JPS589280Y2 - 吸音材の取付固定具 - Google Patents
吸音材の取付固定具Info
- Publication number
- JPS589280Y2 JPS589280Y2 JP16925276U JP16925276U JPS589280Y2 JP S589280 Y2 JPS589280 Y2 JP S589280Y2 JP 16925276 U JP16925276 U JP 16925276U JP 16925276 U JP16925276 U JP 16925276U JP S589280 Y2 JPS589280 Y2 JP S589280Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- absorbing material
- sound
- bag
- sound absorbing
- mounting fixture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Clamps And Clips (AREA)
- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は吸音材の固定取付具、特に多孔質剛体吸音材を
壁面空間に取付けるための固定取付具に関するものであ
る。
壁面空間に取付けるための固定取付具に関するものであ
る。
発泡コンクリートその他の多孔質剛体から成る吸音材は
、フェルト等のような繊維質の吸音材とは異なって経時
的な形状変化がない。
、フェルト等のような繊維質の吸音材とは異なって経時
的な形状変化がない。
このため、一般に前者の吸音材は吸音材としての寿命が
長く、性能も安定しており、近年、ステレオ用バックチ
ャンバー等音響製品の分野で使われはじめている。
長く、性能も安定しており、近年、ステレオ用バックチ
ャンバー等音響製品の分野で使われはじめている。
多孔質剛体吸音材を音響製品、例えはステレオ用バック
チャンバーの吸音材として使用する場合には、吸音材の
吸音面以外の外表面は、遮音性が要求されるため、遮蔽
しなければならない。
チャンバーの吸音材として使用する場合には、吸音材の
吸音面以外の外表面は、遮音性が要求されるため、遮蔽
しなければならない。
このため、従来は吸音材の取付固定具として、第１図に
示すように、開口部側の端部に鍔片２を有する金属又は
プラスチック製のケース１が用いられていた。
示すように、開口部側の端部に鍔片２を有する金属又は
プラスチック製のケース１が用いられていた。
そして使用されるべき吸音材３をケース１に収納してそ
の吸音面３ａ以外の外表面を覆い、このような状態で鍔
片２をボルト４等で取付面５に固定して取付けていた。
の吸音面３ａ以外の外表面を覆い、このような状態で鍔
片２をボルト４等で取付面５に固定して取付けていた。
しかしながら、このような従来の取付固定具では、吸音
材を収納したとき、吸音材とケースとの間隙を完全に無
くすることは不可能であり、このため実際の使用におい
て固有振動が発生するという問題が生じる。
材を収納したとき、吸音材とケースとの間隙を完全に無
くすることは不可能であり、このため実際の使用におい
て固有振動が発生するという問題が生じる。
この固有振動の発生を防止するため、従来は吸音材とケ
ースとを接着剤を用いて接着するという３法が採られて
いたが、往々にして接着不完全となったり或は長時間の
使用で剥離するということが起こり、音響性能に悪影響
を及ぼすことがあった。
ースとを接着剤を用いて接着するという３法が採られて
いたが、往々にして接着不完全となったり或は長時間の
使用で剥離するということが起こり、音響性能に悪影響
を及ぼすことがあった。
したがって、本考案の目的は上記した欠点を除去した吸
音材の取付固定具を提供することにある。
音材の取付固定具を提供することにある。
このような目的にしたがって、本考案の取付固定具は、
吸音材を収納したとき伸延状態となるように、収納され
るべき吸音材より小さな寸法を有しかつ伸縮性材料から
つくられた袋状体と、この袋状体の開口部側の端部に該
袋状体に一体的に設けられた鍔片とから構成され、吸音
材を前記袋状体に収容し、かかる状態で前記鍔片を取付
面に固定することによって吸音材を取付固定するように
したことを特徴としている。
吸音材を収納したとき伸延状態となるように、収納され
るべき吸音材より小さな寸法を有しかつ伸縮性材料から
つくられた袋状体と、この袋状体の開口部側の端部に該
袋状体に一体的に設けられた鍔片とから構成され、吸音
材を前記袋状体に収容し、かかる状態で前記鍔片を取付
面に固定することによって吸音材を取付固定するように
したことを特徴としている。
第２図は本考案に係る取付固定具の一例を示す縦断面説
明図である。
明図である。
取付固定具は、使用すべき吸音材を収納するための袋状
体１とこの袋状体の開口部側の端部に一体的に設けられ
た鍔片２とから構成されている。
体１とこの袋状体の開口部側の端部に一体的に設けられ
た鍔片２とから構成されている。
袋状体１はその中に吸音材を収納したとき伸延状態とな
るように、収納されるべき吸音材の寸法より小さく設計
されかつ伸縮性材料、例えばゴムからつくられている。
るように、収納されるべき吸音材の寸法より小さく設計
されかつ伸縮性材料、例えばゴムからつくられている。
したがって、吸音材を袋状体１に収納すると、袋状体１
の内面は吸音材に密着し、両者の間には間隙が形成され
ない。
の内面は吸音材に密着し、両者の間には間隙が形成され
ない。
それゆえ、本考案の取付固定具は、単に吸音材を袋状体
に挿入し、このような状態で鍔片に形成された取付孔２
ａにボルトを通して取付面に固定するだけで、吸音材を
確実に取付けることができる。
に挿入し、このような状態で鍔片に形成された取付孔２
ａにボルトを通して取付面に固定するだけで、吸音材を
確実に取付けることができる。
第３図は本考案に係る取付固定具の別の例を説明するた
めの縦断面使用状態図である。
めの縦断面使用状態図である。
袋状体１は伸延状態で吸音材３を収納している。
この例では、第２図に示した取付固定具と比較して、鍔
片２にテーパーがついている点及び取付面５に対する取
付が、鍔片のテーパーと逆向きのテーパーのついた孔を
もつ押え金具６を鍔片２に嵌め込み、ゴムバッキング７
を介してボルト４で締付けることによって行われる点で
相違している。
片２にテーパーがついている点及び取付面５に対する取
付が、鍔片のテーパーと逆向きのテーパーのついた孔を
もつ押え金具６を鍔片２に嵌め込み、ゴムバッキング７
を介してボルト４で締付けることによって行われる点で
相違している。
以上説明したように、本考案に係る吸音材の取付固定具
は伸縮性袋状体の収縮力によって吸音材と袋状体とが密
着し間隙が形成されないので、接着剤を使用する必要は
なく、したがって従来のような接着剤に基づく弊害は生
じない。
は伸縮性袋状体の収縮力によって吸音材と袋状体とが密
着し間隙が形成されないので、接着剤を使用する必要は
なく、したがって従来のような接着剤に基づく弊害は生
じない。
これ以外の本考案の利点を挙げれば次の通りである。
（イ）接着剤を使用しないので、吸音材の取付固定のコ
スト及び工数を低減することができる。
スト及び工数を低減することができる。
（ｑ 袋状体として、ゴムのような伸縮性材料を使用す
るため、吸音材の非吸音面に接した袋状体内面における
音の反射はほとんどなく、したがって吸音性能が向上す
る。
るため、吸音材の非吸音面に接した袋状体内面における
音の反射はほとんどなく、したがって吸音性能が向上す
る。
←ラ 吸音材は伸縮性袋状体に収納されるため、吸音材
の耐衝撃性が向上し、本質的にもろいという欠点を有す
る剛体吸音材を保護することができる。
の耐衝撃性が向上し、本質的にもろいという欠点を有す
る剛体吸音材を保護することができる。
第１図は従来の吸音材の取付固定具の縦断面説明図、第
２図は本考案に係る吸音材の取付固定具の一例を示す縦
断面説明図、第３図は本考案に係る吸音材の取付固定具
の他の例を示す縦断面使用状態図である。 第２図及び第３図において、図中の参照数字は次の要素
を示す。 １：袋状体、２：鍔片、３：吸音材。
２図は本考案に係る吸音材の取付固定具の一例を示す縦
断面説明図、第３図は本考案に係る吸音材の取付固定具
の他の例を示す縦断面使用状態図である。 第２図及び第３図において、図中の参照数字は次の要素
を示す。 １：袋状体、２：鍔片、３：吸音材。
Claims (1)
- 吸音材を収納したとき伸延状態となるように、収納され
るべき吸音材より小さな寸法を有しかつ伸縮性材料から
つくられた袋状体と、この袋状体の開口部側の端部に該
袋状体に一体的に設けられた鍔片とから構成され、吸音
材を前記袋状体に収容し、かかる状態で前記鍔片を取付
面に固定することによって吸音材を取付固定するように
したことを特徴とする吸音材の取付固定具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16925276U JPS589280Y2 (ja) | 1976-12-20 | 1976-12-20 | 吸音材の取付固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16925276U JPS589280Y2 (ja) | 1976-12-20 | 1976-12-20 | 吸音材の取付固定具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5387360U JPS5387360U (ja) | 1978-07-18 |
| JPS589280Y2 true JPS589280Y2 (ja) | 1983-02-19 |
Family
ID=28776853
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16925276U Expired JPS589280Y2 (ja) | 1976-12-20 | 1976-12-20 | 吸音材の取付固定具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS589280Y2 (ja) |
-
1976
- 1976-12-20 JP JP16925276U patent/JPS589280Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5387360U (ja) | 1978-07-18 |
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