JPS589982B2

JPS589982B2 - 情報検索装置

Info

Publication number: JPS589982B2
Application number: JP55071517A
Authority: JP
Inventors: 菊地紀芳; 佐藤正光; 斎藤裕美; 野寄雅人
Original assignee: Agency of Industrial Science and Technology
Current assignee: National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority date: 1980-05-30
Filing date: 1980-05-30
Publication date: 1983-02-23
Also published as: US4542477A; DE3118180A1; JPS56168279A

Description

【発明の詳細な説明】本発明はキーワード相互の関係を示すシソーラスを効果
的に検索可能な情報検索装置に関する。

情報化社会の発達に伴う膨大な量の情報を整理してファ
イリングし、必要なときに必要とする情報を能率良く検
索可能なことが望まれている。

例えば文献・特許・新聞記事等については、電子計算機
を用いた情報検索システムが一部において実用化されて
いる。

さて、この種情報検索の一つに、情報にキーワードを付
けて登録し、上記キーワードを検索して情報抽出を行う
ものがあるが、質の高い情報検索を行うためには各キー
ワード間の関係を正確に把握する必要がある。

上記キーワード間の関係は、例えば同義関係（電子計算
機とコンピュータ）や上位下位関係（コンピュータとマ
イクロコンピュータ）等からなるもので、一般にこれら
の関係を統一的に整理したものをシソーラス（ｔｈｅｓ
ａｕｒｕｓ）と称されている。

ところがこのシソーラスは一般に本の形態にまとめられ
ており、手操作にて頁をめくってシソーラス検索が行わ
れている。

この為、取扱いが困難である上、ファイリングシステム
との一体化を図ることが難しく能率の良い情報検索がで
きなかった。

本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、そ
の目的とするところは、複数のキーワード間の関係を示
すシソーラスを小構成化して記憶保有して簡易なシソー
ラス検索を可能とし、能率の良い情報検索を行い得る実
用性の高い情報検索装置を提供することにある。

本発明の概要は、キーワード入力部より入力されたキー
ワードに従って、シソーラス部に登録された上記キーワ
ードと他のキーワードとの関係を示す情報を検索し、こ
れを表示することによって能率の良いシソーラス検索を
可能として上述した目的を効果的に達成するものである
。

以下、図面を参照して本発明の実施例につき説明する。

第１図は実施例装置の概略構成図であり、大略的にはデ
ータ入力部としての鍵盤装置１、シソーラス検索部２、
シソーラス検索された情報を表示する表示装置３、そし
てメモリ等で構成されるシソーラス部４により構成され
る。

鍵盤装置１はキーワードの文字列を入力する文字キーや
リセット検索開始を指定制御する機能キー等から構成さ
れ、上記キーの操作に応動して文字コードや制御コード
を出力する。

シソーラス検索部２はマイクロコンピュータ等からなる
検索制御部２１、比較回路２２、メモリ２３，２４．２
５等により構成される。

検索制御部２１は前記鍵盤装置１の機能キーの操作によ
って入力された制御情報に基づいて、本装置におけるシ
ソーラス検索動作を制御するもので、例えば本装置のシ
ステムリセット、前記メモリ２３，２４．２５の情報書
き込みおよび読み出し、そして比較回路２２による情報
比較の指示制御等を行う。

メモリ２３は検索制御部２１の制御を受けて、前記鍵盤
装置１の文字キーを操作して入力されるキーワードの文
字コードを記憶保持し、これをシソーラス部４に送り出
すと共に、比較回路２２の一方のデータ端子に供給する
機能を有する。

またメモリ２４．２５は、前記シソーラス部４にて検索
されて同シソーラス部４から供給されるシソーラス情報
をそれぞれ記憶するもので、メモリ２４に記憶されたシ
ソーラス情報は前記比較回路２２の他方のデータ端子に
供給される。

この比較回路２２により比較される前記メモリ２３゜２
４の記憶情報の比較結果、即ち入力キーワードと検索キ
ーワードとの比較結果が前記検索制御部２１に入力され
る。

この比較結果を参照して検索制御部２１は前述した検索
動作を進行する。

またメモリ２５は検索制御部２１の指令を受けて、その
記憶した検索キーワードを前記表示装置３に出力してい
る。

表示装置３は、例えばＣＲＴディスプレイと文字パター
ン発生器等から構成され、前記シソーラス検索部２（検
索制御部２１およびメモリ２５）から供給されるキーワ
ードの文字コードを入力し、これを上記文字パターン発
生器にてパターン変換してディスプレイする。

尚、文字パターン発生器はＩＣメモリ等からなるもので
あり、文字コードをアドレスデータとして入力して、同
アドレスに予め記憶した上記文字コードに対応するパタ
ーンデータを出力する如く構成される。

この表示装置３によって、前記鍵盤装置１より入力され
たキーワード、その検索指令情報そしてシソーラス検索
されたキーワードが所定の関連を持たせて表示される。

さて、シソーラス部４はシソーラス制御部４１、文字コ
ード置換回路４２、インデックス表４３、キーワード関
係表４４、単語衣４５そして複数のメモリ４６．４７，
４８．４９により構成される。

シソーラス制御部４１はマイクロコンピュータやミニコ
ンピユータ等から構成され、前記検索制御部２１より与
えられる制御指令に従ってシソーラス読取りの制御動作
を行う。

即ち、メモリ４６には前記シソーラス制御部２のメモリ
２３から供給される入力キーワードの頭文字コードが記
憶蓄積され、シソーラス制御部４１は上記頭文字コード
を参照して前記インデックス表４３およびキーワード関
係表４４からシソーラス情報の読取りを行い、これを一
旦メモリ４７．４８に格納すると共に、文字コード置換
回路４２を付勢して上記読取り結果の文字コードへの置
換の実行制御を行う。

この文字コード置換回路４２によるシソーラス検索デー
タの文字コードへの置換は単語衣４５に登録された文字
コード情報に基づいて行われる。

しかして、同回路４２にて置換生成された文字コード（
検索データ）は、バッファとしてのメモリ４９に一旦書
き込まれたのち、同メモリ４９から前記シソーラス検索
部２のメモリ２４に供給されると共にメモリ２５に供給
されたのち、表示装置３にて表示される。

前記インデックス表４３、キーワード関係表４４および
単語衣４５は例えばＩＣメモリ、ＣＣＤメモリ、磁気デ
ィスク等からなり、第２図に模式的に示す如きメモリ構
成を有する。

キーワード関係表４４は見出しキーワード部４４ａと関
係キーワード部４４ｂとからなる。

上記見出しキーワ一部４４ａには数字列からなる単語に
対応したコードを組合せて構成される見出しキーワード
が、その頭文字コードの若いものから順に並べて格納さ
れている。

関係キーワード部４４ｂには、上記見出しキーワードに
各々対応して所定の関係を有するキーワードが見出しキ
ーワードと同様に単語を示す数字列コードを組合せて格
納されている。

これらの関係キーワードは、例えば同義を示す「ＵＳＥ
」や「ＵＦ」等の関係コード、あるいは上位義を示す「
ＢＴ」、下位義を示す「ＮＴ」等の関係コードと共に関
係キーワード部４４ｂに記憶される。

また前記見出しキーワード部４４ａに格納された見出し
キーワードは、頭文字コードを同じくするもので群をな
し、その格納位置を示す開始アドレスＡＤＤ１および終
了アドレスＡＤＤ２は上記頭文字コードに対応してイン
デックス表４３に格納されている。

そして、単語衣４５には、キーワード関係表４４に示さ
れる数字列からなる単語コードと、この単語コードが意
味する単語の文字コードが各々対応して記憶されて、テ
ーブルが形成されている。

しかして今、「電」なる頭文字コードで検索を行う場合
には、インデックス表４３にてキーワード関係表４４の
開始アドレスＡ１と終了アドレスＢ１とが指示され、こ
れによってキーワード関係表４４の上記アドレスＡ１か
らＢ１までが順次検索される。

また「周］なる頭文字コードが入力された場合には同様
にしてキーワード関係表４４のアドレスＡ２からＢ２ま
でが順次検索される。

上記アドレスＡ１に示されるキーワードについて例示す
れば、同アドレスＡ１には数字列コード「５１１１６１
３」で示される「電子計算機」なるキーワードが格納さ
れており、その関係キーワードとして「ＵＳＥ２１３」
つまり「同義：コンピュータ」や、１−ＮＴ２５１５２
１３」で示される「下位：ミニコンピユータ」、「ＮＴ
２１２１２１３」で示される「下位二マイクロコンピュ
ータ」等のキーワードが検索される。

そして、これらの検索されたキーワードが前述したよう
に文字コード置換処理されて表示されることになる。

次に上記の如き構成を有する本装置におけるシソーラス
検索動作につき、第３図に示す基本的な制御フロー図を
参照して説明する。

ｉ）鍵盤装置１によりリセットキーが打鍵されると検索
制御部２１の指令のもとに本装置の全構成要素が初期状
態にリセットされ、所謂イニシャライズされる。

ｉｉ）しかるのち鍵盤装置１から文字キーを用いてキー
ワードを入力すると、検索制御部２１は上記入力キーワ
ードの文字コード列をメモリ２３に順次書込む。

１ｉｉ）その後、鍵盤装置１の検索開始キーの打鍵を検
出して検索制御部２１はシソーラス制御部４１に対して
見出しキーワードの読取り指示を行う。

ｉｖ）この見出しキーワードの読取り指示に従って、シ
ソーラス制御部４１は前記メモリ４３から入力キーワー
ドの頭文字コードのみを受は取り、これをメモリ４６に
書き込む。

■）このメモリ４６に書き込まれた頭文字コードに従っ
てインデックス表４３が検索され、その該当アドレス（
開始アドレスＡＤＤ１および終了アドレスＡＤＤ２）が
メモリ４７に読み出されて格納される。

■ｉ）シソーラス制御部４１は、メモリ４７に格納され
たアドレスに従って同アドレスにより示されるキーワー
ド関係表４４の見出しキーワードを読み取り、メモリ４
８に格納する。

ｖｉｉ）このメモリ４８に格納された見出しキーワード
は、文字コード置換回路４２に入力されて前記単語衣４
５に示されるテーブルを参照して文字コード列に変換さ
れたのち、メモリ４９に書き込まれる。

ｖｉｉｉ）この文字コード置換処理の終了は、シソーラ
ス制御部４１にて検出され検索制御部３に与えられる。

ＩＸ）この結果、検索制御部２１の指示によって前記メ
モリ４９に検索して格納された見出しキーワードがメモ
リ２４に書き込まれ、比較回路２２による前記入力キー
ワードとの比較対比が行われる。

この比較対比によって上記入力および検索キーコードの
一致あるいは不一致の判定がなされ、その判定結果が検
索制御部２１に入力される。

Ｘ）判定結果が不一致の場合、シソーラス制御部４１の
指示による見出しキーワード指定のアドレスＡＤＤｌが
１カウントアツプされ、次のアドレスにおける見出しキ
ーワードの読取りが行われ、上記ｖ１）からｉ×）項に
従う見出しキーワード検索を繰返して行う。

この繰返し検索は、前記頭文字コードで示されるアドレ
ス群の全てに亘って行われＡＤＤｌ＞ＡＤＤ２なる条件
で中止される。

×ｉ）そして、この繰返し検索によって入力キーワード
に該当する見出しコードが検出されなかった場合、検索
制御部２１にてその旨を示す無結果表示の制御が行われ
る。

ｘｉｉ）一方、前記ｉ×）項における比較対比によって
入力および検索キーワードの一致が検出された場合、検
索制御部２１はシソーラス制御部４１に対して見出しキ
ーワードと関係キーワードの読み取り指示を与える。

ｘｉｉｉ）これによって入力キーワードに一致する
見出しキーワードのアドレスが固定化され、同アドレス
に記憶登録された関係キーワードが順次読み出されてメ
モリ４８に格納される。

Ｘ１Ｖ）Ｌかるのち、これらの関係キーワードは文
字コード置換回路４２にて単語衣４５を参照して文字コ
ードに変換され、メモリ４９に書き込まれる。

Ｗ）これらの関係キーワードの文字コード置換の終了
がシソーラス制御部４１から検索制御部２１に与えられ
ることによって、検索制御部２１の指示によって上記文
字コード置換された関係キーワードがメモリ２５に転送
される。

ｘｖｉ）そして、これらの関係キーワードは前記見
出しキーワードと共に表示装置３にてディスプレイされ
る。

刈１１）かくしてここに入力キーワードに対するシソー
ラス検索が完了し、表示装置３の表示データから検索結
果が認識される。

このように本装置によれば、キーワードを単語コードの
組合せデータとしてシソーラスに登録し、これを検索す
るので簡易に且つ効果的に検索処理することができる。

しかも、上記単語化によってシソーラス収容のメモリ容
量の大幅な低減を図ることができる。

例えば「大型計算機システム」なるキーワードを文字コ
ードのまま記憶するとすれば、従来１文字につき２バイ
トの容量にて１８バイトも必要であったが、本装置によ
れば各単語２バイトとして計６バイトで記憶することが
可能となる。

しかも、単語化して記憶するのでその組合せを多くする
ことができ、実質的なキーワード数を非常に多くするこ
とができる。

従ってメモリ構成の簡素化を図り、制御系統を簡易に実
現できるので、装置のシステム構成を簡略化することも
できる。

また安価製作することもでき、実用性が極めて大きい。

しかも検索操作を鍵盤装置１にて指示するだけでよいの
で取扱いが容易であり作業能率の向上を図ることができ
る等の優れた効果を奏する。

尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではない
。

例えば入力キーワードと見出しキーワードとの対比比較
を文字コード列のレベルで行っているが、単語コード列
のレベルで行うようにしてもよい。

このようにすれば比較処理における文字コード置換処理
が省かれるので、検索処理時間の短縮化を図ることがで
きる。

また関係キーワードを単語コードの列で登録して表現し
たが、関係キーワードと同一の見出しキーワードのシー
ケンス番号を用いて登録するようにしておいてもよい。

これによってシソーラス容量の更に低減を図ることがで
きる。

また制御部２１，４１の構成やインデックス表およびキ
ーワード関係表等のメモリ構成等も仕様に応じて定めれ
ばよい。

要するに本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すもので、第１図は装置全体
の概略構成図、第２図はインデックス表とキーワード関
係表と単語衣とのメモリ構成を示す図、第３図は検索制
御フローを示す図である。１……鍵盤装置、２……シソ一ラス検索部、３……表示
装置、４……シソ一ラス部、２１……検索制御部、２２
……比較回路、２３，２４．２５……メモリ、４１……
シソ一ラス制御部、４２……文字コード置換回路、４３
……インデックス表、４４……キ一ワード関係表、４５
……単語表、４６．４７，４８．４９……メモリ。

Claims

【特許請求の範囲】

１キーワードを入力するキーワード入力部と、複数の
キーワード間の関係に従って登録したキーワード関係表
を有するシソーラス部と、このシソーラス部を検索して
キーワード入力部より入力されたキーワードと他のキー
ワードとの関係を求めるシソーラス検索部と、このシソ
ーラス検索部から出力される上記キーワードと他のキー
ワードとの関係を表示する表示部とを具備し、前記シソ
ーラス部は、更にキーワードを構成する個々の単語と数
値データとの対応を示す単語記憶表を有するとともに前
記キーワード関係表が前記単語に対応する数値データに
基いて構成され、前記シソーラス検索部は入力キーワー
ドに含まれる単語を前記単語衣から検索し、得られた数
値データに基いて前記キーワード関係表を検索すること
を特徴とする情報検索装置。