JPH03219459A

JPH03219459A - Ｖｔｒのリール駆動装置

Info

Publication number: JPH03219459A
Application number: JP1255590A
Authority: JP
Inventors: Hisao Kaneko; 久夫金子
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1990-01-24
Filing date: 1990-01-24
Publication date: 1991-09-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、超低速から高速まで円滑な回転数制御が可能
な、特にキャプスタンレスＶＴＲに好適なリール駆動装
置に関する。

〔従来の技術〕

ＶＴＲなどで記録再生を行なう場合、磁気テープの走行
はピンチローラとキャプスタンで磁気テープを挾み込み
行なわれる。

このピンチローラは、ゴム部品であることから信頼性に
劣り、これを無くす試みとしてリールのみで直接に磁気
テープを駆動するキャプスタンレス駆動が以前より検討
されている。しかし、リールの回転数は低速が必要とさ
れるため、リールを駆動するモータ効率の低下、サーボ
系の安定が困難、回転ムラ（Ｗ＆Ｆ）性能の劣化などよ
り実現されていない。また、スロー再生、高速サーチな
ど特殊再生を考慮すると、リールの回転数は、超低速か
ら高速までのダイナミックレンジの広さが必要とされる
。

これらの問題を解決し、キャプスタンレス駆動を行う案
としては特開平１−１７０３４２号公報に示される差動
型モータをＶＴＲなどのリールモータとして使用するこ
とが挙げられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術では、四つの駆動手段の制御が必要とされ
ること、薄形化に不利なことなど、直接リールモータと
して利用するには十分配慮されているとは言い難い点が
ある。

本発明は、キャプスタンレスＶＴＲの両リールを駆動す
るのに適した構造が簡素なリール駆動装置を提供するこ
とを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明においては、巻取リ
ール、供給リールの両リールにそれぞれ内周太陽歯車と
、外周太陽歯車と、両太陽歯車に噛み合い両者の回転数
差で回転する遊星歯車系の出３刃軸で両リールを駆動することとし、かつ両外周太陽歯
車を同時に駆動する駆動歯車を設けたものである。

〔作用〕

駆動歯車は、両リールの両外周太陽歯車を同時に駆動し
、各リールの回転数制御は両内周太陽歯車をそれぞれ独
立に制御することによって行われる。したつかで駆動手
段は三つになり制御は簡略される。しかも内外周の太陽
歯車を高速に回転しながら出力軸であるリールを超低速
で回転させることも出来るので超低速から高速に至るま
で安定かつ円滑に速度制御できる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図は、本発明の一実施例のリール駆動装置の差動歯
車機構部の平面図、第２図は同実施例の断面図を示す。

巻取リール側の回転子を構成している第一の内周太陽歯
車４には、その上部の外側に第１図に示すごとく歯が切
っである。この第一の内周太陽歯４車４は、その中心部で、軸受１５．１６を介してシャー
シ１８に直立に圧入固定された軸１７の周囲に回動自在
に支持されている。第一の内周太陽歯車４の下面には、
円周方向に８極に等分割着磁された円環状の永久磁石１
９が固定され第一の内周太陽歯車４と一体になって回転
する。

コイル列２ｏは、上記永久磁石１９の下面に対向してシ
ャーシ１８に固定して配設されている。

このコイル列２０は例えば、円環状に６０度ピッチで６
個配設され、その通電を切り替えることによって通常の
モータ如く第一の内周太陽歯車４を回転させることが出
来るモータユニットを構成している。

遊星歯車６．７．８は、承１図に示すごとく第一の内周
太陽歯車４及び第一の外周太陽歯車１の内歯に噛み合っ
ている。また、それぞれ出力軸１２の下端に固定された
円盤状部２２に回動自在に軸支されている。

第一の外周太陽歯車１は、その中心部で軸受２３．２４
を介して出力軸１２に相互に回動自在に軸承されている
。さらに、その外周側には第１図に示す如く歯が切って
あり、駆動歯車３と噛み合っている。

駆動歯車３は、その中心部で軸受２５．２６を介してシ
ャーシ１８に直立に圧入固定された軸１３の周囲に回動
自在に支持されている。駆動歯車３の下面には、円周方
向に８極に等分割着磁された円環状の永久磁石２７が固
定され駆動歯車３と一体になって回転する。

コイル列２８は、上記永久磁石２７の下面に対向してシ
ャーシ１８に固定して配設される。

このコイル列２８は、例えば、円環状に６０度ピッチで
６個配設され、その通電を切り替えることによって通常
のモータの如く駆動歯車３を回転させることが出来るモ
ーターユニットを形成している。

供給リール側の回転子を構成している第二の内周太陽歯
車５には、その上部の外側に第１図に示す如く歯が切っ
である。この第二の内周太陽歯車５は、その中心部で軸
受３０．３１を介してシャーシ１８に直立に圧入固定さ
れた軸２９の周囲に回動自在に支持されている。第二の
内周太陽歯車５の下面には、円周方向に８極に等分割着
磁された円環状の永久磁石３２が固定され第二の内周太
陽歯車５と一体になって回転する。

コイル列３３は、上記永久磁石３２の下面に対向してシ
ャーシ１８に固定して配設される。このコイル列３３は
、例えば、円環状に６０度ピッチで６個配設され、その
通電を切り替えることによって通常のモータの如く第二
の内周太陽歯車５を回転させることが出来るモータユニ
ットを形成している。

遊星歯車９．１０．１１は、第１図に示す如く第二の内
周太陽歯車５及び第二の外周太陽歯車２の内歯に噛み合
っている。また、それぞれ出力軸１４の下端に固定され
た円盤状部２１に回動自在に軸支されている。

第二の外周太陽歯車２は、その中心部で軸受３４．３５
を介して出力軸１４に相互に回動自在に軸承されている
。さらに、その外周側には第１図一に示す如く歯が切ってあり駆動歯車３と噛み合っている
。

上記のような構成で、コイル列２８の通電を制御すれば
、駆動歯車３、第一及び第二の外周太陽歯車１．２が回
転し、同時にコイル列２０の通電を制御すれば、巻取リ
ール側の出力軸１２は、遊星歯車６．７．８より成る差
動機構によって内周と外周の太陽歯車１．４の回転数差
で回転することが出来る。供給リール側の出力軸１４は
、コイル列３３の通電を同様に制御すれば良い。

以上によって、巻取リールと供給リールの回転数を超低
速から高速まで容易に安定して制御することが出来る。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、差動歯車機構を用
いてかつ、駆動手段が三つと簡素な構成で巻取リール、
供給リールの両方を超低速から高速まで安定に制御でき
るリール駆動装置が得られる。

【図面の簡単な説明】

８− 第１図は、本発明の一実施例の平面図、第２図は、同実
施例の断面図である。１・・・第一の外周太陽歯車、２・・・第二の外周太陽
歯車、３・駆動歯車、４・・第一の内周太陽歯車、５・
・・第二の内周太陽歯車、６．７．８・・・第一の遊星
歯車系、９．１０．１１・・・第二の遊星歯車系、１２
・・・出力軸（巻取リール）、１４・・出力軸（供給リ
ール）。

Claims

【特許請求の範囲】１、巻取リール側に設けられ回動可とされた第一の外周
太陽歯車（１）と、供給リール側に設けられ回動可とされた第二の外周太陽
歯車（２）と、前記第一及び第二の外周太陽歯車（１）、（２）を駆動すべく係合された駆動歯車（３）と、前記第一の外周太陽歯車（１）の内側に回動可として設
けられた第一の内周太陽歯車（４）と、前記第二の外周太陽歯車（２）の内側に回動可として設
けられた第二の内周太陽歯車（５）と、前記第一の外周太陽歯車（１）と第一の内周太陽歯車（
４）と噛み合い、両者の回転数差で回転する第一の遊星
歯車系（６、７、８）と、前記第二の外周太陽歯車（２）と第二の内周太陽歯車（
５）と噛み合い、両者の回転数差で回転する第二の遊星
歯車系（９、１０、１１）と、を備え、巻取リールは、第一の遊星歯車系の出力軸（１２）によ
り、また、供給リールは、第二の遊星歯車系の出力軸（
１４）によりそれぞれ駆動される構成を備えたことを特
徴とするＶＴＲのリール駆動装置。２、前記駆動歯車（３）、前記第一の内周太陽歯車（４
）、前記第二の内周太陽歯車（５）は、それぞれ独立に制御可能な駆動手段を有し、これらの歯
車自体を駆動手段の回転子とした請求項１に記載のＶＴ
Ｒのリール駆動装置。３、上記駆動手段は、電磁力によって駆動される構成を有し、駆動歯車（３）
、第一の内周太陽歯車（４）、第二の内周太陽歯車（５
）に各々永久磁極を複数対配設した請求項２に記載のＶ
ＴＲのリール駆動装置。