JP3308487B2 - 防火性構造用ボードおよびその製造方法 - Google Patents

防火性構造用ボードおよびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は例えば耐力壁材と
して使用される防火性構造用ボードおよびその製造方法
に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】 従来、建築用板材と
して合板、ウエハーボード、配向ストランドボード(O
SB)、パーティクルボード、ファイバーボード等の木
質板が提供されている。該木質板は内装材や家具用板材
として使用されているが、防火性がないので合板やOS
Bのような耐力強度に優れている木質板であっても、耐
力壁材としては特殊な場合を除いて使用されていない。
補強繊維を混合したセメント板のような無機質系の建築
用板材は耐火性に優れているが耐力強度に乏しく、耐力
壁材として使用する場合には、合板やOSB等のバック
アップ材が必要になる。
【0003】
【課題を解決するための手段】 本発明は上記従来の課
題を解決するための手段として、長さ40〜100mm、
巾40〜90mm、厚み0.1〜1.5 mmのウエハーおよ
び/または長さ30〜220mm、巾10〜70mm、厚み
.1〜1.5mmのストランド100重量部に対してブ
レーン値3000 cm2/g以上の水硬性無機原料を70
〜250重量部添加し、更に接着剤を0〜20重量%を
混合した混合原料の硬化物からなる芯層の片面または両
面に、セメント系原料30〜60重量%、ケイ酸含有物
質30〜60重量%、パーライト0〜15重量%、フレ
ークおよび/または木粉5〜20重量%を混合した混合
原料の硬化物からなる表面層を形成した防火性構造用ボ
ードを提供するものである。上記防火性構造用ボードに
おいて、該芯層のストランドは所定方向に配向されてい
ることが望ましい。また該芯層の水硬性無機原料として
は一般にポルトランドセメントが使用され、該芯層の水
硬性無機原料中にはシリカフュームが0〜20重量%含
まれていることが望ましい。更に該芯層の接着剤として
望ましいものは耐熱耐アルカリ性接着剤である。上記本
発明の防火性構造用ボードは、二層の場合はセメント系
原料30〜60重量%、ケイ酸含有物質30〜60重量
%、パーライト0〜15重量%、フレークおよび/また
は木粉5〜20重量%を混合した混合原料を型板(1 )
に散布して表面層マットをフォーミングし、該表面層
マット長さ 40〜100mm、巾40〜90mm、厚み
0.1〜1.5mmのウエハーおよび/または長さ30〜
220mm、巾10〜70mm、厚み0.1〜1.5mmの
トランドと、水硬性無機原料と接着剤とを含有する混合
原料を散布して芯層マットをフォーミングし、該二層マ
ットを水分存在下に圧締養生硬化せしめる方法により製
造され、三層の場合は上記二層マット上に更にセメント
系原料30〜60重量%、ケイ酸含有物質30〜60重
量%、パーライト0〜15重量%、フレークおよび/ま
たは木粉5〜20重量%を混合した混合原料を散布して
もう一つの表面層マットをフォーミングし、該三層マ
ットを水分存在下に圧締養生硬化せしめる方法により製
造される。上記製造方法において、ストランドを所定方
向に配向するには該混合原料を型板(1) 上に散布する際
複数個のスリットを並列した篩(5) を通す。本発明を以
下に詳細に説明する。
【0004】
【発明の実施の形態】〔芯層〕 本発明の芯層で使用するウエハーおよび/またはストラ
ンドは、木材を切削することによって製造される比較的
大型の削片であり、散布性と強度発現性とを考慮すれ
ば、該ウエハーの寸法は、長さ40〜100mm、巾40
〜90mm、厚み0.1〜1.5mmで比較的長さと巾とが
接近した形状を有しており、ストランドの寸法は、長さ
30〜220mm、巾10〜70mm、厚み0.1〜1.5
mmで縦方向に細長い形状を有している。したがってウエ
ハーは強度に方向性がないが、ストランドは強度に方向
性があり、製品の用途に応じて各々単独使用、あるいは
所定の比率で混合使用される。
【0005】 本発明の芯層において使用される接着剤
としては、例えば熱可塑性アクリル樹脂系接着剤、シリ
コン樹脂系接着剤、フッ素樹脂系接着剤、エチレン−酢
酸ビニル樹脂系接着剤、熱可塑性ポリアミド樹脂系接着
剤、熱可塑性ポリエステル樹脂系接着剤等の熱可塑性接
着剤、熱硬化性アクリル樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系
接着剤、熱硬化性ポリアミド樹脂系接着剤、熱硬化性ポ
リエステル樹脂系接着剤、ポリウレタン樹脂系接着剤、
フェノール樹脂系接着剤、メラミン樹脂系接着剤等の熱
硬化性樹脂系接着剤、クロロプレン系やブタジエン系等
の合成ゴム系接着剤、あるいは上記接着剤を生成するウ
レタン樹脂プレポリマー、エポキシ樹脂プレポリマー、
メラミン樹脂プレポリマー、尿素樹脂プレポリマー、フ
ェノール樹脂プレポリマー、アクリルオリゴマー、多価
イソシアナート、メタクリルエステルモノマー等のプレ
ポリマー、オリゴマー、モノマー等の合成樹脂前駆体等
があり、これらの接着剤は二種以上混合使用されてもよ
く、これらの接着剤は水溶液、有機溶剤溶液、エマルジ
ョン、分散液、粉末等の状態で提供される。望ましい接
着剤としては、後記する水硬性無機原料のアルカリ性に
対する耐アルカリ性を有するものが望ましく、更に本発
明のボードを製造する際のオートクレーブ養生における
高温高圧に対する耐熱性を有するものが望ましい。この
ような耐熱耐アルカリ性を有する接着剤としては、アク
リル樹脂系接着剤、シリコン樹脂系接着剤、フッ素樹脂
系接着剤、レゾルシノール樹脂系接着剤、ベンゾグアナ
ミン樹脂系接着剤等が例示される。
【0006】 本発明の芯層において使用される水硬性
無機原料としては例えば、ポルトランドセメント、ジェ
ットセメント、高炉スラグセメント、フライアッシュセ
メント、アルミナセメント等のセメント類、炭酸マグネ
シウム、石膏、ケイ酸マグネシウム等の一種または二種
以上の混合物があり、上記水硬性無機原料は少量の添加
でも充分な硬化反応が行なわれるようにするために、ブ
レーン値を3000 cm2/g以上の表面積が大きなもの
を選択する。上記水硬性無機原料として望ましいものは
ポルトランドセメントである。該ポルトランドセメント
は硬化が早くまた硬化物は高強度を有しかつ安価であ
る。該水硬性無機原料としてポルトランドセメントを使
用した場合には、該セメントの硬化を促進するために所
望なれば水ガラス、ケイ石粉、シリカ粉、シリカフュー
ム、シラスバルーン、パーライト、マイカ、ケイ藻土、
ドロマイト等のケイ酸含有物質を添加してもよい。この
場合該ケイ酸含有物質の添加量は20重量%以下とす
る。上記ケイ酸含有物質として望ましいものはブレーン
値が150,000〜200,000 cm2/gであっ
て、表面積が大きくしたがってセメントのカルシウム分
との反応性が高いシリカフュームである。
【0007】 本発明の芯層において、上記原料の混合
比はウエハーおよび/またはストランド100重量部に
対して水硬性無機原料は70〜250重量部、接着剤は
固形分として5〜20重量部とされる。
【0008】〔表面層〕 本発明の表面層において使用されるセメント系原料は、
例えばポルトランドセメント、ジェットセメント、高炉
スラグセメント、フライアッシュセメント、アルミナセ
メント等のセメント類である。本発明の表面層において
使用されるケイ酸含有物質は、前記芯層において使用さ
れるケイ酸含有物質と同様なものである。
【0009】 本発明の表面層において使用されるフレ
ークは通常網目10mmを全通し、厚みが1mm以下のもの
が使用され、木粉は通常5〜100メッシュ、望ましく
は20〜50メッシュのものが使用される。上記フレー
クと木粉は混合使用されてもよい。
【0010】 本発明の表面層において、上記原料の混
合比は、セメント系原料30〜60重量%、ケイ酸含有
物質30〜60重量%、フレークおよび/または木粉5
〜20重量%とされる。また製造工程における混合原料
の硬化を促進するためには、ケイ酸含有物質の一部にパ
ーライトを使用することが望ましく、パーライトを使用
する場合には混合原料中15重量%以下の量で添加され
る。
【0011】〔ボードの製造〕 本発明のボードを製造するには、主として乾式あるいは
半乾式法が適用される。半乾式法においては水分は原料
混合物にあらかじめ添加されるが、芯層用、表面層用共
に通常該混合原料混合物中の水分は、ウエハーおよび/
またはストランド、木片、木粉等の原料に本来含まれて
いる水分も含めて、全原料混合物の絶乾重量の略半分の
重量割合となるように調整、添加される。芯層において
接着剤として水溶液、水性エマルジョン、水性分散液を
使用した場合には、該接着剤に含まれている水分を利用
することが出来る。
【0012】 上記表面層用混合原料は図1に示すよう
な型板(1) 上に散布され表面層マットがフォーミング
される。次いで上記芯層用混合原料がその上に散布さ
れ、芯層マットがフォーミングされる。該型板(1) は枠
体(2) と、該枠体(2) 内に画定されている型面(3) とか
らなり、該型面(3) には所望の凹凸ネガ模様、例えば縦
横の凸条(4A,4B) からなるブロック調ネガ模様(4) が付
されている。上記芯層用混合原料を散布する際、図2に
示すような篩(5) を使用して該芯層用混合原料中のスト
ランドを所定方向(図2の場合は長手方向)に配向する
ことが望ましい。図において、篩(5) は枠体(6) と、該
枠体(6) 内に長手方向に張設される多数のワイヤ(7) と
からなり、該ワイヤ(7) 間にスリット(8) が形成されて
いる。
【0013】 このような篩(5) 上に混合原料を供給
し、所望なれば該篩(5) を震動させつゝ型板(1) 上にフ
ォーミングされている表面層マットM上に該芯層用混合
原料を散布すれば、該混合原料中のストランドの長手方
向が該篩(5) のスリット(8) の長手方向に配向されつゝ
表面層マットM上に散布される。このようにストランド
に方向性を付けると製品の強度重量比が飛躍的に向上す
る。
【0014】 このようにして型板(1) 上に表面層用混
合原料を散布して表面層マットをフォーミングし、次
いで芯層用混合原料を散布して芯層マットをフォーミン
グして二層構造のマットとするが、更に所望なれば該芯
層マット上に表面層用混合原料を散布して表面層マット
をフォーミングして三層構造のマットとしてもよい。上
記二層あるいは三層構造のマットにおいて、表面層:芯
層が1:9〜4:6とすれば、例えば設定板厚20mm、
設定比重1.0の場合には表面層用混合原料の散布量は
通常200〜800g/m2 、芯層用混合原料の散布量
は通常1200〜1800g/m2 とする。このように
してフォーミングされた二層あるいは三層構造のマット
は圧締状態で養生される。養生は通常温度40〜100
℃、10〜24時間の条件で一次養生、次いでオートク
レーブ内で圧力1〜10 kgf/cm2 、温度120〜18
0℃、7〜10時間の条件でオートクレーブ養生の二段
階の養生が適用される。オートクレーブ養生の場合、一
次養生後の該複層マットを型板からはずしてもよい。
【0015】 上記養生により表面層マットのセメン
ト系原料はケイ酸含有物質と共に硬化し、芯層マットの
ウエハーおよび/またはストランドは接着剤で接着さ
れ、ウエハーおよび/またはストランド間を充填する水
硬性無機原料は硬化するが、該ウエハーおよび/または
ストランドは前記したように比較的大型であるから、ウ
エハーおよび/またはストランド相互の重なりの度合い
が多くなり、接着剤による接着効率が向上し充分な強度
が発現される。また水硬性無機原料のブレーン値が30
00 cm2/g以上であるから該水硬性無機原料は反応性
に富み、硬化反応が円滑に進む。
【0016】 このようにして本発明の防火性構造用ボ
ードが製造されるが、該ボードには所望なれば塗装が施
される。塗装には通常下塗り、上塗りの二重塗装、ある
いは下塗り、中塗り、上塗りの三重塗装が適用され、下
塗りには通常エマルジョン塗料が使用され、中塗りには
通常溶剤塗料が使用され、上塗りには通常エマルジョン
塗料が使用され、下塗りは一次養生後、オートクレーブ
養生前、中塗りおよび上塗りは通常オートクレーブ養生
後に施すことが望ましい。
【0017】
【作用・効果】 本発明のボードにおいては、芯層にお
いて比較的大型の木材削片であるウエハーおよび/また
はストランド相互が接着剤によって接着されているか
ら、非常に高強度であり、またウエハーおよび/または
ストランド相互の間隙は水硬性無機原料で充填されてい
るから、防火性にも富む。該水硬性無機原料としてはブ
レーン値が3000 cm2/g以上のものが選択されてい
るので反応性に富み、養生工程によって円滑に硬化する
ので、ボードの強度を低下させない。また表面層におい
てはフレークおよび/または木粉が使用されているか
ら、ボードの表面が平滑になり、また凹凸模様もシャー
プに付すことが出来る。したがって本発明のボードは表
面平滑でシャープな凹凸模様が付され、耐力壁材のよう
な建物躯体材として充分使用出来る耐火性と強度とを有
する。
【0018】〔実施例〕 下記処方の混合原料を調製した。 表面層用混合原料 ポルトランドセメント 50重量部 シリカ粉 50 〃 パーライト 5 〃 フレーク 15 〃 木粉 5 〃 芯層用混合原料 ウエハーおよびストランド(1:1重量比混合物) 100重量部 ポルトランドセメント 70 〃 シリカフューム 10 〃 熱硬化性アクリル樹脂エマルジョン 15 〃 水 100 〃 フレーク 網目 10mm全通 厚み 1mm以下 木粉 30メッシュ ウエハー 平均長さ 60mm 平均巾 50mm 平均厚み 0.5mm ストランド 平均長さ 100mm 平均巾 50mm 平均厚み 0.7mm ポルトランドセメント ブレーン値 3500 cm2/g シリカフューム ブレーン値 150,000 cm2/g 熱硬化性アクリル樹脂エマルジョン 固形分 50重量% 表面層用混合原料は型板(1) 上に散布され表面層マット
がフォーミングされ、次いで該表面層マット上に芯
層用混合原料が散布され芯層マットがフォーミングされ
た。上記二層マットにおいて、上記芯層用混合原料は図
2に示すような篩(5) を通してストランドを方向づけし
つゝ表面層マット上に散布された。このようにしてフ
ォーミングされた二層マットは80℃、10時間一次養
生され、ついで圧力10 kgf/cm2 、温度180℃、1
0時間オートクレーブ養生されボードサンプル1が製造
された。ボードサンプル2として、上記二層マットの上
に更に表面層用混合原料を散布して表面層マットをフ
ォーミングし、このようにしてフォーミングされた三層
マットは上記二層マットと同様に一次養生し、次いでオ
ートクレーブ養生された。このようにして製造されたボ
ードサンプル1およびボードサンプル2の防火性能と曲
げ強度とを従来のボードと比較した結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1によると、本発明のボードは二層構
造、三層構造共に準不燃材料に相当し、かつOSBに匹
敵する強度を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 型板の一実施例を示す斜視図
【図2】 表面層マットをフォーミングした型板上に篩
をセットした状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 型板 5 篩 M 表面層マット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E04C 2/16 E04C 2/16 E //(C04B 28/14 (C04B 28/14 14:18 14:18 18:26) 18:26) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/94 B27N 3/00 B28B 23/02 B32B 13/02 C04B 28/14 E04C 2/16

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長さ40〜100mm、巾40〜90mm、厚
    み0.1〜1.5 mmのウエハーおよび/または長さ30
    〜220mm、巾10〜70mm、厚み0 .1〜1.5mmの
    ストランド100重量部に対してブレーン値3000 c
    m2/g以上の水硬性無機原料を70〜250重量部添加
    し、更に接着剤を0〜20重量%を混合した混合原料の
    硬化物からなる芯層の片面または両面に、セメント系原
    料30〜60重量%、ケイ酸含有物質30〜60重量
    %、パーライト0〜15重量%、フレークおよび/また
    は木粉5〜20重量%を混合した混合原料の硬化物から
    なる表面層を形成したことを特徴とする防火性構造用ボ
    ード
  2. 【請求項2】該芯層のストランドは所定方向に配向され
    ている請求項1に記載の防火性構造用ボード
  3. 【請求項3】該芯層の水硬性無機原料はポルトランドセ
    メントであり、該水硬性無機原料中にシリカフュームが
    0〜20重量%含まれている請求項1または2に記載の
    防火性構造用ボード
  4. 【請求項4】該芯層の接着剤は耐熱耐アルカリ性接着剤
    である請求項1または2または3に記載の防火性構造用
    ボード
  5. 【請求項5】セメント系原料30〜60重量%、ケイ酸
    含有物質30〜60重量%、パーライト0〜15重量
    %、フレークおよび/または木粉5〜20重量%を混合
    した混合原料を型板上に散布して表面層マットをフォー
    ミングし、該表面層マットに長さ40〜100mm、巾4
    0〜90mm、厚み0.1 〜1.5mmのウエハーおよび/
    または長さ30〜220mm、巾10〜70mm 、厚み0.
    1〜1.5mmのストランドと、水硬性無機原料と接着剤
    とを含有する混合原料を散布して芯層マットをフォーミ
    ングし、該二層マットを水分存在下に圧締養生硬化せし
    めることを特徴とする防火性構造用ボードの製造方法
  6. 【請求項6】請求項5の二層マット上に更にセメント系
    原料30〜60重量%、ケイ酸含有物質30〜60重量
    %、パーライト0〜15重量%、フレークおよび/また
    は木粉5〜20重量%を混合した混合原料を散布しても
    う一つの表面層マットをフォーミングし、該三層マット
    を水分存在下に圧締養生硬化せしめることを特徴とする
    防火性構造用ボードの製造方法
  7. 【請求項7】該混合原料を型板上に散布する際複数個の
    スリットを並列した篩を通して該混合原料中のストラン
    ドを所定方向に配向する請求項5または6に記載の防火
    性構造用ボードの製造方法
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