JPS6141723B2 - - Google Patents

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JPS6141723B2
JPS6141723B2 JP3812582A JP3812582A JPS6141723B2 JP S6141723 B2 JPS6141723 B2 JP S6141723B2 JP 3812582 A JP3812582 A JP 3812582A JP 3812582 A JP3812582 A JP 3812582A JP S6141723 B2 JPS6141723 B2 JP S6141723B2
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JP
Japan
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slurry
reinforcing material
long
conveyor
supplied
Prior art date
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JP3812582A
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English (en)
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JPS58155913A (ja
Inventor
Hiroshi Iketani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yakult Honsha Co Ltd
Original Assignee
Yakult Honsha Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yakult Honsha Co Ltd filed Critical Yakult Honsha Co Ltd
Priority to JP3812582A priority Critical patent/JPS58155913A/ja
Publication of JPS58155913A publication Critical patent/JPS58155913A/ja
Publication of JPS6141723B2 publication Critical patent/JPS6141723B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はガラス長繊維で補強された耐火性無機
質建築用複合板の製造法に関するものである。 石こう、高炉セメント、スラグセメント等の無
機質硬化材料を用いたパネル等の建材を製造する
に当り繊維に補強材として用いることは普通に行
われているが、その場合、繊維としては、人手が
容易で硬化材料との混合も比較的容易な短繊維
(たとえばチヨツプトグラスストランド)を用い
ることが多い。しかしながら、短繊維は本質的に
補強効果があまりよくなく、また硬化材料と混合
したスラリーの成形に必要な軟度を確保しようと
すると混合量にもおのずから限界がある。一方、
長繊維またはこれからなる編織物は、理論的には
補強効果がすぐれていても、実際には製品中の理
想的位置に埋設することが難しく、かつ成形作業
も煩雑になるから、バツチ式打込みによる成形を
行う場合以外は使用が困難であつた。 本発明の目的は補強効果のすぐれたガラス長繊
維を補強材に用いて耐火性の板を連続的に製造す
る方法を提供することにある。 上記目的を達成することに成功した本発明の第
一は、 (i) 水平方向に移動するベルトコンベア上に、網
状またはすだれ状のガラス繊維長尺補強材を供
給し、 (ii) 石こう、高炉セメント及びスラグセメントの
1種または2種以上を主材とする急速硬化性無
機質硬化材料および補強用短繊維に水を混合し
てなるスラリーを上記コンベアに供給された長
尺補強材上に展開し、 (iii) コンベア上の長尺補強材およびスラリーに対
して、後者が硬化する前の一時期において、コ
ンベアベルトを介して上下振動を与えることに
より長尺補強材をスラリー中に埋没させ、 (iv) その後コンベア上でスラリーの硬化を進め
る、 という、ベルトコンベア式連続成形装置を利
用し、並行して且つ連続的に行われる複数の工
程の組合せからなることを特徴とする。 また本発明の第二は、上記第一発明の製法に
次の工程を付加したことを特徴とする。 (iiib) スラリー層の上面から長尺補強材を供給
したのち該長尺補強材の上から振動押圧板を接
触させてその上下振動により長尺補強材をスラ
リー中に埋没させる。 以下、本発明を図面を参照しながら詳細に説明
する。 第1図は本発明の製造法の説明図である。同図
において、1はベルトコンベア式成形装置のコン
ベアベルトであつて、駆動ロール2の上側にある
部分1aは、図の右側から左側へ、水平に移動す
る。このベルト1a上に、その水平移動開始端
(図の右端)側から、成形しようとする板と等幅
の長尺補強材3を、ベルト1aの移動速度と等し
い速度で、連続的に供給する。 長尺補強材はガラス繊維のストランド又はロー
ビングからなる網状のもの、またはすだれ状のも
の(第2図に示したように、ストランド10を多
数平行に引揃えたものを適宜の間隔で横糸11に
より固定したもの)である。本発明の実施に用い
る長尺補強材として特に好ましいのは、耐アルカ
リ性ガラス繊維からなる次のような組織のもので
ある。
【表】 一方、急速硬化性無機質硬化材料を用いた成形
用スラリーを、原料混合槽4中で調整する。硬化
材料としては石こう(半水石こう)、高炉セメン
ト、スラグセメント等、またはこれらの2以上の
混合物が、硬化特性および製品の物性とくに耐火
性の点で好ましい。これらを主材とする成形用ス
ラリーには、ほかにフライアツシユ等の硬化補助
材料、補強用の短繊維(たとえば耐アルカリ性ガ
ラス繊維、岩綿、セラミツク繊維等)、硬化速度
調整剤、流動剤、その他任意の補助材料を添加し
てさしつかえない。また、製品を低比重で断熱性
のよいものとするため、スラリー中に微細な気泡
や軽量骨材を多量に混入しておいてもよい。成形
が円滑に行われるよう、スラリーの固形分濃度60
〜70重量%程度、硬化材料に対する補強用短繊維
の量は0.5〜3.0重量%程度にすることが望まし
い。 上述のようにして調整した成形用スラリーは前
記コンベアベルト1a上に供給された長尺補強材
3の上に連続的に供給し、所望の厚さの板状に成
形する(5は供給されたスラリーである)。 上記成形用スラリーの供給位置よりもベルトの
進行方向寄りの位置において、ベルト1aの下側
にはベルトに接して上下方向に振動する振動板6
があり、この振動板が80〜90サイクル/秒、振幅
2〜5mm程度で振動すると、振動はコンベアベル
トを介して長尺補強材3およびスラリー5に伝え
られる。振動が伝えられると、スラリーはそのチ
クソトロピツクな性質に基づき流動性を増し、長
尺補強材3を構成するストランドとストランドの
間隙を通つてストランドの下側(つまりストラン
ドとベルトの間)へも入り込み、その結果、長尺
補強材3はスラリー層の下面から1〜3mmの位置
に埋没する。この場合、長尺補強材の組織が前記
範囲よりも密であると上述のようなスラリーの流
動が円滑に行われず、長尺補強材の埋没が不完全
になる。 本発明の第一においては、このあと必要に応じ
て押圧ローラー等による表面形状の修正を行うだ
けでコンベアベルト上でのスラリーの硬化を進
め、切断可能ないし他のコンベアラインへ転送可
能になつたスラリー硬化体(長尺補強材が埋設さ
れたもの)をベルト1aの左端から取出す。 本発明の第二においては、長尺補強材7を、ス
ラリー5の上にも供給する。この長尺補強材7
は、スラリー5の下側に置かれるように供給され
た長尺補強材3と同じものでなくてもよい。そし
て長尺補強材7供給位置よりもベルトの進行方向
寄りの位置において、長尺補強材7に接して上下
振動する押圧振動板8により、長尺補強材7およ
びスラリー5に振動を加える。押圧振動板として
は、コンベア進行方向の長さが50〜300mm程度
で、金属製またはプラスチツク製の、平板状また
は曲面仕上げにしたものがよく、その振動周期お
よび振幅は振動板6のそれと同程度でよい。これ
により、長尺補強材7は長尺補強材3の場合と同
様の原理でスラリー5中に埋没し、同時にスラリ
ーの表面が平滑になる(機械的に平坦化されるだ
けでなく、表面の気泡がつぶされて平滑面とな
る。)。なおスラリーの上面に長尺補強材を供給す
る位置および押圧振動板により振動を付与する位
置はスラリーがまだ流動性を保持している位置で
あればどこでもよいが、振動付与位置に関する限
り、第1図の例のように、振動板7によるベルト
の下側からの振動付与位置よりもベルトの進行方
向寄りとすることが望ましい。この後の処理は第
一発明の場合と同じである。 いずれの場合も、コンベアベルト1aから取出
した硬化体は、常法により養生させて更に硬化を
進めたのち乾燥する。またその任意の段階で、所
望の寸法に切断する。 第3図および第4図は、それぞれ本発明の第一
および第二により製造された複合板の例を示す一
部破断斜視図である。両図において、51,52
は成形用スラリーの硬化体、31,32はガラス
ストランドよりなる網、71はガラスストランド
よりなるすだれである。本発明の第一は、第3図
の例のように比較的薄い板(厚さ8〜12mm程度の
もの)の製造に適しており、また本発明の第二
は、第4図の例のように比較的厚い板(厚さ12〜
100mm程度のもの)の製造に適している。 以上のような本発明は、従来の繊維強化無機質
複合板の製造法に比べると次のような多くの特長
を有するものである。 (イ) ガラスストランドを板の表面から1〜3mmの
位置に配置することができるため、曲げ強度が
大きく且つ表面クラツクが発生しにくい製品が
得られる。また補強主材である網または(およ
び)すだれが板の表面付近に配置されるにもか
かわらず、それらが振動付与という独特の処理
を受けて完全に板の中に埋没するから、繊維と
硬化材料とのなじみがよい。更にガラスストラ
ンドをあたかもPSコンクリート板におけるピ
アノ線のように長手方向およびこれと直交する
方向に整然と配列させることができるから、補
強材としての利用率が高い。これらがあいまつ
て、少量の補強材使用量で大きな補強効果が得
られる。 (ロ) この種の板を作る場合、一般に厚さが約12mm
以下の薄い板は抄造法により製造し、それより
厚い板の場合には、抄造が困難なため、キヤス
テイング法によるのが有利とされている。しか
しながら、キヤステイング法による場合も、従
来はスラリーの流し込み成形に必要な流動性を
確保しようとすると補強用の繊維(短繊維)を
十分混入することができず、したがつて建材と
して必要な強度を持つものが得られないという
問題があつた。これに対して本発明によれば、
上記(イ)のように長尺補強材による補強効果がす
ぐれていることに加えて、成形材料のスラリー
の流動性も通常のキヤステイング法の場合ほど
大きくなくてさしつかえないから、補強用短繊
維を十分に配合してスラリー硬化体の強度を大
きくすることができ、全体として著しく強度の
すぐれた板を容易に、且つすぐれた生産性をも
つて、製造することができる。 (ニ) 振動付与によつて長尺補強材がスラリー中に
完全に埋没し、同時に、気泡を混入した場合に
は表面付近の気泡がつぶされるので、表面には
補強材や気泡が現れず、表面が緻密で美麗な板
を得ることができる。 以下実施例を示して本発明を説明する。 実施例 1 無機質硬化材料として石こう38%、スラグセメ
ント46%、ポルトランドセメント16%の混合物を
補強用繊維として耐アルカリ性ガラス繊維(長さ
12.5mm、対硬化体重量比1%)を、それぞれ用
い、これらに硬化促進剤等の補助成分および水
(対硬化体重量比64%)を加えてスラリー化し
た。このスラリーおよび長尺補強材(すだれ状に
織つた耐アルカリ性ガラスストランド,繊維打込
量150g/m2,ストランド数200本/m,日本電気
硝子社製品)から、前記第二発明の方法により厚
さ12mmの複合板を製造した。製品の表面は平滑
で、長尺補強材は板の表面から平均1.5mmの位置
に埋設されていた。その比重は1.33、最大曲げ応
力度は216Kg/cm2、曲げ弾性率は4.61×104Kg/cm2
であつた。 実施例 2 原料のスラリーに気泡を混入したほかは実施例
1と同様にして厚さ40mmの複合板を製造した。製
品の表面は緻密で、補強材の埋設も完全に行われ
ていた。製品の比重は0.80、最大曲げ応力度は
26.6Kg/cm2、曲げ弾性率は1.50×104Kg/cm2であ
つた。 実施例 3 実施例1の場合と同じ原料スラリーに長尺補強
材として耐アルカリ性ガラス繊維からなる網(目
開き18mm×18mm,打込量200g/m2,日本電気硝
子社製品)を組合わせ、前記第一発明の方法によ
り厚さ12mmの複合板を製造した。長尺補強材は板
中に完全に埋設され、板の表面は平滑であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明の製造法の説明図、第2図:す
だれ状長尺補強材の斜視図、第3図、第4図:そ
れぞれ本発明の第一および第二により製造された
複合板の例を示す一部破断斜視図。 1:コンベアベルト、3,7:長尺補強材、
5:スラリー、6:振動板、8:押圧振動板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水平方向に移動するベルトコンベア上に、網
    状またはすだれ状のガラス繊維製長尺補強材を供
    給し、 石こう、高炉セメント及びスラグセメントの1
    種または2種以上を主材とする急速硬化性無機質
    硬化材料および補強用短繊維に水を混合してなる
    スラリーを上記コンベアに供給された長尺補強材
    上に展開し、 コンベア上の長尺補強材およびスラリーに対
    し、後者が硬化する前の一時期において、コンベ
    アベルトを介して上下振動を与えることにより長
    尺補強材をスラリー中に埋没させ、 その後スラリーの硬化を進める。 こと及び上記各工程を連続的に行うことを特徴
    とする建築用複合板の製造法。 2 水平方向に移動するベルトコンベア上に、網
    状またはすだれ状のガラス繊維製長尺補強材を供
    給し、 石こう、高炉セメント及びスラグセメントの1
    種または2種以上を主材とする急速硬化性無機質
    硬化材料および補強用短繊維に水を混合してなる
    スラリーを上記コンベアに供給された長尺補強材
    上に展開し、 コンベア上の長尺補強材およびスラリーに対
    し、後者が硬化する前の一時期において、コンベ
    アベルトを介して上下振動を与えることにより長
    尺補強材をスラリー中に埋没させ、 更にスラリー層の上面からも長尺補強材を供給
    したのち長尺補強材の上から振動押圧板を接触さ
    せてその上下振動により長尺補強材をスラリー中
    に埋没させ、 その後スラリーの硬化を進める。 こと及び上記各工程を連続的に行うことを特徴
    とする建築用複合板の製造法。
JP3812582A 1982-03-12 1982-03-12 建築用複合板の製造法 Granted JPS58155913A (ja)

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JPH0262020U (ja) * 1988-10-28 1990-05-09

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