JPS58871B2 - グリセリン脱水素酵素の製出法 - Google Patents

グリセリン脱水素酵素の製出法

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JPS58871B2
JPS58871B2 JP55184183A JP18418380A JPS58871B2 JP S58871 B2 JPS58871 B2 JP S58871B2 JP 55184183 A JP55184183 A JP 55184183A JP 18418380 A JP18418380 A JP 18418380A JP S58871 B2 JPS58871 B2 JP S58871B2
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glycerol dehydrogenase
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ハンス・ザイデル
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/0004Oxidoreductases (1.)
    • C12N9/0006Oxidoreductases (1.) acting on CH-OH groups as donors (1.1)
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、微生物からのグリセリン脱水素酵素の製出法
並びに公知グリセリン脱水素酵素に比して著しく低いK
Mを有する新規グリセリン脱水素酵素に関する。
グリセリン脱水素酵素は、なかんずくグリセリンを測定
する場合に重要である。
グリセリンはトリグリセリドの分解で遊離する。
それ故、方程式(この場合NADHはこのための公知方
法の1つによって測定する)によるグリセリン脱水素酵
素でのグリセリンの測定は、トリグリセリドから先づリ
パーゼ及び場合によってエステラーゼによって等量のグ
リセリンが遊離するトリグリセリン測定の範囲で極めて
重要である。
この方法は、グリセリン脱水素酵素は従来のその公知製
出法によれば比較的低い収量で生じ、微生物を培養する
際の必要な長い発酵時間によって費用が余りにも大きい
ことによってなやまされる。
このようにして、公知方法を用いると培養時間約24時
間で活量の収量約40U/培地lが得られるのに過ぎな
かった。
それ故、本発明の目的は同じか又は減少した費用で著し
く大量の酵素が得られる方法を得ることである。
この方法は、本発明によればグリセリン脱水素酵素を形
成する微生物を適当なグリセリン含有培地中で好気性培
養し、生物質又は培地から酵素を得ることによって微生
物からグリセリン脱水素酵素を製出する方法によって解
決され、この方法は微生物を先づ好気性条件下、次いで
嫌気性条件下、即ち02の遮断下に培養することからな
る。
好ましくは、アエロバクタ−・アエロゲネス(Aero
−bacter aerogenes)又はクレブシェ
ラ・プノイモニアエ(Klebsiella pneu
moniae)DSM1643又はNCIB418を培
養する。
アエロバクタ−・アエロケネスDSMI643は、胞子
形成をしない、非運動性の、1μ×2〜4μの桿菌であ
る。
培養条件は栄養寒天(Difc。0001)培地上で3
7℃で好気性。
このアエロバクタ−・アエロゲネスDSMI643は微
工研に寄託し、微工研菌寄第5827号を有する。
アエロバクタ−・アエロケネスNCIB418は、クレ
ブシェラ・プノイモニアエ(Kiebsie−11a
pneumoniae)418としてナショナル・コレ
クション・オブ・インダストリアル・バクテリア(Na
tional collection of 1ndu
strial b−acteria)に保在されており
、1975年カタログに収載されている。
本発明によって使用される微生物を用いると、その他の
条件を変えないで少くとも10倍の活量の収量を得るこ
とができることが判明した。
この場合アエロバクタ−・アエロゲネス(Aeroba
c−ter aerogenes)DSM1643で改
良された収量は、公知製出法を使用する、つまり嫌気性
で培養するのに過ぎないか又は好気性で培養するのに過
ぎない場合に得られる。
好ましくは好気性条件、つまり空気又は酵素又は酵素含
有ガスの供給をLog相の終りまで維持する。
Log相とは、一定の最大除法率によって特性を有する
指数又は対数の生長相である。
グリセリン脱水素酵素を形成する微生物は多くは嫌気性
条件下、つまり酵素の遮断下に培養するとこの酵素を最
もよく形成することは公知である。
酵素の存在では多くの場合代謝作用の能率の変位が生じ
、グリセリン脱水素酵素の代りにグリセリン−3−燐酸
塩一説水素酵素が形成し、グリセリンの分解には予めの
グリセリンキナーゼでの燐酸化後に使用する。
しかしながら、既にグリセリン脱水素酵素を通気で形成
する微生物も記載された(日本特許公報第040737
号)。
ところで、これに対して前述の好気性条件及び嫌気性条
件の連続の場合、純好気性培養又は純嫌気性培養の場合
よりも著しく大きい収量の酵素が得られることが判明し
た。
特に際立っているのは、前述の両微生物の場合である。
その他の点では、微生物の培養及び微生物からの酵素の
製出は公知方法によって行なう。
このようにして、本発明範囲内で使用することのできる
公知培地はグリセリン、ペプトン、肉の抽出物、酵母抽
出物及びNaCl並びに緩衝剤を含有する。
この場合グリセリンを単一炭素源として約40g/lの
比較的大量で使用し、公知方法で約24時間である生長
時間の間に消費される。
しかしながら、本発明範囲内では好気性/嫌気性培養法
において嫌気相でグリセリン含量を更に増大する、即ち
微生物によって消費されるよりも多くのグリセリンを添
加すると、なお良好な結果が得られることが判明した。
それ故好ましくはグリセリン含量を、対数の生長相の終
りまで出発値に対して約0.3〜0.5%に下げ、次い
で嫌気性相の間に再び0.8〜1.5%に上げるように
して調節する。
同じようにして、酵母抽出物の代りにビオチンを培地に
添加することが好ましいことが判明した。
好ましいビオチンの濃度は、10〜100μg/lであ
る。
培用温度は常用の範囲内であり、所望の好ましい結果に
対しては温度25〜40℃を維持する。
pHは好ましくは6〜9であり、この場合pHを調節す
るためには常用の緩衝剤を使用する。
特に良好な結果は燐酸イオン及びアンモニウムイオンを
含有する緩衝剤によって得られた。
本発明による方法は、公知方法よりも著しく迅速に進行
する。
原則として、既に6〜7時間の発酵後に最適値の酵素活
量が得られる。
培養の終了はpHの低下によって容易に認めることがで
きる。
好ましい条件を使用すると、本発明によって酵素活量の
収量9000U/1以上が得られる。
これは、公知方法に対して100倍以上の増大に相応す
る。
更に本発明方法の特性は、アエロバクタ−・アエロゲネ
ス(Aerobacter aerogenes)DS
M1643の培養で、公知グリセリン脱水素酵素とは著
しく低いミバエリスの定数KMによって優れているグリ
セリン脱水素酵素が得られることである。
この定数は公知酵素では比較的大きく、1〜4×10−
2の範囲内であるが、本発明によって使用した前記菌株
からの酵素はKM6.6X10−4Mを有する。
つまり20%低く存在する。この好ましい性質に基づい
て、その他は同じ条件下でこの酵素を使用すると、公知
グリセリン脱水素酵素におけるよりも著しくわずかな量
の酵素で一定の変換率が得られる。
それ故KM6.6XIF4Mを有するグリセリン脱水素
酵素は本発明のもう1つの課題である。
前述のように、所望の酵素を微生物の生物質から常法で
製出することができる。
例えば、培養懸濁液を直接的に超音波によって溶解し、
不溶性成分を分離した後に、粗製抽出物から酵素を常用
の沈殿剤、例えば硫酸アンモニウムで単離することがで
きる。
硫酸アンモニウムを使用する場合には、好ましくは35
〜45%の飽和で分別する。
もう1つの純化は、例えば好ましくは50〜70℃で2
〜10分間加熱することによって行なうことができる。
この場合不純物の1部分を変性し、炉別又は遠心分離す
ることができる。
このようにして、比較量的20U/■を有する酵素が得
られる。
培養は、常用の振盪培養又は攪拌下に行なう。
次に実施例につき本発明を説明する。
例1 アエロバククー・アエロゲネス(Aerobacter
aerogenes)DSMI643を、101の発
酵話中でカゼインのペプトン0.8%、肉のペプトン0
.8%、K2HPO40,3%、NH4(2・HPO4
) 0.2%、NaCl O,6%、グリセリン1〜2
%及びビオチン50μgを含有する培地で37℃及びp
H7,0で通気及び攪拌下に培養する。
毎時空気3001を供給し、攪拌を30Or、p、m、
で対数の生長相の終りまで行なう。
対数の生長相の終了後、空気の供給を止め、グリセリン
の添加を始める。
この場合グリセリン濃度は発酵の終りまで(約6時間)
0.3〜0.5%から1.0%に上る。
このようにして、生物質7〜10g/l及び活量700
0〜9000U/lが得られる。
得られた培養懸濁液を超音波装置で3分間溶解し、不溶
性成分を遠心分離し、透明な上澄みで活量の測定を次の
ようにして行なう。
試験溶液: (1)緩衝剤−硫酸アンモニウム溶液 NaHCO3(分子量=84.01): 0.12M=9.69g/1 (NH4)2804(分子量=132.15):0.0
4M=5.08g/1 in−NaOHでpH10,0にする (2)NAD溶液(分子量=663.4)c=10〜1
00:使用した粗製抽出物の試料による (3)グリセリン1.5M 2回蒸溜した水100m1に対して87%のグリセリン
12.9m1 (4)生理学的食塩水(NaClO,85%)PO4−
緩衝剤0.1M、pH7 試験項目 測定の照射:365nm 試験容量:3.05m1 層の厚さ=1cm 温度:25℃ 緩衝剤/(NH4)280. (1)2.65m1NA
D (2)0.10m1試料
0.10m1 混合、前留出物 出発:グリセリン (3)0.20m1計算
: 更に酵素を精製するために、粗製抽出物を硫酸アンモニ
ウム溶液で分別し、この場合フラクションによって35
〜45%の飽和が得られ、NaC10085%を含有す
る燐酸塩緩衝剤(pH7)0.1Mに溶解する。
溶液60℃で4分間加熱し、遠心分離する。
死活量的20U/mgを有する透明なグリセリン脱水素
酵素の溶液が得られる。
このプレパラートのKMの測定によって6.6×10−
4Mの値が得られた。
例2 例1の方法を、アエロバクタ−・アエロゲネス(Aer
obacter aerogenes)NCIB418
〔エンテロバクタ−・アエロゲネス(Enterob−
acter aerogenes)とも呼ばれる〕を使
用してくり返した。
培養時間は8時間であり、粗製抽出物中の活量は300
0〜4000U/lであった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 グリセリン脱水素酵素を形成する微生物を適当なグ
    リセリン含有培地中で好気性培養し、生物質又は培地か
    ら酵素を得ることによって微生物からグリセリン脱水酵
    素を製出する方法において、微生物を先づ好気性条件下
    、次いで嫌気性条件下に培養することからなるグリセリ
    ン脱水素酵素の製出法。 2 アエロバクタ−・アエロバクタ(Aerobac−
    ter aerogenes)DSM1643又はNC
    IB418を培養する特許請求の範囲第1項記載の方法
    。 3 好気性条件を、Log相の終りまで維持する特許請
    求の範囲第2項記載の方法。 4 嫌気性条件下で、培地に微生物によって消費される
    よりも多くのグリセリンを添加する特許請求の範囲第2
    又は第3項記載の方法。 5 嫌気性相で、培地のグリセリン含量を0.3〜0.
    5%から0.8〜1.5%に高める特許請求の範囲第4
    項記載の方法。 6 培地にビオチンを添加する特許請求の範囲第1〜5
    項のいずれか1項に記載の方法。 7 温度25〜40℃で培養する特許請求の範囲第1〜
    第6項のいずれか1項に記載の方法。
JP55184183A 1979-12-27 1980-12-26 グリセリン脱水素酵素の製出法 Expired JPS58871B2 (ja)

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GB2021594B (en) * 1978-05-22 1982-10-20 Atkinson A Glycerol dehydrogenase

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