JPS59100607A - 差動増幅器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は差動増幅器に関し、特にその特性改善を図っ
たものに関するものである。

従来、この種の装置として第１図に示すものがあった。

図において、１０は信号源、１．２は入力端子、３，４
はエミッタが共通接続され入力端子１，２を介して信号
源１０からの相互に逆位相の信号が各ベースに印加され
る第１．第２のトランジスタ、５，６はそれぞれトラン
ジスタ３，４のコレクタと電源端子２０間に接続された
第１゜第２の負荷抵抗、３０は上記トランジスタ３，４
の共通エミッタに接続された定電流回路、７はトランジ
スタ３のコレクタと負荷抵抗５の接続点からとシ出され
た出力端子である。

入力端子１，２に逆位相の信号を加えると、各々のトラ
ンジスタ３，４のコレクタに接続された負荷抵抗５，６
には入力に比例した信号が得られる。従って、出力端子
７を負荷抵抗５に接続すると人力信号を増幅した信号が
この端子７に得られることＫなる。

従来の差動増幅器は以上のように構成されておシ、トラ
ンジスタ３とトランジスタ４のコレクタ電位は互いに逆
相の動きをする為に、特に出力信号が大きい場合、両ト
ランジスタの相似性が失なわれて、歪が増大するといっ
た欠点がある。

この発明は上記のような従来のものの欠点を除去するた
めになされたもので、差動構成の１組のトランジスタに
１個のトランジスタを追加して両トランジスタのコレク
タが同相の動きをするよう構成することにより、両トラ
ンジスタの相似性を強くでき、出力信号の歪を低減でき
る差動増幅器を提供することを目的としている。

以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第２図はこの発明の一実施例による差動増幅器を示し、
図において、第１図と同一符号は同一のものを示す。８
はエミッタが第２のトランジスタ４のコレクタに、コレ
クタが負荷抵抗６の非電源側端子に、ベースが第１のト
ランジスタ３のコレクタにそれぞれ接続された第３のト
ランジスタである。

この様に構成された差動増幅器では、トランジスタ４の
コレクタ電位は負荷抵抗５にかかる電位とほぼ等しくな
シ、トランジスタ３のコレクタ電位と同じ動きをするこ
とになる。従って、トランジスタ３，４の相似性が出力
振幅によらず一定になり、歪の発生が抑えられることに
なる。

そして本発明を実際の回路に応用した例では歪の程度が
従来回路に比してｌ　Ｑ　ｄＢ程度改善された０ また第３図、第４図は本発明の他の実施例を示す回路図
であり、第３図において、１１．１２はトランジスタ３
．４のエミツク抵抗である。この第３図のようにエミッ
タにそれぞれ抵抗１１．１２を設けた場合、あるいは第
４図のようにトランジスタ３．４．８がＰＮＰ型である
場合でも上記実施例と同様の効果がある。

なお上記３つの実施例において第２の負荷抵抗はなくて
もよく、この場合も上記実施例と同様の効果を奏する。

以上のようにこの発明によれば、差動構成の１組のトラ
ンジスタに１個のトランジスタを追加して両トランジス
タのコレクタが同相の動きをするよう構成するようにし
たので、簡単な構成で歪を低減できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の差動増幅器の回路図、第２図は本発明の
一実施例による差動増幅器の回路図、第３図、第４図は
本発明の他の実施例による差動増幅器の回路図である。 １０・・・信号源、３，４・・・第１．第２のトランジ
スタ、　　　　　　　′　　３０・・・定電流回路、５
・・・第１の負荷抵抗、２０・・・電源端子、８・・・
第３のトランジスタ、６・・・第２の負荷抵抗、７・・
・出力端子。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人　葛野信− 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）信号源と、エミッタが共通接続され両ベースに上
   記信号源からの相互に逆位相の信号が印加される第１．
   第２のトランジスタと、上記第１．第２の両トランジス
   タの共通エミッタに接続された定電流回路と、上記第１
   のトランジスタのコレクタと電源端子間に接続された第
   １の負荷抵抗と、エミッタが上記第２のトランジスタの
   コレクタに。 ベースが上記第１のトランジスタのコレクタに接続され
   た第３のトランジスタと、該第３のトランジスタのコレ
   クタと上記電源端子間に接続された第２の負荷抵抗とを
   備え、上記第１のトランジスタのコレクタを出力端子と
   したことを特徴とする差動増幅器。