JPS5829721B2 - 繊維強化セメントシ−トの製法 - Google Patents

繊維強化セメントシ−トの製法

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JPS5829721B2
JPS5829721B2 JP6487375A JP6487375A JPS5829721B2 JP S5829721 B2 JPS5829721 B2 JP S5829721B2 JP 6487375 A JP6487375 A JP 6487375A JP 6487375 A JP6487375 A JP 6487375A JP S5829721 B2 JPS5829721 B2 JP S5829721B2
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JP
Japan
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cement
fiber
sheet
slurry
fibers
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JP6487375A
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京治 政元
健一 松井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は繊維補強された高強度セメントシートを、生産
効率よく製造するための製法に関するものである。
従来より、繊維強化セメントシートの製法として抄造法
が用いられている。
この場合に使用される補強材としての繊維としてはアス
ベストが主として用いられている。
しかし、アスベストを補強繊維として用いたセメントシ
ートは強度が弱い。
たとえばアスベスト15重量%(以下多と略す)を含有
せしめて補強したセメントシールはシャルビ衝撃強度が
1.5〜2.0 Kgcm/cdX程度しかない。
このような欠点を改良するためにガラス繊維を補強材と
して用いることが試みられていたが、充分な効果を挙げ
るには至っていない。
この理由は普通のガラス繊維が耐アルカリ性に劣るため
に、アルカリ性の強いセメント補強には不向であるとい
う理由もあるが、ガラス繊維などのような補強材を多量
に用いた場合には抄造ドラムによシ抄き上げられなくな
るので、補強材含有量を2%以上には高められないとい
う理由が大部分を占める。
他方、抄造法以外の回分式注型法、スプレー脱水法など
の方法によっても同様の結果しか得られないか、あるい
は生産性が悪く、製品のバラツキも大きいのである。
本発明は以上のような実情に基づきなされたもので、生
産性がよく、均一な、高強度の強化セメントシートの連
続生産法を提供するものである。
以下本発明を、製造装置を表わすフローチャートと共に
詳しく説明する。
図は本発明に係る製法の実施例を説明するフローチャー
トである。
この図で1はセメントスラリ混合槽、2はセメントスラ
リ中に混合する各種添加剤の供給装置で必要に応じ複数
個設ける。
2aは水の供給装置、3はセメント供給装置、4は撹拌
装置、5はセメントと補強繊維の混合スラリAの貯蔵槽
、6は繊維補強材の供給装置(要すれば複数個設ける)
である。
この貯蔵槽5にはセメントスラリ混合槽1よりパイプ7
によりセメントスラリか供給される。
この貯蔵槽5からパイプ8により、混合スラリAがウェ
ットマシンの槽9へ供給される。
この槽9に供給された混合スラリAはドラム10により
抄造されコンベア11により移送される。
一方セメントスラリ混合槽1よジ別途パイプ12により
送られたセメントスラリはセメントスラリ貯蔵槽13に
貯蔵され、ここに繊維補強材の供給装置14により補強
材としての繊維を供給混合する。
この供給装置14は必要に応じ複数個設けてもよく、ま
た補強繊維を混合しない場合もあるので、全く設けなく
てもよい。
このようにして繊維補強材の混合されもしくは混合され
ていないセメントスラリBが調整貯蔵される。
このスラリBはポンプ14bを有するパイプライン15
により散布室16に導かれる。
散布室16はウェットマシンより移送されて来たコンベ
ア11の上のセメントおよび補強繊維等からなる抄造シ
ートの上に位置するように設けられる。
そして散布室16は1室もしくは複数室に分割され、そ
れぞれにおいてセメントスラリBと補強用繊維が散布さ
れ、さきの抄造シート上に供給される。
補強繊維は限定する趣旨ではないが、ボビン17に巻か
れた繊維を、所望により分割された散布室a、e、e等
に供給され、その内部に設けられたカッタ18゜19.
20にようカッティング散布される。
散布室す、d、f、においては適宜セメントスラリBが
散布される。
21.22.23はセメントスラリBの供給量を調整す
るバルブである。
以上により得られるのはウェットマシーンにより抄造さ
れたところのセメントと繊維補強材からなる抄造シート
の上に、セメントスラリBおよび補強繊維もしくは補強
繊維のみを散布した繊維強化シートである。
これはさらにコンベア11によう移送され、メーキング
ロール25に巻き取らあ適当な厚さに調整された繊維強
化シートとされる。
26は最終的に得られるシートの移送コンベアである。
以上の工程にふ・いて、シートの含水率を調整しシート
密度、強度の任意に変えられたものを得るために脱水手
段24が設けられる。
この脱水手段は散布室16と共に、あるいは散布室16
を設けた位置よりも後の位置に設けられる。
なお、27は除去水排出パイプである。
つぎに各工程について説明する。
セメント供給装置3ば、セメントを適宜計量供給するた
めのものである。
用いられるセメントの種類については限定する趣旨では
なくポルトランドセメント、高炉セメント、アルミナセ
メントなどのような水硬性セメントでもよい。
セメントスラリ中には、必要により混和剤が用いられる
たとえば減水剤、AE剤、硬化調整剤などである。
勿論水も供給される。
これらの混合比率については限定するものではないが、
セメン)100部(重量基準、以下同じ)に対し、水2
5〜100部が好ましく、さらには40〜45部が好ま
しい。
混和剤の量も所望されるスラリーの性状、硬化体の性状
等により任意の量が用いられる。
セメントスラリ貯蔵槽13、あるいは混合スラリ貯蔵槽
5においては繊維補強剤が混合される。
勿論この他に混合剤を用いてもよい。
繊維補強剤としてはアスベスト、ガラス繊維、岩綿、合
成繊維、天然有機繊維などが用いられる。
しかしセメントがアルカリ性である場合は耐アルカリ性
のよい繊維を用いるのが好ましい。
たとえば耐アルカリ性ガラス繊維、耐アルカリ性合成繊
維、アスベストなどである。
勿論これらは併用することができる。
混合される繊維の量は限定しないが、ガラス繊維、岩綿
の場合は混合スラリAに対しては2優以上(全固形分基
準)は加えられない。
昔たセメントスラリBに対してはほとんど任意である。
しかし、ガラス繊維、岩綿の場合は後の散布室で供給さ
れるものも含めて繊維強化シート総重量の2〜10(混
合スラリAのものも含めて)多程度が好ましい。
ウェットマシンについては何ら限定するところはなく、
実用に供される全ての形態のものが用いられる。
抄造の条件も任意に選択される。なお、抄造の容易さか
らすると混合スラリAに対してはアスベストを混合する
のが好ましい。
散布室16において、分割される室数は任意である。
そして補強繊維の散布室とセメントスラリBの散布室と
を区分しなくてもよく、区分してもよい。
繊維、スラリBの散布手段についても何ら限定しない。
たとえば繊維を予めカッティングしておき、他の適当な
散布手段を用いてもよい。
この場合はロービング状の繊維を用いないからカッター
18.19.20は不要である。
セメントスラリーBについてもスプレィ散布でもよいし
、他の手段によってもよい。
また繊維の散布室とスラ9−Bの散布室とスラリーBの
散布室を交互に設けてもよく、前後に片寄せて設けても
よい。
またさきの散布機能が満される限り特別の室を設けなく
てもよい。
なお、散布される繊維の長さについては限定するもので
はないが通常は1/4〜2インチのものが用いられる。
散布量も限定するものではなく、所望のシート強度等に
より、適宜決定する。
しかし、さきのように総量が2〜10%になるようにす
るのが好ましい。
會た、この際に散布される繊維の種類についても任意で
あるが、セメントのアルカリ性が強い場合は耐アルカリ
性の大きいものがよい。
たとえば耐アルカリ性ガラス繊維が用いられる。
なお、本発明の場合、ここで散布される繊維としてガラ
ス繊維、岩綿などを用いた場合に効果が大きいものであ
る。
脱水手段24は任意である。
たとえば減圧室を設けることによって目的を達成しても
よい。
lた脱水手段によっては散布室16と兼用させてもよく
、あるいは別途、たとえば減圧脱水室を設けてもよい。
ここで脱水される水の量は任意であり、目的物に要求さ
れる性状によう適宜決定される。
以上により得られた繊維強化セメントシートはメーキン
グロール25により巻き取られるが、所望の厚さになれ
ば切断され、メーキングロール25より外され、移送コ
ンベア26により次工程に送られる。
以下の工程では、必要に応じ成形され、あるいは水圧機
等の加圧装置により圧縮される。
この加工々程を経て養生工程に移される。
養生条件もオートクレーブ養生、自然養生、水中養生な
ど何ら手段の制約なく決定される。
なお、全体の抄造工程に必要とされるセメントスラリ、
セメントスラリA、B、などの移送手段セメント供給装
置、ウェットマシン、メーキングロール、移送コンベア
等については何ら限定する趣旨ではなく、以上の説明に
表われた事項は単なる実施例である。
以上に説明したように本発明は、抄造法による繊維強化
セメントシートを製造する方法において連続抄造により
セメントおよび補強繊維からなるシートを製造し、つい
で該シートの上に補強繊維を散布すると共に、必要に応
じセメントスラリもしくは補強繊維の混合されたセメン
トスラリを散布すると共に、脱水し、ついでメーキング
ロールにより所望の厚さのシートとなす工程を含むこと
を特徴とするので従来の製法に比べ高強度で1比重選択
も自由であり、厚み、強度も均一な繊維強化セメントシ
ートが連続的に、効率的に製造されるのである。
実施例 本文中に説明した装置および製法により、繊維強化セメ
ントシートを得た。
すなわち、ポルトランドセメント98部、アスベスト2
部、水100部からなる混合スラリAを用い、他方、ポ
ルトランドセメント100部、水100部からなるセメ
ントスラリBを用い、混合スラリAを抄造機ウェットマ
シンにより抄造しつつ、これにセメントスラリBを散布
室においてスプレ塗布した。
このとき同時に耐アルカリガラス繊維(長さ1インチ)
を繊維強化セメントシート中にかける含有量が4優とな
るように散布した。
さらに、これとは別に耐アルカリガラス繊維含量が7優
のものも得た。
以上の繊維強化セメントシートをメーキングマシンによ
り4mの厚さにした。
これを常温において養生して強化させた。
得られた硬化繊維強化セメントシートの強化は以下の通
うであった。
すなわち、耐アルカリガラス繊維が4優のものは曲げ強
度: 420 Kg/cAシャルヒ衝撃強度: 5.6
Kgcm/crtiであり、7%のものは曲げ強度:
480 Kg/i、シャルビ衝撃強度: 21 Kg
cm/lyAであった。
【図面の簡単な説明】
図は本発明に係る繊維強化セメントシートの製造装置の
実施例を示すフローチャートである。 1・・・セメントスフ9混合槽、5.13・・・セメン
トスラリ貯蔵タンク、10・・・抄造ドラム、16・・
・散布室、25・・・メーキングロール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 抄造法による繊維強化セメントシートを製造する方
    法に卦いて、連続抄造によるセメントおよび補強繊維か
    らなるシートを製造し、ついで該シートの上に補強繊維
    を散布すると共に、必要に応じセメントスラリもしくは
    補強繊維の混合されたセメントスラリを散布すると共に
    、脱水し、ついでメーキングロールにより所望の厚さの
    シートとなす工程を含むことをを徴とする繊維強化セメ
    ントシートの製法。
JP6487375A 1975-05-29 1975-05-29 繊維強化セメントシ−トの製法 Expired JPS5829721B2 (ja)

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