JPS589060B2 - 被覆ガラス繊維およびガラス繊維の被覆方法 - Google Patents

被覆ガラス繊維およびガラス繊維の被覆方法

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JPS589060B2
JPS589060B2 JP52134182A JP13418277A JPS589060B2 JP S589060 B2 JPS589060 B2 JP S589060B2 JP 52134182 A JP52134182 A JP 52134182A JP 13418277 A JP13418277 A JP 13418277A JP S589060 B2 JPS589060 B2 JP S589060B2
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glass
ester
glass fibers
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コリン・ジヨンズ・チーサム
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PIRUKINTON BURAZAASU PLC
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Publication of JPS589060B2 publication Critical patent/JPS589060B2/ja
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/1025Coating to obtain fibres used for reinforcing cement-based products
    • C03C25/103Organic coatings
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    • Y10T428/2964Artificial fiber or filament

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガラス繊維の被覆、特にガラス繊維をボルトラ
ンドセメントマトリックスのようなアルカリ性雰囲気に
おける劣化から保護するために被覆を設けた被覆ガラス
繊維およびガラス繊維を被覆する方法に関するものであ
る。
セメント中に補強材としてガラス繊維を使用することは
、英国特許第1290528号明細書に披瀝されている
ガラス組成物から製造されアイバーガラス社から商品名
「セムーフイル(Cem−FIL)Jの下に市販されて
いるガラス繊維のような耐アルカリ性ガラス繊維が開発
されたから.実用できるようになった。
耐アルカリ性ガラス繊維はこれを形成する原料ガラスの
組成によって耐久性を変動させることができる。
また雰囲気の侵食性も変動することがあり、例えば.乾
燥条件丁に得られる耐久性は、ガラス繊維で補強したセ
メント複合材を開放状態で自然の風化に曝した場合に達
成させる耐久性より良好である。
ある雰囲気ではガラス組成を変えることにより可能にな
るより以上に大きい耐久性を達成する必要があり、ある
いはバッチ成分の原価を上昇することなくガラスの耐久
性を改善する必要がある。
英国特許第1465059号明細書には、少くとも1種
の単環式または多環式芳香族化合物で芳香環(多環式化
合物の場合には少くとも1個の芳香環)に少くとも3個
の水酸基を有する化合物からなる保護物質を含有するガ
ラス繊維用被覆組成物を使用して、セメント(ceme
ntitious)製品に混入したガラ初繊維の劣化を
低減することが披瀝されている。
かかる保護物質は無機セメントマトリック中のガラス繊
維に一層大きい耐久性を付与する。
また英国特許出願第310167/75号には、無機セ
メントマトリックス中のガラス繊維に一層大きい耐久性
を付与することを確めた少くとも1種のジオキシ安息香
酸を保護物質として含有する被覆組成物を使用すること
が披瀝されている。
また英国特許出願第88775号には、英国特許出願第
31016775号に披瀝されている保護物質および部
分硬化し後で更に硬化させる水希釈性レゾル型A段階フ
ェノールーボルムアルテヒド樹脂を塗料に混入すること
により上記保護物質の効果を増大する方法が披瀝されて
いる。
この場合には保護物質は化学的および物理的の両手段に
よって硬化樹脂マ−Jツク中に捕捉され、これから緩徐
に放出させることができる。
保護物質即ちオキシ化合物を単に担体中に分散させ次い
でガラス繊維に被着させる場合には、セメント複合材を
形成する間に行われる種々の操作の間に保護物質をガラ
ス繊維の表面上またはその附近に確実に留まらせておく
のが困難であることが分った。
保護物質を担体中に単に分散させることにより得られる
被覆組成物より更に優れた耐久性を得るには、担体と保
護物質とを化学的に反応させるか、あるいは担体により
保護物質をガラス繊維の表面附近に物理的に保持させて
、被覆されたガラス繊維表面に対する雰囲気の作用によ
り保護物質を放出できるようにすることが必要である本
発明は、ガラス繊維をボルトランドセメントマトリック
スのようなアルカリ性雰囲気における劣化から保護する
ために、フイルム形成物質およびポリオキシ芳香族化会
物を含有する被覆を設けた被覆ガラス繊維において、上
記フイルム形成物質は分子中に脂肪族水酸基を有し、上
記ポリオキシ化合物はトリオキシまたはジオキシ置換芳
香族カルボン酸と分子中に少くとも2個の水酸基を有す
るアルコールとの反応により形成する水溶性エステルで
あって、上記フイルム形成物質はその脂肪族水酸基によ
り交差結合して上記エステルをも保持する熱硬化フイル
ム被膜を上記ガラス繊維上に形成していることを特徴と
する。
本発明の被覆ガラス繊維は、ガラス繊維をボルトランド
セメントマトリックスのようなアルカリ性雰囲気におけ
る劣化から保護するためにガラス繊維を被覆するに当り
、分子中に自由な脂肪族水酸基を有するフイルム形成物
質、トリオキシまたはジオキシ置換芳香族カルボン酸と
分子中に少くとも2個の水酸基を有するアルコールとの
反応により形成する水溶性エステルおよび架橋剤を含有
する水性組成物を上記ガラス繊維に被着させ、上記水性
組成物を高い温度で乾燥およば硬化させることにより上
記フイルム形成物質の水酸基を交さ結合させて上記エス
テルをも保持する熱硬化フィルム被膜を上記ガラス繊維
上に形成することを特徴とする本発明方法により製造さ
れる。
エステル形成反応は、生成したエステルが分子中に少く
とも1個の自由な(即ち未反応の)脂肪族水酸基を有す
るように行うのが好ましい。
この理由はかかるエステルがその水溶性に対し有利な効
果を示すからである。
乾燥および硬化工程においては、普通架橋剤によりエス
テルの脂肪族水酸基とフイルム形成物質の水酸基とを交
さ結合させる。
本発明方法によりガラス繊維を被覆する場合には、保護
物質を形成するエステルは、セメント複合材に混入させ
たガラス繊維を保護する際に、著しく好ましい作用を及
ぼすことが分った。
かかる作用が、セメントの初期凝結期間中に保護物質が
緩徐に放出されるためこの期間中のガラス繊維に対する
侵食が防止されるかまたは著しく小さくなることによる
のか、または実際に保護物質が長期間にわたって放出さ
れることによるのかは明らかでない。
しかし、本発明により被覆組成物中に保護物質(エステ
ル)を保持することによりセメント複合材による残留強
さを改善することができ、また保護皮膜のない耐アルカ
リ性繊維または担体中に分散させ担体上に被着させた保
護物質を含有する耐アルカリ性ガラスを使用した場合に
較べて強さの損失割合を著しく小さくすることができる
のは明らかである。
フイルム形成物質としては、エポキシド化合物と第ニア
ミンとを反応させて当初に存在するすべてのエポキシ基
を消滅させた生成物を使用するのが好ましい。
しかし、ある場合には当初に存在するエポキシ基の内水
または酢酸のような希有機酸に可溶性の生成物を生成す
るのに必要な割合のエポキシ基を消滅させるのが好都合
であることがある。
いずれの場合でも、エポキシド化合物としてはビスフェ
ノールAとエビクロルヒドリンとの反応生成物が好まし
い。
第ニアミンとしてはジエタノールアミン、モルホリン、
ピペリジンまたはピロールを使用する。
あるいはまたフイルム形成物質としてはエピクロルヒド
リンと第ニアミンとを反応させ次いでこの反応生成物を
エタノールアミンのような第一オキシアミンと反応させ
た生成物を使用することができる。
エステルとしては没食子酸エステルが好ましいが、ジオ
キシ安息香酸を使用することもできる。
エステル化を行うアルコールとしてはエチレングリコー
ル、グリセリンまたは分子量600以下のポリエチレン
グリコールを使用することができる。
架橋剤としては1個以上のメラミン環を有し、かつメチ
ロール基および/またはエステル化されたメチロール基
で置換されたアミノプラストを使用するのが好ましい。
エステル化されたメチロール基はメタノールでエステル
化されているのが好ましい。
本発明の被覆方法は主にセメント製品のガラスによる補
強に使用され、連続フィラメントとして知られてる形態
のガラス繊維を被覆する場合に特に好適である。
この場合にはプシュ形状の多数のオリフイスを経て溶融
ガラスから連続フィラメントを延伸しながら上記ガラス
フィラメントに水性組成物を被着されるのが好ましい。
このガラスフィラメントを集めて束またはストランドに
し、次いで巻型に巻付けてケークにする。
このケークを乾燥すると同時に硬化反応させることがで
きる。
少くとも120℃好ましくは130℃で,好ましくは6
〜12時間乾燥(および硬化)するのが好ましい。
条件の正確な選定はケークの大きさによって左右される
この場合には、フイルム形成物質のガラス表面に対する
結合を助けるシランを水性組成物に含有させるのが好ま
しく、また隣接フィラメントの被覆表面間の摩擦を軽減
するためにサイズ潤滑剤を水性組成物に含有させること
ができる。
ポゾラン物質の形態の反応性シリカを混入することによ
り無機セメントマトリックス中の耐アルカリ性ガラス繊
維の残留強さを改善する方法は既に提案されている。
例えば英国特許第1402555号明細書にはイタリア
産ポゾラナおよびフライアツシュ粉末(PFA)の使用
が記載されている。
本発明においては、本発明方法により被覆したガラス繊
維を使用すると共にセメントに反応性シリカを添加する
と、これらのそれぞれによる改善を単に加算することに
より予期されるよりも残留強さが一層大きく改善される
ことを確かめた。
普通使用セメント量の40%までを活性シリカで置きか
えることができる。
有用な下限は約10係であるが、上限および下限はある
程度使用する物質の性質によって左右され、上限は所要
水量およびマトリックスの強さに関連し、下限は使用す
る活性シリカの反応性に関連する。
あらゆる形態のガラス繊維、特に連続フィラメントとし
て知られている形態のガラス繊維を被覆するのに適する
ように被覆組成物を配合するには種々の基準を満たす必
要がある。
最も厳しい必要条件はブシュから延伸される連続ガラス
繊維にサインズとして被着させることができる塗料に対
するものである。
この場合は、ガラスフィラメントの表面にフイルムを設
け、更に処理する間、例えばフィラメントを組合せてス
トランドにし、これを巻いてロービングとするかストラ
ンドまたはロービングとしてチョツパに供給する際に、
ガラスフィラメントを物理的損傷から保護する必要があ
る。
またこのフイルムは個々のガラスフィラメントが互に接
着して繊維ス・ランドまたは繊維束を形成するのを助け
る作用をする必要がある。
かかるガラスフィラメントはプシュとして知られている
極めて高い温度の白金容器の形態のオリフイスから出る
溶融ガラス流を機械的に細くすることにより形成し、こ
れらのガラスフィラメントにはブシュから延伸される際
にサイズを被着する必要がある。
安全および適当な加工条件を達成するには,液体担体と
して任意の種類の有機溶媒を使用する系または水性系中
に大きな割合のかかる溶媒が存在する系を回避するのが
好ましい。
従って本発明は連続的に形成されるガラスフィラメント
のサイジングにおける必要な処理条件により示される種
種の基準を満たす水性サイズの開発に基くもので本発明
は乾燥および熱処理した際に無機セメントマトリックス
のようなアルカリ性雰囲気中におけるガラス繊維の耐久
性を増大することができる物質を含有する皮膜をガラス
フィラメント上に提供する。
水性サイズは、 (a)自由な水酸基を有する少くとも1種の水溶性フイ
ルム形成物質と、 (b)トリオキシまたはジオキシ置換芳香族カルボン酸
と少くとも2個の水酸基を有するアルコールとの反応に
より形成する少くとも1種の水溶性エステルと、 (c)フイルム形成物質の水酸基を交さ結合させて上記
物質を熱硬化性にすると共に場合によっては上記エステ
ルを上記フイルム形成物質に交さ結合させる架橋剤と を主成分とする。
自由な水酸基を有する適当な水溶性フイルム形成物質と
しては、エポキシ樹脂と第ニアミンとを反応させて上記
樹脂に存在するエポキシ基のすべてを消滅させるか、ま
たは水溶性を付与するのに必要な割合または上記樹脂を
酢酸のような希有機酸に可溶性にするのに必要な割合の
エポキシ基を消滅させることにより生成する物質がある
普通エポキシ樹脂はビスフェノールAとエビクロルヒド
リンとを反応させることにより生成する。
これらの物質の比を変えると共にアルカリ触媒量を変え
ることにより、分子量の異なる重合体を得ることができ
る。
適当な第ニアミンとしてはジエタノールアミン、モルホ
リン、ピペリジンまたはピロールがある。
またエピクロルヒドリンを直接第ニアミン例えばジーn
−プチルアミンと反応させ次いでこの反応生成物を第一
アミン例えばエタノールアミンと反応させることにより
上記樹脂を製造することができる。
エポキシ樹脂の可溶化は英国特許第1129005号、
同第1103325号および同第1057292号明細
書に記載されており、エポキシ樹脂とアミンとの反応に
より生成するこれらの英国特許明細書に記載されている
物質は、本発明のフイルム形成物質として使用するのに
適している。
上述の英国特許明細書に記載されている種類のエポキシ
ド化合物と第ニアミンとの反応から形成する物質を使用
するのが好ましい。
この際反応はほぼ完全な反応が生起し標準分折技術によ
ってもエポキシ基を検出できなくなる程度まで行う。
他のフイルム形成物質としては多価アルコール例えばポ
リビニルアルコールまたは部分加水分解したポリ酢酸ビ
ニルがある。
上述のように、本発明の好適例では、水酸基置換カルボ
ン酸のエステルはエステル化された基の外に少くとも1
個の自由な即ち未反応の水酸基を有し、エステルの水溶
性を増大する。
自由な水酸基は架橋剤と反応してエステルを水溶性フイ
ルム形成物質に結合させ,皮膜中のエステルの残留率を
改善することができる。
架橋剤は、フイルム形成物質中の水酸基によりフイルム
形成物質を交さ結合させるように作用して熱硬化特性を
有する部分硬化または完全硬化した三次元フイルムを生
成するように選定する。
適当な酸としては芳香族トリオキシカルポン酸例えば没
食子酸および種々のジオキシ安息香酸がある。
エステル化を行うアルコールとしては少くとも二価アル
コール、好ましくは多価アルコールを使用する。
この理由は上述のように自由な水酸基を有するエステル
を形成するのが好ましく、自由な水酸基は架橋剤との反
応に使用できるからである。
エステル化を行う適当なアルコールとしては、少くとも
62以上の分子量を有するアルコール、即ちエチレング
リコールまたは種々のポリエチレングリコールがあるが
、比較的高分子量のも.のの使用は回避するのが好まし
い。
この理由は分子量が増大するにつれて交さ結合に活性な
座席の相対的割合が減少するからである。
分子量600以下のポリエチレングリコールを使用する
のが好ましい。
使用できる他のアルコールとしてはペンタエリトリット
、砂糖、デン粉、セルロースおよびポリビニルアルコー
ルがある。
ある場合には、フイルム形成物質(a)として芳香族カ
ルボン酸(b)をエステル化するアルコールを使用する
ことができ、この場合には成分(a)と(b)とを組合
わせる。
例えば、これは、フイルム形成物質として、トリオキシ
またはジオキシ置換芳香族カルボン酸例えば没食子酸で
エステル化されて水溶性エステルを形成するポリビニル
アルコールを使用することができる場合である。
架橋剤としてはアミノプラスト、即ち1個以上のメラミ
ン環を有し1個以上のメラミン基がメチロール基または
エステル化されたメチロール基で置換されている物質を
使用するのが好ましい。
メチロール基がエステル化されている場合には、反応速
度は使用するアルコールの輝発性が増大するにつれて増
大するので、メタ/−ルエステルは例えばn−ブタノー
ルエステルより速かに反応する。
大部分の場合に迅速な硬化が必要であるから、メタノー
ル誘導体を使用するのが好ましく、適当な市販品として
は英国シアナミド社から供給される「シメル(商品名、
Cymel)300Jおよびモンサント社から供給され
る[レシメン(商品名Resimene)730Jがあ
る。
シメル300は次式: くで表わされる構造を有する。
レシメン730は類似の構造であるが、分子中のアミ7
基の内若干が未置換で、ある割合のメチロール基がエス
テル化されておらず、従ってこの架橋剤は場合によって
は反応性が一層大きい。
本発明においては、かかる反応性の差異は重要でなく、
本発明に用いる被覆組成物の配合においてこれらの物質
を互に交換できることが分った。
熱硬化特性を有する樹脂を形成しかつこの樹脂系にエス
テルを化学的に反応させる化学反応は、アミンプラスト
架橋剤をM(CH20CH3)。
で表わされる: 水酸基置換芳香族カルボン酸として没食子酸を使用する
場合には、エステル形成は次式;(式中のRはアルキル
鎖を示し、アルキル鎖中の炭素原子数は2以上の数でそ
の上限は重合度により左右される)で表わされる。
没食子酸エステルとアミンプラストとの間に起り得る反
応は次式で表わされる: アルカリ性雰囲気の作用は、フイルムからエステルを放
出させ次いでこのエステルを鹸化して遊離酸を放出する
か、または遊離酸を直接放出することである。
しかし、いずれの理論が正しいにせよ、フイルム形成物
質を交さ結合させることにより皮膜中にエステルを残留
させる場合には、水性セメントマトリックス中へのエス
テルの放出が制御または限定されるので、耐久性に及ぼ
すエステルの総括的効果が増大する。
同一のガラス組成物を使用する場合には、残留強さはガ
ラス繊維に遊離酸を単に被着させることにより先ず増大
し、ガラス繊維に被着させるエステルと同一の酸を使用
することにより更に増大し、本発明方法により皮膜中に
エステルを保持させることによりなお一層増大する。
連続フィラメントガラス繊維に適用するには、上述の必
須要件のほかに、サイズ剤に所要に応じて他の物質を含
有させて適当なサイズが配合されるようにする。
サイズ剤中に存在させるのが普通である他の成分として
は、フイルム形成物質のガラス表面に対する結合を助け
るシラン、およびガラス表面に潤滑性を付与するサイズ
潤滑剤がある,英国特許第1057292号明細第1頁
第23行〜第2頁第20行には、かかる種類のサイズが
耐える。
要のある厳しい条件が記載されており、適当なサイズを
製造するのを助けるために種々の添加剤が有用であるこ
とは明らかである。
フイルム形成物質、エステルおよび架橋剤からなる上述
の組成物において、使用する連続フィラメント製造ブシ
ュに満足に送ることのできるサイズ組成物を配合する際
に困難は全くない。
添加することのできる他の成分の種々の順列および組合
せに関する調査は行われていないが、満足できるサイズ
を配合することは可能で、必須成分は実際にサイズを配
合する際に全く問題を起さないことが明らかになった。
本発明を次の実施例について説明する。
実施例 1 本発明方法によりガラス繊維を被覆することにより達成
された改善が、フイルム形成物質とエステルと架橋剤と
を組合せ使用することによるもので、これらの成分の内
の1種または2種を使用しても達成されないことを示す
ために、下記のように一連の比較試験を行った。
次の一般的配合に基いて8種のサイズを製造した。
重量係 フイルム形成樹脂 5エステ
ル 10シラン(商品
名、Silane) Al87グリシドキシプ口ピ
ルトリエトキシ ーエトキシシラン、発売元ユニオン カーバイド社)カップリング剤とし て使用 0.5アルカ
ド(商品名,Arquad) 12/50(アルキル第
四アンモニウムクロリ ド、発売元アーマーヘス社)陽イオ ン湿潤剤として使用 0.5架橋剤
2.0酢酸 pHを
4〜4.5に調整するのに必要な分量水 全体を10
0係にするのに必要な分量サイズ1(エステルおよび架
橋剤を含有せず)これは既知のタブのサイズ剤で、上述
の一般的配合からエステルおよび架橋剤を除いたもので
ある。
フイルム形成樹脂はビスフェノールAのジグリシジルエ
ーテルをエタノールアミンと反応させて水溶性にするこ
とにより形成した。
サイズ2(架橋剤を含有せず) この場合のフイルム形成樹脂はサイズ1において使用し
たものと同一である。
エステルは没食子酸一エチレングリコールエステルであ
る。
架橋剤はこの場合にも混入しなかった。
1モルのエチレングリコールと0.5モルの没食子酸と
を混合し次いで触媒量(o.oosモル)のトルエン−
4−スルホン酸を添加することによりエステルを製造し
た。
この混合物を160℃まで緩徐に加熱し、反応水をティ
ーン・スターク(Dean and Stark)トラ
ップにより除去した。
加熱を継続し、生成物の遊離酸含有量が5〜8係になる
までエステル化を進めた。
酸対アルコールのモル比は一置換エステルが選択的に形
成するように選定した。
サイズ3(エステルを含有せず) このサイズは架橋剤を添加した点を除きサイズ1と同じ
である。
架橋剤としては「レシミン」という商品名で市販されて
いるアミノプラストを使用した。
サイズ4 このサイズは、サイズ2に混入したと同一のエステルを
使用した点を除き、サイズ3と同じである。
従ってサイズ4は本発明方法で使用するものである。
サイズ5(エステルを含有せず) このサイズは、架橋剤としてシメル300という商品名
で市販されているアミ/プラストを使用した点を除き、
サイズ3と同じである。
サイズ6 このサイズは、サイズ2および4で使用したと同一のエ
ステルを添加した点においてサイズ5と異なる。
従ってサイズ6は,異なる架橋剤を使用した点を除き、
サイズ4と同様で、本発明方法に使用するものである。
サイズ7 このサイズは、エステルとして1モルのグリセリンと3
モルの没食子酸とを混合することにより得た没食子酸−
グリセリンエステルを使用した点を除き、サイズ6と同
じである。
エステルはサイズ2の没食子酸−エチレングリコールエ
ステルについて説明したと同じ方法で製造した。
サイズ8 このサイズは、エステルとしてユニオンカーバイド社か
らPEG300という商品名で市販されているポリエチ
レングリコールを使用して製造した没食子酸−ポリエチ
レングリコールエステルを使用した点を除き、サイズ6
と同じである。
このエステルは分子量300で、酸対アルコールのモル
比は1:1であった。
エステルの製造はサイズ2について説明したと同様な方
法で行った。
各サイズを使用して次の組成(モル係)を有する耐アル
カリ性ジルコニア含有ガラス繊維のストランドを被覆し
た: SiO2 69% Zr02 9% Na20 15.5% Ca0 6.5% ストランドにおけるサイズの付着量は2係程度であった
次いで種々の被覆ストランドを130℃で乾燥してフイ
ルム形成物質中で交さ結合させると共にエステルと架橋
剤の存在するフイルム形成剤との間で交さ結合させた。
次いで普通のボルトランドセメントペーストを相対湿度
1係で1日間養生し次いで50℃の水中で28日間養生
して加促エージング作用を達成したブロックに、各被覆
ストランドの中間部分を入れた。
サイジング後のストランドの強さを測定し、ブロックに
入れた部分の引張強さを貯蔵後に測定した。
かかる強さの測定結果(N/myi)を第1表に示す。
サイズ組成が異なり,従って供試ストランド製造中に生
じる機械的損傷程度が異なるため、比較のための均一な
出発点の値を達成するのは困難であった。
50℃で浸漬した後の最終値は最初の出発点の値によっ
て大きくは影響されないことが分った。
重要なのは、個個の試験の絶対値を比較するより、特定
の試験シリーズにおける相対的性能に信頼を置くことで
ある。
第1表 出発点の値 50Cr28E間 浸漬した後の値 サイズ1 1450 597 2 1400 655 3 1381 556 4 1480 926 5 1546 474 6 1540 785 7 1474 867 8 1341 906 第1表から、配合中にエステルを含有していないサイズ
1,3および5の場合の最終値は同程度であることが分
る。
サイズ2,4,6,7および8の場合に明らかであるよ
うに、すべての場合にエステル添加により最終値が改善
された。
サイズ4,6,7および8の場合には、架橋剤の作用に
よりサイズ2より優れた改善が達成された。
更にエステルが存在する点のみが異なるサイズを直接比
較することにより、即ちサイズ1と2、サイズ3と4お
よびサイズ5と6とを比較することにより、改善がエス
テルに起因することが分った。
実施例2 実施例1と同様な方法を使用して一連の試験を行い、フ
イルム形成樹脂を変えた影響およびガラス繊維ストラン
ドにおけるサイズ付着量を変えた影響を調査した。
また若干のサイズについて硬化即ち乾燥温度を調査した
サイズとしては次のものを使用した: サイズ9 重量係実施例1
と同じ樹脂(サイズ1参照) 5没食子酸一エチレン
グリコールエス テル(サイズ2と同じ)10 シランA187カップリング剤 0.5アルカド
12/50陽イオン湿潤剤 0.5シメル300架橋
剤 2.0酢酸
2.0水 全体を100係にするのに必要
な分量サイズ10 このサイズは、樹脂としてプロピレングリコールジグリ
シジルエーテルとエタノールアミンとを水溶性樹脂が生
成するまで反応させた反応生成物を使用した点を除き、
サイズ9と同じである。
サイズ4 実施例1参照。
試験結果を第2表に示す。
第2表において、「H.F.乾燥」とは、高周波加熱に
より少くとも120℃の有効温度においてサイズを乾燥
および硬化させたことを意味する第2表の結果から、サ
イズ付着量および乾燥温度を変えても50℃の水中にお
ける残留強さは良好であって、50℃の水中における残
留強さはサイズ付着量の影響を受け、サイズ付着量が多
い場合に最良の結果が得られることが分る。
ガラス繊維を連続的に延伸する場合には、これらのサイ
ズを使用して付着量を3係より大きくすることは困難で
あった。
試験5および6におけるようにサイズ4を使用して付着
量を大きくするには、被覆層の上にさらに被覆層を重ね
て被着させるオーバーコーティング技術を使用する必要
があった。
また50℃において28日間経過した後に測定した強さ
は、出発点の強さは異なるが実施例1において28日間
後に得た強さと同程度の値であった。
実施例 3 セメントモルタルおよびチョプドストランドガラス繊維
を型枠内に散布し吸引脱水する散布・訃ト水法によりガ
ラス繊維強化セメント複合板を製造した。
セメントモルタルとして次のものを使用した: フエロクリート急速硬化性 ボルトランドセメント 30 砂 10 水 15 でき上った複合板における最終的水/セメント比は0.
3に調整し、ガラス含有量(乾燥ガラス重量/固体+水
の重量)は5係とした。
ガラス繊維としては上述の組成のものを使用し、これを
実施例2のサイズ10によりサイジングした。
各複合板を切断して150X50mmで厚さ8rLの板
状試験片を作り、各試験片を100係の相対湿度で1日
間次いで22℃の水中で6日間養生した。
次いで試験片を50℃の水中に貯蔵し、3ケ月以下の種
々の間隔で試験を行った。
破壊モジュラス(MOR)(N/mm2)および衝撃強
さ(IMF)(Nmm/mm2)の測定結果を第3表に
示す。
第3表 試験 出発点 14日
28日 56日 3ケ月サイズ10 1−M
OR 33.3 32.6 30.4 23.
9 IMP 28.3 15.4
12.7 9.9 2−MOR 3
6.4 32.5 28.8 23.0 19
.I IMP 22.0 14.8
10.8 7.7 6.0 対照
38.1 19.4 16.8 1
5,4 13.6(サイズ1)IMP 28.
5 5.6 3.3 2.0 2.0
第3表から、何年も使用したと同等な比較的長期間にわ
たる加促試験において、本発明方法により被覆したガラ
ス繊維を含有する複合板は破壊モジュラスおよび衝撃強
さが対照より著しく優れていることが分る。
実施例 4 セメントペーストおよびチョプドストランドガラス繊維
を型枠内に散布し吸引脱水する散布脱水法によりガラス
繊維強化セメント複合板を製造した。
セメントペーストとして次のものを使用した超硫酸塩セ
メント 30 水 13.5 でき上った複合板における最終的水/セメント比は0.
26、ガラス含有量(乾燥ガラス重量/固体+水の重量
)は5係とした。
ガラス繊維としては上述の組成のものを使用し、これを
実施例2のサイズ10によりサイジングした。
各複合板を切断して150X50mmで厚さ8mmの板
状試験片を作り、各試験片を100係の相対湿度で1日
間次いで22℃の水中で6日間養生した。
次いで試験片を50℃の水中に貯蔵し、3ケ月以下の種
々の間隔で試験を行った。
破壊モジュラス(MOR)(N/xi2)および衝撃強
さ(IMP)(Ngm/ffl)の測定結果を第4表に
示す。
第4表 試験 出発点 14日
28日 56日 3ケ月対照(深護物 MOR
26.7 26.1 24,6 19,3
19.7質を使用せず)IMP 20.4 12
.3 7.6 6.3 4.3サイズIO
MOR 36.1 39.7 41,3
42.0 42.2 IMP 21.
4 22,1 17.3 19.4 18.4
第4表から、本発明方法により被覆したガラス繊維を混
入した複合板は著しく優れていることが分る。
実施例 5 上述のように、セメント中のガラス繊維の耐久性は、セ
メントにポゾラン物質の形態の反応性シリカを混入した
場合に一層改善されることが分った。
この例では、ある割合の微細シリカ粉末(デンマーク産
ケイ藻土)を実施例3で使用したのと同じフエロクリー
ト急速硬化性ボルトランドセメントと併用した場合の効
果を示す。
微細シリカ粉末としては、Si02 81.5重量係、
粒度〔クルタ.・カウンタ(Coulter Coun
ter)法により測定〕30μより小が50%で200
μより犬が零で,ダモリン(商品名、DAMOLIN)
として市販されているものを使用した。
上述の組成を有する耐アルカリ性ガラス繊維のストラン
ドを作り、この内層の一部のものを標準ポリ酢酸ビニル
(PVA)サイズで被覆し、他のものを実施例2で説明
したサイズ10で被覆した。
ストランドの中間部分をセメントペーストのブロックに
混入した。
それぞれの種類の被覆ストランドについて、一部のブロ
ックには100%のフエロクリートボルトランドセメン
トを使用し、他のブロックには80係のフエロクリート
ボルトランドセメントおよび20係のデンマーク産ケイ
藻十を使用した。
これらのブロックを50℃の水中に2ケ月間繊維して加
促エージングを行い、次いでストランドの引張強さを試
験した。
試験結果(N/mat)を第5表に示す。
弧内の係で表わした数値は100%のボルトランドセメ
ント中のPVAでサイジングした繊維ストランドより改
善されている程度を示す。
第5表から、20係のシリカ粉末を混入したセメントの
ブロックにおいてサイズ10を使用したことによる改善
程度は、100%ボルトランドセメントのブロックにお
いてサイズ10を使用した場合の改善程度と従来方法で
サイシングしたガラス繊維を使用しセメントに20係の
シリカ粉末を混入した場合の改善程度との和より大きい
ことが分る。
これは本発明で用いるサイズ剤とシリカ粉末との相乗効
果を示すものである。
実施例 6 フエロクリート急速硬化性ボルトランドセメントを使用
し、シリカ質のフライアツシュ粉末(PFA)およびデ
ンマーク産ケイ藻±(上述のダモリン)および商品名エ
ルケム(ELKEM)として市販されているシリカ粉末
の割合を変えて、実施例5と同様な試験を行った。
シリカ粉末「エルyム」はSt02 96.7重量チ、
粉度(クルタ・カウンタ法)30μより小が50係で1
10μより犬が零であった。
先の実施例で使用したと同一のガラス繊維ストランドを
比較のために3種の異なるサイズ、即ち(1)従来のP
VAサイズ、(2)担体中に分散させる保護物質として
ピロガロールを英国特許第1465059号明細書第1
3頁第1〜26行に記載されている次の組成(重量係)
:陽イオン性ポリ酢酸ビニル、すな わち酢酸ビニルおよび2係のジメ メルアミノエチルメタクリレート から得た平均分子量go.oooの 共重合体を1係の陽イオン表面活 性剤で安定化したもので、ナショ ナルアドヘシイブスアンドレジン ス社から[ナショナル102− 1209J(商品名)として市販 されているもの 14.0ペラルゴン
酸一テトラエチレンペ ンタミン縮合物を酢酸で可溶化し たもので、アーノルドホフマン社 から−AHCO185 ANJ (商品名)として市販されている もの 0・02カグリル酸
−テトラエチレンベン タミン縮合物を酢酸で可溶化した もので、アーノルドホフマン社か ら[AHC0 185 ANI(商品名)として市販さ
れているもの 0.01ポリエチレングリコール
で、ユニ オンカーバイド社から「カーポワ ツクスIOOOJ(商品名)とし て市販されているもの 0.10γ−アミン
プロピルトリエトキシ シランで,ユニオンカーバイド社 から「A1100シラン」(商品 名)として市販されているもの 0.25ステアリン
酸とテトラエチレンペ ンタミンとのアミド縮合物で. 「カチオニツクXJ(商品名)と して市販されているもの 0.20水 全体を
100とするのに必要な分量 を有するサイズに対して10重量係混入したものおよび
(3)上述のサイズ10を使用してサイジングした。
測定時期を変えてストランドの引張強さを測定し、次表
に示す結果を得た。
第6表に示す結果は、10〜40係の反応性シリカを混
入したセメントを使用すると共に本発明で用いるサイズ
剤を使用することにより達成される改善を示すものであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガラス繊維をボルトランドセメントマトリックスの
    ようなアルカリ性雰囲気における劣化から保護するため
    に、フイルム形成物質およびポリオキシ芳香族化合物を
    含有する被覆を設けた被覆ガラス繊維において、 上記フイルム形成物質は分子中に脂肪族水酸基を有し、
    上記ポリオキシ化合物はトリオキシまたはジオキシ置換
    芳香族カルボン酸と分子中に少くとも2個の水酸基を有
    するアルコールとの反応により形成する水溶性エステル
    であって,上記フイルム形成物質はその脂肪族水酸基に
    より交差結合して上記エステルをも保持する熱硬化フイ
    ルム被膜を上記ガラス繊維上に形成していることを特徴
    とする被覆ガラス。 2 ガラス繊維をボルトランドセメントマトリックスの
    ようなアルカリ性雰囲気における劣化から保護するため
    に、水溶性フイルム形成物質を含有する水性組成物をガ
    ラス繊維に被着させ、次いで温度を上昇して上記水性組
    成物を乾燥および硬化させることによりガラス繊維を被
    覆するに当り、上記フイルム形成性物質として分子中に
    自由な脂肪族水酸基を有する化合物を使用し,また上記
    水性組成物にはトリオキシまたはジオキシ置換芳香族カ
    ルボン酸と分子中に少くとも2個の水酸基を有するアル
    コールとの反応により形成する水溶性エステルおよび架
    橋剤を含有させ、上記水性組成物を乾燥および硬化させ
    ることにより上記フイルム形成物質の水酸基を交さ結合
    させて上記エステルをも保持する熱硬化フイルム被膜を
    上記ガラス繊繊上に形成することを特徴とするガラス繊
    維の被覆方法。 3 水溶性エステルが分子中に少くとも1個の自由な(
    未反応の)脂肪族水酸基を有する特許請求の範囲第2項
    記載の方法。 4 フイルム形成物質として,エポキシド化合物と第ニ
    アミンとを反応させて当初に存在するすべてのエポキシ
    基を消減させた生成物を使用する特許請求の範囲第2項
    または第3項記載の方法。 5 フイルム形成物質として、エポキシド化合物と第ニ
    アミンとを反応させて当初に存在するエポキシ基の内水
    または酢酸のような希有機酸に可溶性の生成物を生成す
    るのに必要な割合のエポキシ基を消滅させた生成物を使
    用する特許請求の範囲第2項または第3項記載の方法。 6 エポキシド化合物としてビスフェノールAとエピク
    ロルヒドリンとの反応生成物を使用する特許請求の範囲
    第4項または第5項記載の方法。 7 第二アミンとしてジエタノ=ルアミンモルホリン、
    ピペリジンまたはピロールを使用する特許詰求の範囲の
    第4〜6項のいずれか一つの項に記載の方法。 8 フイルム形成物質として、エピクロルヒドリンと第
    二アミンとを反応させ次いでこの反応生成物をエタノー
    ルアミンのような第一オキシアミンと反応させた生成物
    を使用する特許請求の範囲第2項または第3項記載の方
    法。 9 エステルとして没食子酸エステルを使用する特許請
    求の範囲の第2〜8項のいずれか一つの項に記載の方法
    。 10 エステルとしてジオキシ安息香酸のエステルを使
    用する特許請求の範囲の第2〜8項のいずれか一つの項
    に記載の方法。 11 エステルとしてエチレングリコール,グリセリン
    および分子量600以下のポリエチレンクリコールから
    なる群から選定したアルコールを使用する特許請求の範
    囲第9項または第10項記載の方法。 12 架橋剤として1個以上のメラミン環を有しメチロ
    ール基およびエステル化されたメチロール基のうちの少
    くとも一方の基で置換されているアミノプラストを使用
    する特許請求の範囲の第2〜11項のいずれか一つの項
    に記載の方法。 13 プシュを経て溶融ガラスから連続ガラスフィラメ
    ントを延伸しながら上記ガラスフィラメントに水性組成
    物を被着させ、このガラスフィラメントを集めて束また
    はストランドにし次いで巻型に巻付けてケークにした後
    に乾燥および硬化を行う特許請求の範囲の第2〜12項
    のいずれか一つの項に記載の方法。 14 フイルム形成物質のガラス表面に対する結合を助
    けるシランを水性組成物に含有させる特許請求の範囲第
    13項記載の方法。 15 隣接フィラメントの被覆表面間の摩擦を軽減する
    ために水性組成物にサイズ潤滑剤を含有させる特許請求
    の範囲第13項または第14項記載の方法。
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