JPS588438B2 - 褐炭の加熱脱水処理法 - Google Patents
褐炭の加熱脱水処理法Info
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- JPS588438B2 JPS588438B2 JP2721477A JP2721477A JPS588438B2 JP S588438 B2 JPS588438 B2 JP S588438B2 JP 2721477 A JP2721477 A JP 2721477A JP 2721477 A JP2721477 A JP 2721477A JP S588438 B2 JPS588438 B2 JP S588438B2
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- lignite
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- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は褐炭の加熱脱水処理方法、とくに褐炭をスラリ
ー化して加熱し、脱水された褐炭のスラリーを採取する
とともに、該加熱時に生成する蒸気をスラリーの予熱源
として循環使用するようにした熱経済性にすぐれる褐炭
の脱水処理方法に関する。
ー化して加熱し、脱水された褐炭のスラリーを採取する
とともに、該加熱時に生成する蒸気をスラリーの予熱源
として循環使用するようにした熱経済性にすぐれる褐炭
の脱水処理方法に関する。
石炭類は、一般に、燃料としてあるいはこれを液化処理
して各種の留分に分け、種々の用途に供されているが、
ある種の石炭類は含水率が高く、なかんずく、一部の褐
炭は通常約60係にも達する水分を含有するので、これ
をそのまま石炭液化処理に付し、あるいは燃料として用
いるには熱効率が著しく低下するため、これを予め脱水
処理し水分を約10係前後に低減させる必要がある。
して各種の留分に分け、種々の用途に供されているが、
ある種の石炭類は含水率が高く、なかんずく、一部の褐
炭は通常約60係にも達する水分を含有するので、これ
をそのまま石炭液化処理に付し、あるいは燃料として用
いるには熱効率が著しく低下するため、これを予め脱水
処理し水分を約10係前後に低減させる必要がある。
従来、このための乾燥方法としては専ら気流乾燥法が用
いられ、褐炭を微細に粉砕し、熱風等に暴露して、水分
を蒸発させることにより乾燥させている。
いられ、褐炭を微細に粉砕し、熱風等に暴露して、水分
を蒸発させることにより乾燥させている。
しかしながら、そのような従来法では褐炭の脱水処理用
の気流の加熱に要する熱量が、褐炭量に換算して、処理
褐炭量の約25係にも達し、相当量の余分の褐炭を消費
することになり、コスト的に極めて不利であり、しかも
所要の脱水効果を得ることは必ずしも容易でない。
の気流の加熱に要する熱量が、褐炭量に換算して、処理
褐炭量の約25係にも達し、相当量の余分の褐炭を消費
することになり、コスト的に極めて不利であり、しかも
所要の脱水効果を得ることは必ずしも容易でない。
また、空気と燃料との混燃により得られる熱風中には過
剰の酸素が存在するため、褐炭粒の酸化を招き、その表
面に酸化膜が形成される。
剰の酸素が存在するため、褐炭粒の酸化を招き、その表
面に酸化膜が形成される。
スラリーを石炭液化反応に供する場合にはこの酸化膜は
液化反応を著しく阻害する。
液化反応を著しく阻害する。
更に、熱風温度は約900℃前後の高温であるため,褐
炭中の揮発成分の1部が分解し、ガス化して熱風にもさ
らされるため、液化反応における収率の低下を招く等の
欠点がある。
炭中の揮発成分の1部が分解し、ガス化して熱風にもさ
らされるため、液化反応における収率の低下を招く等の
欠点がある。
本発明の目的は、従来法に伴う上記欠点を克服し、熱経
済性・脱水効果にすぐれた加熱脱水方法を開発するにあ
る。
済性・脱水効果にすぐれた加熱脱水方法を開発するにあ
る。
本発明者等は、この目的を達成すべく鋭意研究を重ねた
結果,生褐炭を溶剤と混合し、スラリー状態で加熱脱水
処理に付するとともに、その加熱脱水の際に生成する蒸
気を、スラリーの予熱源として利用し、廃熱回収を図る
ことにより、脱水に要する熱量の大幅な低減と、十分な
脱水効果が得られることを見出し、本発明を完成するに
到った。
結果,生褐炭を溶剤と混合し、スラリー状態で加熱脱水
処理に付するとともに、その加熱脱水の際に生成する蒸
気を、スラリーの予熱源として利用し、廃熱回収を図る
ことにより、脱水に要する熱量の大幅な低減と、十分な
脱水効果が得られることを見出し、本発明を完成するに
到った。
すなわち、本発明は原料生褐炭をスラリー化に適した溶
剤と混合し、スラリー化した後、これを加熱して十分に
水分を蒸発させ、気液分離により脱水スラリーとして乾
燥された褐炭を得、一方、気液分離で回収された蒸気は
後続する加熱前のスラリーと熱交換させるようにしたも
のである。
剤と混合し、スラリー化した後、これを加熱して十分に
水分を蒸発させ、気液分離により脱水スラリーとして乾
燥された褐炭を得、一方、気液分離で回収された蒸気は
後続する加熱前のスラリーと熱交換させるようにしたも
のである。
本発明の方法によれば、生褐炭と溶剤とを混合してスラ
リー化し、これを熱交換器を通して予熱したのち、褐炭
の熱分解を生じない温度域である100〜300℃に加
熱し、その温度にて水分が,十分蒸発気化し得る圧力下
に気液分離器を通して水蒸気含有蒸気分とスラリー分に
分け、脱水されたスラリーを採取するとともに、該蒸気
を熱交換器に循環させてスラリーの予熱源として使用す
ることにより熱効率よく褐炭を加熱脱水することができ
る。
リー化し、これを熱交換器を通して予熱したのち、褐炭
の熱分解を生じない温度域である100〜300℃に加
熱し、その温度にて水分が,十分蒸発気化し得る圧力下
に気液分離器を通して水蒸気含有蒸気分とスラリー分に
分け、脱水されたスラリーを採取するとともに、該蒸気
を熱交換器に循環させてスラリーの予熱源として使用す
ることにより熱効率よく褐炭を加熱脱水することができ
る。
本発明方法を添付の図面に示されるフローシ一トにした
がって説明すれば、生褐炭および適当な溶剤とを、ボー
ルミル等の適当な混練手段1にて十分混練し、これをス
ラリータンク2中で攪拌してスラリー化したのち、低圧
スラリーポンプ3にて熱交換器4に送太し、この熱交換
器4中で、後記気液分離器6から循環される分離蒸気と
の間の熱交換によりスラリーを予熱し、かく予熱された
スラリーを加熱千段5にて約100〜300℃、好まし
くは110〜250℃に加熱し、その温度で水分が十分
蒸発する圧力下に、気液分離器6を通して、水蒸気およ
び低沸点溶剤などを含む蒸気分とスラリー分に分け、該
気液分離器6の下部から脱水したスラリーを採取する。
がって説明すれば、生褐炭および適当な溶剤とを、ボー
ルミル等の適当な混練手段1にて十分混練し、これをス
ラリータンク2中で攪拌してスラリー化したのち、低圧
スラリーポンプ3にて熱交換器4に送太し、この熱交換
器4中で、後記気液分離器6から循環される分離蒸気と
の間の熱交換によりスラリーを予熱し、かく予熱された
スラリーを加熱千段5にて約100〜300℃、好まし
くは110〜250℃に加熱し、その温度で水分が十分
蒸発する圧力下に、気液分離器6を通して、水蒸気およ
び低沸点溶剤などを含む蒸気分とスラリー分に分け、該
気液分離器6の下部から脱水したスラリーを採取する。
えられたスラリーは石炭液化処理用スラリーとして用い
てもよく、あるいはこれをそのまま燃料用に適用しても
よい。
てもよく、あるいはこれをそのまま燃料用に適用しても
よい。
一方、気液分離器6の上部から導出された水蒸気含有蒸
気は、ブースターなどの加圧手段7にて、熱交換器4に
て加熱されるスラリーと熱交換しつる凝縮温度の圧力ま
で昇圧したのち、熱交換器4に循環させてスラリーと熱
交換させてスラリーを予熱する。
気は、ブースターなどの加圧手段7にて、熱交換器4に
て加熱されるスラリーと熱交換しつる凝縮温度の圧力ま
で昇圧したのち、熱交換器4に循環させてスラリーと熱
交換させてスラリーを予熱する。
該熱交換器4にて熱交換により冷却された蒸気は凝縮液
化し、油水分離器8に送られ、ここで減圧して廃ガスと
廃水ならびに低沸点溶剤などに分離され、該低沸点溶剤
はスラリー調製用の溶剤として再使用される。
化し、油水分離器8に送られ、ここで減圧して廃ガスと
廃水ならびに低沸点溶剤などに分離され、該低沸点溶剤
はスラリー調製用の溶剤として再使用される。
生褐炭と混合される溶剤としては、加熱脱水工程全体を
通じて好適な粘性のスラリーを形成しうるものであれば
よく、たとえば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素類、バラフィン系炭化水素類、ナフテン
系炭化水素、もしくはアントラセン油、クレオソート油
、軽油などがあげられる。
通じて好適な粘性のスラリーを形成しうるものであれば
よく、たとえば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素類、バラフィン系炭化水素類、ナフテン
系炭化水素、もしくはアントラセン油、クレオソート油
、軽油などがあげられる。
石炭液化用スラリーの調製を目的とする場合には液化反
応に適した高沸点溶剤(たとえば,沸点250〜420
℃)が好適に用いられるが、かかる高沸点溶剤のみの場
合、スラリーの粘度が高くなりすぎる傾向にあるときは
、これに低沸点溶剤(たとえば、沸点110〜220℃
)を適当量配合することができる。
応に適した高沸点溶剤(たとえば,沸点250〜420
℃)が好適に用いられるが、かかる高沸点溶剤のみの場
合、スラリーの粘度が高くなりすぎる傾向にあるときは
、これに低沸点溶剤(たとえば、沸点110〜220℃
)を適当量配合することができる。
生褐炭と溶剤との混合割合はとくに制約はないが、えら
れるスラリーが100℃未満の温度で200cp以下好
ましくは5〜10cp程度の粘度となるように調製する
。
れるスラリーが100℃未満の温度で200cp以下好
ましくは5〜10cp程度の粘度となるように調製する
。
たとえば、生褐炭:高沸点溶剤:低沸点溶剤を10二8
:0〜8(重量比)の割合で配合すると好適なスラリー
が与えられる。
:0〜8(重量比)の割合で配合すると好適なスラリー
が与えられる。
なお、石炭液化用スラリー調製の場合には、このスラリ
ーにあらかじめ必要な触媒を配合しておいてもよい。
ーにあらかじめ必要な触媒を配合しておいてもよい。
生褐炭と溶剤をボールミル等の破砕・混線手段により、
均一に混練し、ついでスラリータンクに送り、スラリー
化する。
均一に混練し、ついでスラリータンクに送り、スラリー
化する。
スラリー化は、安定したスラリーの送給が可能な粘度を
与える温度域で行うことが必要である。
与える温度域で行うことが必要である。
一方その温度が高すぎると溶剤の気化によりスラリー送
給ポンプにキャビテーションを生ずる。
給ポンプにキャビテーションを生ずる。
従ってスラリーの温度は用いる溶剤の種類に応じて定め
られるが、通常100℃未満、好ましくは室温ないし約
60℃前後の温度範囲が採用される。
られるが、通常100℃未満、好ましくは室温ないし約
60℃前後の温度範囲が採用される。
スラリー化した混合物は、前述のごとく、熱交換器を経
て予熱を受け、ついで100℃以上の温度に加熱する。
て予熱を受け、ついで100℃以上の温度に加熱する。
この場合、加熱温度が過度に高いと、褐炭よりC02、
炭化水素が分離、揮発し、後述の気液分離で回収し、熱
交換器に導入して熱交換させる場合の熱交換率を大きく
低下させる。
炭化水素が分離、揮発し、後述の気液分離で回収し、熱
交換器に導入して熱交換させる場合の熱交換率を大きく
低下させる。
すなわち加熱温度が300℃を超えると、褐炭より生成
する上記イナートガスが蒸気中に占める割合は約1.
5 % (溶積率)にも達し、熱交換器における伝熱係
数は約80係にまで低下する。
する上記イナートガスが蒸気中に占める割合は約1.
5 % (溶積率)にも達し、熱交換器における伝熱係
数は約80係にまで低下する。
従ってスラリーの加熱温度の上限は300℃とすべきで
あり、好ましくは110〜250℃である。
あり、好ましくは110〜250℃である。
このように加熱されたスラリーは、その温度域で水分が
十分に蒸発しうる圧力下に気液分離に付し、蒸気(低沸
点溶剤の蒸気を含む水蒸気)と脱水されたスラリーとに
分離する。
十分に蒸発しうる圧力下に気液分離に付し、蒸気(低沸
点溶剤の蒸気を含む水蒸気)と脱水されたスラリーとに
分離する。
分離した蒸気は、これを回収し、加熱処理に付する前の
スラリーの予熱源として前記熱交換器に循環させるが、
このスラリーと蒸気との熱交換を効率よく行うには、蒸
気を十分に熱交換しつる温度まで加圧することにより昇
温し、しかる後、熱交換器に導入することが望ましい。
スラリーの予熱源として前記熱交換器に循環させるが、
このスラリーと蒸気との熱交換を効率よく行うには、蒸
気を十分に熱交換しつる温度まで加圧することにより昇
温し、しかる後、熱交換器に導入することが望ましい。
この熱交換において、蒸気はスラリーとの間の熱交換に
伴ない凝縮し、この凝縮液はさらに下方でより低温のス
ラリーとの間の熱交換を行ない熱交換器下部より流出さ
れる。
伴ない凝縮し、この凝縮液はさらに下方でより低温のス
ラリーとの間の熱交換を行ない熱交換器下部より流出さ
れる。
かかる蒸気廃熱の利用により、スラリ一温度はその操作
条件下でのその含有水の沸点迄昇温し、ほとんどの水分
が蒸発し加熱脱水工程全体の総必要熱量のほとんどが回
収される。
条件下でのその含有水の沸点迄昇温し、ほとんどの水分
が蒸発し加熱脱水工程全体の総必要熱量のほとんどが回
収される。
前記気液分離により得られた脱水スラリー中の褐炭は十
分に乾燥され、水分は約10%前後であり、そのままも
しくは用途上の要求に応じて適当な処理を加えて燃料あ
るいは、石炭液化用スラリー等として好適に使用される
。
分に乾燥され、水分は約10%前後であり、そのままも
しくは用途上の要求に応じて適当な処理を加えて燃料あ
るいは、石炭液化用スラリー等として好適に使用される
。
つぎに実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例
添付図に示す処理工程に従って、以下のごとき条件下に
乾燥された褐炭をスラリーとして得た。
乾燥された褐炭をスラリーとして得た。
生褐炭(水分60%)IOOOkg、沸点250〜42
0℃の高沸点溶剤800kgおよび沸点110〜220
℃の低沸点溶剤150kgを混合し、ボールミル1で十
分に破砕・混練した後、スラリータンク2に送り、40
℃でスラリー化した。
0℃の高沸点溶剤800kgおよび沸点110〜220
℃の低沸点溶剤150kgを混合し、ボールミル1で十
分に破砕・混練した後、スラリータンク2に送り、40
℃でスラリー化した。
このスラリーをスラリーポンプ3により圧力約6.2a
tmで熱交換器4に導入し、後述のように蒸気との熱交
換により予熱し、昇温し水分を蒸発せしめた後、加熱炉
5に送り、一定の線速度で通過させつつ約150℃に加
熱する。
tmで熱交換器4に導入し、後述のように蒸気との熱交
換により予熱し、昇温し水分を蒸発せしめた後、加熱炉
5に送り、一定の線速度で通過させつつ約150℃に加
熱する。
これを気液分離千段6に導入し、蒸気と脱水されたスラ
リーとに分離する。
リーとに分離する。
得られた脱水スラリー中の粒状褐炭の水分含有率は約1
0%前後である。
0%前後である。
一方、分離された蒸気(主として水蒸気からなり、一部
低沸点溶剤を含む)はブースターのごとき加圧手段7で
約7気圧に昇圧し、凝縮させて熱交換器4内に導入し、
スラリーと熱交換する。
低沸点溶剤を含む)はブースターのごとき加圧手段7で
約7気圧に昇圧し、凝縮させて熱交換器4内に導入し、
スラリーと熱交換する。
この熱交換でスラリーは昇温し、蒸気の廃熱が回収され
る。
る。
この回収熱量は脱水工程における所要の総熱量の約80
係にも相当し、その分の熱量が節減されることを意味す
る。
係にも相当し、その分の熱量が節減されることを意味す
る。
熱交換を終えた蒸気(約50℃前後)は油水分離器8に
導入し、水蒸気から低沸点溶剤を回収し、再使用する。
導入し、水蒸気から低沸点溶剤を回収し、再使用する。
以上説明のように、本発明によれば、生褐炭をスラリー
として脱水処理するものであるから、褐炭粒は空気にさ
らされず、従来の気流乾燥法に伴う欠点を排除し、かつ
その脱水工程で生成する蒸気をスラリーの加熱源として
廃熱回収を図ることにより脱水に要する熱量を大幅に節
減し、良好な熱効率のもとに十分に脱水された褐炭をス
ラリーとして得ることができる。
として脱水処理するものであるから、褐炭粒は空気にさ
らされず、従来の気流乾燥法に伴う欠点を排除し、かつ
その脱水工程で生成する蒸気をスラリーの加熱源として
廃熱回収を図ることにより脱水に要する熱量を大幅に節
減し、良好な熱効率のもとに十分に脱水された褐炭をス
ラリーとして得ることができる。
図面は本発明方法の1具体例を示すフローシートである
。 1:ボールミ、ル2:スラリータンク、4:熱交換器、
5二加熱手段、6二気液分離器、7二加圧手段、8:油
水分離器。
。 1:ボールミ、ル2:スラリータンク、4:熱交換器、
5二加熱手段、6二気液分離器、7二加圧手段、8:油
水分離器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 生褐炭と溶剤を混合してスラリー化し、これを熱交
換器を通して予熱したのち、100〜300℃に加熱し
、気液分離に付して水蒸気含有蒸気分とスラリー分とに
分け、脱水されたスラリーを採取する一方、該蒸気を熱
交換器に循環させてスラリーの予熱源として使用するこ
とを特徴とする褐炭の加熱脱水処理方法。 2 当初のスラリー化を80℃以下の温度で粘度200
cp以下となるごとく調節する上記第1項の方法。 3 該予熱後の加熱を110℃〜250℃で行なう上記
第1項または第2項の方法。 4 分離した蒸気を昇圧することにより昇温させてスラ
リーの予熱に供する上記第1〜3項いずれかの方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2721477A JPS588438B2 (ja) | 1977-03-12 | 1977-03-12 | 褐炭の加熱脱水処理法 |
DE2810479A DE2810479C2 (de) | 1977-03-12 | 1978-03-10 | Verfahren zum Trocknen von Roh-Braunkohle in einer mit flüssigen Kohlenwasserstoffen hergestellten Einsatz-Suspension |
US05/885,125 US4185395A (en) | 1977-03-12 | 1978-03-10 | Method for thermal dehydration of brown coal |
CA298,653A CA1101349A (en) | 1977-03-12 | 1978-03-10 | Method for thermal dehydration of brown coal |
AU34049/78A AU514167B2 (en) | 1977-03-12 | 1978-03-10 | Thermal dehydration of brown coal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2721477A JPS588438B2 (ja) | 1977-03-12 | 1977-03-12 | 褐炭の加熱脱水処理法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3121278A Division JPS5466904A (en) | 1978-03-18 | 1978-03-18 | Method of liquefying brown coal |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53112902A JPS53112902A (en) | 1978-10-02 |
JPS588438B2 true JPS588438B2 (ja) | 1983-02-16 |
Family
ID=12214842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2721477A Expired JPS588438B2 (ja) | 1977-03-12 | 1977-03-12 | 褐炭の加熱脱水処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588438B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010053174A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Kobe Steel Ltd | 改質褐炭プロセスにおける蒸気圧縮機の蒸気温度制御方法 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56147888A (en) * | 1980-04-18 | 1981-11-17 | Mitsui Cokes Kogyo Kk | Liquefaction of water-containing coals |
JPS578284A (en) * | 1980-06-18 | 1982-01-16 | Electric Power Dev Co Ltd | Preparation of coal-solvent slurry in coal liquefaction |
JPS5718794A (en) * | 1980-07-10 | 1982-01-30 | Mitsui Cokes Kogyo Kk | Dehydration of water-containing coal |
JPS5761088A (en) * | 1980-09-30 | 1982-04-13 | Kobe Steel Ltd | Dehydration of brown coal |
JPS5893795A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-03 | Mitsui Sekitan Ekika Kk | 褐炭の脱水方法 |
DE3332116C2 (en) * | 1982-02-22 | 1988-12-29 | Kobe Steel Ltd | Process for liquefying lignite |
JP4537080B2 (ja) * | 2004-01-22 | 2010-09-01 | 株式会社神戸製鋼所 | 低品位炭を原料とする固形燃料の製造装置および製造方法 |
JP4231090B1 (ja) * | 2008-01-09 | 2009-02-25 | 株式会社神戸製鋼所 | 固形燃料の製造装置および製造方法 |
JP4365442B1 (ja) * | 2008-05-29 | 2009-11-18 | 株式会社神戸製鋼所 | 石炭の改質方法 |
JP4580011B2 (ja) * | 2008-10-09 | 2010-11-10 | 株式会社神戸製鋼所 | 固形燃料の製造方法及び該製造方法により作製された固形燃料 |
-
1977
- 1977-03-12 JP JP2721477A patent/JPS588438B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010053174A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Kobe Steel Ltd | 改質褐炭プロセスにおける蒸気圧縮機の蒸気温度制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53112902A (en) | 1978-10-02 |
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