JP3027868B2 - 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置 - Google Patents

磁気記録再生装置の回転ヘッド装置

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JP3027868B2
JP3027868B2 JP3100722A JP10072291A JP3027868B2 JP 3027868 B2 JP3027868 B2 JP 3027868B2 JP 3100722 A JP3100722 A JP 3100722A JP 10072291 A JP10072291 A JP 10072291A JP 3027868 B2 JP3027868 B2 JP 3027868B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に映像信号を磁気テ
ープに記録(または再生)する磁気記録再生装置(以下
VTRと称する。)の回転ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年VTRは高画質化が進行し、例えば
NTSC映像信号の記録やNTSCの2倍の水平走査線
を有する高品位信号及びNTSC映像信号をA/D変換
して磁気テープにデジタル信号を記録、再生する提案が
なされている。
【0003】これらの高品位信号やデジタル信号の記
録、再生では従来の信号に比較して高周波を記録、再生
する必要があり、内蔵される回転ヘッド装置は従来のV
TRに対して高速安定回転することや回転ヘッド装置の
小型化が要求される。
【0004】以下、従来例の回転ヘッド装置について図
面を用いて記述する。
【0005】図8は従来例の回転ヘッド装置の断面図を
示し、1は回転ヘッドで、磁気テープ(図示せず)から
記録信号を再生可能である。
【0006】2はヘッドベースで先端に回転ヘッド1を
接着固定し、ビス3で回転ドラム4の下端に固定されて
いる。
【0007】5は固定下ドラムを示し、外周面には巻回
される磁気テープの走行高さ位置をヘリカル状に案内す
るテープリード5a及び磁気テープ接触走行面5bが設
けられている。
【0008】次に、6は回転ディスクで、中心部の回転
軸7に固定され、軸受け8、8’に支持されて回転自在
である。 9は回転軸7の下端部にビス10で締め付け
固定されたスラスト止め具、11はスラスト止め具9に
ビス12で締め付け固定された電動機のロータ、11a
はロータ11の外周に接着固定された環状マグネット、
11bは環状マグネット11aの外側に隙間(h)を保
持して対向配置された回転検出ヘッドを示し、環状マグ
ネット11bの回転による磁束変化を電気信号に変換す
る。
【0009】次に、13は電動機のロータ11に接着固
定されたメインマグネット、13aはメインマグネット
13の回転による磁束変化を電気信号に変換して、メイ
ンマグネット13の回転位相を検出するメインマグネッ
ト回転位相検出器で、メインマグネット13の回転位相
に対応して電動機のステータコイル14の通電を順次切
り替えて、ロータ11に回転力を発生させる。
【0010】メインマグネット回転位相検出器13aは
メインマグネット13の内周に対向して分割配置されて
いる。13bはメインマグネット回転位相検出器の固定
部材を示す。
【0011】15は回転ディスク6と軸受け8との間の
スペーサ、16は回転ドラム4を回転ディスク6に締め
付け固定するビス、17は回転ディスク6の下方部に接
着固定された回転トランスの一次側コアーで、回転ヘッ
ド1及び回転ヘッド1に対して180゜離間して設けら
れた回転ヘッド1’(図示せず)のそれぞれに記録(又
は再生)信号の伝達を行う一次巻線が溝部に設けられて
いる。
【0012】18は回転トランスの一次側コアー17に
対向して固定下ドラム5の内部に接着固定された回転ト
ランスの二次側コアーで、溝部には二次巻線が設けられ
ている。
【0013】19はスペーサ20を介してビス21で回
転ディスク6の上端部に締め付け固定されたスリップリ
ング取り付け具、22はスリップリングの電極23、2
4、23e、24eを絶縁保持するスリップリング保持
具で、スリップリング取り付け具19に接着固定されて
いる。
【0014】25、26、25e、26eはスリップリ
ングの電極23、24、23e、24eに対応して接触
しているブラシ、27はブラシ25、26、25e、2
6eを絶縁保持するブラシ保持具で、VTR本体のブラ
シ取り付け板28に接着固定されている。
【0015】29はビス30で回転ドラム4の上方部に
固定された回路基板、31は回路基板29に構成された
前置増幅手段で、回転ヘッド1、1’からの再生信号を
個々に増幅して、回転トランスの一次側コアー17の一
次巻線に加わる。
【0016】次に、図9は従来例の回転ヘッド装置が内
臓されたVTRの要部平面図を示す。
【0017】32は磁気テープで、テープガイド33、
消去ヘッド34、テープガイド35、回転ヘッド1、
1’が内臓された回転ドラム4と固定下ドラム5とで構
成された回転ヘッド装置、テープガイド36、オーディ
オ・コントロールヘッド37、キャプスタン38、のそ
れぞれに案内され、テープ走行パスを形成する。
【0018】39はピンチローラを示す。
【0019】次に、図8、図9の従来例の動作は、VT
Rを記録状態にすれば、メインマグネット回転位相検出
器13aで、メインマグネット13の回転位相を検出し
て電動機のステータコイル14の通電を順次切り替え
て、ロータ11に回転力を発生させる。
【0020】これに伴って回転検出ヘッド11bからは
環状マグネット11aの回転に同期して電気信号が発生
する。
【0021】これを電動機駆動回路(図示せず)に加え
電動機ステータコイル14の通電電流を規制し、ロータ
13が所定の回転速度を維持するように回転制御し、ロ
ータ11、スラスト止め具9、回転ディスク6、回転ト
ランスの一次側コアー17、回転ドラム4、回転ヘッド
1、1’等の回転軸に固定された部分が矢印40方向に
回転する。
【0022】続いて、キャプスタン38を回転させ、こ
れに磁気テープ32を挟んでピンチローラ39を押圧す
れば、キャプスタン38とピンチローラ39の共働作用
で磁気テープ32が矢印41方向に走行開始する。
【0023】そして、回転トランスを通じて記録信号を
回転ヘッド1、1’に加わえれば、磁気テープに新規な
磁化トラックが形成される。
【0024】また、VTRが再生状態に至れば、スリッ
プリングの電極23、24に対して接触しているブラシ
25、26を通じて前置増幅手段31に+VccとGN
Dの電源が供給され、前置増幅手段31が動作状態に至
り、回転ヘッド1、1’からの再生信号を個々に増幅し
て、回転トランスの一次側コアー17の一次巻線に加わ
り、これに対応した二次側コアー18の二次巻線に出力
し、後続の信号処理回路に加わる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】以上、記述した従来例
の回転ヘッド装置では回転軸7にスラスト止め具9を介
して固定されたロータ11が組立精度のバラツキや部品
加工精度のバラツキによって偏芯回転することになる。
【0026】また、ロータ11に固定されている環状マ
グネット11a、メインマグネット13は治具を利用し
て同心的に接着し、組立てる方法が一般的であり、この
組立精度のバラツキが環状マグネット11a、メインマ
グネット13の偏芯回転をさらに増加させることにな
る。 従って、メインマグネット13と内周に対向して
分割配置されているメインマグネット回転位相検出器1
3aとの間隔が変化し、メインマグネット回転位相検出
器13aに加わる磁束も変化することになる。
【0027】そして、メインマグネット回転位相検出器
13aの出力変化に至り、ステータコイル14の通電を
順次切り替えるタイミングが不規則になり、ロータ11
の回転ムラ増加になっていた。
【0028】同様に回転検出ヘッド11bの出力には環
状マグネット11aが回転偏芯しているから隙間(h)
が変化し、図10に示す如く、回転周期(T)に同期し
て(V0)から(V1)までのレベル変化が増加し、ロ
ータ11の回転ムラ増加になっていた。
【0029】従って、回転ヘッドの1、(1’)の回転
ムラが増加し、回転ヘッド1、(1’)で記録された磁
化トラックは図11の破線1aに示す如く記録位置の変
動が発生し、磁化トラックの長さ変化に至り、回転ヘッ
ドからの再生信号にジッタを増加させる問題点があっ
た。
【0030】この問題点を解決する手段としてはロータ
11の組立精度の向上や環状マグネット11aの外周及
びメインマグネット13の内周をロータ11に接着固定
後に切削加工して回転偏芯を減少させる対策が考えられ
るが、組立工程の増加に至り、生産性が低下する等の新
規な問題点発生に至っていた。
【0031】本発明は、従来の問題点を除去し、組立工
程を増加することなく回転ヘッドの回転ムラを減少さ
せ、信頼性の高い再生信号が得られる小型化された回転
ヘッド装置を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、回転ヘッドを配設した回転ドラムと、前
記回転ドラムに対向した固定ドラムと、この固定ドラム
に設けられ、軸心を共用する如く円周方向に分割された
複数の向軸心パターンを第1の外周パターンと第1の外
周パターンに対して小径に構成された第2の外周パター
ンとで交互に接続し、回転磁束の変化を電気信号に変換
する周波数発生パターンコイルと、前記回転ドラムに設
けられ、外周の回転軌跡が前記周波数発生パターンコイ
ルの第1の外周パターンに対して内側に位置するととも
に、内周の回転軌跡が周波数発生パターンコイルの第2
の外周パターンに対して外側に位置する如く、周波数発
生パターンコイルの向軸心パターンに対向配置された周
波数発生環状マグネットとを具備した。 また本発明で
は、周波数発生パターンコイルの向軸心パターンの断面
積に対して第1の外周パターン及び第2の外周パターン
の断面積を小さくした。
【0033】
【作用】上記の手段により、周波数発生パターンコイル
は、回転ヘッドの回転に伴う回転磁束の変化を電気信号
に変換する。
【0034】そして、周波数発生環状マグネットは外周
の回転軌跡が周波数発生パターンコイルの第1の外周パ
ターンに対して内側に位置するとともに、内周の回転軌
跡が周波数発生パターンコイルの第2の外周パターンに
対して外側に位置する如く、周波数発生パターンコイル
の向軸心パターンに対向配置されているから周波数発生
環状マグネットの回転偏芯に関係なく回転磁束の変化を
電気信号に変換するように作用する。この周波数発生パ
ターンコイルの出力を利用して環状ドラムから突出した
回転ヘッドの回転を制御する。
【0035】また、向軸心パターンの断面積に対して第
1の外周パターン及び第2の外周パターンの断面積を小
さくしたことにより、周波数発生環状マグネットの配置
可能な範囲が広くなる。
【0036】
【実施例】以下、本発明による回転ヘッド装置の一実施
例を図1〜図7を用いて説明する。
【0037】なお、図8〜図11の従来例と同一番号、
同一符号で本発明と直接関係しない部分は、重複説明を
省略する。
【0038】図5は本発明による一実施例の回転ヘッド
装置の断面図を示す。42は記録ヘッド、43は再生ヘ
ッドを示し、それぞれの先端が回転ドラム4の磁気テー
プ巻回外周面4aから突出配置されている。
【0039】44はビス44’で回転ドラム4の上方部
に固定された回路基板を示し、回路基板44に構成され
た前置増幅手段31で再生ヘッド43からの再生信号を
増幅する。
【0040】45は回路基板44の固定部材を示す。4
6は固定下ドラムで外周面に磁気テープの走行高さ位置
をヘリカル状に規制するリードが構成されている。
【0041】47、48は固定下ドラム46の内部に接
着固定された円筒型回転トランスの固定コアー、49、
50は回転ディスク6に接着固定された円筒型回転トラ
ンスの回転コアー、51は円筒型回転トランスの固定コ
アー48の端部に構成された信号伝達端子、52は信号
伝達端子51の補強部材、53は円筒型回転トランスの
回転コアー49の端部に構成された信号伝達端子、54
は信号伝達端子51の補強部材、55は信号伝達端子5
1の接続基板をそれぞれ示す。
【0042】56は回転軸7の下端部にビス10で締め
付け固定されたスラスト止め具、57はスラスト止め具
56にビス12で締め付け固定された電動機のロータ、
58はロータ57の端部外周に接着固定された周波数発
生環状マグネット、59はロータ57の内側に接着固定
されたメインマグネット、60はビス61で固定下ドラ
ム46の端部に固定された電動機のステータコア、62
は電動機のステータコア60に巻回されたステータコイ
ル、63はビス64でスペーサ65に固定された電動機
の配線基板を示し、外周側には周波数発生環状マグネッ
ト58に対向して、周波数発生環状マグネット58の回
転磁束の変化を電気信号に変換する周波数発生パターン
コイルが構成されている。
【0043】66はメインマグネット59の端部に対向
して電動機の配線基板63に固定されたメインマグネッ
ト回転位相検出器を示し、メインマグネット59回転に
よる磁束変化を電気信号に変換して、ステータコイル6
2の通電を順次切り替えて、ロータ57に回転力を発生
させる。
【0044】次に、図1は本発明による一実施例の回転
ヘッド装置に構成された周波数発生パターンコイルに対
する周波数発生環状マグネットの関係を示す平面拡大図
である。図2は本発明による一実施例の回転ヘッド装置
に構成された電動機の配線基板の平面実装図を示し、図
3は本発明による一実施例の回転ヘッド装置に構成され
た周波数発生パターンコイルと周波数発生環状マグネッ
トの断面図を示し、図4は本発明による一実施例の回転
ヘッド装置に構成されたメインマグネット回転位相検出
部材とメインマグネットの断面図を示す。
【0045】以下、図1−図4を用いて説明する。67
は軸心68を共用する如く電動機の配線基板63の円周
方向に等分割された複数の向軸心パターンを示し、第1
の外周パターン69と第1の外周パターン69に対して
小径に構成された第2の外周パターン70とで向軸心パ
ターン67の外周側端部と内周側端部とを交互に接続
し、回転磁束の変化を電気信号に変換する周波数発生パ
ターンコイルを形成している。
【0046】71は第2の外周パターン70の内周側に
形成された周波数発生パターンコイルの配線パターン、
72は周波数発生パターンコイルの信号出力端子を示
す。
【0047】周波数発生パターンコイルや配線パターン
は電動機の配線基板63を一定膜厚の表面銅張りプリン
ト板で構成し、エッチング等の手法によって形成する。
【0048】従って、矢印73で示される向軸心パター
ン67のパターン幅に対して矢印74で示される第1の
外周パターン69のパターン幅、矢印75で示される第
2の外周パターン70のパターン幅及び矢印76で示さ
れる配線パターン71のパターン幅のそれぞれは幅狭に
形成されているから、向軸心パターン67の断面積に対
して第1の外周パターン69、第2の外周パターン70
及び配線パターン71の断面積は小さく構成されてい
る。
【0049】77はメインマグネット回転位相検出部材
66の信号入出力端子を接続する如く電動機の配線基板
63の同一平面に構成されたランドの一部を示し、周波
数発生パターンコイルの第1の外周パターン69と第2
の外周パターン70との間に位置する如く、軸芯68を
中心に3分割配置されている。
【0050】78はランド77を結線するスルーホール
を示す。図1の破線79は周波数発生環状マグネット5
8の回転最外周、破線80は周波数発生環状マグネット
58の回転最内周を示す。
【0051】破線81は図3、図4に示す周波数発生環
状マグネット58の回転最外周に形成された面取り58
aの端部、図1の破線82は図2、図4に示す周波数発
生環状マグネット58の回転最内周に形成された面取り
58bの端部を示し、外周の面取り端部81の回転軌跡
が周波数発生パターンコイルの第1の外周パターン69
に対して内側に位置するとともに、内周の面取り端部8
2の回転軌跡が周波数発生パターンコイルの第2の外周
パターン70に対して外側に位置する如く構成されてい
る。
【0052】83はステータコイル62を接続するラン
ド、84はステータコア60の内側取り付け面60aに
設けられたビスの案内穴を示す。
【0053】図3の85はロータ57のと周波数発生環
状マグネット58との接着固定部を示し、ロータ57の
端部外周の凸部に周波数発生環状マグネット58の凹部
が案内されている。
【0054】次に、本発明一実施例における回転ヘッド
装置の動作を図1−図8を用いて説明する。
【0055】VTR動作状態においてステータコア60
に巻回されたステータコイル62を通電すれば、周波数
発生パターンコイルと同一平面に構成されたメインマグ
ネット回転位相検出部材66でメインマグネット59の
回転磁束の変化を検出して、ステータコイル62の通電
を順次切り替えて、メインマグネット59が端部外周に
固定されている周波数発生環状マグネット58とともに
回転する。
【0056】周波数発生環状マグネット58は外周の面
取り端部81の回転軌跡が周波数発生パターンコイルの
第1の外周パターン69に対して内側に位置するととも
に、内周の面取り端部82の回転軌跡が周波数発生パタ
ーンコイルの第2の外周パターン70に対して外側に位
置する如く周波数発生パターンコイルの向軸心パターン
67に対向配置されているから周波数発生パターンコイ
ルでは周波数発生環状マグネット58の回転偏芯に関係
なく回転磁束の変化を電気信号に変換される。
【0057】そして、周波数発生パターンコイルの出力
は第6図の(V2)に示す如く、レベル変化のない安定
状態に至り、この周波数発生パターンコイルの出力を電
動機駆動回路(図示せず)に加え電動機ステータコイル
62の通電電流を規制し、ロータ57が所定の回転速度
を維持するように回転制御されて環状ドラム4に配設さ
れた回転ヘッド42、43の回転を制御する。
【0058】従って、回転ヘッドの42、43の回転ム
ラが減少し、回転ヘッド42で記録された磁化トラック
は第7図に示す如く記録位置の変動無い安定状態に至
り、回転ヘッドからの再生信号ジッタを減少させること
が可能である。
【0059】また、向軸心パターン67の断面積に対し
て第1の外周パターン69及び第2の外周パターン70
の断面積を小さくしたことにより、周波数発生環状マグ
ネットの配置可能な範囲が広くなり、それだけ組み立て
が容易になる。また同じ組み立て精度であれば、それだ
け回転ヘッド42、43の回転ムラが減少する。
【0060】以上、記述した本発明一実施例の回転ヘッ
ド装置では、回転ドラムに回転ヘッドが固定され、一体
回転する構成であるが、本発明は固定ドラムの中間部に
回転ヘッドを突出配置する構成の回転ヘッド装置にも同
様に適用可能である。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によると、周波数発
生環状マグネットの回転偏芯に関係なく回転磁束の変化
を周波数発生パターンコイルで電気信号に変換されるか
ら、周波数発生パターンコイルの出力がレベル変化の無
い安定状態に至り、回転ヘッドの回転ムラが減少し、記
録位置の変動無い安定な記録磁化トラックの形成や回転
ヘッドからの再生信号ジッタを減少させることが可能で
あるとともに従来例で記述したロータの組立精度の向上
や接着固定後に環状マグネットの外周を切削加工する工
程が除去されるから生産性が向上する。
【0062】また、向軸心パターンの断面積に対して第
1の外周パターン及び第2の外周パターンの断面積を小
さくしたことにより、周波数発生環状マグネットの配置
可能な範囲が広くなり、それだけ組み立てが容易にな
る。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の回転ヘッド装置に構成
された周波数発生パターンコイルに対する周波数発生環
状マグネットの関係を示す平面拡大図
【図2】同回転ヘッド装置に構成された電動機の配線基
板の平面実装図
【図3】同回転ヘッド装置に構成された周波数発生パタ
ーンコイルと周波数発生環状マグネットの断面図
【図4】同回転ヘッド装置に構成されたメインマグネッ
ト回転位相検出部材とメインマグネットの断面図
【図5】同回転ヘッド装置の断面図
【図6】同周波数発生パターンコイルの出力波形図
【図7】同記録磁化トラックパターン図
【図8】従来例の回転ヘッド装置の断面図
【図9】同回転ヘッド装置が内臓されたVTRの要部平
面図
【図10】同回転検出ヘッドの出力波形図
【図11】同記録磁化トラックパターン図
【符号の説明】
4 回転ドラム 42 記録ヘッド 43 再生ヘッド 58 周波数発生環状マグネット 59 メインマグネット 60 ステータコア 62 ステータコイル 63 電動機の配線基板 66 メインマグネット回転位相検出部材 67 向軸心パターン 69 第1の外周パターン 70 第2の外周パターン 77 メインマグネット回転位相検出部材の信号入出力
端子接続ランドの一部 81 周波数発生環状マグネット外周の面取り端部 82 周波数発生環状マグネット内周の面取り端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/52 - 5/53 G11B 15/467 G11B 15/54 H02P 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ヘッドを配設した回転ドラムと、前記
    回転ドラムに対向した固定ドラムと、この固定ドラムに
    設けられ、軸心を共用する如く円周方向に分割された複
    数の向軸心パターンを第1の外周パターンと第1の外周
    パターンに対して小径に構成された第2の外周パターン
    とで交互に接続し、回転磁束の変化を電気信号に変換す
    る周波数発生パターンコイルと、前記回転ドラムに設け
    られ、外周の回転軌跡が前記周波数発生パターンコイル
    の第1の外周パターンに対して内側に位置するととも
    に、内周の回転軌跡が前記周波数発生パターンコイルの
    第2の外周パターンに対して外側に位置する如く、前記
    周波数発生パターンコイルの向軸心パターンに対向配置
    された周波数発生環状マグネットとを具備した磁気記録
    再生装置の回転ヘッド装置。
  2. 【請求項2】周波数発生パターンコイルの向軸心パター
    ンの断面積に対して第1の外周パターン及び第2の外周
    パターンの断面積を小さくしたことを特徴とする請求項
    1記載の磁気記録再生装置の回転ヘッド装置。
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