JPS591006Y2

JPS591006Y2 - オ−トバイのカウリング

Info

Publication number: JPS591006Y2
Application number: JP6876881U
Authority: JP
Inventors: 正倫小川
Original assignee: スズキ株式会社
Priority date: 1981-05-13
Filing date: 1981-05-13
Publication date: 1984-01-12
Also published as: JPS57181689U

Description

【考案の詳細な説明】本考案はオートバイに装着されるカウリングに関するも
のである。

従来、オートバイにカウリングを装着する場合、オート
バイのフレームに組付けるタイプのカウリングでは、ヘ
ッドランプのセット位置がフレームに対して合わないと
か、簡単な整備の場合にもカウリングをフレームから取
外さなければならないなどの欠点があった。

即ちカウリングをオートバイに装着するためにヘッドラ
ンプ、カウリングボディ、サイドカバーなどの位置決め
、組付は及び整備上に多くの問題点があった。

本考案は前記事情に鑑みなされたもので、前記従来のカ
ウリングの装着に際して発生している問題点を解消し、
組付性と整備性を向上せしめるとともに、仕様変更など
に対応し易く、かつヘッドランプを強固に支持しつるオ
ートバイのカウリングを提供しようとするものである。

即ち本考案はオートバイのカウリング取付用のブラケッ
トを、フロントプレース組立と、リヤープレース組立の
２組立品で構成し、フロントプレース組立は、一端にオ
ートバイのヘットチューブに固定するホルダーを、他端
にリヤープレース組立に組付は固定するＵ状のチューブ
をつれそれ設け、リヤープレース組立は、オートバイの
ダウンチューブ゛とカウリングボディイとサイドカバー
とヘッドランプとに対する取付手段を備えたＵ状のプレ
ースバーを備え、該プレースバーの前方に、間隔を置い
て一対のチューブを立設し、該チューブの上方にはサイ
ドプレートを設け、該サイドプレートにヘッドランプ取
付手段と前記フロントプレース組立のチューブを組付け
る手段とを設けたことを特徴とするオートバイのカウリ
ングである。

以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図〜第２図は本考案の理解を容易にするため、概念
的に示した図であり、１はフロントプレース組立、２は
リヤープレース組立である。

フロントプレース組立１はホルダー３と、オートバイ前
方に延長されたステー４及びチューブ５とからなり、こ
れらは一体に構成される。

ホルダー３はＵ状に形成され、取付手段、例えば取付穴
６，６′を備え、該取付穴６，６′によってオートバイ
本体のへラドチューブ゛５１に固定されるようになって
いる。

また、チューブ５は同様にＵ状に形成され、両端部に同
様に取付手段、例えば取付穴７，７′を備えている。

ツヤ−プレース組立２はＵ状のプレースパー８と、該プ
レースパー８の曲折部に間隔を置いて立設した一対のチ
ューブ９，９′と、該チューブ９５ｇの先端に架設され
取付手段、例えば取付穴１ｕを備えたブラケット１１と
、チューブ９，９′の途中に設けられ取付手段、例えば
取付穴１２．１２’を備えた一対のサイドプレート１３
．１３’と、チューブ９，９′のはパ中間に設けられ取
付手段、例えば取付穴１４を備えたロアープレート１５
と、同様に取付手段、例えば取付穴１６．１６’を備え
た一対のプレート１７゜１７′と、左右一対のりャープ
レース１８．１８’と、プレースパー８の両端末に設け
た一対のホルダー１９、１９’とからなっている。

リヤープレース１８．１８’はオートバイ本体のダウン
チューブ５２にリヤ−プレース組立２自体を固定するた
めの取付手段、例えば取付穴２０．２０’と、サイドカ
バー５３．５３’の取付手段、例えば取付穴２１．２１
’及び２２．２２’とを備えている。

またホルダー１９．１９’はサイドカバー５３゜５３′
を取付けるための取付手段、例えば取付穴２６゜２６′
と、カウリングボテ゛イ５４を取付けるための取付手段
、例えば取付穴２７．２７’とを備えている。

なお、フロントプレース組立とりャープレース組立とに
夫々設けた前記各取付手段に対応して、オートバイ本体
、ヘッドランプ、カウリングボディ及びサイドカバーの
夫々には、夫々慣用の対応手段が設けられることは述べ
るまでもない。

本考案は次のようにして組立てる。

まず、フロントプレース組立１のホルダー３をオートバ
イフレームのへラドチューブ５１に、その取付穴６，６
′によって固定する。

次にリヤープレース組立２を同じくオートバイフレーム
のダウンチューブ５２にリヤープレース１Ｂ、１Ｂ’
に設けた取付穴２０．２０’によって固定し、さらに前
記フロントプレース組立１のチューブ５に設けた一対の
取付穴７，７′によって、フロントプレース組立１をリ
ヤープレース組立２のサイドプレート１３．１３’に固
定する。

このようにしてカウリング取付用の骨組を完成する。

次にリヤープレース組立２のサイドプレート１３、１３
’とロアープレート１５との間にヘッドランプ５５を挿
入し、夫々の取付穴１２．１２’及び１４によってヘッ
ドランプ５５を固定する。

またフロントプレース組立１のブラケット１１に設けた
取付穴１０と、リヤープレース組立２の左右一対のプレ
ート１７．１７’の各取付穴１６．１６’と、同ホルダ
ー１９．１９’の取付穴２７．２７’とを、第３図及び
第４図に示すカウリングボディ５４上の取付手段６１．
６２．６２’及び６３．６３’に係合せしめてカウリン
グボテ゛イ５４を固定する。

さらに、リヤープレース組立２の左右一対のりャープレ
ース１Ｂ、１８’の取付穴２１．２１’及び２２．２
２’並びにホルダー１９．１９’の取付穴２６．２６’
を、例えば第５図及び第６図に示すようなカウリングの
サイドカバー５３．５３’上の取付手段６５．６５’、
６６、６６’及び６７、６７’に係合せしめてサイド
カバー５３．５３’を固定すればよい。

なお、本考案の前記構成、特に各取付手段は必要に応じ
て適宜その形態、数等を変更することができる。

また、具化の部材の取付並びにそのための本考案の前記
構成の変形等も可能である。

例えはカウリングボディを取付けるための取付手段は簡
単にビス止めができるようにネジを設けたり、あるいは
単なる嵌合構造とすることができる。

またフロントプレース組立のホルダー３はヘッドチュー
ブ５１の構造に対応して変形することができる。

以上のように本考案は、カウリング取付用のブラケット
をフロントプレース組立１とリヤープレース組立２との
２部品で構成し、これらをまず一体のブラケットとして
オートバイ本体に取付けてから、一方のりャープレース
組立２にヘッドランプ、カウリングボディ及びカウリン
グボディとは分離したサイドカバーなどの夫々位置合せ
の必要な部品を別々に組付けるようにしたものである。

そのため、各部品の位置決めや組付が容易且つ確実にで
き、従来ヘッドランプのセット位置がオートバイのフレ
ームに対して合わないとか、カウリングボテ゛イ及び゛
サイドカバーをオートバイのフレームに個々に設けたス
テーに取付けるようにしていた・め、これらの組付精度
が悪いとか、またヘッドランプをカウリングボディ自体
に取付けるようにした・めヘッドランプの組付精度が悪
いとか、サイドカバーをカウリングボディに取付けてか
ら、カウリング全体をオートバイ本体に取付けていた・
め、カウリングボディを取外さなければ簡単な整備もで
きないとか、具化このような組付上及び整備上の多くの
問題点が、本考案によって解消することができる。

さらに、本考案ではカウリング取付用ブラケットを２組
立品で構成し、一方のりャープレース組立のみに各部材
との取付手段を設けたので、各機種間、仕様変更などに
際しても、リヤープレース組立のみを変えればよく生産
性の向上が計れる。

また、ヘッドランプに対しては少くとも３点支持が可能
であるので、支持が強固にできるとともに、ヘッドラン
プの大形化にも対応できる。

そのうえ、フレームは２次元方向の曲げ作業で成形でき
、製作し易いという長所がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を概念的に示す斜視図、第２図
は第１図を側面からみた取付説明図、第３図はカウリン
グボディの側面図、第４図は第３図の平面図、第５図は
カウリングの左側サイドカバーの側面図、第６図は第５
図の平面図である。１・・・・・・フロントプレース組立、２・・・・・・
リヤープレース組立、３・・・・・・ホルダー、４・・
・・・・ステー５・・・・・・チューブ、８・・・・
・・プレースバー、９，９′・・・・・・チューブ、１
１・・・・・・ブラケット、１３．１３’・・・・・・
サイドプレート、１５・・・・・・ロアープレー１−１
１７，１７’・・・・・・プレート、１８．１８’・・
・・・・リヤープレース、１９．１９’・・・・・・ホ
ルダー、５１・・・・・・オートバイ本体のへラドチュ
ーブ、５２・・・・・・同ダウンチューブ、５３．５３
’・・・・・・サイドカバー、５４・・・・・・カウリ
ングボディイ。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

オートバイのカウリング取付用のブラケットを、フロン
トプレース組立１と、リヤープレース組立２の２組立品
で構成し、フロントプレース組立１は、一端にオートバ
イのへラドチューブに固定するホルダー３を、他端にリ
ヤープレース組立２に組付は固定するＵ状のチューブ５
をそれぞれ設け、リヤープレース組立２は、オートバイ
のダウンチューブとカウリングボディとサイドカバーと
ヘッドランプとに対する取付手段を備えたＵ状のプレー
スバー８を備え、該プレースバー８の前方に、間隔を置
いて一対のチューブ９，９′を立設し、該チューブ９，
９′の上方にはサイドプレート１３、１３’を設け、該
サイドプレート１３．１３’にヘッドランプ取付手段と
前記フロントプレース組立１のチューブ５を組付ける手
段とを設けたことを特徴とするオートバイのカウリング
。