JPH055426Y2 - - Google Patents

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JPH055426Y2
JPH055426Y2 JP7051386U JP7051386U JPH055426Y2 JP H055426 Y2 JPH055426 Y2 JP H055426Y2 JP 7051386 U JP7051386 U JP 7051386U JP 7051386 U JP7051386 U JP 7051386U JP H055426 Y2 JPH055426 Y2 JP H055426Y2
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heater
drain pan
drain
heating element
ice
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はドレンパンに設けたドレンパン用ヒー
タの改良された構成に関する。
(従来の技術) 冷凍装置において蒸発器の直下方に設置したド
レンパンでドレンが凍結するのを防止するために
ドレンパンヒータをドレンパンに設けて、必要な
ときに加熱運転するようにした構造は従来から知
られるころであり、実公昭55−49465号公報など
により公知とされている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが上記の公報に開示された装置は面状発
熱体からなるドレンヒータをドレンパンの底部外
面に添着しあるいは、ドレンパンの底部を面状発
熱体で形成した構造であり、従つてヒータが故障
した場合にはドレンパンを取り除かなければなら
なくて、冷凍コンテナの冷却室の場合などではド
レンパンの下部は断熱材が密着しているためにド
レンパンを取り外すのに面倒となる問題があつ
た。
かかる点からU字形をなすシーズヒータをドレ
ンパンの底部上に着脱可能に配置したものも一部
において使用されているが、かかるパイプ状のヒ
ータは曲げ形状に工夫を凝らしてもドレンパンの
底面全体に均一に沿わせるのは無理であるのと、
ドレン排出口を塞がないように底面から少し浮か
せて設置するために、空気中への放熱が大であつ
て、ヒータが発する熱がドレンパン全体にゆきわ
たらなく、ヒータに直接接触している氷は融ける
が、少し離れている場合は融けずにそのまま残る
不都合があつて、ドレン排出口が氷によつて塞が
れて水洩れ事故につながる問題があつた。
特に送風機(フアン)が蒸発器の下方に配設さ
れている場合はフアンが氷が付着し、成長してフ
アン羽根をロツクさせることもあつた。
かかる従来の問題点に対処して本考案はなされ
たものであつて、特にドレンパンヒータを、2枚
の熱伝導板でパイプ状発熱体を挟みつけた構造と
することによつて面状発熱体と同じようにドレン
パンの底面に平均して加熱し得るようにすると共
に、着脱も容易ならしめ、もつて、ドレンパン部
における凍結を未然に防止することを考案の目的
とする。
(問題点を解決するための手段) そこで本考案は冷凍装置において、パイプ状の
発熱体15をU字形など2次元展開形状に曲げ加
工すると共に、2枚の熱伝導板16,16をサン
ドイツチ状に夫々密着せしめてヒータ14を形成
し、このヒータ14を蒸発器9下部のフアン10
下方に設けたドレンパン11内におけるドレン排
出口12の上方に、該排出口12より僅かに浮か
せた状態で着脱可能に設置した構成としたことを
特徴とする。
(作用) 上述の手段を有する本考案は、サンドイツチ状
の熱伝導板16,16が発熱体15による直接加
熱で全面に亘り均一に温度上昇する結果、ドレン
排出口12の上方に落下堆積した氷は残らず融か
され、ドレン排出口12が塞がれたり、融け残り
による再凍結が生じたりするのを排除し得る。
また上側熱伝導板16の温度上昇の結果、接近
した位置に取り付けられているフアン枠体19に
氷が付着することがなく、フアン羽根をロツクさ
せることもない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面によつて詳細
に説明する。
第1図及び第2図は本考案の1例に係るコンテ
ナ用冷凍装置であつて、断熱壁で囲繞したコンテ
ナ本体1内は大半部を占める冷凍庫2と一部を占
める機械室3とに区画されている。
機械室3は中央部の下方部分を図示しない圧縮
機、凝縮器など室外側機器が収納された室外ユニ
ツト部4と、この室外ユニツト部4の上方部、両
側及び下部を囲焼して形成した冷却室5とに2分
されていて、冷却室5は冷凍庫2との間を仕切る
仕切壁6の上部および下部に横長スリツト状の空
気吸込口7と空気吹出口8とを夫々開口してい
て、室外ユニツト部4の両側部に存し縦に細長い
空間を空気吹出口8に連通する通路に利用してい
る。
上記冷却室5は空気吸込口7に臨んで室外ユニ
ツト部4の上方に位置する室内にクロスフインコ
イル形の蒸発器9を横置きに配設して、空気吸込
口7に通じる上部空間と前記空気吹出口8に通じ
る下部空間とに仕切らせるように設けており、前
記下部空間には吸込側を蒸発器9、吹出側を室外
ユニツト部4の両側部に存する連通路に夫々指向
させて斜め下向きの対称に配置した2個の冷却用
フアン10,10が設けられていると共に、その
直下部において冷却室5と室外ユニツト部4とを
仕切る壁部に沿わせて2個のドレンパン11,1
1を両流れ屋根状の斜めに配設している。
上記ドレンパン11,11は最下底部にドレン
排出口12が夫々設けられていてドレン配管を接
続させており、さらにドレンパン11の内部に
は、ドレン排出口12から底部の中間位置までの
間に亘らせ、かつドレン排出口12に対して少し
浮かせた状態でヒータ14を夫々配設せしめてい
る。
なお、17はドレンパン11の底部から鞍状に
立上らせて取りつけた支持フレームであつて、前
記冷却用フアン10,10のモータを夫々固定さ
せている。
しかして前記ヒータ14は冷凍庫2内の温度が
設定温度よりも低過ぎる場合の加熱運転及び蒸発
器9に着霜した際のデフロスト運転において通電
加熱され、冷凍、冷蔵運転時には非通電とするも
のである。
このヒータ14はパイプ状の発熱体15、例え
ばシーズヒータを2次元展開形状であるU字形に
曲げ加工して、その上下両側から熱伝導板16,
16をサンドイツチ状に夫々密着せしめることに
より、平坦な表・裏両面を有する面状発熱体に形
成している。
上記ヒータ14の具体的構造は第3図乃至第6
図に示されるが、下側の熱伝導板16はU字形の
シーズヒータ15を直角に横切る方向の幅寸法を
ドレンパン11の内法幅に略々見合う長さに設定
した平板であつて、シーズヒータ15を一体に固
定するためのネジ用孔を4個穿設して有する。
一方、上側の熱伝導板16は、下側の熱伝導板
16と略々相似をなす上面16Aの長辺側の一方
及び両短辺側の合計三辺から下方に向けて、シー
ズヒータ15の外径に相当する高さを持つ脚片1
6Bを夫々直角に折曲して連続させ、長辺側の残
りの一辺からは前記脚片16Bと反対側の上方に
斜向させて反り片16Cを鈍角に折曲して連続さ
せた台座状に形成している。
上記熱伝導板16は、さらに、前記脚片16B
のうちで長辺に連続する脚片16Bに対して、シ
ーズヒータ15を横切らせるために2個の溝18
を切欠いで設け、一方、反り片16Cに連続する
長辺に対して溝20を切り欠いで設け、冷却用フ
アン10のフアン枠体19をドレンパン11に固
定するためのボルトの頭部を逃がす部分に形成し
ていて、また、熱伝導板16の上面16Aにシー
ズヒータ15固定用のネジ用孔を4個穿設してネ
ジ止めを行つている。
上述の如き熱伝導板16,16を用いてなるこ
とによつて、シーズヒータ15のU字曲がり部分
は上面と下面と三方の側面とが熱伝導板16,1
6により囲撓されると共に、残りの側面はドレン
パン11の縁部により囲撓されるので、薄く平た
い箱内にシーズヒータ15が収納された状態とな
り、従つて、熱伝導板16,16に囲まれる内部
空間はシーズヒータ15により均一に高温加熱さ
れる結果、熱伝導板16,16は効率良く、かつ
均一に加熱され、ドレンパン11内の氷を確実に
融かすことができる。
かく構成したヒータ14を下側の熱伝導板16
によつてドレン排出口12が塞がれることがない
ようにドレン排出口12から僅かに下側の熱伝導
板16を浮かせた状態でドレンパン11の内底部
に止め金具21を用いて着脱可能にネジ止めして
取り付けが完了する。
かくしてデフロスト運転時及び加熱運転時にお
いて前記ヒータ14に通電することにより、たと
えドレンパン11内に氷が堆積したとしても、前
記熱伝導板16,16が全面にわたつて均一に加
熱しているので、ドレン排出口12に近い位置に
存する氷塊は全て融かされ、融け残りが生じた
り、氷によるドレン排出口12の塞がりは解消さ
れる。
また、ドレンパン11の直上部に蒸発器9用の
フアン10が設置されてなる図示例のものでは、
上側の熱伝導板16上に氷塊が存していたとして
も確実に融かされることにより、接近した位置に
取り付けられているフアン枠体19に氷が付着し
て成長してフアン羽根をロツクさせる如き不都合
も解消される。
なお、上記実施例は発熱体15としてシーズヒ
ータを例示しているが、本考案に係る発熱体15
は高圧高温冷媒を流通させるホツトガス管、蒸気
を流通させる伝熱管であつても勿論差支えなく、
かかる変形も当然本考案に包含されるものであ
る。
(考案の効果) 本考案はドレンパン11内に設置するヒータ1
4をU字形などの2次元展開形状に曲げ加工した
発熱体15及びこれをサンドイツチ状に挟んでな
る熱伝導板16,16により形成したから、熱伝
導板16,16間の空気層が均一に温められるこ
とにより、面発熱体と同種のヒータを構成でき、
従つて同じ入力のヒータ14でも加熱効率を高め
てドレンパン11の融氷範囲を拡大し得る。
しかも、ドレンパン11の直上部に蒸発器9用
のフアン10の設置されていても、上側の熱伝導
板16上に氷塊が存在するときでも確実に融かさ
れることにより、接近した位置に取り付けられて
いるフアン枠体19に氷が付着し成長してフアン
羽根をロツクさせる如き不都合も解消され、ドレ
ンパン11内におけるドレン排出口12の近接で
の氷塊の融け残しを解消して水洩れ事故を予防し
得ると共により効果的なデフロストが可能であ
り、さらにドレンパン11を動かさないでその上
方側からヒータ14を着脱できるのでサービス面
も改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例に係る冷凍装置の断
面示正面図、第2図は第1図の−線に沿う矢
視断面図、第3図は第1図におけるドレンパン用
のヒータの分離示斜視図、第4図は同じくドレン
パン部の略示構造図、第5図及び第6図は同じく
ヒータの平面図及び正面図である。 9……蒸発器、11……ドレンパン、12……
ドレン排出口、14……ヒータ、15……発熱
体、16……熱伝導板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パイプ状の発熱体15をU字形などの2次元展
    開形状に曲げ加工すると共に、2枚の熱伝導板1
    6,16をサンドイツチ状に夫々密着せしめてヒ
    ータ14を形成し、このヒータ14を蒸発器9下
    部のフアン10下方に設けたドレンパン11内に
    おけるドレン排出口12の上方に、該排出口12
    より僅かに浮かせた状態で着脱可能に設置したこ
    とを特徴とする冷凍装置。
JP7051386U 1986-05-09 1986-05-09 Expired - Lifetime JPH055426Y2 (ja)

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JP7051386U JPH055426Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

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JP7051386U JPH055426Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

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JPS62181871U JPS62181871U (ja) 1987-11-18
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JPH065578Y2 (ja) * 1988-12-27 1994-02-09 ヤンマーディーゼル株式会社 エンジン駆動冷凍コンテナ
JP5173156B2 (ja) * 2006-06-28 2013-03-27 ホシザキ電機株式会社 冷却貯蔵庫

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