JPS5910286B2 - ガラス繊維強化セメント板の製造装置 - Google Patents

ガラス繊維強化セメント板の製造装置

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JPS5910286B2
JPS5910286B2 JP2779580A JP2779580A JPS5910286B2 JP S5910286 B2 JPS5910286 B2 JP S5910286B2 JP 2779580 A JP2779580 A JP 2779580A JP 2779580 A JP2779580 A JP 2779580A JP S5910286 B2 JPS5910286 B2 JP S5910286B2
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strip
endless
filter cloth
glass fibers
cement slurry
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JP2779580A
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誠 戸田
政一 川崎
定雄 「肉」戸
昭 西川
龍治 長井
元保 阪口
実 古田
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、建築用壁材や空内間仕切り板として適するガ
ラス繊維強化セメント板(以下GRC板と称する)の連
続製造装置に関する。
従来GRC板の連続製造方法とし又は例えば特公昭52
−33645号に開示されているような連続スズレーサ
クション法が知られているが、この連続スプレーサクシ
ョン法により得られるGRC板はバッチ式のスプレーサ
クション法により得られるGRC板に比較して強度が相
対的に低い。
その理由として製品の生産性を第1義的に考慮すること
からGRC板成形時の脱水不足と成形工程における成形
ロールもしくは成形プレスベルトの加圧によるGRC板
の締め付け不足更には繊維とセメントスラリーの界面接
着の悪さをあげることができる。
このため最近脱水方法とし又濾布の下に吸引脱水箱を設
置して脱水する方法や、吸引脱水箱を濾布と同一方向に
動かして連続的に脱水する方法が試みられており、また
GRC板の締め付け不足を補うためにロールの線圧をあ
げたりロールを多数本並設する方法が試みられている。
しかしこうした方法によつ又も繊維とセメントスラリ一
の界面接着は改善されず、また装置の構造が複雑化する
といった問題があった。
本発明の目的は強度の大きいGRC板を連続的に製造で
きる装置を提供することにある。
本発明の他の目的はGRC板の連続製造法に於てガラス
繊維の均一分散をはかると共にガラス繊維とセメントス
ラリーの間の界面接着を強固なものとすることにある。
すなわち本発明はGRC板の連続製造法であってセメン
トスラリー及びガラス繊維を無端ベルト上に帯状に供給
し順次脱水及び加圧を進め次第に固化させる工程におい
て、帯状に供給されたセメントスラリー及び繊維が流動
状態にある時点でそれらに微振動を与えて、表面平滑性
を向上させ、またガラス繊維の均一分散をはかると共に
ガラス繊維のセメントスラリーへの含浸を促進させて界
面接着を強固なものとし、従来より強度の大きいGRC
板を製造する装置を提供するものである。
以下、本発明の一具体例を図面に基づいて説明する。
混合機1はセメント、添加剤及び水が供給され均一なセ
メントスラリーを調合するものである。
そしてセメントスラリーは混合機1から三個のスプレー
ガン2に輸送され、スプレーガン2内で圧縮空気タンク
3から送られてくる圧縮空気と混合され、無端コンベア
4に三ケ所で吹き付けられ帯状物8が形成される。
無端コンベア4は無端濾布4aと無端通気性ベル}4b
の二層から成り、両層はところどころで分離する以外一
体として進行スル。
なお無端通気性ベル}4bはフエルトモしくは金網で構
成されるのが好ましい。
一方ガラス繊維はカラスロービング5をロービングカッ
ター6内でチョップドストランドとし圧縮空気により無
端コンベア4に吹き付けられ帯状物8と一体となる。
この際セメントスラリーとチョップドストランドの吹き
付けは図示するように空中混合しながら吹き付けてもよ
いし別々に吹き付けてもよいものである。
またセメントスラリーの吹き付けは一ケ所でもよいが、
板表面の化粧あるいは断熱性や遮音性をもたせるために
、GRC板の比重を板厚方向で変える場合等には図示し
たような三段吹き付けもし《は多段吹き付けが好まし《
、また必要に応じて吹き付げに換えてセメントスラリー
の流し込みによる供給も可能である。
更にチョップドストランドの吹き付けも図示のような一
段のみならず多段にすればより均一の混合が可能である
無端コンベア4の下側には帯状物8の脱水のため複数の
脱水装置9,9′が配置されている。
この場合スプレーガン2から供給された帯状物8が流動
状態にある領域では吸引により帯状物8が濾布4aに固
着するのを防ぐため脱水装置は濾布4a及ヒヘル}4b
の下側に配置されているが、固化が進んだ領域では濾布
4aとベル}4bを分離して濾布4aのすぐ下側に脱水
装置9′を配置して脱水効果が高くなるようにしてある
無端コンベア4の上側でスプレーガン2の間及びそのす
ぐ下流に、後に詳し《説明するような構造の振動付与機
構7が設けられ、それぞれの振動付与機構7の下流には
予備形成用のプレスローラ10が設げられている。
更にプレスローラ10の下流には成形用のロール群11
が設げられている。
なお、図示では前記振動付与機構7は上面に設けた態様
を示したが、勿論コンベア4の下部に該コンベア4と接
触させる状態で設けても良《、また平滑性等を考慮して
上下両方に設けるこどもできるものである。
このような構造により、スプレーガン2及びロービング
カッター6より供給された流動状のセメントスラリー及
びガラス繊維からなる帯状物8はコンベア4上を送られ
、まず振動付与機構7により微振動が与えられる。
この微振動の付与により帯状物80表面平滑性が向上し
、ガラス繊維の均一分散及びセメントスラリーへの含浸
及び二次元化カ促進さわ、単にストランドやモノフィラ
メントのセメントスラリーへの廻り込みをはかるだけで
なく、ガラス繊維上セメントスラリーとの界面接着を強
固なものにし、同時に界面やセメントスラリー中の微細
な空気泡を除去し易《なり、形成工程での脱水が円滑に
なり締め付け効果が高まる。
また帯状物8はコンベア4の下側に並んでいる吸引脱水
装置9,9′により順次脱水が行われ、プレスロール1
0で予備形成され℃、更にロール群11で最終的に均一
の厚さの板状に形成が行われる。
ロール群11から出た帯状物8はコンベア4から取り出
し用コンベア12に移乗され、所定寸法にカッター13
により切断され養生工程に送られる。
セメントスラリーとしては、ボルトランドセメント、高
炉スラグセメント、アルミナセメント、早強セメント等
の水硬性マ} IJックスあるいは高炉スラグにアルカ
リ刺激材を添加したものをはじめとする潜在水硬性マ}
IJックスが使用でき、それらに砂利、砂、ポゾラン
、パルプ、石綿、短かく切断されたガラス繊維もしくは
他の無機、有機繊維を必要により添加することもできる
また本発明の通常水分量は固形分に対して30〜80w
係と幅広く採ることが可能で、好まし《は30〜50w
%が適当であり、減水剤や空気連行剤ならびにその他の
セメント混和剤の使用はなんら本発明に悪影響を与えな
いものである。
また本発明に使用するガラス繊維は耐アルカリ性ガラス
繊維の使用がGRC板の強度から見て好ましく、その形
態はロービングを2〜50w長の範囲で切断したチョッ
プドストランドが好ましいものである。
プレスロール10の線圧は0.1〜0.5K9/crf
Lが好ましく、成形ロール群110線圧は0.5〜5K
97cmまで順次段階的に上げ℃ゆくのが好ましい。
またプレスロール10及び成形ロール群11の表面はフ
エルト質あるいは濾布等の有孔性のある材質とすること
が表面に帯状物8が付着せず好ましい。
次に第2図を参考に振動付与装置7の構成について説明
する。
振動付与装置7は、リブ板14とリブ板14に設けられ
ている振動発生源の振動機15と、リブ板14の一側に
取り付けられ帯状物8に先端部が圧接する薄板16とか
らなる。
そしてリブ板14は両端に軸1 7 . 1 7’が固
着され、軸1 7 . 1 7’はフレーム(図示せず
)のブラケット18で支えられている。
また軸1 7 . 1 7’の先端には角度調整板1
9 . 1 9’が固着され、フレーム(図示せず)に
設けられている角度調節具20のネジ21,21’によ
って適当な角度で固定されている。
振動機15の振動数は2000〜15000c,p.m
の範囲、特に7000〜12000C.p訓の範囲が好
まし《、また振幅も0.3〜3藺の範囲、特に0.5〜
1、07rLIrt域が好ましい。
そして振動機15の振動発生源は振動機15の薄板16
全体を充分に振動し得るものであれば回転重錘式、ピス
トン式、電磁石式、遊星式あるいは空気源使用式のいず
れでもよい。
振動機取付リブ板14は質量の犬なる物質で作成される
ことが好ましく、通常は吹鋼で充分である。
薄板16は炭素鋼をはじめとする靭件の大きなものが適
しており、長手方向で約lm,短手力向で約0.1mの
寸法であれば板厚としては0.1〜21utの範囲、特
に0.3〜0.8gの鋼板が好ましい。
薄板16の板厚は板の寸法で当然変るものであり、且つ
この薄板16は先端部のみが帯状物8に接するように調
整されるが、その傾斜角度は薄板の板厚ならび材質及び
その寸法によつ℃適宜変えられるものである。
以上説明した装置により、従来の連続製造法で得られる
製品より強度の大きいガラス繊維強化セメント板を得る
ことができた。
く実施例〉 第1図に示す装置で通気度5 cc/7 − s6cの
無端濾布と通気度4 0 cc/crA−seeのフエ
ルトからなる無端コンベアを1m/IItirLで移動
させつつ製造を行なった。
まず水/セメント比0.5のボルトランドセメントスラ
リーをlQKJi/yninで吹き付け、一方耐アルカ
リ性ガラス繊維のロービングを25.47LIn長のチ
ョップドストランドとして繊維含有率が5重量係となる
ように吹き付けた。
しかるのち、これからなる帯状物に振動数80000,
p.S,振幅0.5〜1.0間の振動を行なっている振
動付与装置の薄板を圧接した。
そして更に帯状物を第1図に示す各工程を通過させてG
RC板を成形した。
脱水箱の真空度は−10,−10,−2 0 , −2
0 , −3 0 ,−3 0cmHgであり、プレ
スロール10の線圧は吹き付け場所で0. 2 V4/
(1771、吹き付け直後で0.5Kg/am、成形ロ
ール群11は1〜3 Kp/cmである。
このようにして得た帯状物を取り出しコンベアに移行し
裁断を行ない気乾養生を行なった。
こうし℃得られたGRC板は厚さ6 ma,比重2.1
.4週材令で曲げ強度310胸/Ca,比例限界強度1
25K4/cwt、アイゾット式衝撃強度8.5〜/c
trl.曲げ弾性係数2.IX105であった。
く比較例〉 次に比較のために振動付与装置7を振動させないで同様
にGRC板を得たところ、厚さ6込比重2.1.4週材
令で曲げ強度2 8 0Kg/cwt、比例限界強度8
5 Kg/ crA、アイゾット式衝撃強度9.0K
g/7、曲げ弾性係数1.4X10’ であった。
以上のことから微振動による成形直前での前処理は単に
マットの表面平滑性を向上せしめるだけではなく、強度
面でも著しい効果のあることが認められた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従う装置全体の概略図である。 第2図は振動付与装置の概略図である。 符号の説明、1・・・混合機、2・・・スプレーガン、
3・・・圧縮空気タンク、4・・・無端コンベア、4a
・・・無端濾布、4b・・・無端通気性ベルト、5・・
・ガラスロービング、6・・・ロービングカッター、I
・・・振動付与機構、8・・・帯状物、9 . 9’−
・・吸引脱水装置、10・・・プレスローラ、11・・
・成形用ロール群、12・・・取り出し用コ/ベア−
13・・・カッター。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 流動状態のセメントスラリー及びガラス繊維を連続
    的に供給する機構と、供給された該セメントスラリー及
    びガラス繊維を帯状物として搬送する無端コンベアと、
    該帯状物を吸引脱水する機構と、該帯状物を押圧する成
    形機構と、該帯状物が流動状態にある領域に設けられた
    該帯状物に微振動を与える機構とを備え、前記無端コン
    ベアが外側の無端濾布と内側の無端通水通気性ベルトと
    から構成され、前記吸引脱水機構は該無端コンベアの下
    側に設けられ、前記無端濾布と前記無端通水通気性ベル
    トは少くとも1ケ所で分離されており、前記分離個所に
    前記吸引脱水機構の一部が設けられ前記無端濾布の下側
    から前記帯状物の吸引脱水を行うように構成されている
    ことを特徴とするガラス繊維強化セメント板製造装置。
JP2779580A 1980-03-05 1980-03-05 ガラス繊維強化セメント板の製造装置 Expired JPS5910286B2 (ja)

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