JP2883586B2 - ガラス繊維強化石膏製品及びその製造方法 - Google Patents

ガラス繊維強化石膏製品及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不燃性を有する各種
の建材、内装材等に採用して有効なガラス繊維強化石膏
製品及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から不燃性及び耐震性を持つ建材と
か内装材として、硬質の石膏を用いた石膏ボードもしく
はセメント板が一般に採用されている。ここで素材とし
ての石膏に関して簡単に説明すると、一般に陶磁器等の
型成形とか歯科用及び医療用に用いられている石膏は、
硫酸カルシウムを主体とする無臭無色無毒の物質であ
り、通常は天然に産出する石膏鉱石を精製して得られる
が、近年は化学工業の副産物として生成するリン酸石膏
が主な石膏供給源となっている。
【0003】この石膏の主たる用途は、ポルトランドセ
メントの凝結緩和材とか建材としての前記石膏ボードで
あり、陶磁器等の型成形とか歯科用,医療用にはほんの
一部が使用されているにすぎない。
【0004】天然に産出する石膏鉱石には、2分子の結
晶水を含む二水石膏(CaSO4・2H2O)と、結晶水
を含まない無水石膏(CaSO4)があり、大部分の石
膏鉱石及び化学石膏は二水石膏に属している。この二水
石膏は水を混入しても固化しないので、粉砕した二水石
膏を加熱して結晶水の一部を除いた半水石膏(CaSO
4・1/2H2O)にした通称焼石膏が主として用いられて
いる。この半水石膏は水と反応して結晶水を取り込み、
安定した二水石膏に戻る性質があり、適当な水量により
膨張と発熱を伴って凝結固化する。
【0005】前記焼石膏はJIS規格により特級、A
級、B級、C級の4等級に分類されており、上級のもの
ほど混水量が少なく、強度と耐久性に優れている。
【0006】これらの石膏を用いて加工した製品の強度
とか密度、膨張率及び気泡の有無は、添加する水量の要
因以外にも撹拌時間、添加物の種類にも左右される。従
って石膏製品を製造する場合には、このような種々の制
約条件をクリヤして最適な材料と処理条件を選択するこ
とが要求される。
【0007】前記した石膏ボードは、2種類の石膏材料
の中間部に紙材とかマニラ麻を「つなぎ材料」として挾
み込んで一体化することにより適宜の強度を持たせてい
るのが通例である。このような石膏ボードを建物の壁材
とか柱,天井材として使用する場合には、該石膏ボード
を手作業により貼着するのが通例であるが、現場での湿
式施工手段として上記壁,柱,天井等に直接石膏を塗着
して固める方法も採用されている。
【0008】尚、前記したセメント板は、本来高強度を
保持する材料であるため、建築物の天井材とか壁材とし
て従来から多用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の不燃性及び耐震性を持つ建材とか内装材は、重
量面とか加工性及びコスト面で必ずしも需要者の満足す
るものが得られないという課題がある。
【0010】即ち、従来のセメント板は高強度を保持し
ている反面で重量がきわめて大であり、加工性及び工事
に際しての施工性が悪いという問題がある。特に該セメ
ント板を建築物の天井材として用いる場合には、クレー
ン等を利用した工法を適用しなければ施工することが不
可能であるため、工事費が増大してしまうという難点が
ある。
【0011】他方の石膏ボードは、薄く形成することに
よって柔軟性が高くなり、しかも軽量であるという利点
があるが、中間部に紙材とかマニラ麻を挾み込んでいる
ため、高度な不燃性と強度を保持するためにはボード自
体の厚みとして7mm以上を必要としており、必然的に
重量の増加と材料費の増大を招来してしまうという課題
がある。
【0012】更に前記した従来の建材とか内装材、特に
セメント板とか石膏ボードでは各種ホールとか劇場の天
井のように装飾性を付与するに適した3次曲線を形成す
ることはほとんど不可能であり、現場での湿式施工手段
により天井に直接石膏を塗着する手段を用いた場合で
も、上記3次曲線を形成するには高度な技術と付帯工事
を必要として、完成までに長時間と多大な費用がかかっ
てしまうという難点がある。
【0013】そこで本発明はこのような従来の石膏ボー
ドもしくはセメント板から成る各種の建材、内装材が有
している課題を解消して、重量面とかコスト面でも有利
であり、特に加工性能を高めて装飾性を付与するに適し
た3次曲線を容易に形成することができる石膏製品及び
その製造方法を得ることを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、硬質石膏と軟質石膏の2種類の石膏の間
に、マット状のガラス繊維を介在して積層固定した複合
材で成るガラス繊維強化石膏製品を基本構成としてい
る。
【0015】前記硬質の石膏として、標準混水量が43
%,ヌレ引張強度が30(kg/cm2),乾燥耐圧強
度が450(kg/cm2),膨張率が0.27(%)の
N級石膏材料を用いており、軟質の石膏として、標準混
水量が74%,ヌレ引張強度が14(kg/cm2),
乾燥耐圧強度が140(kg/cm2),膨張率が0.1
5(%)のA級石膏材料を用いている。
【0016】前記マット状のガラス繊維として、無アル
カリガラスの連続ストランドを無方向に均一な厚みに積
み重ね、結合剤を用いてマット状に成形した製品を使用
する。このガラス繊維として、繊維径は3μm、引張強
さが350(kg/mm2)の繊維製品を使用する。
【0017】更に請求項5により、基盤上に基礎材を用
いて希望する形状を有する型を製作し、この型の上面か
ら離型剤を全面コートして表面の平滑化処理を行った
後、スプレーガン等により硬質の石膏と水を混合した懸
濁液状物を適宜の厚みに全面コートし、予め硬質石膏の
懸濁液状物中に浸漬してあるマット状のガラス繊維を該
硬質の石膏上に隙間なく貼着して該ガラス繊維に含まれ
る気泡成分の脱泡処理を行い、更にガラス繊維の上面か
らスプレーガン等により軟質の石膏と水を混合した懸濁
液状物を適宜の厚みに全面コートして硬質の石膏上に積
層し、適宜な時間の養生と乾燥を行ってから型の脱型を
行ってパーツを完成させるガラス繊維強化石膏製品の製
造方法を提供する。
【0018】上記硬質の石膏と軟質の石膏の懸濁液状物
中に、硬化を遅くするための濃度0.5%の凝固遅延剤
の水溶液を、各懸濁液状物の可使時間に合わせて適量添
加してある。又、予め複雑な3次曲線を持つ型を製作し
て、各種建築物に装飾性を付与するに適した3次曲線を
持つ各種石膏製品を容易に製造する方法を提供する。
【0019】かかるガラス繊維強化石膏製品及びその製
造方法によれば、石膏材料の持つ圧縮力に強いという特
性と、ガラス繊維の持つ引張力に強いという特性が有効
に生かされた軽量な複合材が得られて、不燃性と耐震性
を有するとともに装飾用の3次曲線をも容易に加工する
ことが可能な建材,内装材が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるガラス繊維
強化石膏製品及びその製造方法の具体的な実施例を説明
する。本実施例の基本構成を説明すると、硬質と軟質の
2種類の石膏の間にマット状のガラス繊維を介在して積
層固定した複合材で成る石膏製品と、このような石膏製
品を作るための製造方法に特徴がある。
【0021】上記複合材とは、2種類の異なった材料の
組み合わせにより、それぞれの材料の特徴を有効に生か
して希望する特性を持つ材料であり、本実施例では前記
硬質と軟質の石膏材料とマット状のガラス繊維の組み合
わせによって構成した複合材を得ている。即ち、石膏材
料は圧縮力に強く、ガラス繊維は引張力に強いという特
徴があり、これによって不燃性と耐震性を合わせ持つ建
材とか内装材を実現している。
【0022】先ず図1〜図7に示した工程概略図に基づ
いて、本実施例を適用した施工例としてドーム型円形天
井のパーツを製造する際の工程を説明する。本実施例で
はユーザの要求に適合するパーツを工場生産し、建築物
等の作業現場で複数のパーツを組み立てる工法を基本と
している。この工法は従来の湿式工法と異なって乾式工
法が基本であるために工程が簡略化され、施工短縮がは
かれるという利点がある。
【0023】施工に先立って、素材として用いる石膏材
料として粉砕した二水石膏の結晶水の一部を除いた前記
硬質と軟質の石膏材に、それぞれ適宜の比率で混水した
懸濁液状物を用意し、同時にマット状のガラス繊維を適
宜の形状に裁断して前記硬質石膏の懸濁液状物内に浸漬
したものを用意しておく。
【0024】図1に示す1はドーム型であって、基盤2
上に木材等の基礎材を利用して半球状の型を製作し、上
面に柔軟性を有するベニヤ板等を貼着して中空状の半球
体とする。尚、図面上では木材等の基礎材の図示は省略
してある。
【0025】上記のドーム型1の製作に際しては、木材
による型の分割成形,墨出し,脱型,乾燥工程がある
が、本実施例の特徴的な製造方法とは直接関連性が薄い
ため、ドーム型1自体の詳細な製作順序の説明は省略す
る。
【0026】次に図2に示したようにドーム型1の上面
からスプレーガン3を用いて離型剤を兼ねたゲル剤4を
全面コートし、該ドーム型1の表面の平滑化処理を行
う。
【0027】次に図3に示したように、上面からスプレ
ーガン5を用いて硬質の石膏6と水を混合した懸濁液状
物を適宜の厚みに全面コートし、この懸濁液状物が半乾
燥状態下にある間に図4に示したように予め硬質石膏の
懸濁液状物中に浸漬してあるマット状のガラス繊維7を
引き上げて硬質の石膏6上に隙間なく貼着する。
【0028】更に図5に示したように、貼着されたガラ
ス繊維7の上面からローラ8を用いて均一な押圧処理を
行うことにより、マット状のガラス繊維7に含まれる気
泡成分を脱泡しつつ該ガラス繊維7を完全に敷込むこと
ができる。
【0029】次に図6に示したように、ガラス繊維7の
上面からスプレーガン9を用いて軟質の石膏10と水を
混合した懸濁液状物を適宜の厚みに全面コートして硬質
の石膏6上に積層し、適宜な時間だけ放置して養生と乾
燥を行う。この養生及び乾燥時間として夏季では4時間
程度、冬季でも5〜6時間程度でよい。
【0030】更に図7に示したように、ドーム型1の脱
型を行い、仕上げとして24時間程度の乾燥を行って硬
質の石膏6,マット状のガラス繊維7及び軟質の石膏1
0とから成るドーム型円形天井のパーツ11が完成す
る。
【0031】前記硬質の石膏6は通常ハイストーン材と
も呼称され、本実施例では一般にN級と呼称される標準
混水量が43%,ヌレ引張強度が30(kg/c
2),乾燥耐圧強度が450(kg/cm2),膨張率
が0.27(%)の石膏材料を使用した。
【0032】他方の軟質石膏10としては、A級と呼称
される標準混水量が74%,ヌレ引張強度が14(kg
/cm2),乾燥耐圧強度が140(kg/cm2),膨
張率が0.15(%)の石膏材料を使用した。
【0033】上記硬質の石膏6と軟質の石膏10の懸濁
液状物中には、硬化を遅くするための凝固遅延剤、通称
リターダと呼ばれる物質の水溶液を添加するのが通例で
ある。リターダとして上記凝固遅延剤の外にポリマーと
か消泡材を入れる場合もある。本実施例では0.5%の
リターダ溶液を予め作成して、各懸濁液状物の可使時間
に合わせて適量添加した。このリターダの添加により石
膏の固まる時間を適宜に調整することができる。
【0034】マット状のガラス繊維7としては、無アル
カリガラスの連続ストランドを無方向に均一な厚みに積
み重ね、結合剤を用いてマット状に成形した製品を使用
した。これはループ状の長繊維で構成されたガラス繊維
をバインダを使用してパーマネント加工処理することに
より、ガラスマットの形状にしたものであり、使われて
いるガラス繊維の引張強さは350(kg/mm2),
繊維径は3μmである。具体的にはユニフィロU−81
6−300×127(商品名)を採用した。
【0035】このマット状のガラス繊維7は、長繊維を
基体として使用しているため、従来のチップ状のマニラ
麻とかその他の強度材料を混入した石膏製品に比較して
引張とか曲げ強度に強いという特徴がある。
【0036】このような硬質石膏6と軟質石膏10及び
マット状のガラス繊維7を積層固着した複合材を用いて
ガラス繊維強化石膏製品を製造したことが本実施例の特
徴となっている。本実施例の場合、前記したドーム型1
に代えて複雑な3次曲線を持つ型を製作することによ
り、装飾性を付与するに適した3次曲線を持つ石膏製品
を容易に製造可能であるという特長がある。
【0037】得られた石膏製品の基本的特性の一例を述
べると、比重は1.5±2、平均厚みは7mm,薄くて
も4mm、平板での重量は10.5(kg/cm2)、曲
げ強さは80(kgf/cm2)以上、含水率は1.0%
以下であった。このように得られた石膏製品の厚みが7
mm以下であっても高度な不燃性と強度を保持すること
が可能である。
【0038】従って本実施例によれば、石膏材料の持つ
圧縮力に強いという特性と、ガラス繊維の持つ引張力に
強いという特性が有効に生かされて、不燃性と耐震性を
合わせ持ち、しかも加工性及びコスト面でも需要者の満
足する軽量な建材,内装材が得られる。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるガラス繊維強化石膏製品及びその製造方法によれ
ば、石膏材料の持つ圧縮力に強いという特性と、ガラス
繊維の持つ引張力に強いという特性を活用した軽量で不
燃性及び耐震性を持つ石膏製品が提供可能であり、この
製品の厚みが7mm以下であっても高度な不燃性と十分
な強度を保持することができる上、加工性及びコスト面
でも需要者の満足する建材とか内装材を容易に得ること
ができる。
【0040】特に工場生産したパーツを作業現場で組み
立てる工法を基本としているため、建築物の天井とか
柱、壁等の構築工事に際してもクレーン等を不要として
施工性が高められ、工事に際して骨組み等の下地を不要
とするとともに劇場等の波を打った天井のように高度な
技術と付帯工事を必要とする装飾用の3次曲線をも短期
間で加工することが可能となる。
【0041】従って本発明によれば、重量面とコスト面
で有利であり、加工性能が極めて良好な石膏製品及びそ
の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例を適用してドーム型円形天井のパーツ
を製造する際のドーム型の形状例を示す縦断面図。
【図2】ドーム型の上面からゲル剤を全面コートした状
態を示す縦断面図。
【図3】ゲル剤の上面から硬質の石膏と水の懸濁液状物
を全面コートした状態を示す縦断面図。
【図4】硬質の石膏の上面からガラス繊維を貼着した状
態を示す縦断面図。
【図5】ガラス繊維の上面からローラによる押圧処理を
行った状態を示す縦断面図。
【図6】ガラス繊維の上面から硬質の石膏と水の懸濁液
状物を全面コートした状態を示す縦断面図。
【図7】ドーム型の脱型を行った状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…ドーム型 2…基盤 3,5,9…スプレーガン 6…(硬質の)石膏 7…(マット状の)ガラス繊維 8…ローラ 10…(軟質の)石膏 11…パーツ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B28B 1/32 B28B 1/30 B28B 1/52 B28B 23/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質石膏と軟質石膏の2種類の石膏の間
    に、マット状のガラス繊維を介在して積層固定した複合
    材で成ることを特徴とするガラス繊維強化石膏製品。
  2. 【請求項2】 前記硬質の石膏として、標準混水量が4
    3%,ヌレ引張強度が30(kg/cm2),乾燥耐圧
    強度が450(kg/cm2),膨張率が0.27(%)
    のN級石膏材料を採用し、軟質の石膏として、標準混水
    量が74%,ヌレ引張強度が14(kg/cm2),乾
    燥耐圧強度が140(kg/cm2),膨張率が0.15
    (%)のA級石膏材料を採用したことを特徴とする請求
    項1記載のガラス繊維強化石膏製品。
  3. 【請求項3】 前記ガラス繊維として、無アルカリガラ
    スの連続ストランドを無方向に均一な厚みに積み重ね、
    結合剤を用いてマット状に成形したことを特徴とする請
    求項1又は2記載のガラス繊維強化石膏製品。
  4. 【請求項4】 前記ガラス繊維として、繊維径が3μ
    m、引張強さが350(kg/mm2)の繊維製品を使
    用したことを特徴とする請求項1,2又は3記載のガラ
    ス繊維強化石膏製品。
  5. 【請求項5】 基盤上に基礎材を用いて所望の形状を有
    する型を製作し、この型の上面から離型剤を全面コート
    して表面の平滑化処理を行った後、硬質の石膏と水を混
    合した懸濁液状物を適宜の厚みに全面コートし、予め硬
    質石膏の懸濁液状物中に浸漬してあるマット状のガラス
    繊維を該硬質の石膏上に貼着して該ガラス繊維に含まれ
    る気泡成分の脱泡処理を行い、更にガラス繊維の上面か
    ら軟質の石膏と水を混合した懸濁液状物を適宜の厚みに
    全面コートして硬質の石膏上に積層し、適宜な時間の養
    生と乾燥を行ってから型の脱型を行ってパーツを完成さ
    せることを特徴とするガラス繊維強化石膏製品の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記硬質の石膏と軟質の石膏の懸濁液状
    物中に、硬化を遅くするための濃度0.5%の凝固遅延
    剤の水溶液を、各懸濁液状物の可使時間に合わせて適量
    添加したことを特徴とする請求項5記載のガラス繊維強
    化石膏製品の製造方法。
  7. 【請求項7】 予め複雑な3次曲線を持つ型を製作し
    て、各種建築物に装飾性を付与するに適した3次曲線を
    持つ各種石膏製品を製造したことを特徴とする請求項5
    又は6記載のガラス繊維強化石膏製品の製造方法。
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