JPS5886935A - 薄板のロ−ル成形における縁波の防止方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えばアルミニウムの如き金属の薄板の中央
にロール成形によシ曲げ加工部を形成する際に発生する
緑液を防止する方法に関する。

従来、例えば太陽熱コレクタを製造するような場合に、
薄板の板巾中央部をロールフォーミングによシ曲げ加工
することがあるが、加工の程度に応じて、曲げ部が長手
方向に縮むため、パネル端のフラット部が座屈して、第
１図に示す如き緑液Ａを生じる。

したがって、通常はロフル加工段数を増し、急激な変形
を避けたり、また、ロール間張力を与えて加工部を伸ば
しながら成形を行なっている。しかし、これらの対策で
は不完全な場合が多く、薄肉材や広巾材では緑液の防止
が困難である。

本発明はかかる従来の問題点を解決すべくなされたもの
で、薄板の中央部に曲＝加工を与える際に、該曲げ加工
部の近傍に圧　あるいはローレット加工を施すことを特
徴とする薄板のロール成形における緑液の防止方法を要
旨とするものである。

本発明者らは、緑液の発生について究明した結果、ロー
ル成形による曲げ部の縮みに原因があることを見出し、
その曲げ部の縮みを、圧痕あるいはローレット加工によ
シバランスさせて、曲げ部と端縁部の長さとを同一にす
ると緑液の防止に有効であることを見出したものである
。

第２図は、薄板１の板中中央部にロール成形による曲げ
部２を形成する際に、その曲は部２の近傍に圧痕３を施
したものである。圧痕３の坂 ピンチや深さ、長さなどは薄厚、板寸法、曲げ部２の縮
み発生量等を勘案して決定する。

第３図は圧痕に代えてローレット加工部４を設けたもの
である。

本発明において、圧痕やローレット加工はロール成形に
おける適当なスタンドで同時に実施すればよく、工程増
や能率低下にへらない。むしろ、ロール設計において、
緑液の発生を考直する必要がないため、設計が容易とな
り、ロール段数を減少することができる。

以下実施例について述べる。

長さ２０００１１１１　％厚さ０．４　ｗｍのアルミニ
ウム薄板１の中央部に第２図に示す如き直径９．５■相
当の曲は部２を形成し、巾１３０簡の太陽熱コレクター
パネルを製造する際に、ロール成形と同時に深さくａ）
　０．１５■、長さ６■の圧痕を１５■ピツチで、曲げ
部２の近傍に設けた。第４図は平面図で、第５図は圧痕
・の断面形状を示す。

曲げ部２から圧痕３の直近端部までは距離は２朝とした
。これによって、第１図に示す如き緑液Ａの発生はなく
、さらに、太陽熱コレクターパネルとしての選択吸収面
の機能を低下させることはなかった。

又、比較例として、圧痕を施こさなかった以外は上記実
施例と同様にして行なったところ、緑液が発生した。さ
らに、曲げ部２から圧痕３の直近端部までの距離が５Ｉ
ＩＩ１１を越えると緑液の解消が不完全となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を説明する斜視図、第２図は本発明の実
施例に係る製品の斜視図、第３図は他の実施例に係る製
品の斜視図、第４図は第２図の平面図、第５図は圧痕部
・の断面図をそれぞれ示す。 １・・・薄　板　　２・・・曲げ部　　３・・・圧　痕
４・・・ローレット加工部　　Ａ・・・縁　波特許出願
人　住友軽金属工婁株式会社 日本アルミニウム工業株式会社 代理人弁理士　小　　松　　秀　　岳

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、薄板の中央部に曲げ加工を与える際に、該曲げ加工
   部の近傍に圧痕あるいはローレット加工を施すことを特
   徴とする薄板のロール成形における緑液の防止方法。