JPS5885960A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテープレコーダ等の磁気記録再生装置に関し、
特に磁気テープの巻取り２巻戻し等の高２、−・ 速回転時に損失が少なく効率の良い構造のリールモータ
を具備した磁気記録再生装置を提供することを目的とす
る。

第１図は従来の磁気記録再生装置の要部を示す正面断面
図である。第１図において、シャーシ１にはリールモー
タ用の軸受２およびキャプスタンモ−タ用の軸受３が固
着されており、この軸受２により回転自在に保持された
リールモータ軸４を回転軸とするリールロータ６と、上
記キャプスタンモータ用の軸受３により回転自在に保持
されたキャプスタン軸６を回転軸とするキャプスタンロ
ータ７とがあり、上記リールロータ６およびキャプスタ
ンロータ７には各々多極着磁されたマグネット８および
９が固着されている。また、上記マグネット８０着磁面
１０に対向して所定の間隙を有して複数個のり一ルモー
タ用駆動コイル１１が配設されており、同様に上記マグ
ネット９の着磁面１２に対向して所定の間隙を有して複
数個のキャプスタンモータ用駆動コイル１３が配設され
ている。

プスタンモータ用駆動コイル１３は、軟磁性体からなる
共通の第１のステータ部材１４の上に固着設置されてい
る。さらに上記第１のステータ部材１４上には上記リー
ルロータ６およびキャプスタンロータ７のスラスト方向
の荷重を支持するスラスト軸受１６および１６と、上記
リールｂ゛−夕６およびキャプスタンロータ７の各々の
回転位置に応じて上記リールモータ用の駆動コイル１１
およびキャプスタンモータ用の駆動コイル１３への通電
の切換えを制御する位置信号を発生するための位置検出
部材１７および１８が設置されている。

以上の如くリールモー　タおよびキャプスタンモータの
ステータ部材１４を共有したモータの構成をとることに
よシ、リールモータとキャプスタンモータを一体化して
装置本体の小型、軽量化や量産性を考慮した構成となっ
ている。

また、上記キャプスタンロータ７の内周には周波数信号
を発生させるための多数個の軟磁性体からなる凹凸歯部
１９が設けられ、一方軸受３に固−する歯部２０を有す
る軟磁性体からなる第１の円板２１と、第１の円板とあ
る間隔を有して対面する如く設けられた軟磁性体からな
る第２の円板２２と、上記第１の円板２１および第２の
円板２２との間に配設された円環状のマグネット２３と
、該円環状のマグネット２３の外周に巻装された発電コ
イル２４とによシ上記キャプスタンモ〜りの定速制御手
段が構成されている。

ところで、上記リール軸４にはリールプーリ２６がリー
ル軸４と一体に回転するように固着されており、シャー
シ１上には、該シャーシ１上に取付けられたリール台軸
２６を中心に回転自在のリール台２７がある。また、上
記リールプーリ２５と上記リール台２７の各々に転接す
るアイドラ２８を介して、上記リールプーリ２６の回転
が上記リール台２７に伝達される。なお、上記アイドラ
２８はアイドラアーム２９上に取り付けられたアイドラ
軸３０を中心に回転自在となっている。テープの早送シ
２巻戻し時にはリール台２７は、定速側６ｔ・−コ・ 御されて回転するキャプスタンｅとピンチローラ′３１
によシ定速で繰シ出される磁気テープ３２を巻取るだけ
であるから、低速で回転する。

さて、リールロータ６に固着されているリールマグネッ
ト８の磁極から発生する磁束は、上記第１のステータ部
材１４を介する磁路を形成している。従って、上記リー
ルロータ６０回転によシ、上記第１のステータ部材１４
を通る磁束が変化するために、この第１のステータ部材
１４の内部にはヒステリシス損失およびうず電流に伴う
電力損失すなわちうず電流積が発生し、リールモータの
損失トルクとなる。

特にテープの早送シ２巻戻し時のようにリールモータが
高速で回転する時には、うず電流積にもとすく損失トル
クはリールモータの回転速度に比例するため、大きな損
失トルクが発生してリールモータの実効トルークが減少
する。したがって上記の従来例では、テープの早送９９
巻戻しに長時間を要したり１巻き取シ負荷の大きなテー
プカセットを用いた時には途中で回転が止まったりする
等の本発明は上記従来の問題点を解決するものであシ、
少なくともリールモータのステータ部を低損失構造とな
すものであって、特にステータ部に低鉄損材を設ける簡
単な構成によって損失トルクを小さくしテープの駆動性
能を向上させた優れた磁気記録再生装置を提供するもの
である。

以下に本発明の一実施例について図面にもとづいて説明
する。第２図は本発明の一実施例の磁気記録再生装置の
要部を示す正面断面図である。なお第２図において、第
１図と同一の構成物を示すものには同一の番号を付して
いる。

本実施例ではリールマグネット８の着磁面１゜とある間
隙を有して対面する如く配設されたリールモータ用駆動
コイル１１と、上記第１のステータ部材１４と０間に、
ケイ素鋼板のように磁気的な保磁力が小さく、電気的な
固有抵抗の大きな材料からなる第２のステータ部材３３
を配設する。

ところでこの第２のステータ部材３３上には、上記リー
ルモータ用駆動コイル１１および上記リー７・・−ジ ルロータ６のスラスト方向の荷重を支持するスラスト軸
受１６および上記リールモータ用の駆動コイル１１への
通電の切換えを制御する位置信号を発生するだめの位置
検出部材１７が設置されている０ さて、リールマグネット８から発生する磁束は上記リー
ルモータ用詔動コイル１１と鎖交し、そして上記第２の
ステータ部材３３を介して、再びリールマグネット８に
戻る磁路を形成するため、リールロータの高速回転時の
ように磁束の変化速度が大きくても、上記第２のステー
タ部材３３で発生するヒステリシス損失にもとすく損失
トルクやうず電流損失にもとず〈損失トルクは小さくな
る。従ってテープの早送り２巻戻し時のようなリールモ
ータの高速回転時にもうず電流積による損失トルクは少
なくなシ、その結果テープの早送り。

巻戻しの時間も短縮され、巻き取り負荷の大きなテープ
カセットを用いた時にもトルクに余裕を持って巻き取る
ことができるようになる。

なお、上記の実施例では第２のステータ部材３３を、特
に効果の大きなリールモータのステータ部のみに適用し
たが、全く同様の材料からなる低損失部材をキャプスタ
ンモータのステータ部に適用してもさしつかえないのは
言うまでもないことである。

以上のように本発明によれば、リールモータのステータ
部材に磁気的な保持力が小さく電気的な固有抵抗の大き
な第２のステータ部材を設けたことにより、損失トルク
を少なくし、特に高速回転時のうず電流積による損失ト
ルクの低下を防止したことによって、テープの早送り２
巻戻しの時間を短縮し、また巻き取り負荷の大きなテー
プカセットを用いた場合にも十分にトルクに余裕をもっ
て巻き取ることが可能であるなど、テープの駆動性能を
向上させた優れた磁気記録再生装置を提供することが可
能となるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の磁気記録再生装置の要部を示す正面断面
図、第２図は本発明の一実施例の要部を示す正面断面図
である。 ・・・・・・キャプスタンロータ、８，９・・・・・・
マグネット、１０，１２・・・・・・着磁面、１１・・
・・・・リールモータ駆動用コイル、１３・・・・・・
キャプスタンモータ駆動用コイル、１４・・・・・・第
１のステータ部材、１７．１８・・・・・・位置検出部
材、３３・・・・・・第２のステータ部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. リールモータとキャプスタンモータとに共通な第１のス
   テータ部材と、リールモータ部分の上記第１のステータ
   部材上に設けられ、磁気的な保持力が小さく電気的な固
   有抵抗の大きな第２のステータ部材と、この第２のステ
   ータ部材上に設けられた駆動コイルと、同じく第２のス
   テータ部材上に設けられ上記駆動コイルへの通電を制御
   するためにロータの位置を検出する位置検出部材と、多
   極平面着磁された磁−石を有し、この磁石の着磁面を所
   定の間隔で上記駆動コイルと対向させて回転自在に保持
   したロータとにより構成した平面対向ブラシレスリール
   モータを備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。