JP2913223B2 - 回転ヘッド装置 - Google Patents

回転ヘッド装置

Info

Publication number
JP2913223B2
JP2913223B2 JP3135276A JP13527691A JP2913223B2 JP 2913223 B2 JP2913223 B2 JP 2913223B2 JP 3135276 A JP3135276 A JP 3135276A JP 13527691 A JP13527691 A JP 13527691A JP 2913223 B2 JP2913223 B2 JP 2913223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary
fixed
magnet
transformer
head device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3135276A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04337513A (ja
Inventor
福億 阿部
憲明 益田
正雄 岩倉
克彦 泉
憲治 荻路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3135276A priority Critical patent/JP2913223B2/ja
Publication of JPH04337513A publication Critical patent/JPH04337513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2913223B2 publication Critical patent/JP2913223B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘリカルスキャン方式
の磁気記録再生装置に用いられる回転ヘッド装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】回転ヘッド装置に平面対向型のブラシレ
スモータと平面対向型のロータリートランスとを内蔵し
たシリンダ構造は、円筒型のロータリトランスをもつシ
リンダ構造に比して、薄型化の達成が容易である。斯る
薄型化を図った回転ヘッド装置は、例えば特開昭55−
150125号公報、特開平3−1312号公報等に記
載されていて、該先願技術においては、回転位相検出器
を構成する回転位相検出用マグネット(以下、PGマグ
ネットとする)と電磁変換素子とは、ロータリートラン
スあるいはブラシレスモータの内側あるいは外側にこれ
らと同一高さで配置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たようにPGマグネットと電磁変換素子とがブラシレス
モータあるいはロータリートランスと同一高さに配置さ
れると、この同一高さに配置されたPGマグネットと電
磁変換素子とによって、固定ドラム・回転ドラム内のブ
ラシレスモータあるいはロータリートランスを配置する
空間が狭められる。このため、シリンダの小径化を図る
とブラシレスモータあるいはロータリートランスの配置
空間が狭まることから、ブラシレスモータあるいはロー
タリートランスの対向面積を必要十分に確保できなくな
って、ロータリートランスの伝送特性劣化あるいはモー
タのトルク不足が生じるという問題が生じた。また、シ
リンダ径が小さいために、従来の部品配置ではPGマグ
ネットとモータマグネット間に十分な間隔が確保でき
ず、PGマグネットとモータマグネットが干渉してPG
マグネットによる出力信号のS/Nが劣化するという問
題もあった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、平面対向型のブラシレスモー
タとロータリートランスとをドラムに内蔵した薄型の回
転ヘッド装置において、回転位相検出器の構成・配置に
工夫を施すことによりPGマグネットによる出力信号の
S/Nが向上でき、また、回転ヘッド装置の小径化を図
った際に、ブラシレスモータとロータリートランスとを
固定ドラム・回転ドラム内の空間を最大限利用してその
対向面積を最大に確保可能とし、以って、高性能の小径
薄型の回転ヘッド装置を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、PGマグネットをブラシレスモータとロー
タリートランスとの間に配置し、さらにPGマグネット
からテープへの磁気漏洩を防ぐためのシールドリングを
固定ドラム側に設けると共に、電磁変換素子がPGマグ
ネットからの磁束を検出するためにシールドリングの所
定の位置に切欠きを設けた、構成とされる。
【0006】
【作用】本発明では上記したように、PGマグネットを
ブラシレスモータとロータリートランスの間に配置する
ようにしているので、例えば固定ドラム側に収納・位置
付けるするブラシレスモータのマグネット/コイルの平
面対向面積と、回転ドラム側に収納・位置付けするロー
タリートランスのトランスロータ/トランスステータの
平面対向面積とをそれぞれ可及的に大きく確保でき、回
転ヘッド装置の小径化によるモータあるいはロータリー
トランスの性能劣化を最小に抑えることが可能となる。
また、モータマグネットからのPGマグネットへの磁気
飛込みがないため、PG出力信号のS/Nの向上を図る
ことが出来る。また、シールドリングは、PGマグネッ
トから外周方向へ漏れる磁束を遮断するように取り付け
られるため、PGマグネットによる回転ヘッド装置に巻
装されているテープへの悪影響も無い。
【0007】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図1〜図5によっ
て説明する。図1は本実施例の回転ヘッド装置にテープ
が巻装している状態を示した模式図、図2は本実施例の
回転ヘッド装置の断面図、図3は本実施例の回転ヘッド
装置の要部を示す斜視図、図4は本実施例の回転ヘッド
装置の分解斜視図、図5は本実施例の回転ヘッド装置の
PG出力波形を示す説明図である。
【0008】図1は、例えばVTR(ビデオテープレコ
ーダ)のテープ引き出し状態を簡略化して示しており、
同図において、1は回転ヘッド装置、2はカセット、3
はテープ、4はテープガイド群であり、公知にように、
VTRメカニズムのテープガイド群4は、図示せぬロー
ディング用モータの回転でVTRに装着されたカセット
2内のテープ3を、カセット2内より引き出して所定の
位置に移動させ、テープ3を回転ヘッド装置1に巻装さ
せるようになっている。
【0009】図2は上記した回転ヘッド装置1の構造を
示しており、同図において、5は固定軸、6は固定ドラ
ム、7はモータコイル、8は回路基板、9はディスク、
10は玉軸受、11はモータマグネット、12はPGマ
グネットであり、固定軸5は固定ドラム6に垂直に固定
され、モータコイル7は回路基板8に固着されて固定ド
ラム6の内側下面に固定軸5と同心状に接着固定され
る。また、ディスク9には、モータマグネット11とP
Gマグネット12がそれぞれ接着固定され、このディス
ク9は固定軸5に玉軸受10を介して回転自在に取り付
けられる。
【0010】20は電磁変換素子で、該電磁変換素子2
0はPGマグネット12の磁束を検出できるように、P
Gマグネット12と同一高さで対向するように、回路基
板8上の所定位置に植設・固定されている。13はシー
ルドリングで、固定軸5と同心となるように、固定ドラ
ム6の内周面に接着固定されていて、PGマグネット1
2の回転軌跡と電磁変換素子20との間に位置すると共
に、電磁変換素子20が対向する位置には、PGマグネ
ット12の磁束を通す切欠き13aが設けられている
(図3参照)。
【0011】14は回転ドラム、15は磁気ヘッド、1
6はロータリートランスロータで、磁気ヘッド15が固
定された回転ドラム14は、ディスク9にネジによって
締付け固定され、また、ロータリートランスロータ16
は、回転ドラム14の内側下面に接着固定される。な
お、ロータリートランスロータ16は、回転ドラム14
に固定したときに図示しない接点により磁気ヘッド15
と結線されるようになっている。
【0012】17は予圧金具、18は固定部材、19は
ロータリートランスステータで、予圧金具17は、玉軸
受10のガタをなくすために予圧をかけて固定軸5にネ
ジ固定される。ロータリートランスステータ19は固定
部材18に接着固定され、このロータリートランスステ
ータ19がロータリートランスロータ16と極小な隙間
をもつように、固定部材18が予圧金具17に固定され
る。
【0013】ここで本実施例においては図2の図面から
明らかなように、前記PGマグネット12は、ブラシレ
スモータ(7,8,11)とロータリートランス(1
6,19)との間に配置され、さらにPGマグネット1
2からテープへの磁気漏洩を防ぐためのシールドリング
13を固定ドラム6に設けた構成となっている。このた
め、固定ドラム側に収納・位置付けられたブラシレスモ
ータのマグネット/コイルの平面対向面積と、回転ドラ
ム側に収納・位置付けられたロータリートランスのトラ
ンスロータ/トランスステータの平面対向面積とをそれ
ぞれ可及的に大きく確保でき、回転ヘッド装置の小径化
によるモータあるいはロータリートランスの性能劣化を
最小に抑えることが可能となる。また、モータマグネッ
ト11からのPGマグネット12への磁気飛込みが可及
的に低減できるため、PG出力信号のS/Nの向上を図
ることが出来る。また、シールドリング13は、PGマ
グネットの外周方向へ漏れる磁束を遮断するように取り
付けられるため、PGマグネット12による回転ヘッド
装置に巻装されてテープへの悪影響も無い構造となって
いる。
【0014】次に、上記構成による動作を簡単に説明す
る。図2において、回路基板8からモータコイル7に電
流を流すことによりモータマグネット11に回転力が発
生する。この回転力により、ディスク9と回転ドラム1
4は回転駆動され、回転ドラム14に搭載された磁気ヘ
ッド15からの信号は、ロータリートランスロータ16
を介してロータリートランスステータ19に伝達され、
図示しない回路に導かれる。
【0015】またこの際図3に示すように、ディスク9
の回転に伴ってPGマグネット12が電磁変換素子20
の前を通過する時には、PGマグネットの磁束はシール
ドリング13に設けられた切欠き13aを通過し、電磁
変換素子20で検出される。従って、PGマグネット1
2が電磁変換素子20の前を通過する毎に1つのパルス
信号が発生し、これによりモータ(7,8,11)の回
転位相が制御される。
【0016】図4に、本実施例の回転ヘッド装置の組立
方法を説明するための分解斜視図を示す。以下にこの図
4を用いて、回転ヘッド装置の組立方法を説明する。
まず、固定軸5が固定ドラム6の中心穴に垂直に圧入・
固着され、また、モータコイル7と回路基板8とが、固
定ドラム6内に固定軸5と同心状に位置決めされ接着固
定される。次に、モータマグネット11とPGマグネ
ット12を接着固定したディスク9に2個の玉軸受10
を圧入し、この玉軸受10を固定軸5に圧入する。次
に、電磁変換素子20を回路基板8上の所定位置に固定
し、また、シールドリング13の切欠き13aが電磁変
換素子20に対向するように、シールドリング13を固
定ドラム6に接着固定する。続いて、予圧金具17を
固定軸5に固定し、磁気ヘッド15を固定した回転ドラ
ム14をディスク9にネジ締め固定する。さらにロータ
リートランスローター16を回転シリンダ14内に接着
固定することによって磁気ヘッド15との結線を行う。
そして最後に、ロータリートランスステータ19を接
着固定した固定部材18を、ロータリートランスステー
タ19とロータリートランスロータ間が所定の隙間を維
持するように予圧金具17にネジ固定する。このように
して、第2図に示すような回転ヘッド装置を組立てるこ
とができる。
【0017】そして、従来構造の回転ヘッド装置におい
てはメインマグネットと同心状にPGマグネットを配置
していたので、回転位相検出用電磁変換素子へのメイン
マグネットからの磁気飛込みによりPG出力のS/Nが
劣化していたものに対して、上述した構成をとる本実施
例の回転ヘッド装置のPG出力波形は、図5に示すよう
に顕著なピークをもつ周波数特性を示し、S/Nが大幅
に改善された。
【0018】
【発明の効果】以上のように本実施例によれば、PG出
力信号のS/Nの向上を図ることが出来ると共に、固定
ドラム及び回転ドラム内の空間を最大限利用してブラシ
レスモータ、ロータリートランスを配置できるのでモー
タの小径化に伴う対向面積の減少によるトルクの低下、
及びロータリートランス小径化に伴う対向面積の減少に
よる伝送特性の劣化を最小に抑えることができ、小径・
薄型化した回転ヘッド装置の性能向上に多いに寄与す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による回転ヘッド装置にテープ
が巻装している状態を示した説明図である。
【図2】本発明の実施例に係る回転ヘッド装置の断面図
である。
【図3】本発明の実施例に係る回転ヘッド装置の要部斜
視図である。
【図4】本発明の実施例に係る回転ヘッド装置の分解斜
視図である。
【図5】本発明の実施例に係る回転ヘッド装置によるP
G出力波形を示す説明図である。
【符号の説明】
1 回転ヘッド装置 2 カセット 3 テープ 4 テープガイド群 5 固定軸 6 固定ドラム 7 モータコイル 8 回路基板 9 ディスク 10 玉軸受 11 モータマグネット 12 PGマグネット 13 シールドリング 14 回転ドラム 15 磁気ヘッド 16 ロータリートランスロータ 17 予圧金具 18 固定部材 19 ロータリートランスステータ 20 電磁変換素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩倉 正雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (72)発明者 泉 克彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (72)発明者 荻路 憲治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (56)参考文献 特開 昭62−223809(JP,A) 特開 昭58−83358(JP,A) 特開 平3−71413(JP,A) 特開 昭60−211659(JP,A) 特開 昭60−211658(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/52 G11B 5/02 G11B 15/467 G11B 15/54

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ドラムと、複数の磁気ヘッドを搭載
    し前記固定ドラムに対して回転可能に設けられた回転ド
    ラムと、平面対向型のロータリートランス並びに該ロー
    タリートランスの配設部位とは軸方向に離間して配設さ
    れた平面対向型のブラシレスモータとを具備した回転ヘ
    ッド装置において、回転位相検出用マグネットを前記ロ
    ータリートランスと前記ブラシレスモータの間に位置す
    る回転側部材に配置し、また、この回転位相検出用マグ
    ネットの回転軌跡の外周側に位置して該回転位相検出用
    マグネットとともに回転位相検出器を構成する電磁変換
    素子を固定側部材に配置し、かつ、ドラム中心軸と同心
    配置されて前記回転位相検出用マグネットの回転軌跡と
    前記電磁変換素子との間に位置するとともに前記電磁変
    換素子との対向部位に切欠きをもつシールドリングを固
    定側部材に配設したことを特徴とする回転ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記固定ドラム
    には固定軸が固定され、該固定軸の一端側には前記ブラ
    シレスモータのモータステータ部材が取付けられて、該
    モータステータ部材に前記ブラシレスモータのモータロ
    ータ部材が平面対向して配設されると共に、前記固定軸
    の他端側には前記ロータリートランスのトランスステー
    タが取付けられて、該トランスステータに前記ロータリ
    ートランスのトランスロータが平面対向して配設された
    ことを特徴とする回転ヘッド装置。
JP3135276A 1991-05-13 1991-05-13 回転ヘッド装置 Expired - Lifetime JP2913223B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3135276A JP2913223B2 (ja) 1991-05-13 1991-05-13 回転ヘッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3135276A JP2913223B2 (ja) 1991-05-13 1991-05-13 回転ヘッド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04337513A JPH04337513A (ja) 1992-11-25
JP2913223B2 true JP2913223B2 (ja) 1999-06-28

Family

ID=15147925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3135276A Expired - Lifetime JP2913223B2 (ja) 1991-05-13 1991-05-13 回転ヘッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2913223B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04337513A (ja) 1992-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5195002A (en) Apparatus for driving information record medium
JP2765910B2 (ja) 回転ヘッド装置及びこれを用いる磁気記録再生装置
JP2913223B2 (ja) 回転ヘッド装置
US5721460A (en) Capstan motor
JP3232994B2 (ja) モータのスラスト軸受
KR930004771B1 (ko) Vcr의 헤드드럼 모우터
JP2864662B2 (ja) 回転ヘッド装置
JP2601014B2 (ja) 電動機
JP3111553B2 (ja) 磁気ディスク駆動装置用モータ
JPH01271965A (ja) 記録ディスク用支持及び駆動装置
JP2882080B2 (ja) テープガイドドラム装置
JPH0677281B2 (ja) 回転ヘッド装置
JP2684700B2 (ja) 回転磁気ヘッド装置
JP3027868B2 (ja) 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置
JP4143914B2 (ja) 回転式ヘッド装置及び記録再生装置
JP2641658B2 (ja) 回転ヘッドアセンブリ
JPH0495206A (ja) 回転ヘッド装置
JP2566616Y2 (ja) 回転シリンダ装置
JPH05168208A (ja) 周波数発振器のステータ
JPS59169346A (ja) モ−タ
JP2915054B2 (ja) 回転ヘッドシリンダ装置
JPH04364341A (ja) キャプスタンモータ
JPH04353612A (ja) 回転ヘッド装置
JPH0526246B2 (ja)
US20020105762A1 (en) Rotary head drum apparatus and magnetic recording and playback apparatus