JPS589755Y2 - 冷却箱体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は内箱内壁より適当間隔を存して仕切板を配設して
冷気通路を形成する冷蔵庫等の冷却箱体に関し、仕切板
及び覆板の着脱を容易にすると共に除霜用ヒータの交換
を容易ならしめ、且つ除霜用ヒータの加熱による仕切板
の変形を防止することを目的とする。

以下図面により本案の実施例を説明すると、１は内箱２
と、外箱３と、この内外両箱間に充填された発泡性断熱
材４とにより本体を構成してなる冷蔵庫等の冷却箱体で
、前記内箱内壁より適当間隔を存して吹出口６及び吸込
ロアを形成した合成樹脂製仕切板５を配設してクロスフ
ィン型冷却器９、送風機１０を設置する冷気通路８を形
成し、前記冷却器にて熱交換された冷気を強制循環して
庫内１１を冷却する。

前記仕切板は上部を前記内箱の傾斜部２ａに下部を後述
する覆板にネジ１２．１２’止めすることにより取り付
けられる。

前記冷却器は複数枚のフィン９ａと、このフィンに直交
する蛇行状の冷媒管９ｂと、この冷媒管の両端部を支持
し前記内箱にボルト等の取付具１３で取り付けられるコ
字形の左右両管板９Ｃとにより構成され、各フィンの底
面と前面即ち空気入口側と前記仕切板側とに形成した切
溝９ａｚに除霜時通電される除霜用ヒータ１４，１５を
夫々設けている。

前記送風機は一端を前記傾斜部に他端を前記管板にネジ
１６゜１６′止めして取り付けられたファンケース１７
に支持具１８により取り付けられている。

１９は前記仕切板側の除霜用ヒータを被覆する金属製の
覆板で、下端を折曲して前記仕切板の取付部１９ ａを
形成するとともに、後述する間隔内の暖気を外部に排出
する通風路２０．２１を上下部に形成してなり、前記フ
ァンケースとともに管板９Ｃにネジ１６止めされること
により除霜用ヒータ１５と交熱的に取り付けられる。

２２は前記仕切板と覆板との間に形成される間隙で、前
記ファンケースのフランジ１７ ａと、覆板の取付部１
９ ａとにより所定間隔に形成される。

上記構成によれば仕切板５の下部は覆板１９にこの覆板
はファンケース１７の下端とともに管板９Ｃに夫々ネジ
止めされているから夫々の構成部品を取付部品として兼
用して部品点数を少なくで゛きるとともに、各ネジを取
り注せば除霜用ヒータ１５の交換を簡便に行なうことが
でき、又、ファンケース１７カフランシ１７ ａと覆板
１９の取付部１９ａとにより仕切板５に強度を与えると
ともに、除霜時覆板１９から仕切板５への熱伝達を少な
くする間隙２２を形成できる。

又、除霜時除霜用ヒータ１５の加熱により仕切板５が極
部的に加熱されないように除霜用ヒータ１５の熱を覆板
１９で分散して放熱面積を大きくして冷却器９の空気出
［Ｉ側の除霜を促進するとともに、この覆板から仕切板
５への熱伝達を間隔２２で少さくして仕切板５の熱膨張
を防止できる。

以上述べた如く本案は内箱内壁より適当間隔を存して仕
切板を配設して冷却器、送風機を設置する冷気通路を形
成し、冷却器の空気入口側及び仕切板側に夫々除霜用ヒ
ータを設け、仕切板側の除霜用ヒータを金属製の覆板で
被覆するとともに、この覆板と仕切板との間に間隙を形
成したものであるから、除霜時仕切板側の除霜用ヒータ
の加熱を覆板に分散して放熱面積を大きくして冷却器の
除霜時間を短かくするとともに、仕切板を極部的に加熱
しないようにし、覆板から仕切板への熱伝達を間隙で少
なくして熱膨張による切仕板の変形を防止することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案冷却箱体の概略縦断面図、第２図は同要部
拡大断面図、第３図は同じく要部斜−視図である。 ５・・・・・・仕切板、８・・・・・・冷気通路、１４
．１５・・・・・・除霜用ヒータ、１９・・・・・・覆
板、２２・・・・・・間隙。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前面及び底面に夫々除霜用ヒータを設け、左右両管板の
   後壁を内箱背壁に止着してなるクロスフィン型冷却器と
   、下端に前方に突出する取付部を形成し、左右両端を前
   記両管板の前壁に止着され、前記冷却器の前面に設けら
   れた除霜用ヒータを被覆する金属製の覆板と、前記冷却
   器の上部に配置され、前方に突出するフランジを形成し
   た下端を前記覆板の上端に止着してなるファンケースと
   、上部に吹出口、下部に吸込口を形成し、裏面が前記取
   付部及びフランジに当接する如く前記覆板に止着され、
   内箱背壁との間に冷気通路、覆板との間に間隙を夫々形
   成する樹脂製仕切板とを設けた冷却箱体。