JPH05197901A - 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置 - Google Patents

磁気記録再生装置の回転ヘッド装置

Info

Publication number
JPH05197901A
JPH05197901A JP4006248A JP624892A JPH05197901A JP H05197901 A JPH05197901 A JP H05197901A JP 4006248 A JP4006248 A JP 4006248A JP 624892 A JP624892 A JP 624892A JP H05197901 A JPH05197901 A JP H05197901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
rotary
core
rotary head
drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4006248A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimimasa Shibata
公正 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4006248A priority Critical patent/JPH05197901A/ja
Publication of JPH05197901A publication Critical patent/JPH05197901A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転トランスのクロストークを低下させると
ともに固定下ドラムの外周面の中心と回転軸との機械的
位置精度の維持が可能な回転ヘッド装置を提供する。 【構成】 複数の環状溝が形成された回転コアと、回転
コア50の環状溝底面に固定され、回転ヘッドとの信号
伝達をする回転コイルと、回転コアに対向配置され、複
数の環状溝が形成された固定コア49と、固定コアの環
状溝底面に固定された固定コイルと、回転コアと固定コ
アとが対向する表面に導電性薄膜パターンを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主に映像信号を磁気テー
プに記録再生する磁気記録再生装置の回転ヘッド装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録再生装置(VTR)は小
型化、高密度記録化が進行し、固定ドラムに磁気テープ
を巻回して回転ヘッドを高速回転させ、高周波信号を記
録する構成の回転ヘッド装置が提供されている。以下従
来例について図面を用いて記述する。
【0003】図5は従来例の回転ヘッド装置の断面図、
図6は従来例の回転ヘッド装置に内臓された回転トラン
スの拡大断面図、図7は従来例の回転ヘッド装置の側面
図、図8は従来例の回転ヘッド装置を内臓したVTRの
要部平面図をそれぞれ示す。1は回転ヘッドで、磁気テ
ープ32上の記録信号を再生できる。2はヘッドベース
で先端に回転ヘッド1を接着固定し、ねじ3で環状の回
転ドラム15の下端に固定されている。4は環状の固定
上ドラムで外周面4aに磁気テープ32が巻回される。
5は固定下ドラムで環状の外周面5bの下側に巻回され
た磁気テープの走行高さ位置をヘリカル状に規制するリ
ード5aが設けられている。6は回転ディスクで、回転
軸7に固定され、固定下ドラム5の中心部に構成された
軸受8、8’に支持されて回転自在である。9は回転軸
7の下端部にねじ10で締め付け固定されたスラスト止
め具、11はスラスト止め具9にねじ12で締め付け固
定された電動機のロータ、13は電動機のロータ11に
接着固定されたマグネット、14は電動機のステータコ
イルで、通電すればロータ11に回転力が発生する。1
6は回転ドラム15を回転ディスク6に締め付け固定す
るねじ、17は回転ディスク6の下方部に接着固定され
た平板型回転トランスの回転側コアで、回転ヘッド1お
よび回転ヘッド1に対して180゜離間して設けられた
回転ヘッド1’のそれぞれに記録(または再生)信号の
伝達を行なう回転側コイル17a’、17c’が溝部1
7a、17cに接着固定されている。17bは溝部17
a、17cの中間部に設けられた溝部で、回転側コイル
17a’、17c’相互に混入する漏洩磁束を吸収する
導電体のショートリング17b’が接着固定されてい
る。18は回転トランスの回転側コア17に対向して固
定下ドラム5の内部に接着固定された平板型回転トラン
スの固定側コアで、溝部18a、18cには固定側コイ
ル18a’、18c’が接着固定されている。18bは
溝部18a、18cの中間部に設けられた溝部で、導電
体のショートリング18b’が接着固定されている。1
9はスペーサ20を介してねじ21で回転ディスク6の
上端部に締め付け固定されたスリップリング取り付け
具、22はスリップリングの電極23、24、23e、
24eを絶縁保持するスリップリング保持具で、スリッ
プリング取り付け具19に接着固定されている。25、
26、25e、26eはスリップリングの電極23、2
4、23e、24eに対応して接触しているブラシ、2
7はブラシ25、26、25e、26eを絶縁保持する
ブラシ保持具で、VTR本体のブラシ取り付け板28に
接着固定されている。29は回転ドラム15の上方部に
固定された回路基板、31は回路基板29に構成された
前置増幅手段で、回転ヘッド1、1’からの再生信号を
個々に増幅して、回転トランスの回転側コア17の回転
側コイル17a’、17c’に伝える。42は固定ドラ
ム連結部材を示し、固定上ドラム4の外周面と固定下ド
ラム5の外周面とをねじ43、43’で締め付け固定さ
れている。
【0004】32は磁気テープで、テープガイド33、
消去ヘッド34、テープガイド35、回転ヘッド1、
1’が内臓され、固定上ドラム4の外周面と固定下ドラ
ム5の外周面とを固定ドラム連結部材42で固定された
回転ヘッド装置、テープガイド36、オーディオ・コン
トロールヘッド37、キャプスタン38のそれぞれに案
内され、テープ走行パスを形成する。39はピンチロー
ラを示す。
【0005】次に図5〜図8の従来例の動作は、VTR
を記録モードにすれば、14の電動機ステータコイルが
通電されて、ロータ13に回転力が発生し、ロータ13
に固定されたスラスト止め具9、回転軸7、回転ディス
ク6、回転トランスの回転側コア17、回転ドラム1
5、回転ヘッド1、1’等の回転軸に固定された部分が
矢印40方向に回転する。続いて、キャプスタン38を
回転させ、これに磁気テープ32を挟んでピンチローラ
39を押圧すれば、キャプスタン38とピンチローラ3
9の共働作用で磁気テープ32が矢印41方向に走行開
始する。
【0006】そして、回転トランスを通じて記録信号が
回転ヘッド1、1’に加われば、磁気テープに新規な磁
化トラックが形成される。また、VTRが再生モードに
なれば、スリップリングの電極23、24に対して接触
しているブラシ25、26を通じて前置増幅手段31に
電源が供給され、前置増幅手段31が動作状態になり、
回転ヘッド1、1’からの再生信号を個々に増幅して、
回転トランスの回転側コア17の回転側コイル17
a’、17c’に加え、これに対応した固定側コア18
の固定側コイル18a’、18c’に出力し、後続の信
号処理回路に伝える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上、記述した従来例
の回転ヘッド装置では、回転トランスの回転側コア17
および固定側コア18のそれぞれに設けられた導電体の
ショートリング17b’および18b’を溝部17bお
よび18bにそれぞれ接着固定する構成が一般的であ
る。近年のVTRは例えば、記録信号をA/D変換して
ディジタル信号を記録するディジタルVTRや高品位V
TRでは高周波信号を回転トランスで伝達する必要があ
り、これらのディジタルVTRや高品位VTRに従来の
回転トランスを適用した場合には、回転側コイル17
a’、17c’および固定側コイル18a’、18c’
相互に混入する漏洩磁束をショートリング17b’、1
8b’で吸収する作用が低下することになり、回転ヘッ
ドに供給される記録信号および回転トランスからの再生
信号のクロストーク増加をもたらしていた。この課題を
解決する手段として従来は回転側コイル17a’、17
c’および固定側コイル18a’、18c’それぞれの
ピッチ間隔を増加させる対策やショートリング17
b’、18b’の断面積を増加させる対策が一般的であ
る。しかし、これらの対策は回転トランスの大型化とな
り、回転ヘッド装置の小型化をさまたげる等の新たな課
題が発生していた。
【0008】また、従来例の回転ヘッド装置では、固定
下ドラム5に磁気テープ32を巻回する環状の外周面5
bと中心部の軸受8、8’とを一体配置する構成である
から、軸受8、8’に支持された回転軸7の回転中心と
環状の外周面5bの中心とが一致せず、回転ヘッド1、
1’で記録される磁気テープ32の磁化トラックの直線
性を低下させるに至り、VTRの互換性を劣化させる課
題があった。
【0009】この課題を解決する手段として従来は固定
下ドラム5の外周面5bと軸受け8、8’の挿入部とを
同一工程で切削加工し、機械的位置精度を維持する対策
が一般的である。しかし、近年のVTRは小型化、高記
録密度化の傾向にあり、従来の回転ヘッド装置を適用し
た場合には固定下ドラム5の外周面5bと軸受8、8’
の挿入部との機械的位置精度の維持がさらに困難にな
り、回転ヘッド装置の生産性が低下する課題が発生して
いた。
【0010】本発明は、従来の課題を解決し回転トラン
スを大型化することなく、回転ヘッドに供給される記録
信号および回転トランスからの再生信号のクロストーク
を低下させるとともに固定下ドラムの外周面の中心と回
転軸との機械的位置精度の維持が可能な回転ヘッド装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、磁気テープに接触する回転ヘッドと、複数
の環状溝が形成された回転コアと、回転コアの複数の環
状溝底面にそれぞれ固定され、回転ヘッドに信号を授受
する回転コイルと、回転コアに対向配置され、複数の環
状溝が形成された固定コアと、固定コアの複数の環状溝
底面にそれぞれ固定された固定コイルと、回転コアと固
定コアとが対向する表面に導電体で構成された薄膜パタ
ーンとを備え、また、磁気テープに接触する回転ヘッド
と、環状の外周面に巻回案内される磁気テープの走行高
さ位置をヘリカル状に規制するリードを有する固定下ド
ラムと、回転ヘッドを回転自在に支持する軸受と、回転
ヘッドとともに回転する回転コイルと回転コイルに対向
配置された固定コイルとで回転ヘッドに交流信号を授受
する回転トランスと、軸受と回転トランスとを配設し、
固定下ドラムに固定する環状体を備えた構成を有する。
【0012】
【作用】本発明は、上記の構成とすることによって、固
定コアの複数の環状溝底面にそれぞれ固定された固定コ
イルと回転コアの複数の環状溝底面にそれぞれ固定され
回転コイルとで信号伝達を行なう場合に、回転コアと固
定コアとが対向する表面に導電体で構成された薄膜パタ
ーンで固定コイルおよび回転コイルの相互に混入する漏
洩磁束を吸収するように作用するとともに固定下ドラム
と環状体との組立工程において、環状体に配設された軸
受の回転中心と固定下ドラムの外周面の中心とを一致さ
せるように作用させる。
【0013】
【実施例】以下、本発明による回転ヘッド装置の一実施
例を図1〜図4に従い述べる。なお、本発明と関係無い
部分は図5〜図8の従来例と同一符号とし、重複説明を
省略する。
【0014】図1は本発明による一実施例の回転ヘッド
装置の断面図、図2は本発明による一実施例の回転ヘッ
ド装置に内臓された回転トランスの詳細断面図、図3は
本発明による一実施例の回転ヘッド装置に構成されたド
ラム連結部材の側面展開図、図4は本発明による一実施
例の回転ヘッド装置が内臓されたVTRの要部平面図を
それぞれ示す。
【0015】43、43’は記録ヘッド、44、44’
は再生ヘッドを示し、ねじ3で環状の回転ドラム45の
下端に固定されている。46は環状の固定上ドラムで外
周面46aに磁気テープが巻回される。47は固定下ド
ラムで環状の外周面47bに巻回された磁気テープの走
行高さ位置をヘリカル状に規制するリード47aが設け
られている。47cは固定下ドラム47の底面にねじ4
7dで締め付け固定された環状体を示す。48はねじ4
8’で回転ドラム45の上方部に固定された回路基板を
示し、回路基板48に構成された前置増幅手段31で再
生ヘッド44からの再生信号を増幅する。
【0016】49は環状体47cの内部に接着固定され
た円筒型回転トランスの固定コア、50は回転ディスク
6に接着固定された円筒型回転トランスの回転コアを示
す。51、52は円筒型回転トランスの固定コア49に
構成された複数の環状溝で、環状溝底面にそれぞれ再生
信号伝達固定コイル51aおよび、記録信号伝達固定コ
イル52aが接着固定されている。53、54は円筒型
回転トランスの回転コア50に構成された複数の環状溝
で、環状溝底面にそれぞれ再生信号伝達回転コイル53
aおよび記録信号伝達回転コイル54aが接着固定され
ている。51b、52bは円筒型回転トランスの固定コ
ア49の対向面を示し、隙間(
【0017】
【数1】
【0018】)を介在して円筒型回転トランスの回転コ
ア50の対向面53b、54bが構成されている。4
9’、51’、52’は固定コア49の対向面51b、
52bそれぞれの中間部に形成された導電体の薄膜パタ
ーンで、真空蒸着等の手法によって固定され、対向面5
1bおよび52bのそれぞれを通過する磁束の漏洩を吸
収する。50’、53’、54’は同様に回転コア50
の対向面53b、54bそれぞれの中間部に形成された
導電体の薄膜パターンを示し、対向面53bおよび54
bのそれぞれを通過する磁束の漏洩を吸収する。
【0019】55は回転軸7の下端部にねじ10で締め
付け固定されたスラスト止め具、56はスラスト止め具
55にねじ12で締め付け固定された電動機のロータ、
57はロータ56の端部外周に接着固定された周波数発
生環状マグネット、58はロータ56の内側に接着固定
されたメインマグネット、59はねじ60で環状体47
cの端部に固定された電動機のステータコアで、ステー
タコイルが巻回されている。61はスペーサ62に固定
された電動機の配線基板を示し、外周側には周波数発生
環状マグネット57に対向して、周波数発生環状マグネ
ット57の回転磁束の変化を電気信号に変換する周波数
発生パターンコイルが構成されている。63はメインマ
グネット58の端部に対向して電動機の配線基板61に
固定されたメインマグネット回転位相検出器を示し、メ
インマグネット58回転による磁束変化を電気信号に変
換して、電動機のステータコア59に巻回されたステー
タコイルの通電を順次切り替えて、ロータ56に回転力
を発生させる。
【0020】固定下ドラム47と環状体47cとの組立
は環状体47cに配設された軸受8、8’に支持された
回転軸7の回転中心と固定下ドラム47の外周面47b
の中心とを一致させるようにねじ47dで締め付け固定
されている。
【0021】64は固定ドラム連結部材を示し、固定下
ドラム47の外周面47bを固定する第1のドラム固定
面64aが形成された第1のドラム固定部64a’と第
1のドラム固定面64aに対して図4に示す如く、固定
上ドラム46の外周面46aに巻回される磁気テープ3
2の割合が減少する方向に偏奇した位置で固定上ドラム
46の外周面46aを固定する第2のドラム固定面64
bが形成された第2のドラム固定部64b’とを有し、
ねじ65で固定下ドラム47の外周面47bに固定さ
れ、ねじ65’で固定上ドラム46の外周面46aを締
め付け固定している。66はねじ67、68で固定ドラ
ム連結部材64と固定上ドラム46とに締め付け固定さ
れた固定上ドラムの補強部材を示し、記録ヘッド43、
43’および再生ヘッド44、44’の摩耗による回転
ドラム45の交換や前置増幅手段31の動作確認時にお
いて、ねじ65’、67を外し、固定上ドラム46と補
強部材66とをユニット化して作業を行なう構成であ
る。ドラム連結部材64の第1のドラム固定面64aに
対する固定下ドラム47の外周面47bの固定部接触面
積と第2のドラム固定面64bに対する固定上ドラム4
6の外周面46aの固定部接触面積とはほぼ同一になさ
れ、固定下ドラム47の外周面47bに対する固定上ド
ラム46の外周面46aの機械的位置精度を維持する如
く構成されている。69は記録ヘッド43、43’およ
び再生ヘッド44、44’のそれぞれに接触して付着物
を除去する円筒状の回転ヘッドクリーナを示す。回転ヘ
ッドクリーナ69は記録ヘッド43、43’および再生
ヘッド44、44’のそれぞれが固定ドラム連結部材6
4の第2のドラム固定面64bを通過してから回転ヘッ
ド装置で分割されるテープ走行パスの内、固定上ドラム
46の外周面46aに対する磁気テープ32の巻回が増
加している側からテープガイド35に至るテープ走行パ
スの磁気テープ32に接触開始する区間の回転ヘッド装
置の外周に近接配設され、回転ヘッドクリーナ69の一
部が固定ドラム連結部材64の第1のドラム固定面64
aの上側に位置する固定下ドラム47の外周面47bと
固定上ドラム46の外周面46aとに対向している。そ
して、ソレノイド70の通電による吸引動作で回転ヘッ
ドクリーナ69を回転ヘッド装置の外周面側に吸引し、
通過する記録ヘッド43、43’および再生ヘッド4
4、44’のそれぞれに接触させる。71は回転ヘッド
クリーナ69の回動板を示し、切り欠き部72をソレノ
イド70の吸引部ピンで吸引すれば、回動軸73を中心
に回動して、回転ヘッドクリーナ69が破線69’で示
す位置に移動する。74は回動板71のストッパーピ
ン、75は回動軸73に巻回されたコイルばねで、回動
板71のばね掛け部71’とストッパーピン74とに規
制されている。76は回転ヘッドクリーナ69の周辺に
配設された回転ヘッドクリーナのカバー、77は回転ヘ
ッドクリーナ69を回転自在に支持するクリーナ支持軸
をそれぞれ示す。
【0022】78は図3、図4に示す如く、ドラム連結
部材64の第2のドラム固定部64b’と環状下ドラム
47の外周面47bとで形成される環状下ドラム47の
外周面47bの外側空間領域に一部が配設され、第1の
テープガイド36’から環状上ドラム46に至る磁気テ
ープパスを分割する第2のテープガイド、環状上ドラム
46の外周面46aから離間した磁気テープ32は第2
のテープガイド78に巻回し、第1のテープガイド3
6’で走行高さ位置が規制される。79はキャプスタン
38からのテープ走行パスを形成するテープガイドを示
す。
【0023】次に、本実施例における動作を図1〜図4
を用いて説明する。回転ヘッド装置に磁気テープ32を
巻回する過程で、電動機のステータコア59に巻回され
たステータコイルの通電を順次切り替えて、ロータ56
に回転力を発生させて回転ドラム45を回転させれば記
録ヘッド43、43’および再生ヘッド44、44’が
矢印40方向に回転し、磁気テープ32がテープガイド
33、テープガイド35、回転ヘッド装置、テープガイ
ド78、36’、オーディオ・コントロールヘッド3
7、キャプスタン38のそれぞれに接し、テープ走行パ
スの形成を完了すれば、キャプスタン38を回転させ、
これに磁気テープ32を挟んでピンチローラ39を押圧
し、キャプスタン38とピンチローラ39の共働作用で
磁気テープ32が矢印41方向に走行開始する。
【0024】そして、固定コア49の複数の環状溝51
にそれぞれ固定された記録信号伝達固定コイル54aに
記録信号を供給すれば、回転コア50の複数の環状溝5
3にそれぞれ固定され記録信号伝達回転コイル54aを
通じて記録信号が記録ヘッド43、43’に加わり、磁
気テープ32に新規な磁化トラックが形成され、再生ヘ
ッド44、44’からの再生信号は前置増幅手段31で
増幅され、再生信号伝達回転コイル53aに供給され、
再生信号伝達固定コイル51aに伝達される。この状態
で固定コア49の対向面51b、52bそれぞれの中間
部に形成された導電体の薄膜パターン49’、51’、
52’では、対向面51bおよび52bのそれぞれを通
過する磁束の漏洩を吸収し、同様に回転コア50の対向
面53b、54bそれぞれの中間部に形成された導電体
の薄膜パターン50’、53’、54’では、対向面5
3bおよび54bのそれぞれを通過する磁束の漏洩を吸
収する。
【0025】このように本発明実施例によると、回転ト
ランスの各巻線溝間に薄膜導電体を設けてあるので、巻
線間がシールドされ、巻線間のクロストークが大きく減
少し、回転トランスを小型にすることが可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、固定コアの複数の環状溝底面にそれぞれ固
定された固定コイルと回転コアの複数の環状溝底面にそ
れぞれ固定され回転コイルとで信号伝達を行なう場合
に、回転コアと固定コアとが対向する表面に導電体で構
成された薄膜パターンで固定コイルおよび回転コイルの
相互に混入する漏洩磁束を吸収する構成であるから、回
転トランスを大型化することなく、回転ヘッドに供給さ
れる記録信号および回転トランスからの再生信号のクロ
ストークを低下することが可能になり、また、固定下ド
ラムと環状体との組立工程において、環状体の軸受に支
持された回転軸の回転中心と固定下ドラムの外周面の中
心とを一致させるようにねじで締め付け固定する構成で
あるから、固定下ドラムの外周面の中心と回転軸との機
械的位置精度の維持が可能になり、回転ヘッドで記録さ
れる磁気テープの磁化トラックの直線性を向上させ、V
TRの互換性が向上できる磁気記録再生装置の回転ヘッ
ド装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回転ヘッド装置の断面図
【図2】同回転ヘッド装置に内臓された回転トランスの
詳細断面図
【図3】同回転ヘッド装置に構成されたドラム連結部材
の側面展開図
【図4】同回転ヘッド装置が内臓されたVTRの要部平
面図
【図5】従来例の回転ヘッド装置の断面図
【図6】同回転ヘッド装置に内臓された回転トランスの
拡大断面図
【図7】同回転ヘッド装置の側面図
【図8】同回転ヘッド装置を内臓したVTRの要部平面
【符号の説明】
43 記録ヘッド 44 再生ヘッド 49 固定コア 50 回転コア 51a,52a 固定コイル 53a,54a 回転コイル 49’〜54’ 薄膜パターン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープに接触する回転ヘッドと、複
    数の環状溝が形成された回転コアと、前記回転コアの複
    数の環状溝底面にそれぞれ固定され、前記回転ヘッドに
    信号を授受する回転コイルと、前記回転コアに対向配置
    され、複数の環状溝が形成された固定コアと、前記固定
    コアの複数の環状溝底面にそれぞれ固定された固定コイ
    ルと、前記回転コアと前記固定コアとが対向する表面に
    導電体で構成された薄膜パターンとを備えた磁気記録再
    生装置の回転ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 磁気テープに接触する回転ヘッドと、環
    状の外周面に巻回案内される磁気テープの走行高さ位置
    をヘリカル状に規制するリードを有する固定下ドラム
    と、前記回転ヘッドを回転自在に支持する軸受と、前記
    回転ヘッドとともに回転する回転コイルと該回転コイル
    に対向配置された固定コイルとで前記回転ヘッドに交流
    信号を授受する回転トランスと、前記軸受と前記回転ト
    ランスとを配設し、前記固定下ドラムに固定する環状体
    とを備えた磁気記録再生装置の回転ヘッド装置。
JP4006248A 1992-01-17 1992-01-17 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置 Pending JPH05197901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4006248A JPH05197901A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4006248A JPH05197901A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05197901A true JPH05197901A (ja) 1993-08-06

Family

ID=11633194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4006248A Pending JPH05197901A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05197901A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3565855B2 (ja) 多チャネル回転変成器
JPH05197901A (ja) 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置
JP3108188B2 (ja) 磁気テープ装置用走査装置
JP3033296B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0652502A (ja) 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置
JPH0652501A (ja) 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置
JPS59231703A (ja) 磁気記録・再生装置
JP2953048B2 (ja) 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置
JP3027868B2 (ja) 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置
JP3044821B2 (ja) 回転ヘッド装置
JPS601604A (ja) 回転ヘツド磁気記録装置
JP3310530B2 (ja) 回転ヘッド型磁気記録再生装置
JP3168149B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH01116902A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0445128Y2 (ja)
US5798891A (en) Rotary head drum for a VCR having ring shaped and circular magnets
JPS63160001A (ja) 磁気記録再生装置の回転ヘツド装置
JPH0536150A (ja) 磁気記録再生装置の回転ヘツド装置
JP2506180B2 (ja) 回転磁気ヘッド装置
JP2793022B2 (ja) 回転ヘッドドラムテープ案内装置
JPH0383255A (ja) 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置
JPS63121102A (ja) 磁気記録再生装置の回転ヘツド装置
JPH09115103A (ja) 回転トランスおよびこれを用いた回転ドラム装置ならびにこの回転ドラムを用いた記録再生装置
JPH0438645A (ja) 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置
JPH02278555A (ja) 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置