | 1974-01-23 | ||
JPS5443584A (en) * | 1977-09-13 | 1979-04-06 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Manufacturing method of flat type insulated wire |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002270043A (ja) * | 2001-03-13 | 2002-09-20 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | エナメル線及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS633404B2 (ja) | 1988-01-23 |
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